« February 2005 | Main | April 2005 »

語彙と文体

5000~1万語の語彙力であっても、各分野の啓蒙書や入門書その他の類似した文献は、ある程度の専門用語さえおさえておけば、かなり読めるという人がいますし実際読めます。

しかし、ほとんど読めないものも少なくありません。

その原因は、ひとつはいつも述べていますように語彙であり、ふたつは文体の違いもあります。

そこで、読みやすいものと読みにくいものの実例をあげてみましょう。ただし、どちらも難なく読める人やどちらも読めない人ももちろんおられます。だから、だれにもあてはまるわけではなく、たぶんそうだろうと私が想像しているだけですから、その旨ご了解願います。

いずれも一般の知的な読者を対象にした書物からの引用です。

まず、読みやすいもの: Fritjof Capra (科学者) 著 『The Turning Point』より。

While the new physics was developing in the twentieth century, the mechanistic Cartesian world view and the principles of Newtonian physics maintained their strong influence on Western scientific thinking, and even today many scientists still hold to the mechanistic paradigm, although physicists themselves have gone beyond it.
However, the new conception of the universe that has emerged from modern physics does not mean that Newtonian physics is wrong, or that quantum theory, or relativity theory, is right. Modern science has come to realize that all scientific theories are approximations to the true nature of reality; and that each theory is valid for a certain range of phenomena.

次に、読みにくいもの: Allan Bloom (文学者) 著 『The Closing of the American Mind』より。

Contrary to the popular prejudice that America is the nation of unintellectual and anti-intellectual people, where ideas are at best means to ends, America is actually nothing but a great stage on which theories have been played as tragedy and comedy. This is a regime founded by philosophers and their students. All the recalcitrant matter of the historical is gave way here before the practical and philosophical ought to be, as the raw natural givens of this wild continent meekly submitted to the yoke of theoretical science. Other peoples were autochthonous, deriving guidance from the gods of their various places. When they too decided to follow the principles we pioneered, they hobbled along awkwardly, unable to extricate themselves gracefully from their past.

構文(受験英語)をマスターしてから、たとえば Allan Bloom の書いたものを1冊読めばAllan Bloom の文体についての問題は解決するはずです。また、他の著者のスタイルについても、Allan Bloom が読めるほどの文体に対する許容度があれば、困ることはほとんどないでしょう。ただし、文体を意識して精読しなければいつまでたっても解決しないです。あやふやなままになります。

語彙の問題はボキャビルが唯一の解決法で、こちらのほうは著書を1冊読んだ程度では解決しません。5~10万の語彙を覚える他に方法はないでしょう。

一般向けの読み物に関する限り、科学系(新聞・雑誌の記事を含む読者の理性に訴える読みもの)は、語彙や文体が共通で読みやすく、文学系(各自ユニークで感性にも訴える読み物)は、語彙や文体に個性があって読みにくい傾向があります。

私は、科学系も文学系も自由に読みたいのです。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(86/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1514 discreet

1515 discriminate

1516 discuss

1517 disdain

1518 disease

1519 disgrace

1520 disguise

1521 disgust

1522 dish

1523 dishwasher

1524 disillusion

1525 disinfect

1526 disk

1527 dismal

1528 dismay

1529 dismiss

1530 disorder

1531 dispatch

1532 dispense

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


暗記をバカにしないこと!

今、軽い会話を英語で上手にこなす特に若い女性がわんさかいます。音声だけ聞いているとネイティヴかなと思える人も少なくありません。ネイティヴに「えっ、アメリカ人じゃなかったの!?」と言われる人もいます。

ところが、複雑な話題になっても会話を続けられる人はほとんどいません。

語彙がどうしようもなく貧しいからです

暗記するしか方法はありませんよ。構文と音声をマスターしたら、できるだけ語彙を覚えてそれを使って物事を考える習慣をつける必要があります。そのために、しっかり本を読むこと

まず、暗記。

Dan Brown 著 『Digital Fortress』に次のような2つの表現が出てきます。

① Born with a eidetic memory and a love of language, he'd mastered six Asian dialects as well as Spanish, French, and Italian. eidetic = 鮮明な

② She knew David could memorize verb conjugations and vocabulary like a Xerox machine, but math?

暗記などしても無意味だというひとは暗記がいやなのか不得意なのかのどちらかですが、どちらにしても、外国語の学習には不向きです。

いやでも、不得意でも、暗記しなければ伸びません。

いやでも、やりだしたらおもしろくなってきますよ。食わず嫌いの人も多いのです。

しかし、「覚えるんだ!」と思ってやらないと「どうせだめだ」と思っていたらそれだけで自分の脳にストップをかけてしまいます。「やる気」は根性論ではなくて「脳に直接影響する強力な武器」です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(14)

白川静先生は95歳で毎日9時間の執筆を続けておられる。

天才は「常軌を逸している」わけです。

とてつもない集中力でとてつもない量をこなしながらとてつもない質の作品を創造する人たちです。

数学者もそうでしょう。傍目(はため)にはボーっとしているようでも常時超次元の思索を続けている。

池谷さんと糸井さんの『海馬』をまだ読んでいます。『千と千尋の神隠し(ベルリン映画祭グランプリ)』などをクリエイトした宮崎駿さんのことを糸井さんが語っていますが、それによると、宮崎駿さんは1日18.5時間仕事をしている朝の9時に仕事場に来て、そのままだまって仕事をして、朝の4時に帰宅する。仕事以外の時間が5時間。2食分の弁当(昼食に半分食べて空腹になったら残りを食べる)を持ってきていて、食事にかける時間は15分。

しかも、仕事をやりはじめてから24年間、風邪はもちろん、どんな病気にもかかったことがない。熱も出したことがない。正月は2日から普通に仕事にくる。

糸井さんいわく「名づけようもないすごさ」。

こうなると、もう、努力なんて感傷的なものではないですね。こんな天才の話に挿入するのは恥ずかしい限りですが、「辞書暗記」なんぞは軽い!という感じですね。軽いというより同じ生物だとは思えないすごさ

その恐ろしいほどのすごさが世界の人たちを圧倒する魅力を生む。「才能」の威力!

『千と千尋の神隠し(ベルリン映画祭グランプリ)』は1日18.5時間で2年間を要した作品。

以上の話は、『海馬』の「天才とは、やりすぎてしまう人」という章にでてきます。

『海馬』はほんとうにおもしろい本です。お薦めです!


| | Comments (0) | TrackBack (0)

要注意!

薬学者池谷裕二さんによると、ひどくやる気を殺(そ)いでしまう薬があるそうです。

そのなかでも一番顕著なのは、風邪薬鼻炎の薬、下痢止めの薬などだそうです。

この時期、花粉症の人は無理やりやる気をなくしている可能性がある!

風邪・花粉症・下痢は「アンチ・バベルの塔」の天敵なのだ。

私は、幸いなことに、ほとんど影響を受けません。よかった!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(85/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1500 dirt

1501 disappear

1502 disappoint

1503 disaster

1504 discard

1505 discern

1506 discharge

1507 discipline

1508 disclose

1509 discord

1510 discount

1511 discourage

1512 discourse

1513 discover

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① They sell televisions and radios and all that jazz.

そこでは、テレビやラジオやそういったものを販売している。

② It's more than my job's worth

そんなことをしたら首になってしまうよ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

記憶(2)

休憩に池谷裕二・糸井重里対談集『海馬 脳は疲れない』を読んでいます。そのなかの、話も交えながら記憶のことを書いていきます。

記憶とは何だといわれると ― 感覚的には ― 記憶してやろうと思う対象が、語彙も含めて、カクッとどこかに収まる実感です。記憶できるのは快適ですね。もちろん、あとでだいぶ忘れるのですがその場はとにかくカクッと入る。書架に本を並べるような感覚。

どんな時にその感じが最も強いかというとやっぱり集中している時ですよね。乗っている時です。たとえば、IPO = initial public offering、ipso facto = by reasoning from previously known facts、the IRA = the Irish Republican Army、 irascible = made angry easy というような語彙がリズミカルにワードで打ち込まれていく。脳に格納しているって実感があります。

ところが、途中で来客があったりするともうだめですね。来客がいやなわけではなくて、暗記はその日はおしまいです。脳の別の部分が活性化してしまってどうにもならない。午前8時から11時までの脳内リズムが撹乱されてしまってその日はもう復活しない。時間の経過とか緩やかに変化する外の景色の陰影とかウグイスの声とかが一体となって暗記モードを形成しているのに異物が入ってくるともうダメだ。

それから手の話。キーボードをたたいているわけですから手が動いてます。これが、大事なんですね。手で書くのも同じですね。さらに口で発音したりするのも脳に刺激を与える。

「ホムンクルス」の3次元モデルを見たのですが、驚きました。大脳皮質の口・舌・あごや手を司っている部分が巨大なこと! 口がインド亜大陸、両手がそれぞれアフリカ大陸とアメリカ大陸、その他の部分は細い支柱という感じです。じっと見ているだけより書いたりしゃべったりして覚えるほうがずっと効果的なんだということがよく納得できます。

また、いろいろなやりかたを ― ただ批評しているだけではだけではなくて、実際にやったほうがずっといい。上記の対談集によれば(太字k.y.)、『実際の体験を通してものごとに上達していくことは、想像以上に簡単に達成できます。なぜなら、実践するたびに脳にできていく回路は「二の何乗」というかたちで増えていくからです。経験をすればするほど飛躍的に脳の回路が緊密になるのです。凡人と天才の差よりも、天才どうしの差のほうがずっとおおきいというのは、そのような理由からです』。これは、「アンチ・バベルの塔」建設にもかなりの程度あてはまると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(84/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1482 differ

1483 difference

1484 different

1485 difficult

1486 dig

1487 digest

1488 dignify

1489 dignity

1490 dim

1491 dime

1492 dimension

1493 diminish

1494 dine

1495 dinner

1496 dip

1497 diploma

1498 diplomatic

1499 direct

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① After three years in the job she began to get itchy feet.

彼女は、3年間その仕事をして、何か違うことをしたくなってきた

② I saw Darren and Emma there. Are they an item?

ダレンとエマは、いっしょのところを見かけたんだけど、できてるの?

be an item → to be having a romantic relationship

| | Comments (0) | TrackBack (0)

記憶(1)

事項の記憶と英単語の記憶

ここに、高島徹治著『社会人の「勉強の技術」』があります。

そのなかに、あなたの「記憶能力」―このテストですぐわかる!という章があって、自分の忘却曲線を自分で出して自分の記憶がどのような曲線を描いて弱体化していくのか調べる方法が書いてあります。

その方法とは、あるものを一旦記憶して1日後、3日後、5日後、1週間後にどれだけ記憶しているか試してみて、それらをグラフ化するやり方です。

記憶事項の実例としてあがっているのが次の20個の単語です。これを一旦全部覚えてしまってから上記の間隔でいくつの単語を覚えているかチェックして各時期の忘却率を出してグラフに記入していこうというわけです。

例にしている20個の単語は、「蒸気船 お面 大木 積み木 キーボード 小鳥 ピストル タイル チョーク 虫眼鏡 チラシ ワニ 人力車 セーター ほし草 ガウン カンガルー 雪だるま コンロ 交番」です。

今、この20個を覚えて明日の今頃に8つ思い出せなかったら、24時間後の忘却率は8÷20×100=40%になるという計算です。

ところが、私はこれを全部覚えて確認するのに10分ほどかかりますが、何日たっても忘却率は0パーセントです。忘れません。順番まで完全に記憶に保持されます。

みなさんも同じことをなさるはずですが、上記のばらばらの単語をひとつの物語のなかにビルト・インすれば忘れません。いや、忘れられません。

蒸気船お面をつけた大木(おおき)さんが積み木キーボードを持って小鳥ピストルで撃つとタイルが割れてチョーク虫眼鏡が出てきたのでチラシを見るとワニ人力車に乗ってセーターを着てほし草を食っていた。ガウンを着たカンガルー雪だるまを作りながらコンロ交番をしていた』

まことにハチャメタ奇想天外で「不思議の国のアリス」みたいですが、これを覚えている間でも笑ってしまう楽しい物語です。

これを復習するのに40秒ほどしかかかりません。1日2回ぐらい復唱するだけで永久に忘れないどころかますます記憶が強化されていきます!

復習するな!といわれても脳がやってしまいます。何せ、私は復習が好きですからね(汗!)。

だから永久に忘れない。

ところが、英語の数万の語彙を暗記する場合は同じようにはできない。1単語1日本語のペアーなら可能かもしれませんが、多義語の意味をほとんどすべて覚えようとするととてもじゃないが物語など作れない。いや、作るときもありますがワニがセーターを着てというわけにはいかない。

記憶の根拠になっているのは、純粋な記憶+前後の語彙との関連とかカードの印刷位置とか、カードが紡ぎだす雰囲気やら景色といっていいのか、あるいは「アンチ・バベルの塔」は通常は積み重ねてあるのですが一番下のカードにはいつも置いてある階段の手すりの杉材の匂いがしみついているとか、そんなものも絡まりあった不思議な世界です。だから、ひとつの単語をたとえばA4の白紙の真ん中にポツンと書かれたりするとしばらく???となることがあります。

記憶って不思議ですね。

みなさんはどんな工夫をなさってますか? おもしろいアイデアがあれば教えてください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(13)

白川静先生

2005年3月27日の日経の『長距離ランナー』の記事を参考にしました。

白川先生はこの4月に95歳になられる。漢字文字学の権威。1900年前に確立された文字学を実証的研究によって書き換えるという偉業をほとんど独力で達成された巨人である。

先生は昨年文化勲章を受賞された。しかし、皇居にお出ましにならなかったしテレビで受賞の感想を述べられることもなかった。私は心配だった。たいへんな御高齢だし、あんな輝かしい機会にもかかわらず姿をお見せにならないのは ― 私の見落としであったかもしれないが ― 体調を崩されたのかと気がかりであった。どうやらそうでもなかったらしい。昨年奥さんのつるさんが亡くなられたのだ。たぶん、喪に服されていたのだろう。幸いなことにお元気のご様子である。昨年の10月10日と今年の1月16日にあの有名な「文字講和」をされたそうだ。600人の聴衆に向かって2時間立ちっぱなしで例の如く興趣あふれる講和であった由。よかった、よかった。

さて、語学の勉強に関して白川先生の生活は実に参考になる。

先生の研究生活は―上記新聞の記事によると ― 下記の如くである。

あの騒然としていた1960年代の大学紛争の頃も、先生の生活はまったく平常どおり、午後11時まで煌々と電気がついて地味な研究に没頭。

今も一定のリズムで研究が続く。独居生活。朝は6時に起きて8時には執筆。昼食後1時間ほど睡眠。午後2時から夕食の7時過ぎまで ― 2度ほどお茶やコーヒーをはさんで ― 作業が続く。午後9時就寝。

日常の秩序が大切」だとおっしゃる。

仕事の計画は70代では10年計画、80代では5年計画。90代では3年計画....その先は神様のおぼしめしをうかがってから決めるそうだ。

編集者の西川照子氏いわく、「同じ生活リズムを守り、急停車も急発進もしない規則正しい走り方こそが前人未到の白川学を築き上げたのではないか」

ちなみに、アンリ・ファーブルはセリニャンというところに隠棲して、教科書や少年少女向けの科学啓蒙書を書いて生活費をかせぎながら、本業の博物学研究に熱中した。その30年間(1879年~1907年)に不朽の名著『昆虫記』全10巻を執筆し出版した。

白川先生やファーブルの驚異的な集中力と持続力! 

「才能」とはまさに、谷川棋士の示唆するごとく、集中して努力を持続する能力である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(83/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1464 develop

1465 device

1466 devil

1467 devise

1468 devote

1469 devour

1470 dew

1471 diabetes

1472 diagnose

1473 diagonal

1474 diagram

1475 dial

1476 diamond

1477 diary

1478 dictate

1479 dictionary

1480 die

1481 diet

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① isobar

等圧線

② isotherm

等温線

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(12)

毎日の目標をたてて実際に着手し、軌道に乗り、要領も分かって数ヶ月続いているとします。

体も健康で特に心配事もなく、やるときは集中できているという状態だとします。

こうなると非常に有望なのですが、どのくらいの期間集中して続ければいいのかという問題があります。

「辞書暗記」ならターゲットにしている辞書のページ数を1日分の作業量で割れば簡単に算出できます。

しかし、これをもっと一般的にして、たとえばプロのレベルになるにはどの程度の期間集中すればいいのか?

