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英語学習法(17)

デーブ・スペクターさんの日本語学習法については前にも少し言及したことがあります。

デーブさんは、その著書 『英語は”ナガシマ流”でいけ(ごま書房)』で、日本語の単語学習に関して次のように語っています(章タイトル以外の太字はk.y.)。

(引用開始)

とにもかくにも単語の数を増やそう

 僕は、英語が上手になるには、学校教育に従っているだけではダメだと宣言してもいい。自分のやり方を見つけて、自分なりに道を切り開いてみてはどうだろう
 方法は人それぞれだろうけれど、僕の場合は、何しろ単語の数を増やしていくことの一語に尽きた。とにかく単語を覚えた。単語さえ知っていれば、映画を見に行っても、知ってる単語が出てくれば、なんとなく納得がいく。これは映画に限らず、何にでもあてはまることだ。
 そこで僕が発明したのは、本や教科書をいっさい使わないで、和英と英和の辞書を二冊だけ持つというやり方だった。これを毎日、目をつぶったままパラパラとページをめくり、適当なところで、面白そうな言葉、あるいはまえから知りたかった言葉を見つけてはノートに読み方と意味をメモしておく
 そして、一日が終わるころ、家族でも友人でも誰でもいいから、ほかの人に頼んで、どのくらい覚えているかテストしてもらった。ただ、土日は休んでいたけれども、月曜から金曜までは、毎日それを続けた。一日、一〇の単語を覚えれば、一週間で五十、一ヶ月で二百五十になるけれど、二百五十の単語といったら、相当なものだ。無理してものすごくむずかしいものを読んだり、文法の ~ing を暗記するよりも、一週間で五十の単語を暗記した方がずっといい。
 もちろん、メモしたからといって、必死に暗記することはない。全部覚えようとしてもそれは無理だ。忘れたっていい。しかし、毎日辞書をめくっていると、忘れた単語でも前に書いたメモにぶつかるから、また思い出すことができる。
 僕はこのメモを、小、中、高とずっと続けてやったわれながら一番感心しているのは、この作業を毎日続けたことだ。習慣の力ってすごい。僕が今しゃべっている日本語は、ほとんど、当時作ったリストのなかにある単語のおかげだ。
 僕の日本語が上達したのは、それ以外に理由は考えられない。けっして頭がいいとか、勉強家だったわけではない。それが証拠に、学校の成績は通信簿を両親から隠してしまうほどいつも最悪だったのだから。(引用終止)

「勉強家だったわけではない」と書いてありますが、世間ではこんなやり方を「勉強」といいます。デーブ・スペクターさんは、少なくとも日本語については、たいへんな「勉強家」であったことはまぎれもない事実でしょう。

さらに、今もこのようなやりかたを続けているそうです。

「勉強」を ― 「勉強」ではないと言えるほど楽しんで ― 継続できる人はかくもすばらしい成果をあげています。継続していてあるレベルを超えると、その実力は単利ではなく複利で増大し、当初は考えられなかったようなことができるようになり、ますます勉強=楽しさに拍車がかかります

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