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コメントにお答えする(13/2005)

kotoha さんへ

どうも、はじめまして。k.y. です。

> 先日、このブログを見つけ、興味深く読ませていただいて
います。

ありがとうございます。

> [1] 辞書暗記によって語彙を増やすことが可能であること

可能です。私は実行し成功しました。

また、辞書暗記に匹敵するあるいはそれをしのぐ語彙強化法(単なるアイデアではなく成功した実例)を知りません。「アンチ・バベルの塔」は、あらゆる方法を試行錯誤したのちにたどり着いた究極の方法です。猛反対する人も多いですが、そうした人たちが他の方法で私以上に成功しているわけではまったくありません。だから ― 少なくとも私にとっては ― そうした反対論にまったく迫力を感じません。

「アンチ・バベルの塔」は楽な方法ではありません (楽しくないという意味ではない!)が、やり遂げればすばらしい成果を産み出します。楽な方法は、永遠に、楽にできる範囲の成果しか産み出しません。これは根性賛美などではなく事実です。

ハロー通訳アカデミーの学院長・植山さんは高校の時に中学生用の英和辞典を暗記したそうです。次に引用したのはハローの生徒さんに対する植山さんのアドヴァイスです(ハロー通訳アカデミーのサイトより、太字はk.y.)。

(引用開始)

●ご回答(英単語の学習の仕方)

私が、最初に、英単語の必要性を痛感したのは、高校に入学して、「サイドリ
ーダー」として、Oscar Wilde の "Happy prince" を読み始めた時です。

「Happy prince の体には金箔が貼ってあった」と言う内容の文章で、"gilded"
(=金箔が貼ってある)という単語が使われていました。

それ程、難しい単語ではありませんが、高校に入り立ての私には、「エーッ、
大学入試のためには、こんな単語まで覚えないといけないのー?」でした。

中学とは違って、知らない単語のオンパレードに、単語が分からなければ話に
ならないと気がついた私は、一大決心をしました。

それは、英和辞書を一冊すべて暗記することでした。

厚い辞書は不可能ですから、とりあえず、中学時代に使用していた英和辞書を
Aから順番に、知らない単語を全てノートに書き出して、ただひたすら暗記に
努めました

これは、高校の1年の春から、その年の12月くらいまでかかったように記憶
しています。

その過程で、接頭辞とか接尾辞の意味を覚えておくと、暗記の効率が良くなる
ことと、語源を知っていると初めて見る単語でも意味をある推測できるように
なるなどのことを理解するようになりました。

そこで、「英和語源辞典」なる本を買ってきて、かたっぱしから、英単語の語
源を調べまくった時期がありました。

このことが、ボキャブラリービルディングの基礎になったように思います。

そこで、私がお勧めしたい英単語征服法は下記のようなものです。

■知らない単語に出会ったら、必ず、語源をチェックする。

 英和中辞典には、必ず、単語の最後に、L(ラテン語)、Gk(古代ギリ
 シャ語)、OF(古期フランス語)、OE(古期英語)などの記載がある
 と思います。

ここを必ずチェックする習慣をつけることで、あなたの英単語力は格段に
アップすること間違いなしです!

(引用終止)

何度か指摘しましたように、「アンチ・バベルの塔」に関する限り、語源にさほど注力する必要はありません。暗記する辞書にすべて含まれている情報だからです。

> [2] 一万語以上の語彙の蓄積に価値があること。

「英検一級に出てくるような単語はマニアックな単語だという
話」はとんでもない神話です!

それなりのネイティヴであれば10代前半の語彙力です。

> [3] どれくらいの努力(時間)でどれくらいの語彙が得られるか

「一定の語彙を得るには、メンテナンスに毎日一定時間を割く必要がある」というメッセージを肯定的に捉えていただけたことがほんとうにうれしいです。

日本人は、ネイティヴに比較して、学生時代でさえ英語に接する時間が100分の1なのですから、それを少しでも補うメンテナンスが必要なことはやむを得ません。

ただ、1万5000語レヴェルであれば、辞書暗記の後の多読を徹底することである程度メンテナンスが可能だと思います。

> 私の現在の悩みは、「どれくらいまで発音を磨いておくべきか」ということです。

「文字を見てわかる表現なら、聞いても分かるし、しゃべれば相手にも通じること」を基準にすべきだと考えますが、語彙強化に比較すればたいした問題ではありません。現に、語彙力はなくてもきれいな発音(リズムも含む)をされるかたがあちこちにおられます。

数字の1から20までしっかり発音する練習などは優れた基本訓練になります。

練習相手として「発音の仕方を説明できる人(日本人でもまったく問題なし)」がいればたいへん助かるでしょう。

以上、kotoha さんなら先刻ご承知のことをしたり顔して書いてしまったかもしれません。その節はなにぶん悪しからずご寛恕ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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日本語と英語―和英辞典より―(3)

新和英大辞典第5版より引用
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わらう【笑う】 (warau)

1 〔喜びやおかしさで〕 laugh; chuckle; (微笑する) smile; grin; (大笑する) guffaw; laugh out loud; (爆笑する) burst out laughing [into laughter]; roar with laughter; (くすくす) giggle. [⇒わらえる]

静かに笑う laugh quietly

・力なく笑う laugh feebly

・けらけら笑う cackle; giggle; chortle

・楽しそうに笑う laugh merrily [jovially]

・声に出して笑う laugh (out) loud [aloud, loudly]

・腹をかかえて笑う hold [burst, split] one's sides with laughing; be convulsed with laughter 《at…》; shake [roll about] with laughter 《at…》

・おなかが痛くなるほど笑う laugh till one's sides ache

・涙が出るほど笑う laugh till one cries.

彼女はぱっと花が咲いたように笑った. She broke into a smile as if a flower had burst open.

・君は笑った顔が一番いい. You look (at) your best when you're smiling.

・彼が笑っているのを見たことがない. I've never seen him smiling.

・赤ん坊が私を見て笑うようになった. The baby has begun to smile at me.

・父は私をどなりつけたが目は笑っていた. My father shouted angrily at me, but his eyes were smiling.

・つらい経験もいつか笑って話せる日が来る. The time is sure to come when you will be able to laugh over those bitter experiences.

・この論争で最後に笑うのは私たちだ. It's us [We're the ones] that will come out victorious in this dispute.

・彼らの演技に観客はどっと笑った. Their comical performance set the audience roaring with laughter.

・これが笑わずにいられようか. How could I resist laughing at this?

・彼女が大まじめなのでつい笑ってしまった. I laughed in spite of myself [could not help laughing] as she was so serious.

・本人は真剣なんだからそんなに笑っちゃかわいそうだよ. Don't laugh at him so much because he is dead earnest.

・相手が社長だから笑うに笑えなかった. I had to force myself to hold back my laughter as I was dealing with the CEO.

・笑う門には福来る. Fortune comes to a merry home. | Laugh and be [grow] fat. 【諺】

・花笑い鳥歌う. The flowers gaily bloom; the birds merrily sing.

・春が巡り, 山笑うがごとくである. It is as if the mountains had come alive with the arrival of spring.

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日本語と英語―和英辞典より―(2)

新和英大辞典第5版より引用
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なく1【泣く】 (naku)

1 〔声を出して〕 cry; 〔涙を流して〕 weep; shed tears; 《口》 pipe one's eye(s) [an eye, the eye(s)]; 〔すすり泣く〕 sob; blubber; 〔(主に子供が)しくしく泣く〕 whimper; grizzle; 〔嘆き悲しむ〕 wail; lament; bewail; moan; bemoan.

