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英語学習法(7)

枝廣淳子さんの「語彙暗記」作戦は、実に、鮮やかです。

あまりすばらしいので要点を再度引用しておきます。太字はk.y.。

(引用開始)そうですね、人はどうやって学び、どうやって忘れていくかということを勉強する学習心理学に、「忘却曲線」というのがあるんです。たとえば、ある日50個の単語を覚えますよね、この50個を永久に覚えているということはなくて、徐々に忘れていきますよね。これを表したのが忘却曲線で、曲線が落ちかけてきたときに復習するなどして線を引き上げると、記憶はまた戻る。で、また落ちかけると戻すっていうのを何回かやると、記憶が固定するんです。

この曲線に基づいて、覚えた単語を復習するタイミングがわかるようなしくみを夫にコンピュータで作ってもらったんですね。同時通訳者になるための最初の課題は、語彙力のなさとスピードについていけないことですから、雑誌とか新聞とか読んで、わからない単語を手当たり次第どんどんコンピュータに入力していきました。

佐々木 それは、具体的にどんなシステムなんですか?

枝廣 アクセスっていうデータベースなのですが、日付をつけて、新しい単語を入れて、復習ボタンを押すと、そのとき復習すべき単語が出てくるというもの。復習のタイミングは、2日後、3日後、5日後、7日後、14日後だったかな。たとえば、今日覚えた単語を次の日に復習しますよね。たぶん40個くらいは覚えてるので、今日パスした40個は、次に5日後のグループに入る。今日覚えてなかった単語にはもう一回、今日の日付がついて1日目のグループに入る。そうやって、覚えているものは先送りして、覚えてないものは1日めからやり直して、14日後まで進んだものは、ほぼ覚えましたね。(引用終止)

「枝廣アクセス」は無料でダウンロードできるそうですから試して見てください。

根本原理は「アンチ・バベルの塔」と同じです。復習を完全にビルト・インした方法です。

私は「忘却曲線」ということばがほんとうになつかしい。

昔勤務していた英会話学校のあちこちに「忘却曲線」のグラフが張ってあって年中目にしていたからです。

こういうアイデアをすぐに具体化してソフトを作成できるご主人がいることもすばらしいですね! 「鬼に金棒」だ。

ところで、みなさん、絶対忘れてならないのは「枝廣さんがこのソフトを使って1万語を実際に暗記したこと」ですよ。

ほとんどだれもこんなしんどいことができないんです。だからこそ「自然なやりかた=たいした効果なし!」が大流行するわけです。

数千メートル級の高山に歩いて登るようなものでしょう。

ただし、「頂上からの雄大無比な景色=格段に進歩した英語力」が結果として残ります。

また、4合目あたりから効果が実感できるようになりますから、途中の行程もしんどいことばかりではない。確実に頂上も近づいてきますし、すでに走破した行程は復習によってしっかり固められていますから崩れるおそれはありません。

枝廣さんは、「同じことは二度としたくない」と語っておられます。

それだけ壮絶な勉強だったわけですが、もうひとつ意味があります。

基礎工事(2年間7000時間)はもう終わり」ということです。

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