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記憶(1)

事項の記憶と英単語の記憶

ここに、高島徹治著『社会人の「勉強の技術」』があります。

そのなかに、あなたの「記憶能力」―このテストですぐわかる!という章があって、自分の忘却曲線を自分で出して自分の記憶がどのような曲線を描いて弱体化していくのか調べる方法が書いてあります。

その方法とは、あるものを一旦記憶して1日後、3日後、5日後、1週間後にどれだけ記憶しているか試してみて、それらをグラフ化するやり方です。

記憶事項の実例としてあがっているのが次の20個の単語です。これを一旦全部覚えてしまってから上記の間隔でいくつの単語を覚えているかチェックして各時期の忘却率を出してグラフに記入していこうというわけです。

例にしている20個の単語は、「蒸気船 お面 大木 積み木 キーボード 小鳥 ピストル タイル チョーク 虫眼鏡 チラシ ワニ 人力車 セーター ほし草 ガウン カンガルー 雪だるま コンロ 交番」です。

今、この20個を覚えて明日の今頃に8つ思い出せなかったら、24時間後の忘却率は8÷20×100=40%になるという計算です。

ところが、私はこれを全部覚えて確認するのに10分ほどかかりますが、何日たっても忘却率は0パーセントです。忘れません。順番まで完全に記憶に保持されます。

みなさんも同じことをなさるはずですが、上記のばらばらの単語をひとつの物語のなかにビルト・インすれば忘れません。いや、忘れられません。

蒸気船お面をつけた大木(おおき)さんが積み木キーボードを持って小鳥ピストルで撃つとタイルが割れてチョーク虫眼鏡が出てきたのでチラシを見るとワニ人力車に乗ってセーターを着てほし草を食っていた。ガウンを着たカンガルー雪だるまを作りながらコンロ交番をしていた』

まことにハチャメタ奇想天外で「不思議の国のアリス」みたいですが、これを覚えている間でも笑ってしまう楽しい物語です。

これを復習するのに40秒ほどしかかかりません。1日2回ぐらい復唱するだけで永久に忘れないどころかますます記憶が強化されていきます!

復習するな!といわれても脳がやってしまいます。何せ、私は復習が好きですからね(汗!)。

だから永久に忘れない。

ところが、英語の数万の語彙を暗記する場合は同じようにはできない。1単語1日本語のペアーなら可能かもしれませんが、多義語の意味をほとんどすべて覚えようとするととてもじゃないが物語など作れない。いや、作るときもありますがワニがセーターを着てというわけにはいかない。

記憶の根拠になっているのは、純粋な記憶+前後の語彙との関連とかカードの印刷位置とか、カードが紡ぎだす雰囲気やら景色といっていいのか、あるいは「アンチ・バベルの塔」は通常は積み重ねてあるのですが一番下のカードにはいつも置いてある階段の手すりの杉材の匂いがしみついているとか、そんなものも絡まりあった不思議な世界です。だから、ひとつの単語をたとえばA4の白紙の真ん中にポツンと書かれたりするとしばらく???となることがあります。

記憶って不思議ですね。

みなさんはどんな工夫をなさってますか? おもしろいアイデアがあれば教えてください。

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