再度、谷川棋士の『集中力』を取り上げて引用してみます。「少年時代の集中がたいへん有効である」という文脈の中での話ですが、大人の学習にもかなり活かせる考え方だと思います。省略及び太字の一部はk.y.。

(引用開始)

集中力持続の目標は一万時間   ...子どもの頃から目標にしてきた米長邦雄先生は『人間における勝負の研究』(祥伝社)という著書の中で、中学から高校までの6年間に、将棋の勉強を毎日5時間、延べ一万時間したと書かれている。米長先生のお兄さんは東大に入学されたが、受験勉強に高一から卒業までに6千時間かけたそうだ。私の場合も将棋を始めて、中学2年生でプロになるまでの約十年間に一万時間はその勉強に費やしたことになる。学校から帰って毎日、必ず、三時間は将棋に取り組んでいた。そのあとの中学から高校までも同様だったが、今、その頃と同じように将棋の研究に没頭しろといわれても、とてもできないだろう。
 よく伝統工芸の職人さんが「十年やって一人前」というが、どんなものでも、一朝一夕でものにすることはできない。一万時間と聞くとしりごみしそうだが、十年間かけてと考えれば、三時間というのは、プロ野球のTV中継のあとニュースでも観たら、あっというまに過ぎてしまう。問題は、毎日、継続して続けられるかということ。そのためには、好きになることだ。大人になると、目先の結果や理屈にあわないと好きにならないが、子どもは、大人が「どうして......」といぶかるようなことにも熱中する。そして、好きなことをやっている場合は、ちょっとした苦労もつらいと思わなくなるものだ。
 子どもたちが一日にTVゲームに費やす時間は、五人に一人は二時間以上なのだそうで、夢中になれることを見つけだせれば、誰にでも集中力を養う時間はあるのだ。それが子どもの頃であればなお良いだろう。(引用終止)

枝廣淳子さんやマルコムXさんが英語に集中した時間は約一万時間。サイデンステッカーさんが『源氏物語』に費やした時間も約一万時間。

私たちは?!

| | Comments (0) | TrackBack (2)

絶対必要な英単語6000語(82/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1443 deserve

1444 design

1445 desire

1446 desk

1447 desolate

1448 despair

1449 desperate

1450 despise

1451 despite

1452 dessert

1453 destine

1454 destiny

1455 destroy

1456 destruction

1457 detach

1458 detail

1459 detain

1460 detect

1461 detergent

1462 determine

1463 detour

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① She has intimated that she will resign if she loses the vote.

彼女は、選挙に負けたら辞任するとほのめかした

② The available information amounts to very little in toto.

利用できる情報は、全般的に、きわめて限られている。

in toto → as a total or whole

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(11)

私がいろいろな「本」から受けた恩恵は計り知れません。

それは、傑出した人でも変わらない。

谷川浩司著「集中力」より、引用します。太字はk.y.。

(引用開始)...将棋を初めて覚えた時に、駒の動かし方を覚えたのは百科事典であった。今もその百貨辞典が残っているが、繰り返し読んだせいで、「ショ」の項目のところだけが真っ黒になっている。他にも将棋のことは本から多くを学んだものである
 町に行くと、まず書店に直行した。そこで何時間も座り込み、内容を頭に叩き込むのである。一緒に行った母などは、書店の人に悪くて、結局欲しがる本はたいてい買ってくれたのだそうだ。その頃の私はひらがなはともかく、漢字はほとんど読めなかった。しかし、読めなくてもそれを記号として覚えてしまうので、意味は通じた奇妙な読書術だが、理解度は相当なものだったと思う。よく外国語が苦手でも、趣味の雑誌や好きな歌手の歌詞などは内容が分かってしまうそうだが、私の場合もそうしたものだったのであろう。(引用終止)

興味をそそる話ですね!

芥川賞作家・花村萬月さん(ユニークな育ちの人ですね)の『父の文章教室』にも同じようなことが書かれています。漢字は読めなかったが意味は分かったという話。ただし、花村さんの場合は、「幼児に読書を強制する父」の恐怖心から必死に文字を凝視した結果でした。引用しましょう。

(引用開始)...父に対する恐怖に意味不明な漢字を凝視しているうちに、前後のつながりなどからも類推するのでしょうが、なんとなく朧気(おぼろげ)な意味が立ちあがって来るのです...(引用終止)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(10)

下位目標の設定及び体調の重要性について

多湖輝著「ホイホイ勉強術」より引用します。太字は、k.y.。

(引用開始)

大目標より、小目標をつくる。

 人は、いきなり高い目標を示されるよりは、目標に至る心理的距離の近い方がやる気をおこす、ということを立証した実験があります。
 アメリカ南部のミシン工場で、見習い工を二つのグループにわけ、一方には「あなたがたも、十四週目の終わりまでには、このくらいまでになれるはずです。がんばってみてください」と、熟練工が到達している高いレベルの生産水準だけしか示さなかったのです。
 これに反して、もう一方のグループには、最終の目標として、実際に熟練工の水準を見せて、「みなさんが、一足飛とびにあそこまで行くのは無理です。まず最初の週はここまでにしましょう」と、下位目標を一週ごとに示したのです。
 結果は、後者のほうが、圧倒的にいい成績をあげましたが、心理学でいうこの下位目標(サブ・ゴール)をつくることは、私たちの勉強にとっても、ひじょうにたいせつなことです。よく計画倒れに終わることがわかっているのに、無理に大目標をかかげる人がいますが、これなどは、やまのふもとに立って、「まだ、こんなに登らなければならないのか」と、あまりの高さに意欲をくじかれるようなものです。
 計画をつくり、最終目標を決めたら、つぎには、一日分の実現可能な目標を立て、計画全体にあまりとらわれないようにしなければ、いたずらに意欲をくじいて、時間を浪費する結果にしかならないでしょう。一日分ずつ、目標をこなして、自信を積みあげていくことがたいせつです。」 (引用終止)

一日分の予定 ― 最初は控えめのほうが楽ですよ ― ができたら、前回にも言いましたようにまず着手しましょう。10日も続けたら少し要領も分かってきますから、調整も加えながら、能率も上がってくるはずです。どんなことでもそうですが最初は慣れないし「かなわないなあ!」と思うかもしれません。しかし、必ず慣れてきます。最初1時間もかかったことが30分でできるようになるかもしれません。毎日の目標を少し上げる余裕も出てくるかもしれません。私の場合は必ずそうなります。

あれこれ考える時間は非常にもったいないです。とりあえず、着手する! 集中できるようになるとおもしろくなるし、「アンチ・バベルの塔」は少しずつ少しずつ高くなっていきます。そんなにスイスイと進む方法などないと考えたほうが(実際にもないですよ!もううんと経験しました)時間の浪費を防ぐことができます。

それと併行して体調に注意すること。私の場合は、体調が悪いと翻訳の仕事や「アンチ・バベルの塔」の建設はガタッと能率が落ちます。2時間でできることが1日かかってもできないことがあります。精神衛生についても同じことがいえます。むしゃくしゃした気持ちではことが一向に進みません。余計なプライドや摩擦はできるだけ避けたほうが賢明です。私にとって― 在宅の作業ですから ― 夫婦喧嘩などその最たるものです。

心身ともに充実していない時は相場も負けてしまいます。見通しがにぶってしまうのです。

毎日40分の速歩がこれほど効果のあることだとは想像していませんでした。もう3年間ほど歩いています。熟睡できるようになって朝の目覚めが爽快、一日中座していても肩凝りにも腰痛にもならず持続力が目に見えて向上しました。風邪さえほとんどひかなくなり、私の仕事や勉強が質量共に著しく向上し安定しました。心身は一体だとつくづく思います。

心身もかなりの程度コントロールできるんだと分かるまでだいぶ年月がかかってしまいました。ほとんど今までの生涯かかってしまった(汗!)。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(81/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1425 dent

1426 dental

1427 deny

1428 depart

1429 department

1430 department store

1431 depend

1432 deport

1433 deposit

1434 depression

1435 deprive

1436 depth

1437 deputy

1438 derive

1439 descend

1440 describe

1441 desert ( N )

1442 desert ( V )

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① the interface between technology and tradition

科学技術伝統の接点

② He was sent to prison for interfering with little boys.

彼は男児を性的に虐待して投獄された。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

才能(9)

「どうせダメだろう」と思ってしまうのはよくあることです。

そう思ってしまうだけで脳にブレーキをかけてしまうことは心理学的にも実証されています。

まず、「やればできる」と思うことが肝心です。

次に、「最終的な目標」+「当面の目標」をたてること。

さらに、「当面の目標」を細分して「毎日の目標」をたてること。ただし、毎日といっても1ヶ月に5~10日程度の余裕は見ておきましょう。あまり、カリカリするとしんどくなります。

それで、具体的に学習方法を決めます。

何か自分に最適だと感じる方法を決めて、少なくとも1ヶ月はその方法でやってみる覚悟をする。もちろん、小さな調整はするべきだし、いろいろなアイデアを試してみることも大事です。私の「アンチ・バベルの塔」も基本設計はこのコラムの最初の頃に書いたのとまったく同じですが、その後少しづつ進化して見やすく覚えやすくなってきています。部分的に書体を変えたり文字の色を変えてみたりその他多様な工夫が施されています。そんな作業自体も楽しいし美しいカードができると暗記も捗(はかど)ります。

最適な方法は、自分の好きな方法です。好きな方法が分からない? それなら、とりあえず、「アンチ・バベルの塔」を採用したらいいですよ。

方法が決まればいよいよ実際に「毎日の目標」をこなしていきます。「アンチ・バベルの塔」を例にすると、毎日情報カードを作成していくことになります。

やる気がしない?!

だったら、まず、パソコンの前にすわりましょう。ターゲットの辞書を左側に置き(別の本を枕にして立てかけると見やすい)、ワードを立ち上げ、「アンチ・バベルの塔」の文書を出し、さっそくタイピングやドロー&ペーストでカードを埋めていきます。迷わず、とにかく始めるのがコツです。ぐずぐずするより手と頭とパソコンを起動させることが第一! やがて、知らぬ間に、やる気になってしまいますよ! ぐずぐずしてもウォーミングアップにはならない。強制的にやってみることがポイントです。集中は必ずついてきます。やがて、1日分は無事達成されます。

「集中しよう!!」と思う必要はない。まず、とりかかること。そのうち雑念は消えていきます。楽しんでいる自分に気づきます。

「才能」とは続けることだと谷川棋士は語っていますが、続けるためにはまず始めることです。ウォーミングアップは不要です。着手をためらっていると5年間ぐらいは何の成果もなしに過ぎてしまうのが常態です。

グズグズしていないで、まず着手!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(80/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1407 deliberate ( adj )

1408 deliberate ( V )

1409 delicate

1410 delicatessen

1411 delicious

1412 delight

1413 delinquency

1414 deliver

1415 delusion

1416 demand

1417 democracy

1418 democrat

1419 demolish

1420 demonstrate

1421 den

1422 denial

1423 denounce

1424 dense

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① The dead seal's insides were spread all over the snow.

死んだアザラシの内臓が雪の上に散らばっていた。

② I admired his youthful insouciance.

彼の若々しくのほほんとしたところに感心した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(79/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1389 deer

1390 defeat

1391 defect ( N )

1392 defect ( V )

1393 defend

1394 defense

1395 defer

1396 defiance

1397 deficiency

1398 deficit

1399 defile

1400 define

1401 definite

1402 defy

1403 degree

1404 dejected

1405 delay

1406 delegate

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


 今年の冬から今も雨が多くていやですが、もうすぐ春爛漫の季節。『絶対必要な英単語6000語』を始めたころは厳寒のころでしたがもう79回も進みました。単語数も1400を超えました。毎日の積み重ねは実に大きな収穫をもたらします! そして、1年はあっというまに過ぎ去ります。

 風邪や、用事でできなかったところは飛ばしてもかまいませんし、進む気がしない時は復習だけでも十分です。とにかく頭の体操は欠かさないようにしましょう。「才能」のコラムでも述べましたがたとえ忘れても記憶行為は知的エクササイズですから決して無駄ではないし記憶力を維持進化させる効果もあります。

 いっしょに、がんばりましょう!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(8)

Tompeiさん、コメントをありがとうございました。私のコラムが Tompei さんが何かをなさるきっかけになればこんなうれしいことはありません! また、楽しい便りをお待ちしています。ぜひ、毎日のまたは毎週の小さな目標を立ててひとつひとつクリアーしていって下さい。

さて、「辞書暗記」の話題になると、必ず、「昔は辞書の覚えたページを破って食べた人がいたそうだ」というエピソードが登場する。

これはうそではなく、それもひとりやふたりではなく、実際にあった話しらしい。食べはしなかったが桜か何かの木の下に埋めた人もいて、その人は後にたいそう出世して有名になり、その木も大切にされているそうだ。誰だったのか名前は覚えていない。

ところで、そんなエピソードはたいてい「辞書を覚えることのばかばかしさ・無意味さ」を強調するために持ち出される。揶揄(やゆ)するため、からかうためだ。

どんな人がからかうのか? 辞書を暗記できない人や辞書暗記を無駄だと思っている人や辞書暗記に見事に失敗した人たちです。

辞書暗記をやり遂げた人たちはだれも自分の努力を無駄だと思っていませんさらに、英語だけではなく他の面も含めて非常な成功を収めています

無駄であるわけがない。「ほとんど使わない単語まで覚えても...」という人がたくさんおられます。そんな人の英語の語彙数はせいぜい数千~1万語程度ですが、日本語の語彙数は5~6万語です。そして、自分の日本語に関しては余計な語彙を知りすぎているとはまったく考えておられない。それどころか、もっと漢字などを覚えたいと思っている方も多い。英語になると「無駄だ、無駄だ」とおっしゃる。そんな心配は絶対に不要です。英語でも5~6万の語彙を覚えたからといって決して無駄なものはありません。なぜ、日本語の場合は無駄だと思わないのに英語だと無駄になるのか私には「さっぱり」分からない。

辞書暗記に関連して、多湖輝さんは、『ホイホイ勉強術』で次のように語っています。

(引用開始)

15 辞書をちぎって食べた勉強法は、現代にも通用する

 旧制の中学生や高校生が、英単語を覚えるのに、辞書のページを破りとって食べたという話が、なかば伝説的になって現代に語りつがれています。私自身、食べはしませんでしたが、辞書の紙でタバコを巻いて吸った覚えはあります。
 一見野蛮なこの方法にも、記憶に関する心理学的な根拠があったのです。辞書に印刷された活字を飲み込んで、記憶増進のおまじないをしたわけではけっしてありません。つまり、これは、記憶にとって「心がまえ」がいかにたいせつかを物語る典型例なのです。たとえば、記憶実験をするために、一人にある文字の綴(つづ)りを読ませ、他の一人を聴き手にして憶えさせることにすると、その綴りに二人とも注意を払って関係したにもかかわらず、一日後に、聴き手が十六個憶えていたのに対し、読み手は十一個しか憶えていなかったというデータがあります。また、試験を何日にやると言っておいて当日中止したグループと、試験をいずれやるとだけ言っておいたグループでは、中止したグループの記憶が明らかにすぐれていたということです。
 これらは、いずれも、「心がまえ」が、記憶を保持するうえに重大な役割を果たしていることを物語っています。辞書を食べてしまえばもう見られない、そのためどうしても憶えなくてはという心がまえが、実際に記憶を確かなものにしたのです。この原理さえわかれば、自分を意識的に危機感に陥れて、確かな記憶を植えつけることも可能です。(引用終止)

あなたは、どんな工夫をしていますか?


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(78/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1372 decent

1373 deception

1374 decide

1375 decimal

1376 decision

1377 decisive

1378 deck

1379 declare

1380 decline

1381 decorate

1382 decrease

1383 decree

1384 dedicate

1385 deduct

1386 deed

1387 deem

1388 deep

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① One house has a slightly bigger garden, but there's really not much in it.