泣きながら with tears in one's eyes; weeping; crying

・泣きながら言う say sth between sobs; sob out 《an answer》

・おぎゃあと泣く cry; wail

・(子供が)わあわあ泣く cry loudly

・おいおい泣く cry uncontrollably; weep bitterly; blubber

・しくしく泣く sob; whimper

・さめざめと泣く weep quietly [silently]

・大声をあげて泣く cry loudly

・声を立てずに[殺して]泣く weep silently

・泣きたいだけ[思い切り]泣く have a good (long) cry; weep to one's heart's content; cry oneself out

・乳がほしくて泣く cry to be fed [nursed]

・母を慕って泣く cry for one's mother

・痛くて泣く cry with pain

・くやしくて泣く cry in frustration

・肩にもたれて泣く cry on sb's shoulder

・小説を読みながら[映画を見ながら]泣く cry over a novel [at a movie]

・悲報に泣く weep at the sad news 《of…, that…》

・泣いている人々と共に泣く 〔もらい泣きする〕 weep (along) with those who weep

・泣いてばかりいる do nothing but cry

・泣いて頼む beg [implore] sb in tears to do

・泣きたくなる feel like crying

・今にも泣きそうである be close to [on the verge of] tears; be about [ready] to cry

・人の死を泣いて悲しむ lament [bewail, wail over] sb's death

・泣くのをこらえる gulp down one's tears; repress one's tears

・泣く子をあやす hush a crying child; stop a baby (from) crying

・すぐに泣く cry easily; be easily moved to tears

・決して[めったなことでは]泣かない never [seldom, rarely] cry; be not given to tears.

よしよし泣くんじゃない. There, there [Now, now]. Don't cry.

・泣くのはよせ. Don't cry. | Stop crying. | Dry your tears.

・泣くなよ. 僕だってつらいんだ. Don't cry. This isn't easy for me, either.

・この小説を読んで泣かない者はない. No one can read this story without shedding tears [with dry eyes].

・その映画館で観客は皆泣いた. There wasn't a dry eye in the movie theater.

・彼は娘の遺体に取りすがって泣いた. He cried over his daughter's remains.

・彼の胸で思い切り泣いた. She buried her face in his chest and wept bitterly.

・子供は泣きながら寝入った. The child cried itself to sleep.

・彼女は身を震わせて泣いた. Sobs shook her.

・彼女は泣くまいと歯を食いしばった. She choked back her tears.

・泣くまいとしても嗚咽(おえつ)がこみ上げてきた. I found it impossible to repress a sob.

・行ってみると彼の家族は泣いていた. I found his family in tears.

・泣きたくなるくらいだった. It was enough to make me cry.

・「景気はどうだい」「泣きたいくらいさ」 “How's business?”―“It's enough to make me cry.”

・泣きたいだけ泣きなさい. Go ahead, get it all out of your system.

・泣いたってだめよ. Crying isn't going to [won't] get you anywhere.

・〔子供に〕 お前は泣けばいいと思ってるんだね. You seem to think that you only have to cry to get your way.

・泣いて暮らすも一生, 笑って暮らすも一生. Life can be lived sadly or it can be lived happily. | Since we have only one life to live, we might as well do our best to enjoy it.

・泣くものがあれば笑うものがある. 〔甲の損は乙の得〕 It is an ill wind that blows nobody good. 【諺】

・泣くものもあれば笑うものもある. There are all sorts of people in the world. | It takes all kinds (to make a world). 【諺】

・泣く子と地頭には勝てぬ. You may as well contend [argue] against the authorities as reason with a crying child.

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絶対必要な英単語6000語(146/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2526 horizontal

2527 horn

2528 horrible

2529 horrid

2530 horror

2531 horse

2532 horsepower

2533 hose

2534 hospital

2535 hospitality

2536 host, hostess

2537 hostage

2538 hostile

2539 hot

2540 hotbed

2541 hot dog

2542 hotel

2543 hotheaded

2544 hothouse

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その37

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I seemed to myself - no doubt justly - meserable specimen.

私は思えた 自分にとって - 何の疑念もなく当然 に- みじめな典型
  
(私は - 自分からみて - 疑いようもなくみじめな人間の典型に思えた)

続く...

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日本語と英語―和英辞典より―(1)

新和英大辞典第5版より引用(太字k.y.)
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だっせん2【脱線】 (dassen)

1 〔列車などの〕 (a) derailment.

~する be [get] derailed; leave [run off] the rails; jump [leave] the tracks; derail; be ditched.

脱線している be derailed [off the tracks]

・列車は先頭車両が脱線し暴走した. The front car left the tracks and the train went out of control.

(列車の)脱線の原因を調査[究明]する investigate [establish] the cause of a derailment.

2 〔行為などの〕 (a) deviation; (an) aberration; (a) departure; (a) divergence; 〔話などの〕 a ramble; (a) digression; an excursion; sidetracking.

~する 〔行動が〕 go astray [wild]; indulge in an escapade; be erratic; be eccentric; go off the rails; 〔話などが〕 wander (off); digress (from 《the subject》); make a digression; go off the rails; go [run] off the (main) track; get sidetracked; leave the subject; wander [stray] from the subject [point]; get off the point; ramble; go [get, fly] off at [on, upon, in] a tangent.

彼の演説はよく脱線する. His speeches tend to wander [ramble]. | He often gets off the point in his speeches.

議論が脱線気味だ. The argument is going off the tracks. | We are getting off the point.

脱線だらけの演説 a rambling [wandering] speech; a speech full of digressions [irrelevant remarks]; a speech which keeps going off the point.

あの先生は脱線が多い. That teacher often goes off on tangents [talks about things not in the lesson].

脱線行為 deviance; deviant behavior; an aberration; aberrant behavior; an eccentricity; eccentric behavior; leaving the straight and narrow; going off the rails.

脱線事故

相次ぐ列車の脱線事故 repeated [a series of] derailments.


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コメントにお答えする(12/2005)

puppy さんへ

コメントをいただいたこと、ロジックは何たるかについて丁寧なレクチャーをしてくださったことに感謝します。

> 「正確な知識の裏づけがなければ、ロジカルではありえない」ということでしょうか。

100%おっしゃるとおりです。

> 正確な知識に基づかない話を議論だとみなさないのであれば、そういう議論を聞いたことがないのは当然です。なぜなら、正確な知識に基づかない話はあなたにとって議論ではないからです

これも、100%おっしゃるとおりです。

> 日本は世界で唯一の島国である。 島国の首都はワシントンである。 したがって、日本の首都はワシントンである。

> こういうのをロジックというのであって、論理的には何ら誤りを含みません。

私はこういうお話はまったく理解できません。

念のため、あくまで「私」が理解できないだけであって、「puppy さんにとってちゃんとした議論であることを否定したりそれが誤りであることを指摘するつもりはまったくない」ことをご了解ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

追記: 私が読んだロジックに関連する一般向けの書物をいくつか記しておきます。若かったころ論理実証主義が流行していた時期があり、ルドルフ・カルナップの『物理学の哲学的基礎(訳本です。手元にありませんのでタイトルは確かではありません)』を興味深く読んだ記憶があります(内容は忘れてしまいました)。2000年の3月には『ケンブリッジ・クインテット(藤原正彦・美子訳)新潮社刊』を読みました。「精神と機械の本質」を考えるいいヒントになりました。最近では『科学哲学の冒険 戸田山和久著 NHKBOOKS』が印象に残っています。「サイエンスの目的と方法をさぐる」という副題になっています。

