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英語習得と日本語の役割

海外で生活し教育を受ける子どもたちに関する記事のひとつ(http://www.angelfire.com/sc3/schoolil/l1andl2.html )を読んでいました。

そのなかから、いくつかの項目を引用し列挙しておきます。

① 外国語を習得するのは子供の年齢が小さいほどよいと考えられていますが、各種研究によると効果があるとされるのは発音の面だけが確実で、ボキャブラリや文法などの理解や習得は必ずしも年齢とは関係していません

② 子供が小さいうちは、アメリカ人の子供さえボキャブラリに限度があり、使う文章の構造もやりとりの内容も単純なものなので、英語が‘すぐペラペラになった’と錯覚するわけです。

③ 中学生ぐらいになると、英会話の面でも学習面で必要とされるボキャブラリの面でもすでに差が開いているわけで、その分追いつかなければならない範囲が大きいわけです。そしてボキャブラリをきちんと習得していないうちにどんどん新しい知識を増やしていかなければならないので、母国語での学習知識やサポートがしっかりしていないと、学習内容自体もクラスメートに比べて1~5年近く遅れをとると言われています。

卒業の近い高校生や大人は、その点、既に必要な知識を習得しているので、現地で何かしら学校に通って英語を学ぶ上でも、少なくとも学習知識の土台を築くという手間が省け、中学生ぐらいに比べて学校生活での負担は少なくなるはずです。

⑤ 母国で学校経験のある子供の調査では、アメリカに来てからも母国語で本を読むなりして学習知識の習得を母国語で絶え間なく維持した子供の方が英語の習得の速さも学力テストの結果もバイリンガルレベルも全て上であったと報告されています。

⑥ 英語を早く学ぶために、日本語の使用を控えるというようなやり方は、幼児や大人と違い、知識の発達途中の子供にはむしろ逆効果になる可能性が強いので気をつけましょう。

昔と違い今は上記のような事情をみなさんたいていご存知だと思います。

むしろ、日本で大人が英語を学習する際に目標とする英語の質やレヴェル、そのバックアップとして欠かせない日本語の質やレヴェルを考える上でおおいに参考になる記事だと思いました。

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Comments

時々おじゃまさせていただいております。海外在住の子供たちがどのように英語を習得しているのか、もちろん個人差が大きいのですが引用されているコメントを肯きながら読ませていただきました。特に①②は全く次男に当てはまります。彼が渡英したのは3歳で、なかなか英語がでてこなかったのですが、小学校(Infant School)入学前に簡単な言い回しができるようになりました。その発音は全くのイギリス英語でこちらがうらやましくなるくらいでした。一方長男(当時6歳)もABCもわからないまま2年生のクラスに入れていただき数週間はお客さん状態だったようです。おもしろいのが、その頃彼は先生からノートを1冊とpicture dictionaryをもらって毎日毎日辞書から絵と単語をノートに写す、という作業をくりかえしていました。これは思えば有効な単語の暗記方法で絵を描くのが大好きだったことも手伝い楽しみながら覚えられたようです。
イギリスの子供たちは日本と同じように小学校が6年生まであるところがほとんどです。(私立などは違ったりもしますが)中学は日本のように地元の中学校に行く選択もありますが、公立でもGrammar Schoolと呼ばれる試験のある学校があります。やはり選抜試験があるのでそれなりの準備が必要なのですが、そこでも語彙力は大きな比重を占めると思います。英語の試験はもちろん別に語彙力を試す試験もあり、あらゆる手段で語彙の増強が必要となるようなのです。そこで習得した語彙力は中学入学以降次々に課せられるEssay /Writingに使われ、添削されてまたいいものを書くよう指導されるというようです。
今次男が受験準備でやはり語彙を増やすのに苦労しています。先日oldの同義語で antiquated obsolete dilapidatedなどとでてきてこちらがあせってしまいました。1ヶ月ほど前にやっとカードを購入して私もやるぞ!と思っていたところだったので彼の参考書からも採ってきてみようと思います。

Posted by: Kim-N3 | April 27, 2005 at 05:34 AM

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