庭がちょっと大きな家もあるが、ほとんど変わり映えがしない

② Give someone an inch and they'll take a mile.

ちょっと甘い顔をするとどこまでもつけ入る

| | Comments (1) | TrackBack (0)

「才能」(7)

記憶法というジャンルがある。

語彙の記憶法にもいろいろある。

それに関連して、誰もがほとんど信じていることは「丸暗記は効果がない」ということである。

ところで、丸暗記とは何か?

『小学館 日本語新辞典』によると、丸暗記とは、「そっくりそのまま暗記すること」である。

そのどこが悪い? 丸暗記して不都合なことがあるのか? 

私が辞書を暗記していると言うと「辞書を丸暗記しても何にもならない、無駄である」とおっしゃる方が圧倒的に多い。

なぜ、何にもならないのかはおっしゃらない。とにかく役に立たない、無駄だとおっしゃる。「理解もしないで丸暗記しても...」とおっしゃる人もあるが、だいたい、理解もしないで丸暗記などできますか? たとえば、英語の例文を理解なしに丸暗記できますか? 絶対できません!

辞書を丸暗記できればそんなに素晴らしいことはないでしょう。何も不都合なことはありません! なぜ役に立たないのか私には「さっぱり」分からない。ものすごく役に立つことは明々白々ではないか!!

ところが、そんなわけにもいかない。(私の)脳はそんなことはできないのです。実際は、英英辞典を読んで理解し未知の項目を転写して覚えていくわけですがそのプロセスは「丸暗記」ではない。転写する段階ですでに情報の取捨選択が行われますが暗記する内容はさらに絞り込まれたエキスになる。

次に、「暗記してもすぐ忘れるから無駄だ」とおっしゃる方もいます。これはほんとうに無駄なのか?

そんなことはありません。

まず、「無駄だ」と思うこと自体が脳の作用を著しく損なうことは前述したとおりですが、暗記行為にはたとえ忘れても大きな意味があります。

それは何か? 暗記行為が脳を活性化させるのです。

前掲の大島清さんは、「記憶は内容よりも行為に意味がある...記憶しようとトレーニングするところに、脳の老化を防ぎ、ニューロンネットワークを延ばすという最大の意義があるのだ」と述べています(k.y.注:必要なことは忘れないように工夫すればいいし、忘れると、もちろん、意味が薄れる)。

そうなると、ますます、辞書暗記がたのもしく思えてくる。「脳の活性化」と「内容の暗記」を同時に平行して毎日実行していることになるからだ。

私は毎日40分速歩します。体全体が、もちろん頭も、生き生きと活性化すると同時に、脚に必要な筋肉が発達してバネのようになります。頭自体を速歩させることも同様の効果を生み出しているはずです。

さらには、生き方も ― 各自ユニークに ― 積極的になります。

「才能」の話が脱線している?!


| | Comments (0) | TrackBack (1)

「才能」(6)

生殖生理学の大島清さんによると、頭を鈍化させる3大タブー語があるそうだ。

それは、「どうせ飽きる」「カネがかかる」「無駄だ」という3つのことば。

「どうせダメだ」などと思うだけで頭を鈍化させてしまうわけだ。

ちなみに、『賢い脳のつくり方』によると、人間の脳の記憶容量は百科事典5億セット。生涯を通して受ける情報量は約100京(ケイ)ビットあるがそのうち記憶されるのは1京ビット(百科事典5億セット)だそうだ。

つまり、いくらでも入る。英語の語彙5~10万語ぐらいは問題ではない! 私だって、今年の夏で58歳になるが、頭がいっぱいで入らないなんて感じはまったくしない。それどころか、いくらでも入る感じがする。最近また調子が上向いてきた。

なぜ、50代半ばになるまで「辞書暗記」が軌道に乗らなかったのか?

2冊の英和辞典を覚えたがかなり忘れてしまい、数冊の英英辞典に挑戦していずれも失敗してきた。そのおおきな理由は、こころのどこかに「どうせダメだ」という気持ちがあったからではないかと思う。

やる気が十分なかったからなのだ。

「やる気」と俗に言う「根性論」とは異なるようだ。『賢い脳のつくり方』によると、やる気ホルモン( サイトロピン放出ホルモン[TRH] )も実際に存在する。体内で放出されて脳は眠気が吹っ飛んで覚醒するらしい。このホルモンは視床下部で作られる、つまり、本能的に放出されるのだが、これが知能とも関係があって本能と知能とを分けて考えることはできないそうだ。

ただ、無理なことはダメでしょう。毎日辞書1~数ページ程度なら、やる気があれば十分できるということです。最初から2000ページをイメージすると脳がしり込みする。

脳を活性化させるためには気持ちを活性化させる必要があるのです!

そこで、小刻みの目標をこなし、毎日達成感を味わって脳に快感を与える。すると記憶ホルモンが出る!?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(77/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1356 dead

1357 deadline

1358 deadlock

1359 deaf

1360 deal

1361 dean

1362 dear

1363 death

1364 debate

1365 debris

1366 debt

1367 decade

1368 decay

1369 deceit

1370 deceive

1371 December

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① an increase in profits

利益増加 → ~増加すること

② an increase of 10%

10%増加 → ~だけ割合)増加すること

| | Comments (0) | TrackBack (0)

才能(5)

「才能」の話になると、私には縁遠い各界の巨人たちの名前が出てきます。谷川棋士もそうでしたが、これは仕方のないことです。傑出した人たちは「才能の権化」なのですから、「才能」の典型例として最適なわけです。

それでも、いかに彼らが自分とはかけ離れた突出した存在ではあっても、真似るべき点はあるはずだといつも考えています。

私は私なりに何かのヒントを得てそれを生かすべきだと思っています。

リービ英雄著『英語で読む万葉集』を読みながら、リービさんがいったいどのようにしてこんなに卓越した日本語を習得し普通の日本人を優に超える語彙力を身に付け日本語でユニークな創作さえ発表しているのかを探りたいと思っています。

さて、認知心理学者の波多野誼余夫さんは、ストラヴィンスキー(作曲家)、マーサ・グラハム(舞踊家)、アインシュタイン(物理学者)について、次のように語っています(『賢い脳の作り方(クォーク編集部編)』より)。太字はk.y.。

『ストラヴィンスキーは20歳まで法律の勉強をしていたし、マーサ・グラハムも20歳を過ぎるまでダンスを踊ったことがなかった。アインシュタインでさえ、理科系の学校になかなか合格できなかったのです。つまり、若いうちは自分の知能の活かし場所が見つからずにいるケースが多い。ただし、彼らは人生のどこかの段階で、ぜひこれをやりたいというものに出会う。その後はひたすらそこに集中して、10年単位の努力を続けるのです。その意味で、好奇心を感じられるものには、知能や才能が少なからず関係しているのではないか、と考えられます』

「これをやってみたい!」と思うのは、自分の知能や才能が欲しているものである。才能や知能は別にしても「自分が内的に欲しているものである」ことは確実である。

「内的欲求=知的欲求」の発見こそが才能の開花につながり、才能などなくてもかなりの程度まで各自の能力を引き上げる原動力になる

一般論はない。内的欲求は各自によって違うからだ。

私の内的欲求は「日英語で自在に読めるようになること」だった。さらには、創作...

それを達成する手段・方法が「辞書暗記」だった。30代の末からだんだん「辞書暗記の有効性」に確信を深め、50代の末で完成(=アンチ・バベルの塔)に近づいている。何というノロノロ! 実は、恥ずかしい!!

そして、この方法を普及させたいと思っています。

さて、好奇心によって目標が浮上しそのための手段も見えてくる。自分に合ったものだから、能率も高くなる。集中できるようになる。だから、能力も伸びる。

だから、楽しいのです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(76/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1336 dandelion

1337 danger

1338 dare

1339 dark

1340 darling

1341 darn

1342 dart

1343 dash

1344 data

1345 date ( 1 )

1346 date ( 2 )

1347 daughter

1348 daughter-in-law

1349 daunt

1350 dawn

1351 day

1352 daydream

1353 daylight

1354 daze

1355 dazzle

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① Mum doesn't like people wearing their shoes in the house.

お母さんは家の中で靴を履かれるのを嫌う。(「ある場所の中」を強調)

② We had a really good time at your house last weekend.

先週の週末は、あなたのお家(うち)で過ごして、みんなほんとうに楽しかった。(ある場所で過ごす時間を強調)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(4)

「才能」とは何か?

『小学館 日本語新辞典』には次のような記述があります。太字はk.y.。

○ 「」は「才能」とほぼ同じ意だが、使い方がやや狭く、「・・・の才」の形をとる場合が多い。ともに先天的な能力をいうが、「才能」は努力によるものをいうこともある

さらに、「努力」についての記述は次のようです。

○ ある目的を成し遂げるために能力を精いっぱい注ぎ込むこと

また、「能力」については次のようです。

○ 物事をやりとげることのできる力

ちょっと混乱してきました...

とにかく、まず必要なのは目標。そして目標とは毎日一定の語彙を覚えること。

「一定の語彙」には2つの解釈があります。

① 一定の数の未知語彙

② 辞書の一定のページ数に表れる未知語彙

私は、②を採用しています。

英英辞典(2冊目)を1冊 ― できれば1年間でだめなら2年間で(すでに6ヶ月経過) ― 覚える大目標があり、目先のあるいは毎日の目標は(全部で2000ページのうち)6ページを覚えることです。6ページは小さな目標ですが1年経過すれば自動的に2000ページになります。

大目標は自動的に達成される

私の場合、毎日の稼働時間を10時間として、午前中3時間(8:00~11:00)は英英辞典の暗記に充当します。貴重な時間の3時間ですからもう仕事の1部という感じです。リズミカルに進行させないと時間がもったいないし、モタモタしていると能率も落ちます。午前7時に起床して、家を出て、同じ敷地内にあるログハウスの2階に直行します。そこが私の書斎兼オフィス。毎日出勤するわけです。

黙々と目先の目標を消化していく。気持ちは充実していますがルーティーンです。俗にいう遊びや趣味ではありません。遊びや趣味なら飽きてしまいます。外見はルーティンでありながら、何と表現すればいいのか... やっぱり谷川少年の将棋かもしれません。

枝廣淳子さんは語っています。

『私はまず英語を聞いて理解したいと思った。そのためには語彙力と耳の慣れだ。1日3時間ずつ英語ニュースを聞き、新しい単語を2日語、5日後、2週間後と忘れそうなころに復習。英語を聞こえたまま口に出すシャドーイングや英語テキストの音読も野球の素振りのように毎日行った』

淡々として燃えながら....

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(3)

谷川棋士のことばを引用しながら「才能」とは何かを探ろうとしています。

ところで、谷川棋士はある程度まで(実はかなりの程度まで)才能は必要ではないと語っています。

才能とは持続できることである」とも語っています。

これは、どういうことなのでしょう?

たぶん、持続しているうちに「才能」が出現するかもしれないということでしょう。最初から才能などない。集中して持続しているうちに出現するかもしれない。しないかもしれない。同じようにやっても全ての人がプロになれるわけではない。ましてやトッププロになる人はほとんどいない。それでも、持続しないことには何も分からない。

持続すればだれでもかなりのレベルまで到達する。

それで、「才能」など云々する前にしなければならないことがある。あるかないか、むしろない確率のほうが高いものを期待するよりもまずしなければならないことがある。

何でしょう。

私は、もう何度も述べましたが、「目標を持つこと」だと思う。

その目標もできるだけ具体的な目標の方がいい。今のレヴェルから無理のない「当面の目標」を持つことが大事だと思います。

枝廣淳子さんも「同時通訳」という大きな目標がありましたが当面の目標は3ヵ月ごとに区分してチェックしていました。

谷川棋士の当面の目標は「兄に勝つ」ことでした。

私のブログ「アンチ・バベルの塔」は「語彙の暗記」そのなかでも特に「辞書暗記」に特化したブログです。語彙の強化は英語力の向上に直結し、確実な効果を実感することができます。

その「アンチ・バベルの塔」の当面の目標は、毎日辞書の一定のページ数にある未知語彙をカードに転写して覚えていくことです。

とにかく毎日続けることです。中断するにしても最大1週間です。リズムを崩さないようにするのがコツのひとつ。とにかくだいたい決まった時間にパソコンに向かう。私は毎日6ページ進めています。年間2000ページのペースです。

そのペースは各自違うはず。半ページからでもいいと思います。そうすると年間で150~180ページですが、それでもやるとやらないとでは格段の差が出ます! そして、必ず終わる日が来る。どんな辞書にもページ数に限りがあるからです。1冊終われば、ひとつの大きな目標が達成される。当面の目標の積み重ねです。

やりだしてペースが分かればしめたもの。毎日するのが楽しみになりますよ!

やがて、かなりのレヴェルまでは確実に伸びる! 

万にひとつにしても、ひょっとしたら「才能」が.... いや、そんなことは期待しない方が賢い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(75/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1321 cycle

1322 cyclone

1323 cylinder

1324 dad

1325 daffodil

1326 dagger

1327 daily

1328 dainty

1329 dairy

1330 daisy

1331 dam

1332 damage

1333 damn

1334 damp

1335 dance

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① He's been seen out at night-clubs and restaurants with a series of identikit blondes.

彼は、いずれも同じようなブロンドの女性をとっかえひっかえ同伴させて、ナイトクラブやレストランに現われる。

② the Immaculate Conception

(ランダムハウス英和大辞典) (ローマカトリック) (聖母の)無原罪の御宿り, 無原罪懐胎説:聖母マリアはイエス・キリストの功徳を前もって与えられることによって,彼女が母の胎内に宿った瞬間から原罪を免れていたとする聖座宣言の教義

ちなみに、私は原始神道にもっとも親近感を感じます。「原罪」とはなんぞや????