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コメントにお答えする(11/2005)

しょちょう さんへ

コメントをいただきありがとうございます。

しょちょう さんのシャープな議論をぜひお聞きしたいのですがそれは不可能なので非常に残念です。

暗記に関してですが、私は、正確な暗記(=正確な理解を伴う知識の蓄積)を前提としない議論はありえないと考えていますし、そうした前提を欠く話は議論というよりも雑談です。もちろん、雑談も、滑らかな人間関係を生み出す重要な役割を担っていますから、なくてはならないものです。しかし、ロジックに基づいて展開される議論ではありません。

また、日本人の学生が薄っぺらな暗記(≠正確な理解を伴う知識の蓄積)だけが強くて議論に弱いとは決して思いませんし、事実でもありません。たとえば英国人の学生がが日本人の学生より議論に強い事実もありません。

私は、どこの国の学生であれ、人によって差があるのだと思います。

日本語と英語の違いもあり、これは優劣の比較にはなじまないものです。

> 議論をさせると(語学力のハンディーを差し引いても)目を覆いたくなるような状態になります。

留学しておとなしくなってしまうあるいはしどろもどろになってしまう日本人学生の英語力と同程度の日本語力の英米人が日本に留学して日本語による議論になるととたんにおとなしくなってしまったりしどろもどろになったりします。きわめて高度な日本語力を持つ人であっても日本語では決して議論をしない英米人もいます。

> ちなみに抜粋されている翻訳のチュートリアルですが、これは「翻訳」という特殊なテーマなのでこうなっているだけで、一般的にチュートリアルでは暗記はそれほど重要視されていません。むしろシャープな議論ができるかどうかが問われます。

留学といってもその態様は実に多様でしょう。抽象的に一括して述べることはできず、個々の具体的な事例に即して述べるしかないと思います。

さらに、繰り返しになりますが、正確な暗記(=正確な理解を伴う知識の蓄積)に基づかない議論を、私は、聞いたこともないししたこともありません。そうしたものを議論だとも考えません。たとえば、正確な暗記を前提としない哲学史の議論などあり得ません。

> 記憶偏重の教育は転換期に来てしかるべきだと思います。

最近10数年間に及ぶ日本の文科省主導の記憶(=正確な理解を伴う知識の蓄積)軽視の教育は明らかで深刻な学力の低下を招いてしまい、産官学それぞれにおいて危機感が深まり、今まさに記憶重視の教育に転換されつつあります。

いずれにしても、教育の問題は人により国によりまた時代の要請等によって実に多様な要素や矛盾を孕み、容易に結論を出せるものではないようです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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絶対必要な英単語6000語(145/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2509 holy

2510 homage

2511 home

2512 homely

2513 homesick

2514 homework

2515 honest

2516 honey

2517 honeymoon

2518 honk

2519 honor

2520 hood

2521 hoof

2522 hook

2523 hop

2524 hope

2525 horizon

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その36

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Like others who had a Puritan education, I had the habit of meditating on my sins, follies, and shortcomings.

他の人たちのように ← 清教徒的教育を受けた、 私は持っていた 習慣 of 瞑想すること on 私の罪s、 愚行s、and 欠点s
  
(清教徒的教育を受けた他の人たちのように、私も自分の罪や愚行や欠点について瞑想する習慣があった)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(144/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2490 highhanded

2491 highlight

2492 high rise

2493 high school

2494 high seas

2495 high-strung

2496 highway

2497 hijack

2498 hike

2499 hill

2500 hind

2501 hinder

2502 hindsight

2503 hinge

2504 hint

2505 hip

2506 hire

2507 hiss

2508 history

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その35

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

But very largely it is due to a diminishing preoccupation with myself.

しかし 非常に大いに それは~のためである 減少していく専心 to 自分自身
  
(しかし、なんと言っても大きな原因は、自分のことばかり考えることが少なくなることである)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(143/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2474 herb

2475 herd

2476 here

2477 hereafter

2478 hereby

2479 heritage

2480 hermit

2481 hero

2482 heroin

2483 heroine

2484 herring

2485 hesitate

2486 hide ( V )

2487 hide ( N )

2488 hideous

2489 high

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その34

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Partly it is due to having successfully dismissed certain objects of desire - such as the acquisition of indubitable knowledge about something and other - as essentially unattainable.

部分的にそれは~のためである 首尾よく棄てたこと ある種の対象s of 欲望 - たとえば 明白な知識の獲得 of 何かのそしてその他の - 本質的に達成不可能として
  
(1部は、ある種の ― たとえばあれこれについての疑問の余地のない知識の獲得といったような ― 欲望をもともと達成不可能なものとして首尾よく放棄したためである)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(142/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2456 heat wave

2457 heave

2458 heaven

2459 heavy

2460 hectic

2461 hedge

2462 heel

2463 height

2464 heir, heiress

2465 helicopter

2466 hell

2467 hello

2468 helmet

2469 help

2470 hem

2471 hemisphere

2472 hen

2473 her

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その33

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

This is due partly to having discovered what were the things that I most desired, and having gradually acquired many of these things.

これは一部は~のためである 発見したこと 私が最も望むことs and 徐々に獲得したこと これらのことsの多く

(これは、1部は、自分が最もしたいと思うことを発見しその多くを徐々に実現したためである)

続く...

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10万語の語彙―ボキャビルの最終目標―

私は、「学習用の辞書にむだな語彙はない」と繰り返し述べてきました。

その理由は、「辞書など暗記しても不要な語彙がいっぱいあってむだである」という人が必ずおられるからです。そんな人でも、日本語の語彙力はしっかり5~6万語あります。そのおかげで日本語に関しては何の不自由もない生活をしているわけですが、そんなことはまるで無視して英語に関してだけ「数万語も要らない」とおっしゃる。

さて、10万語という語彙数は、上級者向けの学習用英英辞典の総語彙数です。編集の仕方によって総語彙数が10数万語になる学習用辞書もありますが、普通の編集であれば10~11万の数に収まるはずです。

この10~11万語という総数も、見出し語だけに限れば、5万語程度に圧縮されると思います。5~6万語というのはどの言語においても標準的に必須の語彙数のようです。ネイティヴ用の大辞典であっても、固有名詞・特殊語彙・専門用語などをすべて取り除くと5~6万語に圧縮可能であるという研究結果も出ています。

しかし、とりあえず ― 各出版社の上級者用学習辞典が発表している数字に沿ったうえで端数を切り捨て ― 10万語という数字を採用しましょう。

学習用英英辞典の代表例として Collins COBILD 刊 の 『English Dictionary for Advanced Learners 』 をとりあげます。裏表紙には Over 110,000 references と記してあります。

この『English Dictionary for Advanced Learners 』 は「introduction」で次のように述べています(タイトル以外の太字k.y.)。words and phrases = 語彙 です。4億語のデータを基盤にした辞書であることを念頭において読んでください。

(引用開始)The headword list

It is much easier to decide which words and phrases to include, and which to omit, when we have accurate figures from such a large amount of language. Our computers can instantly check the language activity of thoudsands of speakers and writers, rather than just a handful of experts. A dictionary - even a big dictionary - is able to choose only the most important facts of the language to present, and the compilers need good evidence for their selections.

