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「才能」(7)

記憶法というジャンルがある。

語彙の記憶法にもいろいろある。

それに関連して、誰もがほとんど信じていることは「丸暗記は効果がない」ということである。

ところで、丸暗記とは何か?

『小学館 日本語新辞典』によると、丸暗記とは、「そっくりそのまま暗記すること」である。

そのどこが悪い? 丸暗記して不都合なことがあるのか? 

私が辞書を暗記していると言うと「辞書を丸暗記しても何にもならない、無駄である」とおっしゃる方が圧倒的に多い。

なぜ、何にもならないのかはおっしゃらない。とにかく役に立たない、無駄だとおっしゃる。「理解もしないで丸暗記しても...」とおっしゃる人もあるが、だいたい、理解もしないで丸暗記などできますか? たとえば、英語の例文を理解なしに丸暗記できますか? 絶対できません!

辞書を丸暗記できればそんなに素晴らしいことはないでしょう。何も不都合なことはありません! なぜ役に立たないのか私には「さっぱり」分からない。ものすごく役に立つことは明々白々ではないか!!

ところが、そんなわけにもいかない。(私の)脳はそんなことはできないのです。実際は、英英辞典を読んで理解し未知の項目を転写して覚えていくわけですがそのプロセスは「丸暗記」ではない。転写する段階ですでに情報の取捨選択が行われますが暗記する内容はさらに絞り込まれたエキスになる。

次に、「暗記してもすぐ忘れるから無駄だ」とおっしゃる方もいます。これはほんとうに無駄なのか?

そんなことはありません。

まず、「無駄だ」と思うこと自体が脳の作用を著しく損なうことは前述したとおりですが、暗記行為にはたとえ忘れても大きな意味があります。

それは何か? 暗記行為が脳を活性化させるのです。

前掲の大島清さんは、「記憶は内容よりも行為に意味がある...記憶しようとトレーニングするところに、脳の老化を防ぎ、ニューロンネットワークを延ばすという最大の意義があるのだ」と述べています(k.y.注:必要なことは忘れないように工夫すればいいし、忘れると、もちろん、意味が薄れる)。

そうなると、ますます、辞書暗記がたのもしく思えてくる。「脳の活性化」と「内容の暗記」を同時に平行して毎日実行していることになるからだ。

私は毎日40分速歩します。体全体が、もちろん頭も、生き生きと活性化すると同時に、脚に必要な筋肉が発達してバネのようになります。頭自体を速歩させることも同様の効果を生み出しているはずです。

さらには、生き方も ― 各自ユニークに ― 積極的になります。

「才能」の話が脱線している?!


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