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(2)

まだ、谷川棋士の言葉に耳を傾けてみます。

(引用開始)

 身近なライバルが子どもの集中力を育てる

 集中力の基本は「好き」であることの持続  「どうすれば、将棋が強くなれますか?」とは、もっともよく聞かれる質問である。
 実は、この質問には肝心な言葉が隠されている。それは「努力しないで」という言葉である。つまり「どうすれば努力しないで将棋が強くなれますか」と聞きたいのだ。小さな子どもが上手に将棋を指せば、大人は「この子の才能をまっすぐに伸ばしたい」と思うものだ。しかし、才能という言葉は、あるレベルまでいってからのことで、それまでは継続的な努力によってのみ上達や向上がある。子どもにはまず、継続的な努力を可能にする集中力を養うことが重要なのだ。
 幼児や小学生の頃の子どもは、好奇心が旺盛で、どんなものでも好きになれば夢中になる。しかし、移り気味でもある。飽きてしまうと、親がいくら熱心になって旗を振ろうが、太鼓を鳴らそうが、そっぽを向いてしまう。集中力を欠いている状態で無理強いしても、柔らかい頭脳には何も染み込んではいかないだろう。
 私は、小さい頃に将棋が好きになり、大人になるまで将棋に熱中した生活を送ってきた。なぜ、小さい子どもの私が、将棋をやめたいとも思わずに、熱中し続けることができたのか? 私が将棋を覚えたのは五歳の時だった。勝負事はもちろん、習い事、スポーツ、そして勉強にしても、始めたばかりの頃は誰も下手で、うまくはいかない。負けたり、失敗したり、分からなかったりすることのほうが多い。そこで、「こんな面白くないものはやめた!」ということになったら、おしまいになってしまう。できない悔しさは、できたという喜びと対になってこそパワーを生み出す。長く続かせるには、子どもが楽しみながら興味を持って取り組めるように、親や周りが配慮してやることが大切なのだ。
 私は、将棋を始めた頃、一緒に習い始めた兄に負けた悔しさのあまり、将棋の駒をかじったことがある。兄とは5歳の年齢の差があるので、同時に始めたらとてもかなわない。それでも三~四回に一回は勝てたのは、今思うと、兄が力を緩めてくれていたのだろう。
 同じ屋根の下に自分より少しだけ強い相手がいたことは幸いだった。実力があまりに離れていると勝負にならずに、勝ち負けを争うという楽しみがない。私は時どきでも兄に勝てるのがうれしく、毎日、学校から帰ってくる兄を待ち構えて挑戦していったのである。
 悔しさからわき起こるやる気を持続させるには、いってみればライバルのような、具体的で、身近な目標が必要なのだ。私も、最初からプロや名人を目標にして将棋を指していたら、投げ出していたことだろう。(引用終止)

ほんとうにおもしろい話です!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「才能」(1)

棋士の谷川浩司さん(43歳)は、2000年12月に『集中力』という本を書いています。

さっそく引用します。

(引用開始)

トップ棋士への道

才能とは続けられるということ  もの心のついた頃から将棋に夢中になっていた私にとって、十代は将棋に明け暮れた毎日だった。なぜそんなに夢中になれたのか、振り返ってみると、いくつかのターニングポイントがあったようだ。
 まず、将棋を始めたのは五歳の時。早くに将棋に出会えたのは、実に幸運だった。「三歳児教育」という言葉がしばしばいわれ、英語でもピアノでも三歳くらいから習い始めるのが良いそうだ。しかし将棋は、三歳からでは理解が難しく、積み木遊びに使われるのが関の山だろう。
 逆に、もっと遅く十代で始めると、吸収力のもっともよい時期を逃し、早く始めた人に追いつくのに苦労することになる。大山康晴先生、中原誠先生も始めたのは、五歳の時、羽生さんは六歳の終わりだそうだ。
 「将棋では、才能と努力のどちらが必要ですか」という質問をよくされるが、アマチュアの人が強くなるのに才能はそれほど必要ではない。時間をかけて勉強をすれば、何歳からでも、アマチュア初段にはなれるだろう。才能という言葉が必要になるのは、ある高さまでいってからで、努力によって自分の力を最大限まで高め、その限界を乗り越えようとする時に、初めて才能というものが必要になってくるのではないだろうか。その意味で、プロ、それもトップレベルのプロになるためには、最終的には才能も必要だ。しかし、才能というと、天性のもののように思えるが、私は、最初の気持ちをずっと持ち続けられることと、一つのことを努力し続けることを苦にしないことが、もっとも大事な才能であると考えている。
 十代の頃、私はずいぶん長い時間を将棋に費やしてきた。他の人がスポーツや遊びに費やす時間を、私は将棋に向けてきた。そのため、運動音痴で、今でも自転車に乗れない。しかし、将棋に強くなるという点では、時間もかけたし、楽もしてこなかったので、「天才」と呼ばれるのは本意ではない。それでは、費やした時間や努力がかわいそうというものだ。
 同じ実力を持ってスタートしても、ずっと続けていられるか、途中で飽きて投げ出してしまうかが、その差となって出てくる。十代では、何事にも、集中力と持続がもっとも大切なのである。(引用終止)

5年前に読んだ本なので、引用箇所はマークをつけてあった部分なのですが、もうすっかり忘れていました。

しかし、やっぱり、いろいろ考えさせられる一節です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語理解の定義と問題点(1)

「自分の理解と第3者の理解」

「日本人が英語を理解するというのはどういうことか」という問いかけはあまり聞きません。

あまり誰も深くは考えないのかもしれません。

それでも、「英語の理解」の定義はいろいろ考えられるはずです。

そこで、「英語の理解とは日本語に翻訳することである」としてみましょう。

通訳を通す場合はどうでしょう。

これは、終始日本語に置き換えて理解するという意味では、上の定義の典型的な例になります。

通訳が介在するので「英語を理解している」という実感はあまりないかもしれませんが、英語(で話している人の言うこと)を理解していることにかわりはありません。

プロセスはちょっと複雑です。英語を自分で理解するのではなくて通訳者の日本語を通して理解することになるからです。

英語の理解を人任せにすることです。

だから、いろいろ問題があります。「英語(話者)→日本語(通訳者)→日本語(聴衆)」という重層構造になっているために、あいだに通訳者の理解(=日本語)が介在します。その日本語をさらに聴衆が聞くわけですから、それだけでも誤解が生ずる必然性があります。さらに、通訳者の理解はあくまで第3者の理解であって聴衆各自の理解ではありません。聞くポイントがずれているかもしれません。

私は、だから、通訳を通して聞くのは好みません。

さらに、特に同時通訳の場合に問題があります。

たとえば、英語の達人・松本道弘さんの同時通訳の師匠である西山千さんという方がおられます。今はもうご高齢ですから引退なさっているでしょうが、だれが見てもたいへんに優れた通訳者でした。

私は、その西山さんの同時通訳を何かの機会に、たぶん録音で、聞いたことがあります。

ほとんど、何を言っておられるのか分かりませんでした。西山さんの日本語が分からなかったのです。音声自体の歯切れが悪くムニャムニャしていたこともあるのでしょうが、とにかく分かりませんでした。元の英語を聞いていた方がもっとよく分かったかもしれません。

まだ、あります。

レーガン元大統領の葬儀の実況中継をNHKで聞いていました。数人の女性の同時通訳者が担当していました。それぞれトップクラスのプロでしょう。

ところが、これまた何を言っているのかさっぱりわからないことがめずらしくない。日本語もむちゃくちゃになっていることがある。

私は、「同時通訳は場合によっては不可能である」と思っています。現実に、何を言っているのやらわからないわけですから、しかも最高のプロが担当してもそうなのですから、不可能な場合もあると断言してもいいでしょう。

ただ自分で聞き取るだけでも―ネイティヴでさえ聞き取りは40%ほどになる場合も多くて―たいへんなのにそれを同時に日本語に置き換えるなどやっぱり不可能でしょう。だから、あれほど高度な能力を持つプロでも、ハチャメチャになる。

アポロの月着陸を同時通訳した國広正雄さんは「あんなことは不可能だ」という趣旨のことを明言しておられました。

私は、だから、同時通訳も ― 社会的必要性は痛切に感じますが ― あまり好みません。

自分の耳で、自分流に、聞きたいのです。分からない場合も自分の耳で納得したい。

「アンチ・バベルの塔」を高層にする最大の理由は何でも日本語と同様に読みたいからです。つまり、第3者の翻訳を通したくない―自分で主体的に理解したい―からです。しかし、「アンチ・バベルの塔」の高層化は、当然、聞き取りの向上にも有効です。

深く考えながら語彙を習得していけば,大統領の演説を聴いて「人民が( by )、人民のために( for)、人民を( of )統治すること」などと解釈してしまうこともないでしょう。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(74/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1305 curb

1306 cure

1307 curious

1308 curl

1309 currency

1310 current

1311 curriculum

1312 curse

1313 curtain

1314 curve

1315 cushion

1316 custody

1317 custom

1318 customer

1319 cut

1320 cute

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① As a diabetic she was accustomed to the occasional hypoglycaemic attack.

彼女は、糖尿病で、低血糖症には慣れている。

② His last film was hysterical.

彼の最近の映画はおかしくて大笑いするよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(13)

「アンチ・バベルの塔」を読んでおもしろいコメントを書いてくださった方がいます。

この方です → http://d.hatena.ne.jp/tai2/20050309/p1

『現時点でも、簡単な文章ならそれなりに読めますし、論文とかのいわゆる理系文章なら、辞書引いたりしながら、まあだいたい読めると思います。英語に関しては、専門知識獲得のためのツールという意味では、すでにかなりの程度目標を達成していると言えるのかもしれません』

これはおっしゃる通りです。

構文が分かり5000語前後の語彙があれば、辞書を使って「専門知識獲得のためのツール」にするのはそんなに困難ではないでしょう。社会科学の専門書なども日本語での知識があればそこそこ読めます。1万語の語彙は不要です。

翻訳の場合でも、1万語の語彙より各専門分野の知識や経験の方がもっと重要になります。

私は時どき『日経サイエンス(日本語)』を読みますが、さっぱり分からないことがあります。文字面を読んでいるだけで何を書いてあるのかちゃんと理解できないことが多いです。知識がないからです。

『...日本語で小説とか読んでても、知らない言葉があって辞書引くことなんてけっこうありますしね。要は一冊読むのに100回近くも辞書引くということが無ければ十分OKなわけです。一冊読むのに10~20回くらいなら、まあ許容範囲です。というわけで、これからは、小説とかネットの記事とかを読みつつ語彙数増やしていって、一万語程度の語彙を新たな目標にだらだらやっていこうと思います。英語に関しては、いままで闇雲に勉強してましたが、これでかなり明確な目標も立ちましたし、達成までの見通しもつきました...』

「これでかなり明確な目標も立ちました」と聞いてうれしかったです!

しかし、ちょっと気になります。

各分野の入門書とか専門書なら7000語ぐらいの語彙(専門用語は除く)があればかなり読めます。

ただし、雑誌やペーパーバックの場合はまったく趣が違うからです。

とまれ、この方はそんなことはあまり気にされない方かと思います。

ひとつの尊重すべき見識ですね。

「...さすがに、ぼくにはそれはできませんし、たぶん、すべきことでもないです」とおっしゃるのも素直によく分かります。

私は the humanities や雑誌なら何でも日本語とまったく同じように読みたいという非常に強い欲求があります。だから、語彙目標も当然違います。

以上勝手にコメントしてしまいました。

みなさんも、ぜひ、正直な感想を寄せてください。

Thank you!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(73/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1290 crush

1291 crust

1292 crutch

1293 cry

1294 crystal

1295 cub

1296 cube

1297 cuff

1298 culprit

1299 cult

1300 cultivate

1301 culture

1302 cunning

1303 cup

1304 cupboard

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① the usual political humbug

よくある政治的インチキ

② I applied for the job just to humour my parents.

私は、ただ親の機嫌をとるために、その仕事に応募した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(12)

語彙暗記・宇宙の旅

まず、語彙暗記が安定した軌道に乗るまでがたいへんです。

以下でいう「軌道修正」とは「総復習」のことで、分割して常時繰り返す「定期復習」ではありません。

1 本格的に始めることの難しさ (打ち上げの失敗

2 第1次忘却ショック(初期・軌道脱落

3 長期に継続することの難しさ(第2次忘却ショックその他の障害による中期・軌道脱落

どれも困難なことばかりです:

1については、先延ばしにしてしまうことが多くて、明日やろう、いや来週からにしよう、やっぱり来月からにしようか、今年中は忙しいからしっかり計画を立てて来年からにしよう、と思っているうちにどんどん月日が過ぎてしまう。あるいは、ちょっとはじめてはみてもすぐやめたり、他のやり方に目移りしていろいろかじってみたり、結局は学習がちゃんと軌道に乗るに至らない。これを「打ち上げの失敗」と名付けましょう。

2について、打ち上げに成功してたとえば1ヶ月ぐらいは順調に軌道上を飛行して様々な実験も行いながら楽しく進むがちょっと振り向いてみるとボロボロ忘れている!というショック。結局、軌道を外れて計画が挫折。これを「初期軌道脱落」と名付けましょう。

3について、2の忘却ショックも乗り越えて軌道修正にも成功し3ヶ月ほどは大きな障害もなく順調に飛行を続けます。復習作業もなめらかに進み忘却ショックからも立ち直って確かな手ごたえを感じ始めます。ところが、ここで安心してしまいます。覚えた部分のカードの復習をやめてしまうのです。それで、5ヶ月ほど経て最初の頃のカードを見直してまた忘却ショックを受けます。ほとんど忘れています。おまけに、うっかり風邪をひいたりします。急な用事が重なったりします。やる気が失せてしまいます。これを、「中期軌道脱落」と名付けましょう。

ところが、「初期軌道脱落」の場合はすぐに軌道修正すれば、つまり前進をやめてしっかり復習しなおせば、1ヶ月ほどで立派に軌道復帰が可能です。

「中期軌道脱落」の場合も前進をすっかりやめて軌道修正に専心します。つまり、再度復習を徹底してやり直すわけです。2~3か月ほど要するかもしれませんがちゃんと立ち直ることができます。さらに、いったん覚えた部分ですから大量にある割には記憶も比較的容易によみがえりほっとすることもあります。あらたな意欲がわいてきます。

その後は定期的な復習を欠かさずに繰り返すだけで飛行を続けるこつも分かってきます。そうして、4分の3を通過する頃には目標の惑星がいよいよ大きく見えてきます。正確な着陸の予定日(栄光の日)をカレンダーに書き込んだりできるようになります! 

そして、完成!! 

移住した惑星はすばらしい別世界です。前に住んでいた惑星はモノリングアルの世界でしたが新たな惑星はバイリングアルの相乗効果で何倍にもなった希望の新天地です。

また、日本語が充実している人ほど新たな世界の生活も楽しいものになります

バイリングアルで創作することも夢ではなくなってくるかもしれません。

本格的な語彙暗記プロジェクト(数万語)は、地上の旅ではなく、宇宙の広がりを持つ旅でしょう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(19)

例外のない「k.y.パターン」の用法。

「リンカーンの演説」シリーズを読んで下さる方が絶えません。それだけ、みなさん関心をお持ちなのでしょう。

私は、今でも「k.y.パターン」が崩壊しないかどうか、例外があるのかどうか、考えながら関連の検索などを続けていますが、「k.y.パターン」は堅牢にして崩れません。

これは「言語に内在するあるいは脳にインプットされたルール」かもしれません。

そんなルールになぜ英語の名だたる専門家たちが気づかないのでしょうか?

なぜ、そのルールを使って論理的に説明しようとしないのでしょうか? あいまいなまま放置するのでしょうか?

なぜ、government of the people, by the people だけを追いかけて他の「k.y.パターン・フレーズ」をチェックしようとしないのでしょうか? なぜ、比較検討をしないのでしょうか?

みなさん、ぜひ、コメントを寄せてください!

次の2つの表現も実際に使われるフレーズですが完全に「k.y.パターン」です。

① a grassroots movement of the people, by the people, and for the people

② show of the children, by the children, for the children

「Oの呪縛(S V O の O)」はかくも強いのでしょうか?! 

| | Comments (1) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(72/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1271 critical

1272 crooked

1273 crop

1274 cross

1275 cross-examine

1276 cross-purpose

1277 cross-reference

1278 crossroad

1279 cross section

1280 crouch

1281 crow

1282 crowd

1283 crown

1284 crude

1285 cruel

1286 cruise

1287 crumb

1288 crumble

1289 crusade

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① They're very hot on dress at work so she always looks very smart for the office.

彼女は、服装にうるさい職場で、常にこぎれいにしている。

home truth → いやなことだがほんとうのこと(イギリス英語)

② She's always horning in on our conversations.

彼女はいつも人の会話に割って入る

horn in → to try to become involved in a discussion or activity when you are not wanted.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

必要な英単語6000語(71/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1255 credit

1256 credit card

1257 creed

1258 creek

1259 creep

1260 crescent

1261 crest

1262 crew

1263 crib

1264 crime

1265 criminal

1266 crimson

1267 cripple

1268 crisis

1269 crisp

1270 critic

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① He decided it was time to tell her a few home truths.

彼は、彼女に本当のことを言うことにした。

home truth → いやなことだがほんとうのこと(イギリス英語)

② We just have to finish this section, then we're home and dry.