For this edition, COBUILD has made available a lot of space for new and additional entries, by increasing the size of the book and also the efficiency and style of presentation. You will find many new words such as chat room, dot-com, and WAP; e-business, telemarketing, and electronic publishing; advice line, brownfield, and chronic fatigue syndrome. These are all words that have occurred recently, often enough, and in a sufficient variety of sources to earn their place; we do not include words just because they are odd or interesting. COBUILD specializes in presenting the words and phrases that are frequent in every day use, and everything in the book is worth learning for masterly of contemporary English.COBUILD is not a historical record of the language, and it is not a list of all the peculiar words that help you finish a crossword.

語彙選択の基準をこれ以上明快に述べることは不可能でしょう。

現代生活において会話をしたり文書を読んだりするために必須の語彙を掲載した辞書であって、古語などは含まない。また、クロスワード・パズルを解くのに必要となるような語彙を掲載した辞書でもない

つまり、「掲載語彙はすべて現代生活に不可欠の語彙でありそれ以下でも以上でもない」ということを実にわかりやすくしかも簡明に述べているわけです。

したがって、このような語彙を覚える際に「むだな語彙を覚えているのではないか?」などという懸念はまったく無用です。

時間が許すのであれば、屁理屈は一切やめてすなおに覚えたらいい。

ただし、クロスワード・パズルを楽しめるレベルでは決してないことも心得ておくべきでしょう。語彙の大きさを趣味として楽しむレベルには遠く及ばないということです。

以上、まだまだ誤解の多い事柄を再検討してみました。

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絶対必要な英単語6000語(141/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2440 headache

2441 headlight

2442 headline

2443 headlong

2444 head-on

2445 headquarters

2446 headstrong

2447 headway

2448 heal

2449 health

2450 heap

2451 hear

2452 heart

2453 hearth

2454 hearty

2455 heat

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その32

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Now, on the contrary, I enjoy life: I might almost say that every year that passes I enjoy it more.

今では、相反して、私は人生を楽しんでいる: ~と言ってもいいくらいである that 行く年ごとに 私はそれを楽しむ さらに

(ところが、今では生きるのが楽しい。年々ますます楽しくなると言いたいくらいである)

続く...

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英語学習法(21)

黒田龍之介(ロシア語・スラヴ語学)著 『外国語の水曜日 学習法としての言語学入門』から引用します(太字・省略はk.y.)。

「引用開始」

外国語学習にとって最も大切なこと

...この節の題名には、みなさん期待を寄せていることだろう。なにか秘訣でも伝授してくれるのではとお考えだろうか? 外国語学習の本にはこの種のテーマがつきものである。しかし多くの場合は常識的なことだったり、反対に実行不可能なことだったりする。あまり実用的でないこともよくある。
 ではわたしの考えはどうかというと、常識かどうか、とにかく呆れるような内容である。しかしこれこそが必要だと心から信じているのだ。
 外国語学習にとって最も大切なこと、それはやめないことである
 「続けること」なんていう積極的なものではない。とにかくやめない。諦め悪く、いつまでたってもその外国語と付き合っていこうという、潔くない未練たらしい態度が必要なのである
 大学では外国語学部に籍を置き、夜の語学学校でも勉強をしてきたが、思い返してみればわたしより優秀な人はいくらでもいた。そういう人は授業中なんかも必ずキチンと答えるし、宿題はやってきているし、そもそも前回やった内容をしっかりと身につけていた。わたしはといえば、うまく答えられなかったり、宿題がちゃんとできていなかったり、そもそも文法事項がキチンと頭に入っていなかったり、さらには二日酔いだったりしてボロボロだった。けれども授業は休まなかった。恥ずかしい思いをしながらも諦めなかった。
 しかも不思議なことに優秀な人というのは、あるレベルに達すると「わたしの○○語はこれでもう十分である」とキッパリ判断し、あれほど熱心だった学習をパタリと停止してしまうのだ。先生はたいてい残念がるのだが、本人はあっさりとやめてしまう。こちらは先生から「たいして効果も上がらないのにまだやっているのか?」と呆れられながらも、諦め悪くまたノコノコと教室に向かっていたのだった。
 いまでこそ教師なんていう「偉そうな」稼業をやっているが、あの優秀な人たちが本気で研究者を目指したなら、わたしなんてきっとかなわなかったと思う。
 わたしがやったのは、やめないことだけだった
 そりゃあ、わたしだって勉強がいやになったこともある。でもそういうときは、たとえばロシア語に飽き飽きしても、ロシア映画を見たり、ロシア文学を読んだり、ロシア美術全集を眺めたり、ロシア料理を食べたり、とにかく何かしらロシアと関係のあることをして気分転換をした。そのうちに「ロシア語イヤイヤ病」も治まり、また性懲りもなく勉強を続ける、そんなことの繰り返しだった。
 潔いのはカッコいい。物事、白黒ハッキリさせるほうが気持ちいい。そう考える人も多いだろう。
 でもわたしは違っていた。どうせ完璧なんて無理なんだから、中途半端でもかまわないじゃない? そんなに目くじら立てないで、楽しく勉強しようよ。べつになにかに追いかけられているわけではないし。そう、外国語ができなくたって、死ぬわけじゃないでしょう。
 わたしはそういういい加減な人間なのである。でも、おかげさまで外国語をここまでやめずにきました。外国語の学習はキッチリやることが王道である。でもいい加減な人間にはまたそれなりの方法があるんじゃないかと考えている。
 いまでもわたしは、諦め悪く、いくつかの外国語をやめないでいる。(引用終止)

黒田先生の謙遜部分はしっかり割り引いて読む必要がありますが、「とにかくやめない」というのは至言だと思います。

他方、「やめないでいることができる」背景にあるものを見落としてはならないでしょう。

それは何か?

「できると信じる」ことでしょう。「どうせダメだ...」と思うだけでほんとうに「ダメ」になってしまうのは自己暗示にかかってしまうからで、こうした現象は脳神経科学でも実証されていることです。

「できると信じる」ためにはどうしたらよいか? それは、「いろいろ自力で工夫をこらすこと」でしょう。工夫すれば必ず結果が現れます。マイナスの結果もプラスの結果も現れます。プラスの結果が出るやりかたをさらに磨いていけばさらにプラスの効果が大きくなります。そうすれば「できるぞ!」という自信が徐々に強くなります。それがまた楽しいのです。

谷川棋士は、『本当の強さとは「できると信じること」...本当の強さとは、どういうものか? それは、見たこともない局面を見せられ、その中で最善手を自力で発見できるか、どうかなのである...(『集中力』より、省略・太字はk.y.)』と語っています。

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絶対必要な英単語6000語(140/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2425 hatch ( V )

2426 hatch ( N )

2427 hatchet

2428 hate

2429 haughty

2430 haul

2431 haunt

2432 have

2433 havoc

2434 hawk

2435 hay

2436 hazard

2437 haze

2438 he

2439 head

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その31

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

In adlescence, I hated life and was continually on the verge of suicide, from which, however, I was restrained by the desire to know more mathematics.

思春期には、 私は人生を嫌悪した and たえず自殺のせとぎわにいた、 from which、 しかしながら、 私は抑制された by もっと数学を知る欲望

(思春期のころはたえず自殺しかねない状態だった。自殺に至らなかったのは、数学をもっと学びたかったからである)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(139/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2408 happy

2409 harass

2410 harbor

2411 hard

2412 hard-boiled

2413 hardly

2414 hardship

2415 hardware

2416 hardy

2417 harm

2418 harmony

2419 harness

2420 harp

2421 harsh

2422 harvest

2423 haste

2424 hat

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その30

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

At the age of five, I reflected that, if I should live to be seventy, I had only endured, so far, a fourteenth part of my whole life, and I felt the long-spread-out boredom ahead of me to be almost unendurable.

