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「才能」(8)

Tompeiさん、コメントをありがとうございました。私のコラムが Tompei さんが何かをなさるきっかけになればこんなうれしいことはありません! また、楽しい便りをお待ちしています。ぜひ、毎日のまたは毎週の小さな目標を立ててひとつひとつクリアーしていって下さい。

さて、「辞書暗記」の話題になると、必ず、「昔は辞書の覚えたページを破って食べた人がいたそうだ」というエピソードが登場する。

これはうそではなく、それもひとりやふたりではなく、実際にあった話しらしい。食べはしなかったが桜か何かの木の下に埋めた人もいて、その人は後にたいそう出世して有名になり、その木も大切にされているそうだ。誰だったのか名前は覚えていない。

ところで、そんなエピソードはたいてい「辞書を覚えることのばかばかしさ・無意味さ」を強調するために持ち出される。揶揄(やゆ)するため、からかうためだ。

どんな人がからかうのか? 辞書を暗記できない人や辞書暗記を無駄だと思っている人や辞書暗記に見事に失敗した人たちです。

辞書暗記をやり遂げた人たちはだれも自分の努力を無駄だと思っていませんさらに、英語だけではなく他の面も含めて非常な成功を収めています

無駄であるわけがない。「ほとんど使わない単語まで覚えても...」という人がたくさんおられます。そんな人の英語の語彙数はせいぜい数千~1万語程度ですが、日本語の語彙数は5~6万語です。そして、自分の日本語に関しては余計な語彙を知りすぎているとはまったく考えておられない。それどころか、もっと漢字などを覚えたいと思っている方も多い。英語になると「無駄だ、無駄だ」とおっしゃる。そんな心配は絶対に不要です。英語でも5~6万の語彙を覚えたからといって決して無駄なものはありません。なぜ、日本語の場合は無駄だと思わないのに英語だと無駄になるのか私には「さっぱり」分からない。

辞書暗記に関連して、多湖輝さんは、『ホイホイ勉強術』で次のように語っています。

(引用開始)

15 辞書をちぎって食べた勉強法は、現代にも通用する

 旧制の中学生や高校生が、英単語を覚えるのに、辞書のページを破りとって食べたという話が、なかば伝説的になって現代に語りつがれています。私自身、食べはしませんでしたが、辞書の紙でタバコを巻いて吸った覚えはあります。
 一見野蛮なこの方法にも、記憶に関する心理学的な根拠があったのです。辞書に印刷された活字を飲み込んで、記憶増進のおまじないをしたわけではけっしてありません。つまり、これは、記憶にとって「心がまえ」がいかにたいせつかを物語る典型例なのです。たとえば、記憶実験をするために、一人にある文字の綴(つづ)りを読ませ、他の一人を聴き手にして憶えさせることにすると、その綴りに二人とも注意を払って関係したにもかかわらず、一日後に、聴き手が十六個憶えていたのに対し、読み手は十一個しか憶えていなかったというデータがあります。また、試験を何日にやると言っておいて当日中止したグループと、試験をいずれやるとだけ言っておいたグループでは、中止したグループの記憶が明らかにすぐれていたということです。
 これらは、いずれも、「心がまえ」が、記憶を保持するうえに重大な役割を果たしていることを物語っています。辞書を食べてしまえばもう見られない、そのためどうしても憶えなくてはという心がまえが、実際に記憶を確かなものにしたのです。この原理さえわかれば、自分を意識的に危機感に陥れて、確かな記憶を植えつけることも可能です。(引用終止)

あなたは、どんな工夫をしていますか?


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