ここさえ仕上げたら、もう完成だ

be home and dry → to have successfully completed something

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(11)

○ 英語学習法(10)で、「暗記モード」という言葉を使いました。

多読している時は脳は「暗記モード」にはなっていない。

思考の流れをさえぎらずに「①スラスラ文字を読む」のと「②未知の単語の検索・暗記のために読む」のとでは同じではないし、それぞれの場合に活性化している脳の部位も異なっている感じがします。

それで、①と②は意識して別個に行う方が効率がいいと思うのです。

また、①は「未知の単語がゼロに近い状態」または「未知語が出てきても十分推測できるだけの語彙力がある状態」でなければ不可能です。

したがって、英語学習の観点からすれば、①(やさしい読み物)と②を併行して行うのが得策でしょう。①はなかば無意識に②の復習・補完になるし、物語を読む楽しみもあります。

私の場合は、ボキャビルの方法として②の方法を採用せず「③アンチ・バベルの塔」を採用して成功しました。文字通りの「ブレイクスルー」になりました。

③は②よりはるかに効率が高いし多義語にもほぼ完全に対応できます

語彙数が5万語を突破する頃には①は各自の知力にふさわしいものになり ― 英語学習モードを脱して ― 完全な読書になります

「知力にふさわしい」というのは、「読む内容が―語彙貧困のために―制限されることがない」という意味です。

○ スタイル(文体)や語彙の用法を習得する場合でも、脳は「暗記モード」でなければなりません

漫然と読み流していても永久に現状維持のままで進歩がありません。実用レヴェルのスタイルの獲得も意識的に(不自然に!)行う必要があります。

「このスタイルを使えるようにしよう!」と意識して覚えなければ身につきません。

「英語で情報を収集する」場合も同じです

このことに関連して、放送翻訳・通訳者・インタースクール講師の日吉慶子さんに対する―「インターメール 異文化コミュニケーション Vol 4」のなかにある―インタヴュー記事を引用します。省略・太字はk.y.。

(引用開始)

●分からない事はそのままにしない

...情報収集や外国語の勉強では「ただなんとなく”Japan Times”や”NEWS WEEK”を読んでいればかっこいいからではなく何のためにそれをしているのかという目標がなければいつまでたっても同じ」という。単に情報の収集ならば日本語でよい...「英語でBBCのニュースを聞いていますとか英語でNHKの衛星放送を聞いています、それは私から言わせれば自己満足よ」毎日違うものを聞くのでなく、30分のニュースを録音したら同じものを翌日も聞く。分からないものは調べる。分からなかった事が分かるようになると「分かったことでまたおもしろくなる」そうだ...(引用終止)

自然に身に付く神話」は、もう捨てましょう!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(70/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1235 crack

1236 crackdown

1237 cracker

1238 cradle

1239 craft ( 1 )

1240 craft ( 2 )

1241 cram

1242 cramp

1243 cranberry

1244 crane

1245 crank

1246 crash

1247 crate

1248 crave

1249 crawl

1250 crazy

1251 creak

1252 cream

1253 create

1254 creature

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① The trains are often late, so getting to work on time is a fairly hit-and-miss affair.

列車はしょっちゅう遅れるから、定刻の出社はあてにできない

② She broke out in hives after eating strawberries.

彼女はイチゴを食べて蕁麻疹(じんましん)になった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(10)

「たき」さん、コメントありがとうございました。

私もがんばらねば!」と励まされました。

> コンピューター関係の翻訳をもう8年もしていますし、本はたくさん読んでいるのですが、この8年間、ほとんど英語力は変わりませんでした。英語は多読して学ぶしかないのだと信じておりましたので、この程度が自分の限界なのかと思っていました。そのため、多読と、翻訳技術と専門の勉強にのみ力を注いで、自分ではこれで満足しているつもりでおりました。

これは ― 高いレヴェルに達した方について ― 3つの観点から重要なご指摘だと思います。

① 現状を維持するだけでも容易ではないこと。

② よほどのブレイク・スルーがない限り、進歩を実感するのが困難であること。

③ 「翻訳技術と専門の勉強」は ― プロにとって最優先すべきことですが ― 英語力の向上には必ずしも直結しないこと。

③は、各分野の専門家が、論文を書いたり専門文献を読んだりする分にはほとんど支障がないのに、ペーパー・バックや雑誌特にハイ・ブローな評論などはどうもスラスラ読めないことと共通する現象でしょう。

> 意味を推量している限り、本当に理解し、味わっていることにはならないこと...

私たちの日本語の語彙は5~6万です。

英語の語彙はたいてい1~2万(専門用語以外)まででしょう。

その差異を考慮に入れると、「日本語を読みながら意味を推量する場合」と「英語を読みながら意味を推量する場合」を同等に論じるのは不可能だしあまり意味のないことだと考えています。

> また、語彙を増やせばわからない単語の意味を推量したりそのたびに辞書で調べたりするエネルギーも時間もいらない、その違いは大きいのではないかということに気付きました。

これは、まったくその通りです。なめらかな思考の糸が ― わからない単語のところで ― プツッと切れてしまうことはできるだけ避けたいことです。

> 多読という方法では語彙をこれ以上増やすのは無理だということが、はっきりわかりました...

「読む作業」と「未知の単語をピックアップして覚えていく作業」では使う脳の部位が異なるような気がします。別個に行う方が能率がいい感じがします。

多読する時の脳は暗記モードにはなっていないと思います。

日本語のことを考えてみても、たとえ一夜漬けにせよ中間テストや期末テストでいろいろな科目ごとに多用な単語を覚えたし、作文や小論文を課されたときは言葉の用法を意識せざるを得なかった。決して、知らないうちに習得したわけではない。その他もろもろのことも実はそのつど意識して覚えた。英語に比べて少なくとも100倍の圧倒的に豊かな環境の中でそんな作業を繰り返すわけですから、大人になって考えると「自然に覚えた」ような錯覚に陥っているだけでしょう。脳はしっかり暗記モードで作業していたはずです。

大学受験用の英語の単語集は「英語ー日本語」で覚えるようになっています。しかし、最近は、その日本語を理解できない場合がある受験生がめずらしくありません。日本語を意識して覚えてないからです。これは、英語以前の問題です。

「マルコムX」は ― もちろん英語のネイティヴでしたが ― 自分の著しく貧しい語彙に驚愕して辞書の暗記を敢行しました。彼の言語能力は、文字通り「意識して=いわゆる不自然に!」語彙を暗記したおかげで、短期間のうちに飛躍的に向上しました。もし乏しい語彙のまま「推量読み」を続けていたら、暗殺はされなかったでしょうが、生涯半ば文盲のままで終わったことでしょう。

> 私の転機になるような気がします。本当にそうなるよう、根気よく暗記を行いたいと思います。

ご多忙な中で困難なことですが、楽しくもあります。

私もがんばります。

Thank you, TAKI-san.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(69/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1215 countryside

1216 county

1217 couple

1218 coupon

1219 courage

1220 course

1221 court

1222 courtesy

1223 courthouse

1224 courtroom

1225 courtship

1226 courtyard

1227 cousin

1228 cover

1229 cow

1230 coward

1231 cowboy

1232 cowhide

1233 cozy

1234 crab

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① She put on a histrionic display of grief at her ex-husband's funeral.

彼女は前の夫の葬儀でわざとらしい愁嘆を演じた

② There are signs of economic recovery in the highstreet.

小売部門に景気回復の兆候がある。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(9)

○ 再度、枝廣淳子さんに、戻ります。

枝廣さんをなんども取り上げる理由は5つあります。

① 完全な独学。

② 学習素材が、市販の参考書などではなく、雑誌や新聞及びテレビ+知人のネイティヴに吹き込んでもらった音声素材。

③ 2年間の期限を限った学習。

④ 最終目標+短期間目標を設定し8つの学期に分割してチェック。

⑤ 巧みな学習時間の創出。

最小限のコストで、100%自分に合うようにデザインし、専ら自分の弱点克服に焦点をあて、ふらふらしないで着実に前進する。

そのために無駄の多い ― レヴェルも低い ― 市販の参考書はまったく利用しない。

興味の尽きない学習法です。

○ 次に、朝日新聞の記事を引用します。

(引用開始) 

英語学習 思い詰めずに自分なりに
朝日新聞 2002年4月6日(土)

 今年もこの季節がやってきた。書店ではラジオ・テレビ英語講座のテキストの売り上げがグンと伸び、通訳の現場でも「どうしたら英語ができるようになるでしょう?」という質問に熱がこもる。そのたびに英語ができなかったころの自分を思い出す。

(k.y.注: 「英語ができなかったころの自分」という文句は誤解を招きます。枝廣さんは、決して英語ができなかったわけではありません。たいへん高度な大学受験勉強とその後の専門の勉強を通じて、2000~3000時間は既に英語に接していはずです。

 大学の英会話の授業で挫折し、「自分は英語がしゃべれない」というコンプレックスと、「いつかはやらなきゃ」という強迫観念がしこりのようにいつも頭のどこかにあった日々。そして、夫の米国留学をきっかけに29歳から2年間猛然と勉強し、今の自分がある。

 私はまず英語を聞いて理解したいと思った。そのためには語彙力と耳の慣れだ。1日3時間ずつ英語ニュースを聞き、新しい単語を2日後、5日後、2週間後と忘れそうなころに復習。英語を聞こえたまま口に出すシャドーイングや英語テキストの音読も野球の素振りのように毎日行った。

 自分の経験から、英語の勉強で苦しんでいる人には「英語の出来・不出来」と「自分の人格」とを分けて考えたほうがいいですよ、と串し上げたい。英語の不出来が自分の人間性の傷であるかのようなとらえ方は生産的ではない。英語は単なる道具である。その道具で何のためにどんなことをするのかを考えることにエネルギーを集中したい。

 英語は道具だから、その必要性を感じる人が使えるようになればいい。世界に日本の考えをしっかり伝える立場の人々は、英語で自由自在にコミュニケーションができなくてはならないが、全国民が英語ペラペラになる必要はない。ただし、どんな分野であれ、新しい情報を広く得たいと思うのであれば英語は不可欠だ。私の感覚では、日本語で読める情報は世界のメデイアやネットで飛び交う情報の1%ぐらいだろうか。

 学習法を相談されると、私はまず「英語で何がしたいのですか?」と尋ねる。外国人と直接交渉したい、映画を吹き替えなしで楽しみたい、インターネットで英語情報を読みたいなど、答えは千差万別。「英語ができる」といっても、読む、聞く、話すのどれなのか、目的次第で方法は異なる。得意な学習スタイルも人によって違うはずである。

 なのに「○○式学習法がいいらしい」と飛びついて挫折する人が何と多いことか。○○式はその作者にはベストであっても、万人向けとは限らない。自分を勉強法に合わせる必要はない。自分に合った方法が一番分かっているのは、ほかでもない自分自身である。

 「英語は幼少期にやらないとモノにならない」というのはウソである。楽して英語を身につけることも難しい。だが楽しみながら自分の設定した目標に一歩一歩近づくことは、やる気があればだれでもできる。

枝廣 淳子(同時通訳者) (引用終止)

プロとして飛躍する基礎を構築するために枝廣さんが英語習得にかけた時間数は―学校時代も含めて―およそ1万時間でしょう

この1万時間は ― 彼女の頭の回転の速さと計算しつくされた学習法を考慮すれば ― 普通の人の2~3万時間に匹敵するかもしれません。

それでも、決してまねのできない神業ではありません。

ほんとうに注目に値する「外国語学習現象」です。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(68/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1196 cost

1197 costume

1198 cot

1199 cottage

1200 cottage cheese

1201 cotton

1202 couch

1203 cough

1204 could

1205 council

1206 counsel

1207 count

1208 countdown

1209 countenance

1210 counter

1211 counter

1212 counter-

1213 counterfeit

1214 county

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① She's a woman after my own heart.

彼女は好みや視点が私と似ている

② There's no need to get so het up about a few dirty dishes in the sink !

台所のちょっとした片づけものでそんなにカリカリすることはないだろう!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(8)

英語学習法(3)で次のような計算をしました。

だいたいの数字ですから、多少の誤差及び個人差はあります。

『英検2級    1500時間   TOEIC470

英検準1級   2500時間   TOEIC730

英検1級     4000時間  TOEIC930

したがって、中高大(学校の英語接触時間 800時間)とほどほどにしか勉強してこなかった人は、2級合格に+700時間、準1級合格に+1700時間、英検1級合格に+3200時間の学習が必要です。

毎日5時間勉強すると、英検2級で140日(4~5ヶ月)、準1級で340日(約1年)、1級で640日(約1年8ヶ月)かかる計算です。』

もっと単純にしてみましょう。

英検2級    半年

英検準1級   1年

英検1級     2年   

これは、学校を卒業した(=800時間の英語の授業を受けた)大人の場合です。

高校や大学に通いながら合格した人は授業以外に必要な時間数の勉強をした人です。

さて、大人が改めて勉強する場合を想定すると、毎日5時間も勉強できる人は少ないでしょう。

そこで英語教材の宣伝文句によく出てくるのが、「毎日30分いや15分でも十分英語がしゃべれるようになります!」というようなコピーです。

商業的には当然です。毎日1時間以上も英語の勉強に割こうと思う人は統計上非常に少ないでしょうから、そんなフレーズをセールストークに入れるのは不適です。

そして、セールトークが絶対に触れないことは「1日30分でどの程度の期間でどの程度のレヴェルまで到達できるのかという具体的な指標」です。

だから、今度は毎日30分で計算しなおしてみましょう。毎日5時間の10/1です。

① 英検2級    5年

② 英検準1級  10年

③ 英検1級    20年  

これが、普通の姿でしょう。

しかも、復習による知識の蓄積が欠かせない

結果として:

ほとんどの人が①で終わりです。

②に達する人は日本人としてはかなりできる人

③は②の7%程度統計上はきわめてまれな人

したがって、最も需要の多い②までのテキストその他が熾烈な販売合戦を展開することになります。同じような学習用商品が市場にあふれます。

5~10年惰性的に(しばしば断続的に)学習を続ける人は耐えることがなく、毎年新たな参入者もひきもきりません。日本は英語学習超大国です。

しかし、学習する立場からすれば、これは好ましいことではありません。

まず、現在のレヴェルを見極めて、当面の到達目標レヴェル、最終的な到達目標を定め、時間を意識して学習すれば、効率ははるかに高くなるはずです

目標は①か、②か、③か、それ以上なのか? 各レヴェルは実はどの程度のレヴェルであるかを知っているのか?

それで自分は何をしたいのか

追記: こんな気軽なブログもいろいろ参考になっていいですよ → http://blog.livedoor.jp/v_horizon/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(67/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1179 coral

1180 cord

1181 cordial

1182 core

1183 cork

1184 corn

1185 corner

1186 corporal

1187 corporation

1188 corps

1189 corpse

1190 correct

1191 correspond

1192 corridor

1193 corrode

1194 corrupt

1195 cosmetic

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① Don't start talking about ghosts - they give me the heebie-jeebies.

お化けの話はごめんだよ - 怖くてたまらない。

the heebie-jeebies → strong feelings of fear or anxiety

② Most people can't be bothered thinking about their retirement - they're too busy concentrating on the here and now.

たいてい誰も引退のことなど考えない - 目先のことに忙殺されているから。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(7)

枝廣淳子さんの「語彙暗記」作戦は、実に、鮮やかです。

あまりすばらしいので要点を再度引用しておきます。太字はk.y.。

(引用開始)そうですね、人はどうやって学び、どうやって忘れていくかということを勉強する学習心理学に、「忘却曲線」というのがあるんです。たとえば、ある日50個の単語を覚えますよね、この50個を永久に覚えているということはなくて、徐々に忘れていきますよね。これを表したのが忘却曲線で、曲線が落ちかけてきたときに復習するなどして線を引き上げると、記憶はまた戻る。で、また落ちかけると戻すっていうのを何回かやると、記憶が固定するんです。

この曲線に基づいて、覚えた単語を復習するタイミングがわかるようなしくみを夫にコンピュータで作ってもらったんですね。同時通訳者になるための最初の課題は、語彙力のなさとスピードについていけないことですから、雑誌とか新聞とか読んで、わからない単語を手当たり次第どんどんコンピュータに入力していきました。

佐々木 それは、具体的にどんなシステムなんですか?