5歳で、私は思案した that, もし私が70まで生きるなら、私はただ辛抱しただけである、 今までのところ、 全人生の14分の1、 and 私は感じた 長く伸びきった退屈 私の将来の to be ほとんど耐えられない

(私は、5歳のときに、70歳まで生きるとしたら今はまだ全人生のたった14分の1だけ辛抱しただけなのかと考えて、これから先の延々と続く退屈を思うとほとんど耐えられない気がした)

続く...

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単語学習(5)― 語彙暗記の闇と光 ―

サブタイトルは― 語彙暗記の闇と光 ― で、闇(やみ)が光より先になっています。

語彙暗記の場合、夜が明けて十分に光が射すまで、闇の期間が長く続くからです。真っ暗闇というのではありません。夜明けがなかなか訪れないのです。

それでも、勉強を続けていると闇は少しずつ薄くなっていきます。明るい月夜ぐらいになってくる。

そうすると、だんだん目が慣れてきて(=脳が適応してきて)、あまり不自由を感じなくなってくる。英語を読んでも聞いてもだんだん分かるような気がしてくる。月夜なのに昼のように感じるようになる! 人の適応能力はすごいのです。

そんな人たちのなかから ― あまり好きな言葉ではありませんが ― 「英語の達人」が出現してきます。

「英語の達人」たちは語彙に関してもいろいろな発言をします。共通しているのは「語彙ばかりそんなに覚えられるはずがないし実際必要な語彙は限られている」という ― はっきり言ったり言わなかったりしますが ― 主張です。自分の日本語の語彙が5~6万以上であり、英語のネイティヴの語彙も同程度であることは無視します。「5~6万はどうしても必要でそれが自然な語彙数なのだ」という厳然たる事実(参考記事: http://www.geocities.jp/kinzo6/eigo01.html )にはまったく触れず、自身の英語の語彙数もせいぜい2~3万です。

そんな達人たちの言うことを、こともあろうに、本当に信じる人たちもいます。「語彙だけではどうにもならない」とか言いながらますますボキャビルを軽視します。「語彙だけではどうにもならない」のではなく「語彙がなければそれこそどうにもならない」ことに気づかない。月夜になれて、なれればなれるほど、自分に対する語彙の要求水準が低下する。「いわゆる英会話」あるいは「絵本や児童用図書」に永住することもある。

他方、「語彙など数千語で十分だ」とは信じていなくても、「いわゆる英会話」あるいは「絵本や児童用図書」に永住する人もいます。英語世界の一端を気楽に楽しみながら人生を豊かにする。それはそれですばらしいことです。私も、植物画やラテン語は、そんな風に優雅に楽しみたいと思っています。

私にとって英語はそうではなかった。まず、何でも読めるようになりたかった。高校3年生の時に図書室で「西洋哲学物語(ウィル・デュラント著)」という翻訳本を見つけました。どこの出版社だったか忘れましたが、確か表紙がピンク色のハードカヴァーの美装本でした。ふっと、「いつか英語で読んでみたい」と思いました。そして今ならちゃんと読めます。私の英語が、そうした意味では、やっと高校時代の日本語に接近してきたわけです。「The Story of Philosophy」は「There is a pleasure in philosophy, and a lure even in the mirages of metaphysics, which every student feels until the coarse necessities of physical existence drag him from the heights of thought into the mart of economic strife and gain. Most of us have known some golden days in the June of life when philosophy was in fact what Plato calls it, "that dear delight"; when the love of a modestly elusive Truth seemed more glorious, imcomparably, than the lust for the ways of the flesh and the dross of the world.」ということばで始まりますが、これを読むといつもあの静かな図書館のひと時を思い出します。

この Will Durant の "that dear delight" という表現は、私にとっては、「The Story of Philosophy」を読めるようになった悦(よろこ)びでもあります。

もはや、月夜ではありません。夜が明けたのです。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(138/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2392 hamper

2393 hand

2394 handbag

2395 handbook

2396 handgun

2397 handicap

2398 handily

2399 handiness

2400 handkerchief

2401 handle

2402 handsome

2403 handwriting

2404 handy

2405 hang

2406 hangar

2407 happen

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その29

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I was not born happy. As a child my favorite hymn was: Weary of earth and laden with my sin.

私は幸福に生まれたのではなかった。子どものころ、私の好きな賛美歌は「地に倦(う)み罪を背負いて」であった。

続く...

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単語学習(4)― 語彙暗記の闇と光 ―

英語が人並み以上に好きな人は誰でも「単語の暗記」に励んだ時期があるはずです。みなさんそんなに変わったことをしているわけではない。

せっせと単語帳を作ったり市販の単語帳を買ってきて覚えたりTIMEを読んで知らない単語や語彙を書き出して覚えたりします。

英国や米国の出版社が出しているボキャビルの本もたくさんあってそれを使った経験のある人も少なくないでしょう。

私もそっくり同じことをしてきました。

そして満足感を得たことは一度もありませんでした。

理由は次の2つです。

① やってもすぐ忘れる。完全に覚えてもやっぱり忘れる。

② ペーパーバックを読むと、いろいろな単語集をやった後でも、①の忘れることに加えて、次から次に未知の語彙が出てくる。そんな未知語彙のほとんどすべては日本語では知っている語彙である。だから、母語と外国語の力量の差をひしひしと感じて落ち込む。

そんな欲求不満を何度も繰り返しながら、徐々に分かってきたことは、いくら日本語や英語のボキャビル本をやっても、またたとえ完全に覚えても、満足できる日は永久にこないということです。しかも、必ず忘れ去っていく!

なぜ、永久満足できないのか?

第1に、ボキャビル本の語彙数が圧倒的に不足していること。つまり、数千語~1万5千語のボキャビル本を何冊やっても出てくる語彙はほとんど重複していて低レヴェルを脱出できないことです。

第2に、ボキャビル本の場合、各語彙の意味や用法があまりに単純化されているために重要な意味/用法の情報がボロボロ抜け落ちていること。だから、いつまでたっても、覚えた語彙でさえその充分な意味を知ることができないことです。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(137/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2378 gym / gymnasium

2379 habit

2380 habitation

2381 haggard

2382 hail ( 1 )

2383 hail ( 2 )

2384 hair

2385 half

2386 hall

2387 halt

2388 halve

2389 ham

2390 hamburger

2391 hammer

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その28

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Perhaps the best introduction to the philosophy which I wish to adovocate will be a few words of autobiography.

たぶん 最善のまえがき to 哲学 which 私が唱道したい will be いくつかの言葉 of 自叙伝

(私自身の人生を簡単に述べることが、私が普及させたいと願う哲学にもっともふさわしい序論になると思う)

続く...

