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リンカーンの演説(5)

「英語と格闘」さんから、「リンカーンの演説(3)」にコメントをいただきました。

リンカーンの演説の government of the people, by the people についてはいくつかの異なる見解がありますので、まだしばらくは他の方からのコメントも待ち、あとでみなさんと共に検討したいと思っています。

私は自分の主張が正しいと考えています。しかし、もし私の解釈がまちがっていたら、訂正しなければなりません。

どんどんコメントくださいますようお願いします。

さて、リンカーンの演説(4)で、リンカーンの演説を薬袋氏が誤解した理由のひとつとして下記の点を指摘しました。

 「動詞派生名詞 of ~ by ...」というパターンの動詞 ( リンカーンの演説の場合は govern )は「他動詞」ではなく「自動詞」であることに気づいていなかったこと

なぜか?

リンカーンの演説以外でも 動詞派生名詞 of B, by B, ( for B ) のパターンの例文をピックアップして薬袋氏のように解釈すると実に奇妙な意味になるものばかりだったからです

そのいくつかの例はすでに示しておきました。

そして、「動詞派生名詞 of B, by B, ( for B ) のパターン」を持つ名詞構文の意味を ― 文脈の中ですなおにまたは自然に ― 解釈すると、その「動詞派生名詞」は例外なく自動詞であると断定できました。

自動詞であるから「目的語」を持つことは不可能であり、したがって、「動詞派生名詞 of B」のBを目的語として解釈すればとんでもなく奇妙な意味になることは当然なわけです。

「動詞派生名詞 of B, by B, ( for B ) のパターン」の「動詞派生名詞」は例外なく自動詞であるという視点は、たぶん、私独自のものですから、批判があれば大歓迎です。実例をあげて論破してください。

そこで、もうひとつ、名詞構文:

Love of God, by God

これも実際にある表現ですが、どこから見ても、「神の(人に対する)神ながらの愛=神が神ながらに(人を)愛すること」という意味です。

(神ながらに=神のやり方で)

神が神を愛すること」という解釈などナンセンス。関西弁で言えば「そんなあほな!」ということになります。

love は他動詞にも自動詞にもなりますが、これは「動詞派生名詞 of ~ by ...」というパターンですから、自動詞です。

(人に対する)とか(人を)というのは当然のことであえて言う必要もないことですが、便宜上挿入しておきました。

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