枝廣 アクセスっていうデータベースなのですが、日付をつけて、新しい単語を入れて、復習ボタンを押すと、そのとき復習すべき単語が出てくるというもの。復習のタイミングは、2日後、3日後、5日後、7日後、14日後だったかな。たとえば、今日覚えた単語を次の日に復習しますよね。たぶん40個くらいは覚えてるので、今日パスした40個は、次に5日後のグループに入る。今日覚えてなかった単語にはもう一回、今日の日付がついて1日目のグループに入る。そうやって、覚えているものは先送りして、覚えてないものは1日めからやり直して、14日後まで進んだものは、ほぼ覚えましたね。(引用終止)

「枝廣アクセス」は無料でダウンロードできるそうですから試して見てください。

根本原理は「アンチ・バベルの塔」と同じです。復習を完全にビルト・インした方法です。

私は「忘却曲線」ということばがほんとうになつかしい。

昔勤務していた英会話学校のあちこちに「忘却曲線」のグラフが張ってあって年中目にしていたからです。

こういうアイデアをすぐに具体化してソフトを作成できるご主人がいることもすばらしいですね! 「鬼に金棒」だ。

ところで、みなさん、絶対忘れてならないのは「枝廣さんがこのソフトを使って1万語を実際に暗記したこと」ですよ。

ほとんどだれもこんなしんどいことができないんです。だからこそ「自然なやりかた=たいした効果なし!」が大流行するわけです。

数千メートル級の高山に歩いて登るようなものでしょう。

ただし、「頂上からの雄大無比な景色=格段に進歩した英語力」が結果として残ります。

また、4合目あたりから効果が実感できるようになりますから、途中の行程もしんどいことばかりではない。確実に頂上も近づいてきますし、すでに走破した行程は復習によってしっかり固められていますから崩れるおそれはありません。

枝廣さんは、「同じことは二度としたくない」と語っておられます。

それだけ壮絶な勉強だったわけですが、もうひとつ意味があります。

基礎工事(2年間7000時間)はもう終わり」ということです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(6)

英語学習で「時間」を無視するとたいへんなことになる!

何が最もたいへんなことなのか?

自然な習得法という呪文」に見事にかかってしまうことです。

「なるほど、そうだよな!」と感激してしまうことです。

その結果、永遠に低いレヴェルで停滞することになります。

マルコムXの場合を思い起こしてください。辞書をそっくり書き写すという極端に不自然な方法でしたがその効果は極大でした

学習方法は、「時間」をしっかり意識して飛躍的に英語の力を高めるためには、必然的に不自然になります

今回は、「物理的・心的・時間」を見事に活用して所期の目的を達成した同時通訳者・枝廣淳子さんの実例を再度紹介します。

有名な方ですから皆さんもすでによくご承知かもしれませんが、そうでないかたは、とりあえず、
http://www.ewoman.co.jp/winwin/40ej/12.html  
http://www.es-inc.jp/lib/writing/f001.html
http://www.classdenet.ne.jp/intermail/communication_vol39_40.htm 
全部読んでください。

勉強の話だけではありませんが、読めば元気が湧くはずです。

学習法のハイライトは『まず最高度の目標を定め、2年間で7000時間勉強し、1万語の語彙リストを作成・暗記し、3ヶ月ごとに8学期まで作って学期ごとに達成度や方法をチェックし、重点は自分の弱点であった「語彙のなさ」と「話されるスピードについていけないこと」の克服に置いた』ということです。

枝廣さんは、別の機会に、『やりたいことを「いつかやる」「あとでやる」と思っていても、その「いつか」は来ないから、やりたいことがあるのなら、どんなに忙しくても、たとえ1日5分でも今日から始めないと。「時間があったら」「お金があったら」など「たら」と言わないで、時間やお金をつくることから始めればいいと思います』とも語っています。

それから、枝廣さんは、ご本人は直接には語っていませんが、すごい体力の持ち主のようです。

健康はほんとうに大事です

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(66/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1159 convenience

1160 convenient

1161 convent

1162 convention

1163 conversation

1164 converse

1165 convert

1166 convey

1167 convict

1168 conviction

1169 convince

1170 cook

1171 cookie

1172 cool

1173 cooler

1174 cooperate

1175 cooperative

1176 coordinate

1177 copper

1178 copy

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① In the heady days of their youth, they thought anything was possible.

彼らは、若く意気盛んだったころ、何でもできるような気になっていた。

② The woman staggered and collapsed in a heap.

その女性はよろめいてどさっと倒れた

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(65/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1143 content ( N )

1144 content ( adj / V )

1145 contest ( N )

1146 contest ( V )

1147 continent

1148 continue

1149 contract ( N )

1150 contract ( V )

1151 contradict

1152 contrary

1153 contrast

1154 contribute

1155 contrive

1156 control

1157 controversy

1158 convalesce

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① I wouldn't like to hazrd a guess.

大胆に推測する気などない。

② I tried to take in what he was saying about nuclear fusion, but most of it went over my head.

彼の核融合の話を理解しようとしたが、あまりにややこしくてほとんど分からなかった

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(18)

「治者と被治者の自同性」について

「マルタ島の石ころ」さんから次のようなご指摘がありました。

> そこで、1つ疑問が浮かびましたので書込みしますぅ。私は法学が専攻なのですが、民主主義の定義に「治者と被治者の自同性」というものがあります。「『治める者』と『治められる者』が同じであること」という意味です。これを考えると「人民を統治する」でもいい気がしちゃいます。この定義の起源は実は知らないのですが、もしかしたらこの英文の誤訳から生まれたのでしょうか(笑

以下は、新たなアイデアではなく実質上繰り返しになりますが、確認のための記述です。

支配者が人民を統治する」のは非民主主義

人民が人民を統治する」のは民主主義

いずれにしても「被統治者は人」であって、言うまでもなく当然のことです。

他の動物などを統治するわけではありません!

だから、わざわざ被統治者に言及する必要は皆無です。

「被統治者」は全歴史を通じて「人」なのです。あたりまえのことです。

つまり、民主主義であるか否かを決めるのはだれが」統治するかということであって、だれを統治するかということではありません。

大事なことは「人民が人民を統治すること」ではなくて「人民が統治すること」なのです。

そして「治者と被治者の自同性」に意義があるのはそんな歴史的経緯があるからです。

それ自体に固有の意義があるわけではありません

さらに、人民(目的語)に言及する必要がないから、government は自動詞の派生名詞になるのです。

government of the people, by the people, for the people に含まれる動詞 govern に目的語はありません。

以上は私見ですから、みなさんもどんどんコメントを寄せてください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(17)

私は「k.y.パターン」に自分でも感心している(笑)!

「k.y.パターン」とは「自動詞派生名詞 of A, by A ( ふたつのAは実質上も形式上も完全に同一)」のパターンのことで、必ず「Aの Aによる~」という意味になる

of A のAは主語 / 所有 / 由来 (すべて~ので表現できる)であって決して目的語ではない。

自動詞は、そもそも、目的語をとらない

なぜ、「自動詞」なのかは、すでに何度も説明しました。

「k.y.パターン」が誤りであることを証明するためには① 論理的に ② 文脈的に ③ 沿革的に納得のいく反論が必要になります。

今までのところそんな反論はありません。実はほとんどだれも関心がない(笑)。

「マルタ島の石ころ」さん、お気持ちは十分わかりますが、ぜひ、① 論理的に ② 文脈的に ③ 沿革的に「k.y.パターンがあてはまらない実例」を示してください。

私のほうは、残念ながら!!!今まで以上の説明ができません。

ごめんなさい、「マルタ島の石ころ」さん。

もっとアイデアが浮かんだらお知らせしますのでよろしくお願いします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(5)

英語学習法(4)で、「次回も酒井先生の主張の重大な矛盾を探ります」と書きました。

酒井先生は自分のお子さんを実例にして「理想的な覚え方!」を解説していました。

なるほど、普通の日本人の100倍以上英語に接することのできる人なら、「理想的な覚え方!」でも問題ない覚え方あるいは実際に理想的な覚え方である可能性もあります。

しかし、酒井先生の念頭にあるのはそんな人たちではなく、日本の大学生以上の大人の人たちです。

普通の大人の人たちが「理想の覚え方!」で英語を勉強したら、それこそ何十年かかってもさほどのレヴェルには到達しない。これは、誰が考えても明らかなことでしょう。

ここで話の焦点を「語彙獲得」にあててみます。

酒井先生は自著の『快読100万語! ペーパーバックへの道』で、「第14講 それでも単語を増やすには? どのくらい読めばいいのか?」という章を設けて次のように述べています。省略・太字はk.y.。

(引用開始)さて、単語集や辞書にたよることはあきらめたとしましょう。でも辞書も単語集もたよりにせずに「単語」を増やしていくには一体どのくらいの英文に触れればいいのでしょうか?
 またクラッシェンさんに登場してもらいましょう。クラッシェンさんの The Power of Reading という本に、ヒントになる研究が紹介されています。英語を母語とする子どもたちは、100万語を読んで1000語をを身に付けるという説です。ぼく自身おそらく3万語は知っているでしょう。そして今までに読んだ量は少なくとも3000万語でしょう。大体クラッシェンさんの紹介している数字にあっていると思われます。ぼく自身の数字はいい加減なものですが、桁は違っていないと思います...(引用終止)

何という非効率!!

英検準1級に確実に受かる語彙数を7000語、1級なら1万語としましょう。

酒井先生に従って語彙を増やすとすれば:

準1級で700万語(300ページのペーパーバック ― 1ページ400字として―58冊

1級で1000万語(300ページのペーパーバック ― 1ページ400字として―83冊

酒井先生の語彙数3万語で3000万語(300ページのペーパーバック ― 1ページ400字として―250冊

ネイティヴの大人の語彙数5万語(300ページのペーパーバック ― 1ページ400字として―58冊)5000万語(300ページのペーパーバック ― 1ページ400字として―417冊

「英語学習法(4)」で、準1級ならだいたい1700時間で合格できるという計算をしました。

ところが、酒井先生の方法に従うと、1700時間で58冊(700万語)のペーパーバックを読む必要があります。

つまり、1時間に4万語100ページ)読まないと必要な語彙数に達しません。

こういうアイデアは quixotic [kwiksatik] =ドン・キホーテ的で、あまりにも現実離れしています。

「100対1の壁」を完全に無視した「あこがれ!」に過ぎないと言っても過言ではないと思います。

「時間」を無視するとたいへんです

みなさんのコメントもぜひ寄せてください


| | Comments (1) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(64/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1126 conspire

1127 constant

1128 constitute

1129 constitution

1130 construct

1131 consul

1132 consult

1133 consume

1134 contact

1135 contact lens

1136 contagious

1137 contain

1138 contaminate

1139 contemplate

1140 contemporary

1141 contempt

1142 contend

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① fat as a pig 豚のように太って(日本語も同じ)

② cunning as a fox キツネのようにずるい(日本語と同じ)

③ ( throw ) pearls before swine 豚に真珠=(猫に小判)

④ play possum フクロネズミのまねをする=(タヌキ寝入り)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(4)

必要な「学習時間」を考えるということは、「学習効率」を考えることでもあります。

ここで、私が「アンチ・バベルの塔」の建設をはじめたいきさつについて再度述べたいと思います。

「アンチ・バベルの塔」の元来の目標は「辞書暗記」です。

なぜ、辞書暗記なのか?

何度も書いてきましたように、他の方法に比べて 最も効率よく正確に 語彙を暗記できるからです。

語彙を暗記する方法は大きく分けて3つあります。

① 市販の単語帳で覚える方法(各種単語ソフトも含む)

② ペーパーバックや雑誌を読みながら未知の語彙を辞書で確認しながら覚えていく方法

③ 多読のみによって― 辞書はまったく利用せずに ― 自然に覚えていく方法

最も効率が悪いのは ③ の方法です。

ここで ③ の代表選手・酒井邦秀先生が提唱されるSSS多読法を検討して見ましょう。

私は、念のため先に確認しておきますが、「多読法」を否定するつもりはありません。むしろ、「アンチ・バベルの塔」と併行して利用すべき優れたツールだと考えています。

また、多読法を今までになくしかも体系的に普及させた酒井先生の功績はたいへん大きなものです。

しかし、多読だけで語彙を増強するのはあまりにも効率が悪いのです。

なぜか?

ここに酒井先生の『快読100万語!ペーパーバックへの道』という本があります。

その第13講のタイトルは、『「単語信仰」を捨てる ― 「語学は単語」ではない』となっています。

そして、「語学は単語ではなく、文である」とか「文から切り離して、語源や派生をたよりに、単語の意味を訳語と結びつけて覚えることなど、害ばかりで何の益にもなりません」とか書いてあります。

しかし、単語の意味がわからなくてどうして文の意味が分かるというのでしょうか?

そんなことは不可能です!

案の定、酒井先生は「意味は浮き出してくるもの ― 理想的な覚え方!」という項目をもうけて「覚え方」を解説しています。

結局覚えないといけないのです!

さて、その「理想的な覚え方!」とはいかなるものか?

酒井先生は次のように説明しています。省略・太字(一部は原文と重なる)はk.y.。

(引用開始) 語の意味は辞書など引かずに、その語があらわれる文にたくさん触れて、そこから意味が浮き出してくるのをじっくり待つのが理想です。英和辞典を使った「インスタント」な理解は、「急がばまわれ」の深い理解にはかないません。
 「浮き出してくる」ということを、実例でもう少しくわしく説明しましょう。ぼくの娘の例です。娘は9歳のときにイギリスに1年3ヶ月行きました。英語はまったく学習したことがありません...
 娘はまったくの白紙で英語に触れはじめ、一生懸命先生や友達の発する音に「意味」を見いだそうとしたにちがいありません...
 たとえば、

  ジュニートハゥッ? ( Do you need help? )
  ハゥッミー ( Help me. )
  アゥハゥッピュゥ ( I'll help you.)    
  
(k.y.注: カタカナにせよデフォルメが過ぎて誤解を招く発音表記です)

などという言葉を先生や同級生から何度も聞くうちに、「ハゥッ」とか...聞こえる部分が、文字で書けば help という一つの語だとわかり、意味もだいたいわかってきた ― そういうことだったのだと思います。
 これが「浮き出してくる」ということです。(引用終止)

酒井先生ともあろうベテランの指導者でもこんな「理想」を追求して「効率」をまったく無視しているのです。

「ネイティヴの英語に接する時間は日本人の100倍」という事実をまったく無視しているのです

しかも、やっぱり「語彙増強の必要性」は認めざるを得ない!!

次回も酒井先生の主張の重大な矛盾を探ります。

みなさんのコメントをお待ちしています!

追記: http://saca.boo.jp/column/column2.html  は素直な感想だし、その通りです。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

コメントにお答えする(6/2005)

cosa さん、こんにちは。

いつも私の記事を読んでいただき感謝しています。

まだ寒いですが、家の庭にはもう2週間ほど前からウグイスがきていて、鳴き声もしっかりしてきました。

桜が満開になる頃には、私が昨年の9月にスタートした「英英辞典2冊目の旅」もほぼ半分の道程に達します。

皆さんといっしょに何かを達成しさらに次の目標に向かうことができればほんとうにうれしいことです。

その基盤に「時間の意識」があると思います。

> ちなみに私の現在の英語レヴェルはTOEIC840です。当面の目標レヴェルは英検1級またはTOEIC900。その次は見出し4万語の英和辞典暗記達成。その後を考える楽しみはまだとっておきたいなあと思います。

当面の目標は ― 油断は禁物ですが ― もう手が届きそうな段階にきていますね。

「英検1級またはTOEIC900」というのは、日本人にとって、大きな自信と節目(ふしめ)になるポイントでしょう。

英語で何かをする(仕事 / 生活の楽しみを広げる)上で、だいたいの基礎ができたといえるレヴェルだと思います。

そして、「見出し4万語の英和辞典暗記達成」はまさに「知の宝石」を手に入れるようなもの。

しかし、いろいろな意味で大プロジェクトです。

一気に1~2年ほどで達成できれば理想的ですが、5~10年でも、かまわないでしょう。

英英辞典も併用し多読も実行しながら5~10年かける方法も非常に優れた選択肢だと考えます。

「知の宝石」を獲得すればどうなるか?

たとえば、「タイム」や「エコノミスト」その他の雑誌が、1万語前後の語彙力だったころに比べてですが、「あらっ?!」と思うほど簡単に読めるようになります。

さらに、「この程度なら書けるぞ!」というような感じがしてきます。

> その後を考える楽しみはまだとっておきたいなあと思います。

私もです!