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単語学習(3)

● 単語の理解に語源や造語法を利用する。

辞書には「語源その他単語のパーツが持つ意味」の説明があります。だから、「アンチ・バベルの塔」を実行すればそうした事項も語彙知識の一環として当然ながら頭にインプットされます。

「長くて覚えにくい単語はたいてい語源でかたづけると楽に覚えられます(渡辺照宏『外国語の学び方』岩波書店、1962。p.80~81)」 → そんなに楽なわけではありません。文章を読んでいて未知の単語が出てきた場合に語源の知識があれば即座に適切な意味を類推できるかと言えば必ずしもそうではありません。

語源ではとうてい想像できない意味を持たせていることも少なくありません。

「……それでもドラスティックに語彙を増やす助けになる補助的な方法はあります」 → 決してドラスティックには語彙は増えません。「造語法・語源など」の知識はボキャビルのひとつの武器ではありますがそれはあくまでも関連語彙の基盤をなすものであってそこから派生した現行の意味は別に覚える必要があります。語源等だけで正確な意味を取れる語彙は限られています。

● こじつけの連想法は役に立たない。

ナンセンスではありますが、記憶法の一助として利用できることもあります。例えば sty [スタイ] という単語があります。通常、「① 豚小屋、きたないところ」「 ② (目の縁にできる)ものもらい 」という2つの意味があります。私はこれを「豚小屋のものもらい」で暗記しています。きたないところで目をこすってメマチコができるというイメージが定着して絶対忘れることはありません。

● 単語を既製の単語集で覚えるのは無駄である。

 「豆単」など、単語集を頭から暗記するのは、もっとも非能率的な方法である。単語が覚えられないうえ、時間と労力の浪費である。単語集で語いを増すことのできる人は、その能力を、むしろ詩の暗記にでも向けたほうがよい。
(種田輝豊『20カ国語ペラペラ』実業之日本社、1969。p.188)

「豆単」と「詩の暗記」のいずれを利用すれば多くの語彙を覚えられるかと言えば「豆単」に決まっています。「豆単」は「アンチ・バベルの塔」とは質の面でも比較にならない方法ですが、最小限度の必要単語を詰め込む手段としてバカにしきれるものではないでしょう。確かな効用があります。種田さんのおっしゃる意味は充分よく理解できますが「豆単」と「詩の暗記」は比較できるものではないと考えます。

 そして自分の失敗経験からいえるのは、単語をそのまま丸暗記するのではだめだということです。ほんとうにつらい思いをして覚えても、どんどん忘れてしまうから、結局は膨大な時間のむだになります。それなら、気に入った詩を覚えるほうがいい。詩は韻をふんでいるものだし、また詩には意味ももちろんあるのだから、もしも単語を暗記したいのであれば、そういう詩を通して暗記したほうがずっと覚えやすいです。
(ピーター・フランクル『ピーター流外国語習得術』岩波書店、1999。p.14)

ピーター・フランクルさんは、そういいながらせっせと単語を丸暗記することもやめないし、一定の効用は認めているはずです。まさか、今知っている語彙をすべて詩を暗記することで覚えたわけでは決してないでしょう。また、「詩」の暗記でどれだけの数の覚えられるのか?という重大な疑問にもまったく言及していません。

「アンチ・バベルの塔」とはまったく異なるやり方ですが、丸暗記をむげに否定することもありません。適切に利用すればよい。

 単語帳で英単語を一生懸命記憶しようとしている学生を見かける。これを見ていると、気の毒になる。全く非効率的な勉強方だからだ。ましてや、「辞書を最初から一語一語覚えて、覚えたページを食べた」などという苦学物語を聞くと、信じられない思いである。
 彼らは、個々の単語を独立に覚えようとしている。これは大変な努力を必要とする勉強方だ。しかも、極めて能率が悪い。個々の単語をバラバラに覚えようとしても、覚えられるものではない。そのうえ、退屈きわまりない作業である。だから、「a から始めて abandon まできて投げ出した」とか「a で始まる単語だけやけに詳しい」などということが起こる。こうした学習法は、「超」勉強法の第一原則(面白いことをやる)にも、第三原則(とにかく進む)にも反する。退屈なだけでなく、他の単語と混同してしまう危険もある。辞書のつぎに出ている言葉と取り違えたというウソのような話もある。
(野口悠紀雄『「超」勉強法』講談社、1995。p.53)

このコメントは、期せずして、「アンチ・バベルの塔」に対する偏見を見事に集約しています。何度も述べましたが「アンチ・バベルの塔」は「辞書を食べる方法」とはまるで異質の方法です。実行すれば分かります

● 読みながら単語を採取して覚える。

 一応基礎ができたものとして、それ以上に単語の知識をふやすにはどうしたらよいか。ひとつずつ覚えていくことは前と同じですが、そのころになるとただの語学の教科書のみではなくて、一般の新聞雑誌や単行本を手にとるようになるでしょう。そういう時に出てくる知らない単語を採集して覚えるのです。
 これらの読みものにしても、ある時は教科書と同じように知らないことは一々辞書を引き、ノートやカードに書きつけて覚えます。これはもちろん一番確実な方法であって、私自身もときどきは新しい単語を収集することを目的としてこういう読み方をすることもあります。
(渡辺照宏『外国語の学び方』岩波書店、1962。p.74~75)

● 辞書を引いたらすぐ閉じないで単語と意味をメモしておく。

 辞書を手まめに引くことは前にもうしました。しかし引きっぱなしでは効果が薄いのです。一目見ただけで絶対に忘れないという人も100人にひとりぐらいはいるかも知れませんが、私たち平凡人はもっと慎重なやり方をすべきです。すなわち、目ざす単語を辞書の中で見つけ、その場で必要な意味が分かってもすぐに辞書を閉じずに、ノートかカードに書きとった上、紙片でもはさんでおきます。どうせ続いて二度三度と辞書のその箇所を見なおすことが多いのですから。ノートは小型の単語帳よりも、合判ぐらいのやや大きめのものを用い、単語と訳語だけではなく、なるべくならば用法、用例もいっしょに書きいれるようにします。カードも単語だけ書きこむ小さいものではなく、やや大きめのもの(私は紙屋で8cm×12.4cmに裁断してもらったものを使っていますが、一般には7.4cm×12.4cmが標準型です)に単語と訳と例文と出所などを書きいれておくと便利です。…(中略)…、このように一々訳をつけないでも自分の用にたりれば十分ですし、著者名や書名も一々ていねいに書かずに自分だけにわかる略号でもけっこうです。必要に応じては発音とか同義語とかを書きいれることもできます。
 勝俣銓吉郎『新英和活用大辞典』は英語を専門とする著者が50年もかかって何万ページの原書を読みあげて20万ほどの言い方(collocations)を集めたもので、私自身もいつも手許に置いてお世話になっています。この辞典を利用することをどなたにもおすすめしますが、自分でもカード式でさまざまな言い方を集めるのは、楽しくもあり、有益でもあります。たとえ1冊の本でも、読むときに用法に注意してこのようにカードに取り、まとまったならばABC順に揃えて、ときどき復習すると単語の力はもちろん、語学の実力が目だってつきます。ぜひおためしください。このカードは会話の決まり文句を覚えるためにも使えます。
(渡辺照宏『外国語の学び方』岩波書店、1962。p.77~78)

最後の2項目は「アンチ・バベルの塔」にも共通する主張が多いです。しかし、最初から「アンチ・バベルの塔」を築きながら多読を併用するほうが、効率・知識の正確化などの面から観てより賢明な策であることは今まで繰り返し述べてきた通りです。


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絶対必要な英単語6000語(136/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2362 guard

2363 guerrilla

2364 guess

2365 guest

2366 guide

2367 guild

2368 guilt

2369 guitar

2370 gulf

2371 gulp

2372 gum ( 1 )

2373 gum ( 2 )

2374 gun

2375 gush

2376 gust

2377 gutter

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その27

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

These are matters which lie within the power of the individual, and I propose to suggest the changes by which his happiness, given average good fortune, may be achieved.

