« 日本語と英語―和英辞典より―(3) | Main | 絶対必要な英単語6000語(147/365) »

コメントにお答えする(13/2005)

kotoha さんへ

どうも、はじめまして。k.y. です。

> 先日、このブログを見つけ、興味深く読ませていただいて
います。

ありがとうございます。

> [1] 辞書暗記によって語彙を増やすことが可能であること

可能です。私は実行し成功しました。

また、辞書暗記に匹敵するあるいはそれをしのぐ語彙強化法(単なるアイデアではなく成功した実例)を知りません。「アンチ・バベルの塔」は、あらゆる方法を試行錯誤したのちにたどり着いた究極の方法です。猛反対する人も多いですが、そうした人たちが他の方法で私以上に成功しているわけではまったくありません。だから ― 少なくとも私にとっては ― そうした反対論にまったく迫力を感じません。

「アンチ・バベルの塔」は楽な方法ではありません (楽しくないという意味ではない!)が、やり遂げればすばらしい成果を産み出します。楽な方法は、永遠に、楽にできる範囲の成果しか産み出しません。これは根性賛美などではなく事実です。

ハロー通訳アカデミーの学院長・植山さんは高校の時に中学生用の英和辞典を暗記したそうです。次に引用したのはハローの生徒さんに対する植山さんのアドヴァイスです(ハロー通訳アカデミーのサイトより、太字はk.y.)。

(引用開始)

●ご回答(英単語の学習の仕方)

私が、最初に、英単語の必要性を痛感したのは、高校に入学して、「サイドリ
ーダー」として、Oscar Wilde の "Happy prince" を読み始めた時です。

「Happy prince の体には金箔が貼ってあった」と言う内容の文章で、"gilded"
(=金箔が貼ってある)という単語が使われていました。

それ程、難しい単語ではありませんが、高校に入り立ての私には、「エーッ、
大学入試のためには、こんな単語まで覚えないといけないのー?」でした。

中学とは違って、知らない単語のオンパレードに、単語が分からなければ話に
ならないと気がついた私は、一大決心をしました。

それは、英和辞書を一冊すべて暗記することでした。

厚い辞書は不可能ですから、とりあえず、中学時代に使用していた英和辞書を
Aから順番に、知らない単語を全てノートに書き出して、ただひたすら暗記に
努めました

これは、高校の1年の春から、その年の12月くらいまでかかったように記憶
しています。

その過程で、接頭辞とか接尾辞の意味を覚えておくと、暗記の効率が良くなる
ことと、語源を知っていると初めて見る単語でも意味をある推測できるように
なるなどのことを理解するようになりました。

そこで、「英和語源辞典」なる本を買ってきて、かたっぱしから、英単語の語
源を調べまくった時期がありました。

このことが、ボキャブラリービルディングの基礎になったように思います。

そこで、私がお勧めしたい英単語征服法は下記のようなものです。

■知らない単語に出会ったら、必ず、語源をチェックする。

 英和中辞典には、必ず、単語の最後に、L(ラテン語)、Gk(古代ギリ
 シャ語)、OF(古期フランス語)、OE(古期英語)などの記載がある
 と思います。

ここを必ずチェックする習慣をつけることで、あなたの英単語力は格段に
アップすること間違いなしです!

(引用終止)

何度か指摘しましたように、「アンチ・バベルの塔」に関する限り、語源にさほど注力する必要はありません。暗記する辞書にすべて含まれている情報だからです。

> [2] 一万語以上の語彙の蓄積に価値があること。

「英検一級に出てくるような単語はマニアックな単語だという
話」はとんでもない神話です!

それなりのネイティヴであれば10代前半の語彙力です。

> [3] どれくらいの努力(時間)でどれくらいの語彙が得られるか

「一定の語彙を得るには、メンテナンスに毎日一定時間を割く必要がある」というメッセージを肯定的に捉えていただけたことがほんとうにうれしいです。

日本人は、ネイティヴに比較して、学生時代でさえ英語に接する時間が100分の1なのですから、それを少しでも補うメンテナンスが必要なことはやむを得ません。

ただ、1万5000語レヴェルであれば、辞書暗記の後の多読を徹底することである程度メンテナンスが可能だと思います。

> 私の現在の悩みは、「どれくらいまで発音を磨いておくべきか」ということです。

「文字を見てわかる表現なら、聞いても分かるし、しゃべれば相手にも通じること」を基準にすべきだと考えますが、語彙強化に比較すればたいした問題ではありません。現に、語彙力はなくてもきれいな発音(リズムも含む)をされるかたがあちこちにおられます。

数字の1から20までしっかり発音する練習などは優れた基本訓練になります。

練習相手として「発音の仕方を説明できる人(日本人でもまったく問題なし)」がいればたいへん助かるでしょう。

以上、kotoha さんなら先刻ご承知のことをしたり顔して書いてしまったかもしれません。その節はなにぶん悪しからずご寛恕ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

|

« 日本語と英語―和英辞典より―(3) | Main | 絶対必要な英単語6000語(147/365) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference コメントにお答えする(13/2005):

« 日本語と英語―和英辞典より―(3) | Main | 絶対必要な英単語6000語(147/365) »