Thank you.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(3)

「必要な学習時間」が、英語学習法を議論する時に、無視されているという話をしています。

学習時間を無視した議論がとんでもない誤解を生んでいる事実を無視できません。

それでは、いったい、どれくらいの時間がレヴェルごとに必要なのでしょうか

興味ある調査結果がありますので下記に引用します。

出所: http://www.nullarbor.co.jp/tg/

(引用開始) どれくらいの学習時間が必要なのか

 それでは,英語能力を実用レベルにまで伸ばすためには,具体的にどれくらいの学習時間が必要なのであろうか。アメリカ国務省の付属機関で,外国語研修を行っている Foreign Service Institute(以下 FSI と省略)という組織がある。この FSI が1973年に発表した外国語の研修成果と,それに要した研修時間に関する資料は,日本人が英語学習に必要な学習時間を推定するためにきわめて示唆に富む事実を提供している。

 FSI はアメリカ人の国務省研修生に教える外国語を,その難易度によって4つのグループに分類している。

 第1グループはフランス語,ドイツ語,スペイン語などで,英語と言語系統が最も近いので,英語国民であるアメリカ人にとっては最もやさしい言語である。

 第2グループはこれよりも言語系統が異なった言語,つまりアメリカ人にとっては第1グループより難しい言語で,ギリシャ語,ヒンズー語,インドネシア語などがその中に含まれる。

 第3グループはさらに難しい言語で,ロシア語,ヘブライ語,トルコ語などが含まれる。

 第4グループはアメリカ人にとって最も難しい言語で,日本語,中国語,朝鮮語,アラビア語の四つの言語がこのグループに属している。

 これらの諸言語の speaking 能力達成度と,それに要した研修時間を見ると,当然のことながら,アメリカ人にとってやさしい言語は必要研修時間が短く,難しい言語の研修時間は長い。

 次に示した表は,各グループがレベル2+またはレベル3の speaking 能力に達するまでに要した研修時間の平均値である。

 レベル2+またはレベル3の speaking 能力というのは,日常生活にはほとんど差し支えないレベルを示す。もちろん listening 能力にも問題はない。また,この研修は普通の研修とは違って,インテンシブ・コース(集中訓練)と呼ばれるものである。

 1日6時間の研修は,月曜から金曜まで連続5日間続き,週当り30時間の猛特訓である。インテンシブ・コースは普通の研修より30%程度は効率がよいとされているが,それだけに厳しく,だれでも気楽に参加できるといったものではない。しかも,FSI の研修生は,数多くの就職希望者の中から,難関を突破して国務省に採用されたエリート官僚の卵,将来の外交官である。したがって,一般の学習者の場合には,これよりもかなり多くの学習時間がかかることが予想される。

第1グループ レベル2+  720時間 (24週)
第2グループ レベル2+/3 1320時間 (44週)
第3グループ レベル2+  1320時間 (44週)
第4グループ レベル3  2400 - 2760時間 (80-92週)

 ここでわれわれの英語学習に直接関係するのは,最後の第4グループである。時間的には2400時間から2760時間であるが,期間としては80週(1年7か月)から92週(1年10か月)もかかっている。普通の研修ならともかく,2年近くもインテンシブ・コースを受けるということは,その期間中はほかのことはほとんど何もできないということを意味するので,並大抵の努力でできるものではない

 もちろんこれはアメリカ人が日本語を学習する場合の例であり,日本人が英語を学習するものではないので,ここで示された数字はそのままでは通用しない。しかし,大きな意味では学習時間の目安にはなるはずである。これで見ると,日本人が英語のレベル2+以上の speaking 能力に達するためには少なくとも3000時間の学習時間が必要であろうと推測できる。10年間の中学,高校,大学で受けた英語教育の3倍の学習時間である。これからしても,従来の学校英語の学習時間ではまったく足りないことが分かる。これほどの格差がついてしまうと,なまじっかな対策ではまったく通用しない。(引用終止)

また、英語の英検・TOEICレヴェル別学習必要時間は、安井京子著『女は英語でよみがえる(勉強編)』を参考に、私の実感も加味して、次のようになります。

だいたいの数字ですから、多少の誤差及び個人差はあります。

英検2級    1500時間   TOEIC470

英検準1級   2500時間   TOEIC730

英検1級     4000時間  TOEIC930

したがって、中高大(学校の英語接触時間 800時間)とほどほどにしか勉強してこなかった人は、2級合格に+700時間、準1級合格に+1700時間、英検1級合格に+3200時間の学習が必要です。

毎日5時間勉強すると、英検2級で140日(4~5ヶ月)、準1級で340日(約1年)、1級で640日(約1年8ヶ月)かかる計算です。

こんな計算こそ必要なことなのです!

そうして初めて具体的な学習法やスケジュールが立てられるのです。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(63/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1109 Congress

1110 conjunction

1111 connect

1112 conquer

1113 conquest

1114 conscience

1115 conscious

1116 consent

1117 consequence

1118 conservative

1119 conserve

1120 consider

1121 considerable

1122 consist

1123 console

1124 consonant

1125 conspicuous

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① a haunting melody

哀(かな)しくも美しいメロディー

② He's a good player, but he's got nothing on his brother.

彼は、優れた選手だが、兄(弟)にはかなわない

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習法(2)

「英語学習法(1)」で指摘したのは、英語を学習するさいに自分の「現在のレヴェル」「当面の到達目標レヴェル」「最終的な到達目標レヴェル」という3つのレヴェルを明確に意識していない人が案外多いということでした。

この3つの目標がはっきり自覚されていたら、自ずと勉強方法も定まり、参考書などの選択範囲も特定され、スケジュールも立てやすくなることは明らかです。

たとえば、市販の参考書に限って話をすれば、そのほとんどすべては英検準1級前後までのレヴェルを目標にしたものです。

英検準1級のレヴェルというのはどの程度のレヴェルかについては「英語学習法(1)」を読んでください。

今回は、英語の学習時間または英語習得に必要な「時間」について検討してみます。

「あまり誰も指摘しないけれど(1)」において、次のようなことを書きました。

英語がうまくなるのに最も必要なのは、「学習や練習にかける時間数」だと思います

日本語は自然と身に付いたとみんな思っているし、実際そうですが、大人らしい日本語が身に付くまでにやっぱり20年ほどはかかっている。それも朝から晩まで日本語で、夢まで日本語なのです。

夢は別にしても、日本語を聞いたりしゃべったり読んだり書いたりしている、つまり実際に日本語に接している時間が1日8時間だとしても20年では5万8千400時間になる。

他方、英語の場合。普通の日本人は日常で使う機会はないから専ら学校の授業。学校で、13歳から20歳まで英語を習うとしても、1日に1時間として1週間で5時間程度、しかもそのほとんどが圧倒的に日本語が多く、英語も日本人なまりで、いねむり、おしゃべりもめずらしくない授業である。だから、実際に英語に接している時間は1週間で2時間ぐらいに過ぎない。

月間でやっと8時間、1年で100時間に満たない。それで20歳まで8年間続けても800時間弱である。これは日本語の時間数の73分の1。夏休みや行事もあり実際はもっと少なくなる。つまり、日本語の100分の1程度。

これを語彙力に単純にあてはめると、母国語の日本語が3~5万語だとして、英語で何とか実用に絶える実用語彙数は日本語の100分の1として300語から500語。事実、それが実情ではないか?』

同じ計算ですが、英語のネイティヴが英語に接している時間を1日8時間として言語能力が完成するのが20歳だとしましょう。

その間英語に接する総時間数は、8×365×20=5万8400時間。実際は1日8時間どころではないでしょうから6万時間としておきます。

他方、日本人が英語に接する時間は800時間。

ネイティヴ対日本人の比率は800時間対6万時間です。

日本人はネイティヴに比べて英語に接する時間は75分の1

接する英語の量だけではなく、質も勘案すれば、100分の1と言っても決して過言ではないでしょう。

さらに、いろいろな相乗効果を考えればとても100分の1どころではないでしょう。

しかし、とりあえず、この100対1という数字をしっかり自覚しなければなりません

そうすれば、「日本語も自然に覚えたし、ネイティヴも自然に英語を身につけるんだから、文法をやったり単語を詰め込んだりする不自然なやり方はまちがっている!」という批判がいかにトンチンカンで根拠を欠く議論であるかが分かります。

むしろ、8年間でもしっかり勉強すればだれでも英検2級までは習得できるという事実を是としなければなりません。

「自然に ― 文法も学習せず単語もあえて暗記しないで ― 習得」しようとしたら、どうなると思いますか?

4年ほど前に、チョン・チャンヨン氏が書いた『英語は絶対勉強するな!』という「!」付きの本が大人気になりました。

みなさん、「自然に ― 文法も学習せず単語もあえて暗記しないで ― 習得」できるのか!!と思ったのでしょう。

私も、英語習得方の本は何でも買いますから、『英語は絶対勉強するな!』を買いました。

もちろん、ちゃんと読みました。

読んで分かったことは下記の3つです。

① チョン・チャンヨン氏自身、著書の方法を開発する前に「伝統的勉強をちゃんと終えている」こと。

② 『英語は絶対勉強するな!』というタイトルとは裏腹に、実は ― 忠実に「チョン・チャンヨン法」を実行すれば ― とてつもない「勉強量」が必要になる学習法であること。

③ 「現在のレヴェル」「当面の到達目標レヴェル」「最終的な到達目標レヴェル」という3つのレヴェルを明確に意識したものではないこと。

①の土台がなければできないし、さらにその上に猛烈な勉強を必要とする方法であり、各レヴェルの学習方法を具体的に示したものでもない。

チョン・チャンヨン氏の「徹底したリスニング重視」の方法は伝統的勉強法の弱点を補強する意味で正しいものです。

リスニングは伝統的学習法ではほぼ完全に無視されていたからです。

『グレゴリー・クラーク先生の「暗号解読法」があなたの英語に奇跡をおこす!』と同じ路線です。

しかし、その方法だけで「短期間」に外国語を習得することは不可能です。

「100対1の壁」を薄くするために、「伝統的学習」は ― 実は ― 「学習を加速する役割」を担っているのです。

「学習加速手段」という―今まであまり検討されなかったが ― 観点から「伝統的学習」を再検討すれば、英語学習の最大の壁である「100対1の壁」をかなり薄くできると思います

皆さんのコメントをお待ちします!


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(62/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1093 condominium

1094 conduct

1095 cone

1096 confer

1097 confess

1098 confide

1099 confidence

1100 confine

1101 confirm

1102 confiscate

1103 conflict

1104 conform

1105 confront

1106 confuse

1107 congratulate

1108 congregation

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① She always does things the hard way.

彼女は、いつも、わざわざむずかしいやり方をする

the hard way → a way of doing something wich is unnecessarily difficult

② If he so much as harms a hair on her head I won't be responsible for my actions.

彼女に少しでも危害を加えてみろ、何が起こっても知らんぞ。

harm a hair on someone's head → to harm someone in any way

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(16)

リンカーンのゲティスバーグにおける演説の最後の部分は:

「われわれの前に残されている大事業に、ここで身をささげるべきは、むしろ我々自身であります。-- それは、これらの名誉の戦死者が最後の全力を尽して身命を捧げた、偉大な主義に対して、彼らの後をうけ継いで、われわれが一層の献身を決意するため、これらの戦死者の死をむだに終らしめないように、われらがここで固く決意するため、またこの国をして、神のもとに、新しく自由の誕生をなさしめるため、そして人民の、人民による、人民のための政治を地上から絶滅させないため、であります。」

米国の歴史は17世紀の始めに英領植民地としてスタートし、1776年に独立宣言が採択されます。その後の独立戦争を経て1787年には合衆国憲法が起草され1788年に各州によって批准されます。

以後、いろいろな問題を抱えて国内諸勢力の対立も続き、19世紀前半には奴隷制をめぐって南部派と北部派が鋭く対立してついには南北戦争(1861~1865)を誘発します。

南北戦争は北部の勝利に終わりますが、その大勢を決めたのがゲティスバーグの激戦(1863年)でした。

リンカーンは、そのゲティスバーブに設けられた戦没者墓地に上記の演説を献呈しました。

この演説の「government of the people, by the people, for the people」という文句は、アメリカ民主主義の端的な定義として定着しています。

だから、米国の 「the people」ということばには特別な意味があります。

南北戦争が終結し奴隷も開放された時点で、人民の、人民による、人民のための政治という建国の理念を強調し確認する意図があったわけです。

英領植民地であったころのアメリカの人々は「英国王の臣民」であり「主権・選挙権を持つ市民」ではなかったのです。

したがって、「人民の、人民による、人民のための、政治」は「国王の、国王による、国王のための政治」に対するアンチテーゼとして捉えるのが自然でしょう。

ここで「リンカーンの演説(15)」と今回のポイントを整理しておきます。

(A)はウィクリフの場合(B)はリンカーンの場合です。

① (A)聖職者の、聖職者による、聖職者のための(教会)統治 ⇔ (アンチA)俗人の、俗人による、俗人のための(教会)統治
② (B)国王の、国王による、国王のための政治 ⇔ (アンチB)人民の、人民による、人民のための政治 

① の(A)において 「government of 聖職者」が「聖職者を統治すること」を意味せず、「聖職者統治する」ことを意味することは明らかです。 もちろん、「government of 人民」は「俗人統治すること」です。

② の(B)において「government of 国王」が「国王を統治すること」を意味せず、「国王統治する」ことを意味することは明らかです。 もちろん、「government of 人民」は「人民統治すること」です。

宗教改革運動も独立戦争も、歴史的な文脈における「テーゼ対アンチテーゼの構図」であることは、革命的な要素を含むあらゆる運動に共通していえることでしょう。

改革・革命運動のダイナミズムと言い換えてもかまわないと思います。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

日本語習得体験記

http://www.bunka.go.jp/1kokugo/3_tokyo_kouen.html

↑ ピーター・バラカン氏の話です。参考になること満載ですね!

私は、ピーター・バラカン氏の「ロックの英詞を読む」をよく拾い
読みします。

ロックのことだけではなく、英語や日本語に関しても啓発されるユ
ニークな本です。

春ですね! 私のログハウスにはウグイスの声が聞こえてきます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(61/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1076 comrade

1077 conceal

1078 concede

1079 conceit

1080 conceive

1081 concentrate

1082 concept

1083 concern

1084 concert

1085 concerted

1086 concession

1087 conclude

1088 conclusion

1089 concrete

1090 condemn

1091 condense

1092 condition

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


「アンチ・バベルの塔」に秘儀はまったくありません。

淡々と作業をこなし、定期的にカードをめくって復習し、それを習慣化するだけです。

難しいことでも何でもありません。

「覚えられない」とか「覚えてもすぐ忘れる」とかいうのは、実は「覚えていない」とか「復習をしていない」というのと同じです。

秘策などありません。そんなことを考える暇があるのなら、カードをめくって復習する方がずっと効率的です!

ありとあらゆる方法を試した経験のある「アンチ・バベルの塔主」の実感です。

みなさんが考えているようなことはぜーーんぶ私が試したことですぞ!

しかし、「これは、どうだ!!」という方法があれば「ぜひぜひ」教えてください。

ただし、自分で実証済みのものにしてくださいよ。

口だけのアイデアなら山ほどあります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(15:付録)

前回は、ウィクリフが聖職者(及び一部の学者など)しか読むことのできなかったラテン語の聖書を一般の人たちも読める英語に翻訳したことを話しました。

キリストは誰にも分かる大衆のことばで説いたのに、中世の聖職者はその神のことば(聖書)を自分たちにしか分からないラテン語で独占していた。

ウィクリフは聖書を俗人に戻そうとした。

ウィクリフ及びその支持者たちの運動は、結局、協会の猛烈な弾圧にあってつぶされてしまいます。

ウィクリフはカトリック公会議によって異端者とされ(1415年)、聖なる墓から遺骨が掘り出されて焼かれてしまいました(1428年)。これで、当時の風習として、ウィクリフは永遠の命を得ることを否定されたわけです。

英訳聖書は焚書(ふんしょ)になり、聖書はまたラテン語のままになりました。

それでも英訳聖書は ― 当時としては ― 教会の弾圧にもかかわらずベストセラーとなり、焚書を生き延びた写本が170冊現存します。

英語は、信仰のことばとして新たな力を与えられ、発展をとげていきます。

今回は、ウィクリフの英訳聖書の「創世記」の冒頭を引用し、それを現代英語と比較しておきます。

ウィクリフの英語は中世英語ですからずいぶん趣(おもむき)がちがい、おもしろです。

出所:http://faithofgod.org/PentJona/Gen.htm 及び http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/1sozou.html


1:1 In the bigynnyng God made of nouyt heuene and erthe.