これらは個人の能力内にあるものである、 and 私は提案する to 変革を提唱する by which 人の幸福が、平均的な好運を与えられたら、達成されるかもしれない  

(こうしたことは個人の能力で何とかできる事柄であるから、私は、平均的な好運に恵まれさえすれば幸福の達成が可能になるかもしれない変革を提案したいと思う)

続く...

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「才能」(21)

スティーヴン・キング著『小説作法(アーティストハウス刊の訳本)』より引用します。太字はk.y.

(引用開始)才能は練習の概念を骨抜きにする何事であれ、自分に才能があるとなれば、人は指先に血が滲み、目の玉が抜け落ちそうになるまでそのことにのめり込むはずである。誰からも相手にされないにしても、行為それ自体が絢爛たる演奏に等しい。表現者は満足を覚える。それ以上に、陶酔境にはいることさえしばしばだろう。ことは楽器の演奏や、野球の打撃や、フルマラソンの完走ばかりではない。本を読み、物を書くについてもまた同じである。私は作家志望者に、毎日、四時間から六時間を読み書きに充てることを勧めるが、かなり厳しく思えるかもしれないこの日課も、資質があって歓びを感じるなら、およそ苦にならない。いや、現にこれを日課にしている努力家も少なくないのではなかろうか。心行くまで読んだり書いたりするには許可が必要だと思うなら、すでに与えられているから気遣いは無用である。これは私が保証する。 
 何にもまして読むことの大きな意味は、それによって書くことに馴染み、呼吸を会得する点にある。言うなれば、自前のプリント用紙と、記載のととのった身分証明書を携えて物書きの國へ移り住むようなものである。弛まぬ読書は、自意識を忘れて書くことの没頭できる場所へ人を誘い込む。その場所を性癖と言ってもいい。読むことはまた、飽くなき知識の深化に繋がる。先人が何をしてきたか、まだ誰も手をつけていないことは何か。何が陳腐で、何が新鮮か。ぺーじの上で何が働き、何が効果を失って埋伏するか。こうしたことを判断する力はすべて読むことによって養われる。読めば読むほど、ペンやワープロでぶざまな失敗を犯す危険は遠のく道理である。(引用終止)

才能は練習の概念を骨抜きにする」という言葉がすべてを要約していると思います。「才能」と「練習」という概念は互いに相容れないもの、つまり、「才能」は「お稽古ごと」とは無縁なものだということでしょう。それを混同すると滑稽なことになります。

私は若い頃才能がある人は労せずして大きな仕事ができる人だと考えていました。「スポーツ万能」という言葉がありました。たいした訓練もしないのにどんなスポーツでも見事にやってのける。ほんとうに信じていました。あとになって、いわゆる「スポーツ万能」の人は結局どんなスポーツもたいしてできるわけではないことが分かりました。もっとも、多くのスポーツをそれなりに楽しめることはすばらしいことに違いありません。たいした勉強もしないのに「何ヶ国語もできる人」がいるとほんとうに信じていました。あとになって、いわゆる「何ヶ国語もできる人」は結局どの言葉もたいしてできるわけではないことが分かりました。もっとも、多くの言葉をそれなりに操れることはすばらしいことに違いありません。

今は、各分野において「並外れた訓練や勉強に没頭し、その結果並外れたレヴェルに到達し、なおその訓練や勉強を持続できる人こそ才能がある人」だと分かっています。その訓練法や勉強法がこれまた常軌を逸したものであることも分かっています。つまり訓練や勉強自体すでに創造の産物であり没頭する姿自体すでに「絢爛(けんらん)たる演奏」になっているわけです。

何事であれ、自分に才能があるとなれば、人は指先に血が滲み、目の玉が抜け落ちそうになるまでそのことにのめり込むはずである」。

ちなみに、「非凡と平凡のどちらが幸せなのか」というのはまったく別の問題です。ただし、陶酔の境地に浸ることができるのは非凡な人なのでしょう。

私は自分に無いものにあこがれます。

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絶対必要な英単語6000語(135/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2347 groom

2348 groove

2349 grope

2350 gross

2351 ground

2352 groundwork

2353 group

2354 grove

2355 grow

2356 growl

2357 grown-up

2358 grudge

2359 grumble

2360 grunt

2361 guarantee

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その26

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I believe this unhappiness to be very largely due to mistaken views of the world, mistaken ethics, mistaken habits of life, leading to destruction of that natural zest and appetite for possible things upon which all happiness, whether of men or animals, ultimately depends.

私はこの不幸は非常に大いに~のためであると信じる 誤った世界観、 誤った倫理、 誤った生活習慣、 ~を引き起こす 破壊 of あの自然な熱意と欲求 for 可能なことs upon which すべての幸福が、 人sのであれ動物sのであれ、 結局依存する
  
(私が思うに、この不幸の実に大きな原因になっているのが誤った世界観、誤った倫理、誤った生活習慣で、その結果破壊されたのが達成可能なことに対する自然な熱意と欲求 であり、この熱意と欲求こそ人であれ動物であれあらゆる幸福を究極的に左右するものである)

続く...

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単語学習(2)

● 単語の頻度とジャンルの広さ。

 日本の新聞の語彙は語の出てくるジャンルと、そのジャンル内の頻度数により四つに分類される。第一は広いジャンルに出て頻度数の高いもの、第二は広いジャンルに出るが頻度数の低いもの、第三は狭いジャンルに出るが頻度数の高いもの、第四は狭いジャンルに出て頻度数の低いものである。
(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.58~59)

私は、「アンチ・バベルの塔」に関する限りこんな複雑な分類は不要であるし意識する必要もないと考えています。

重要な語彙であれば「暗記・学習用辞書」の説明も自ずと詳しくなり、当然例文も多くなります。そうした説明や例文をしっかり理解し自分の了解していなかった部分を情報カードに記入して覚えればいいだけであってその他のことは必要ではありません。

● 基本単語は初級の教材から覚える。

 土台になる1,000~2,000の単語をしっかり身につけるためには、前にも言ったように、中学3年までの教科書、またはそれと同じ程度の課程をていねいに学びながら覚えるほかはありません。Linguaphone の「会話コース」で教える単語の数も2,000ぐらいだと思います。
(渡辺照宏『外国語の学び方』岩波書店、1962。p.72~73)

大人や社会人の英語学習の場合は、初級の教材から覚えるより学習辞書の説明と例文を理解して意味及び用法を覚えるほうがはるかに得策でしょう。だから、初級教材を主にするよりも辞書を主にして初級教材を福にするするのが妥当な方法です。「辞書暗記+辞書なし多読」が実行できればもっといいと思います。

● 自分に必要な語彙を興味のある分野から増やす。

● 自分に必要な単語を覚えるための工夫。

言語生活は「自分に必要な語彙」だけで成り立っているのではなく、「社会に必要な語彙」で成り立っているのです。

したがって、「自分に必要な語彙」というより「自分が今知っている日本語の語彙」を基準にするほうが賢明でしょう。覚え方が意識的であったか無意識的であったかを問わず、とにかく今の時点で理解できる日本語の語彙を基準にしたほうが理にかなっていると考えます。日本語で理解できる語彙は英語でも理解できなければならないと考える方が合理的です。

また、日本語独特の語彙 / 概念であってもそれを英語の語彙でできるだけ表現し得ることも、日本人たる自分のアイデンティティー及び存在価値を他文化の人たちに伝える観点から、欠かせないことでしょう。

