« 絶対必要な英単語6000語(82/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(83/365) »

「才能」(12)

毎日の目標をたてて実際に着手し、軌道に乗り、要領も分かって数ヶ月続いているとします。

体も健康で特に心配事もなく、やるときは集中できているという状態だとします。

こうなると非常に有望なのですが、どのくらいの期間集中して続ければいいのかという問題があります。

「辞書暗記」ならターゲットにしている辞書のページ数を1日分の作業量で割れば簡単に算出できます。

しかし、これをもっと一般的にして、たとえばプロのレベルになるにはどの程度の期間集中すればいいのか?

再度、谷川棋士の『集中力』を取り上げて引用してみます。「少年時代の集中がたいへん有効である」という文脈の中での話ですが、大人の学習にもかなり活かせる考え方だと思います。省略及び太字の一部はk.y.。

(引用開始)

集中力持続の目標は一万時間   ...子どもの頃から目標にしてきた米長邦雄先生は『人間における勝負の研究』(祥伝社)という著書の中で、中学から高校までの6年間に、将棋の勉強を毎日5時間、延べ一万時間したと書かれている。米長先生のお兄さんは東大に入学されたが、受験勉強に高一から卒業までに6千時間かけたそうだ。私の場合も将棋を始めて、中学2年生でプロになるまでの約十年間に一万時間はその勉強に費やしたことになる。学校から帰って毎日、必ず、三時間は将棋に取り組んでいた。そのあとの中学から高校までも同様だったが、今、その頃と同じように将棋の研究に没頭しろといわれても、とてもできないだろう。
 よく伝統工芸の職人さんが「十年やって一人前」というが、どんなものでも、一朝一夕でものにすることはできない。一万時間と聞くとしりごみしそうだが、十年間かけてと考えれば、三時間というのは、プロ野球のTV中継のあとニュースでも観たら、あっというまに過ぎてしまう。問題は、毎日、継続して続けられるかということ。そのためには、好きになることだ。大人になると、目先の結果や理屈にあわないと好きにならないが、子どもは、大人が「どうして......」といぶかるようなことにも熱中する。そして、好きなことをやっている場合は、ちょっとした苦労もつらいと思わなくなるものだ。
 子どもたちが一日にTVゲームに費やす時間は、五人に一人は二時間以上なのだそうで、夢中になれることを見つけだせれば、誰にでも集中力を養う時間はあるのだ。それが子どもの頃であればなお良いだろう。(引用終止)

枝廣淳子さんやマルコムXさんが英語に集中した時間は約一万時間。サイデンステッカーさんが『源氏物語』に費やした時間も約一万時間。

私たちは?!

|

« 絶対必要な英単語6000語(82/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(83/365) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/3443724

Listed below are links to weblogs that reference 「才能」(12):

» どれくらい勉強したら一流になれるのか [主観的 書評ブログ]
著者: 米長 邦雄 タイトル: 人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ 著者は、49歳11ヶ月で初めて将棋の名人位を奪取した米長邦雄氏である。 本書では、氏の勝負観や人生観が、将棋を知らない人にでもわかるように書かれている。 私がこの本を初めて読んだのは、高校生の時だったと記憶している。当時、将棋に熱中していたので、トップ棋士の米長氏への憧れもあって購入したのだと思う。 ところで、米長氏には三�... [Read More]

Tracked on May 14, 2005 at 06:38 PM

» ★★★★★「人間における勝負の研究」米長邦雄、祥伝社(1993/02... [本のソムリエ提供「一日一冊:読書日記」]
いつも応援ありがとうございます。今日は何位になっているでしょうか?----------------------------■今朝のカザフスタン・ウラルスク:9時5℃:晴れ----------------------------今日は、カザフスタンの家具屋さんです。なぜか、家具が安くありません。ソファー、テーブ...... [Read More]

Tracked on September 29, 2005 at 02:26 PM

« 絶対必要な英単語6000語(82/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(83/365) »