1:1 In the beginning God created the heaven and the earth.

1:1 初めに、神は天地を創造された。


1:2 Forsothe the erthe was idel and voide, and derknessis weren on the face of depthe; and the Spiryt of the Lord was borun on the watris.

1:2 And the earth was without form, and void; and darkness was upon the face of the deep. And the Spirit of God moved upon the face of the waters.

1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。


1:3 And God seide, Liyt be maad, and liyt was maad.

1:3 And God said, Let there be light: and there was light.

1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。


1:4 And God seiy the liyt, that it was good, and he departide the liyt fro derknessis; and he clepide the liyt,

1:4 And God saw the light, that it was good: and God divided the light from the darkness.

1:4 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、


1:5 dai, and the derknessis, nyyt. And the euentid and morwetid was maad, o daie.

1:5 And God called the light Day, and the darkness he called Night. And the evening and the morning were the first day.

1:5 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。


ウィクリフの英訳聖書で初めて使われた語彙も多くあり、既存の概念にも別の視点が開かれ、まったくあらたな概念も導入されました。

英語の世界をさらに飛躍させる契機となったわけです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

辞書利用について

辞書の利用については関しては、だいたい、下記の4つ(①~④)の見方があります。

5つ目(⑤)に―実行する人は稀(まれ)ですが―極めて大きな威力を発揮する辞書暗記を加えました。

① 辞書を引きながら読むのは有害である。文脈をたどりながら分からない語彙はとばしてどんどん読み進める。ただし、未知語がひんぱんに出てくるものは読まない。絵本からはじめてもよい。

② 同じ未知語がひんぱんに出てきてはじめて辞書を引く。そんな未知語は重要だからである。

③ 自分が気になるときは辞書を引く

④ 未知語はすべて辞書を引く。つまり、徹底した精読をする。

⑤ 辞書を暗記する

私は、①~④まで、状況に応じた利用の仕方として、どれもまちがっていないと思います。

また、③はだれでもしていることでしょう。

しかし、みなさん案外無意識なのは、①~④までの方法を続ける限り生涯それが続いてしまうという点です。いつまでたっても、英語は勉強の対象であって、実用レヴェルには到達しない、あるいは日本語のように違和感なく読めるようにはならないのです。この方法で到達できる語彙レヴェルは5000語までです。

①~③に④を加えれば到達できる語彙レヴェルは1万語前後になってかなり英語力がアップします。英語のレヴェルがここまできて(英検1級程度=ネイティヴの小学校上級)、何か専門分野の知識・経験があれば、たとえば実務翻訳でお金を稼ぐこともできます。

ただし、ペーパーバックや雑誌をスラスラ読むことなど生涯不可能です。英語でリーディングやリスニングを楽しむレヴェルには達しません。

そんな壁を一挙に突破する方法が⑤の辞書暗記です。

他方、ことばのプロ(作家・翻訳家など)ほど辞書を常時利用します。普段から辞書を読み物にしている人もあります。さらには、自分用の辞書を作成している人も珍しくありません。

プロが辞書を多用する理由は、間違いをさけるためでありまた新たなことばを創造するためでもあります。

一般の人がほとんど辞書を利用せず、ことばに詳しい人ほど辞書を多用するというのはおもしろい現象だと思います。

もうひとつ指摘しておきたいのは、語彙レヴェルの低い人と高い人とでは辞書の利用の仕方が ― 同一の単語を調べる場合でも ― まったく異なり、その結果理解の程度も大きく違ってくるという事実です。

いくら辞書を調べてもトンチンカンな解釈を繰り返し、指摘されても気づかないどころか反発さえして頑(かたく)なになる人もいます。

辞書で語彙を調べながらそれでも理解できない人は ― ご本人は気づいていないのですが ― 総合的な語彙レヴェルが低いために辞書さえ十分に利用できない人です。

私も、そんな人たちを反面教師にして、同じ轍(てつ)を踏まないようにがんばっています。

そして、間違いを指摘されたら素直に直すようにしています。

恥ずかしいですが、必要なことです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(60/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1060 compass

1061 compel

1062 compensate

1063 compete

1064 competence

1065 complete

1066 complex

1067 complexion

1068 complicate

1069 compliment

1070 compose

1071 compound

1072 comprehend

1073 compress

1074 compromise

1075 compute

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① There's no need to hang back - you can sing as well as anyone.

臆することはまったくない - だれよりもうまく歌えるのだから。

臆する → 不安や恐怖を感じる

② Why are the British so hung-up on class ?

イギリス人はなぜそんなに階級にこだわるのか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(15)

前回、リンカーンのことばのオリジナルはラテン語の聖書を英訳したウィクリフのことばだという話をしました。

なぜラテン語を英訳することに大きな意義があったのか?

14世紀のウィクリフが生きていたころ、聖書はもっぱら「聖職者」の占有物で、一般の信者は聖書を開くことさえ許されていませんでした。しかも聖書はラテン語で書かれていたために民衆はそのことばをまったく理解できず、また英語の賛美歌も一般祈祷書もなかった。

ラテン語を解する「聖職者」だけが神のことばを独占し、俗人を聖書から遠ざけ、教会を思いのままに統治し、特権の上に安住していたわけです。

「聖職者」が「俗人」を支配する構図です。

ウィクリフは、そんな状態を打破して「一般信者=俗人」が神の教会を統治すべきであると考えました。

そのためには、聖書を英訳して「俗人」も神のことばを理解できるようにする必要があったのです。

英訳自体が大事業でしたが、完成した英訳聖書を普及させるのも命がけでした。当時はまだ活版印刷は存在せず、多くの人が手で書き写していったのです。

英訳聖書は教会が禁書にしたため、写本をする人も弾圧を受け、そのうち数百人が処刑されました。他の協力者たちも同様な断罪を受けました。

ウィクリフが ― 彼のレトリックに従うなら ― ① 「the government of the clergy, by the clergy and for the clergy = 聖職者の聖職者による聖職者のための教会統治」に反対したからです。

「the government of the clergy, by the clergy and for the clergy = 聖職者の聖職者による聖職者のための教会統治」のアンチ・テーゼとして ② 「the government of the clergy, by the clergy and for the clergy = 俗人の俗人による俗人のための教会統治」を主張したと考えたら、何の矛盾もなく理解できます。

なお、by the people は、俗人自らの「聖書解釈」を意味します。だから、「the government of the people, by the people and for the people」は「俗人が、自ら聖書(神のことば)を読むことによって、自らのために教会を運営すること」という意味です。

しかし、① を「聖職者を、聖職者が聖職者のために統治すること」、②を「俗人を、俗人が俗人のために統治すること」と翻訳してしまったら、① と ② のテーゼとアンチ・テーゼの関係が消失し、何の意味もなくなってしまいます

ウィクリフが意図した改革の構図が消えてしまうのです

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(59/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1043 commerce

1044 commission

1045 commissioner

1046 commit

1047 committee

1048 commodity

1049 common

1050 commotion

1051 communicate

1052 communication

1053 communism

1054 community

1055 commute

1056 compact

1057 companion

1058 company この単語にも使い慣れない意味がありますよ!

1059 compare

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① People are more inclined to put their hands in their pockets to help children.

人はさらに積極的に児童義援金を出すようになっている。

② That coat fits you so well - the hang is perfect.

そのコートぴったりですよ - 着姿がバッチリだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

リンカーンの演説(14)

私は、リンカーンの演説(3)において、次のように書きました。

> government of the people, by the people, for the people

> このリンカーンの言葉 ― リンカーが創作したものではなくもっと古くからある言葉ですが ― の意味を取り違えている原因は2つあると思います。

> それは、① 構文と ② 歴史的な背景 の誤解です。

今回からは、② 「歴史的な背景の誤解」について考えてみます。

「人民を、人民が、人民のために統治すること」と解釈することは、government of the people, by the people, for the peopleということばの歴史的な意味を考えた場合でも間違いであることを検証します。

まず、「people」という単語の意味を確認しておきます。

下記の people の定義は『小学館ランダムハウス英和辞典』によるものです。

【1】 (世間一般の)人々

【2】 (集まったあるグループの)人々,(ある数の)人々

【3】 (動物と区別して)人,人間(human beings)

【4】 国民(nation), 民族(race), 種族(tribe)

【5】 (1) (金持ち・貴族・有力者と区別して)庶民,平民,一般人
(2) (聖職者と区別して)俗人(the laity)

【6】 (支配者・統率者・雇用者に対して)臣民,人民,民衆;従者,家来,お供;手の者,(お抱え)弁護士;従業員;(高級船員に対して)乗組員(crew):

【7】 (1) (自治体・国家の)選挙権を持つ市民,有権者,公民,人民,国民.
(2) (共産圏諸国で)人民

【8】 家族,身内,(特に)両親;親類縁者;祖先,先祖:

【9】 (特定の種(族)の [環境に住む]) 動物,生き物

【10】 (人間に似た)超自然的存在:

【11】 法律「(刑事裁判での)検察[検事]側,訴追側

【12】 人,(特に)見知らぬ人.

【13】 (大量の麻薬を扱う)麻薬の売人

リンカーンのことば government of the people, by the people, for the people を歴史的に考察する場合、重要になるのは、【5】 (1) (金持ち・貴族・有力者と区別して)庶民,平民,一般人 (2) (聖職者と区別して)俗人(the laity) 及び 【7】 (1) (自治体・国家の)選挙権を持つ市民,有権者,公民,人民,国民. (2) (共産圏諸国で)人民 という2種類の定義です。

さらに、これからの議論に直接関係するのは、① 俗人 と ② 平民選挙権を持つ市民 という定義です。

①が重要になるのは、歴史上始めて聖書の英訳に着手して「宗教改革の明けの明星」と称されるジョン・ウィクリフが、聖職者に対する「俗人」の主体性を強調して、the government of the people, by the people and for the people ということばを最初に使ったからです。

ウィクリフは、弟子が完成した「英訳聖書」の巻頭に「This Bible is for the government of the people, by the people and for the people」 と記したのです。

次回はこのウィクリフのことばがもつ意味を吟味します

| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(58/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1026 color-blind

1027 colossal

1028 colt

1029 column

1030 comb

1031 combat

1032 combine

1033 come

1034 comedy

1035 comet

1036 comfort

1037 comic

1038 command

1039 commander

1040 commence

1041 commend

1042 comment

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① the hair of the dog

二日酔いの迎え酒

② She has been getting in my hair a bit recently.

彼女がまつわりついてうるさくなってきた。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

英語学習・米語・ネイティヴ・インフォーマント

市橋敬三氏が、その著『アメリカ英語ビジネス会話辞典』の「はしがき」で、述べておられることを次に列記します。

まず、米語について。

○ 「イギリス英語」よりも「アメリカ英語」を学ぶ方が、今や圧倒的に普及しているのは「アメリカ英語」だから、適切である。混乱も避けられる。

次に、市橋氏が協力を求めたインフォーマントについて。

○ インフォーマントは米国人。30~45歳に限り、全員大卒以上、南部出身者は含まない。

○ 学者は、硬い文章や廃れた表現や文学的な表現を使いがちであるから、除外する。

○ 日本語が流暢な人は、英語が日本人的になっているから、除外する。

○ 日本に長く住んでいる人は、英語の変化に疎(うと)いので、除外する。

○ 25歳以下と55歳以上の人は、若者は英語をよく知らないし年配者の表現は古いから、除外する。

市橋氏は、「正しい英語」よりも「実際に使われている英語」を調査し、その結果を著書にまとめて解説されている。

だから、市橋氏の著書に出てくる英語の表現は非常に「流通性」が高いと言えます。

たとえば、「クリーニング屋」は ― 水洗いでもドライ・クリーニングでも ― cleaners であり、しかも単複同型で使われる。

そんなことは、「英和辞典」にも「和英辞典」にも「英英辞典」にも書かれていない。

市橋氏の著書はそんな情報がいっぱい詰まっています。

ところで、「若いアメリカ人は英語をよく知らない」ということだが、私もその辺の若いネイティヴにあまり込み入った質問などしない。デタラメな返答が返ってくる可能性がたいへん高い。

それは日本の若者の日本語を考えてみてもよく分かる。まことに、たよりない!

もちろん、自分の日本語もみがかなければなりません。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

絶対必要な英単語6000語(57/365)

どこから始めてもかませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

1008 coffee

1009 coffin

1010 coil

1011 coin

1012 coincide

1013 cold

1014 cold-blooded

1015 cold war

1016 coleslaw

1017 collapse

1018 collar

1019 colleague

1020 collect

1021 college

1022 collide

1023 colonel

1024 colony

1025 color

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です


今日、辞書で出会った興味ある文例:

① She has a guilt complex about inheriting so much money.

彼女は、莫大な財産を相続したことに根強い罪悪感を抱いている。

② I never call her and every time she calls me I have a guilt trip.

彼女から電話があるたびに、こっちからはまったく電話しないので、ほんとに悪いなと思う

| | Comments (0) | TrackBack (0)

マルコムXは英英辞典を暗記した!(4)

マルコムは、まったく無教養のまま放蕩の限りを尽くし強盗罪で逮捕されてから知に目覚め、ケンブリッジ世界人名辞典にもその名を残す第1級の知識人・黒人解放運動指導者になった。

その博識とロジックを養う出発点になったのが「英英辞典を最初のページから最後のページまで筆写しつつ覚えたこと」であった。

言うまでもないことだが、マルコムが筆写して覚えたのは「学習用英英辞典」でも「児童用英英辞典」でもない成人用の英英辞典である。

その総語彙数はおそらく15万語前後あるいは20万語に迫った可能性もある。

さらに、その後の読書の質・量はすさまじい!

ある英国の作家が、ロンドンから電話して話したときに、マルコムに母校(大学)はどこかと尋ねた。マルコムはただ books と答えたそうだが、まさにその通りである。

彼の読書のようすを、『マルコムX自伝』から引用しながら、記しておきたいと思う。翻訳・省略・太字はk.y.。

『...刑務所は、リハビリを重視するので、本に尋常でない興味を示す入所者には好意的だった。』

つまり、いくらでも読書が可能だった。

『...読んで理解できる新たな世界を知ったあとの私の読書は、いかなる大学も学生に期待できないほど貪欲なものであった。ますます高度な内容の本を読むようになって、10時の「消灯」がどうしようもなく腹立たしく思えた。必ず、没頭している最中(さなか)に消灯時間になるように思えたからだ。』

ところが、幸いなことに彼の部屋には廊下の電灯から明かりが射し込んでいて、目が慣れたら十分読める明るさがあったので、消灯時間が来ると床に座って読書を続けるようにした。

しかし、夜警の看守が1時間間隔で見回りに来る。

『...私は、足音が聞こえたとたんにベッドに飛び込んで寝たふりをした。看守が去るとすぐに床の明かりに戻って ― 次の見回りまで ― また58分間読み続ける。そうしながら毎朝3~4時まで読書する。睡眠時間は3~4時間で十分だった...』

私は、これだけ読書ができるマルコムがうらやましくなる!

『所長と10人の看守がいたが、私から無理やり本を取り上げようとしても無理だっただろう...』

書物ほど雄弁に白人の魔性を語るものは、尊敬する師を含めて、他にないと彼は語っている。

『私は、ことあるごとに、読書が与えてくれた新たな視野について考える。私の人生は、まさにあの刑務所で、読書によって一変した。今思うと、読書の能力こそ、長く眠っていた私の知的渇望に覚醒をもたらしたのだ...』

マルコムは、15分も時間が合って本を読んでいないことは決してないという。黒人の解放のために学ぶためだ。

『...実際、刑務所ほど集中して学べるところは、違う人生を送って大学に行ったとしても、なかっただろう。大学には、想像のつくことだが、あまりにも娯楽や女子寮襲撃ごっこや交遊やなんやかんやが多い...』

刑務所での読書は1日に15時間に及ぶこともあったという。

そんな独学が3~4年。

社会に復帰してからも猛烈な読書は変わらなかった由。

以上、極端な例だと片づけてしまえばそれまでですが、参考になる点も多々あると、私は、思います。

みなさんは、いかがですか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2005 | Main | April 2005 »