そんな「社会生活に必要な語彙」を最も網羅的に列挙してあるのが「学習用辞書」です。

どの語彙が必要なのか分析する必要はありません。「辞書を1冊」覚えたらいいのです。辞書暗記で充分なのか?と疑問を持つ人もいますが、それでは他にどんな方法があるのかと聞きたい。2年あるいは人によって5~10年で「アンチ・バベルの塔」以上に充分な語彙を習得できる方法はありません。他のやり方だと一生かかっても必要語彙を習得することは不可能です。

強力な反論をぜひお寄せください! 自分で実証済みの方法を、習得語数と習得にかかった年数を明示して、ご教示ください

● 単語を頭に叩き込んでも、すぐ忘れてしまう。

覚えるまで繰り返すしか他に方法はないのですから、繰り返して定着させることに専念すればいい。「すぐ忘れてしまう」からダメだというのであれば万事それでおしまいである

● 単語は文章の中で覚える。

これは理想論です。ユートピア的発想です。現実がすっかり欠落しています。「絶対に必要な語彙=学習用辞書の語彙」のすべてを、いったいどんな方法で文章の中で覚えるのですか? 

必要な年数や人間の寿命を無視した暴論でしょう。

また、英英辞典を暗記すれば、「単語は文章の中で覚える」という理想論のかなりの部分を実現できるし、それに多読を併用すればほとんど問題はなくなります

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絶対必要な英単語6000語(134/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2327 gravy

2328 gray

2329 graze ( 1)

2330 graze ( 2)

2331 grease

2332 great

2333 greed

2334 green

2335 greenhouse

2336 greet

2337 grief

2338 grieve

2339 grill

2340 grim

2341 grin

2342 grind

2343 grindstone

2344 grip

2345 groan

2346 grocery

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その25

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

My purpose is to suggest a cure for the ordinary day-to-day unhappiness from which most people in civilized countries suffer, and which is all the more unbearable because, having no obvious external cause, it appears inescapable.

私の目的は提案することである 治療法 for 普通の日々の不幸 from which ほとんどの人が文明国sで苦しんでいる、 and which is なおさら耐え難い because、 何ら明らかで外的な原因がなくて、 それは逃れられないように思える

(私の目的は、よくある日常の不幸をなくす方法を提案することである。そんな不幸は、文明国のほとんどの人が被っていて、目に見える外的な原因がまったく不明で逃れようがないようにみえる分なおさら耐えがたいものである)

続く...

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単語学習(1)

単語の学習について網羅した http://ijustat.at.infoseek.co.jp/gaikokugo/06_vocabulary.html から、各項目をピックアップさせていただいて、「アンチ・バベルの塔」の見地から、コメントしてみました。

例によって「アンチ・バベルの塔」の利点を強調した「我田引水コメント」になっています。しかし、決してありもしないことを言っているのではなく、私が実際に達成したことまたは確実に達成しつつあることを述べています。

みなさんのアイデアもぜひお寄せください。ただし、自分が実際に実行して所定の成果をあげたものをご紹介ください。

● 語彙は多い方がいい。

100%賛成です。ただし、上限は20万語、普通は5万語理解できればOKでしょう。決して無限に覚えなければならないわけではありません

5万語を達成したら洋書売り場に行ってペーパーバックをパラパラめくってください。その効果に瞠目(どうもく)されること請け合いです。

● 単語の学習には時間をかけるべき。

語彙の習得にもっと計画的に時間をかけることが絶対に必要である。(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.64)」というのは、まったくその通りです。

しかし、このことは、ほとんど無視されています

● 単語の学習は何語でも難しい。

意識して覚えない限りどうにもならない(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.50)」。

ほんとうにそうです。

● 単語の学習がうまくいかない根本的な原因がある。

 語彙の習得がうまくいかない理由は、この語彙の習得が面白くないことと、語の数が多く学習に一見終りがないように見えること、どのような語彙を選択するかの自覚がないことに起因している。
(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.49)

「面白くない」 → おもしろくすればいいのです

「アンチ・バベルの塔」は、食わず嫌いで放置せずに真剣にやり始めたら決してそんなに退屈な作業ではありません。

「語の数が多く学習に一見終りがないように見える」 → 明らかに限りがあります。辞書1冊でOKです。ネイティヴでも無限に知っているわけではない。私たちの日本語の語彙も、通常、上限は7万語程度でしょう。

「どのような語彙を選択するかの自覚がない」 → 無用な懸念です。自分が選択した辞書の語彙を全部覚えたらいいだけです。学習用辞書に無駄な語彙はありません

● 希望と信念を持って単語を覚える。

必ず報われます。特に、読書やリスニングに著しい効果があります。

● 最初の1500語はていねいに覚える。

「この千語なり千五百語を覚えるというのは確実に覚えることで、なんとなく霧の中にあるような覚え方は意味がない。確実な五百語は不確実な二千語より、その言語を習得するのに有効である(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.52~53)」

「アンチ・バベルの塔」はこの観点からみても最も適切な方法です。辞書の説明をじっくり読みながら覚えていけばよい。

● 何語覚えたらどんなことができるのかを知っておくべきである。

 小説や詩を楽しみ、会話もでき、その言語で手紙も論文も書けるというようになるには最低四~五千の語が必要になり、その学習には三~四年は必要である。この五千語をさらに六千語、七千語、八千語……にすることは、その道のプロ以外必要ではない。いくら覚えてもきりがない単語の学習には、目安が必要である。使いもしない語を無理して覚えるのは、ナンセンスとしかいいようがない。もし、辞書を引き引きその言語で書かれたテキストを読みたいというのであれば、二~三千語で足りる。ここまで覚えれば、その言語に関しては一応の“上がり”である。
(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.54)

しかし、それではいつまでたっても、辞書なしの英語の力はネイティヴの小学生にも及ばないことをしっかりと自覚しておくことが大事です

● 頻度の高い語から覚えるべきである。

私も、そう思っていましたが、結局は、A~Zまで「順番にすべて」覚えるのが効率がいいと思うようになりました。しかし、これは各自見解が異なると思います。

● 頻度に関する知識をもっているべきである。

「これこれの数の語彙が分かればこれこれのパーセント理解できる」という知識ですが、5万語を超えないと決して満足感は得られません。統計の数字と実感は、例の如く、大きく食い違います

たった1語わからないために一節全体の意味がぼやけてしまうことはめずらしくありません。

● 頻度数を示す資料は単語を覚えるための重要な指針となる。

辞書を1冊覚えるのであれば、まったく気にする必要はありません。

● その外国語の専門家にならない限り、一応三千語で“一件落着”にするのが賢明である。

 もし神様が言語を作り、その言語の語彙がどれも等しい頻度数を持っていたとしたら、その言語の習得は、現存する自然言語の習得よりはるかに困難であるに違いない。仮にその言語に五万の語があるとすれば、五千の語を覚えたところで一〇分の一しか理解できないことになる。ところが、自然言語ではごく少数の絶えず繰り返される語を中心に、三千語でほぼ九〇パーセント近くが理解できるようになっているのであるから、五百、千、千五百、二千、二千五百、三千と単語の数が上がるたびに、理解できるテキストの量はぐんと多くなる。あとの一〇パーセントは喜んで辞書を引こうというのはどうでしょうか、なにしろ全部の語を覚えることは限りなく不可能に近いし、この三千語以上の千語はそれによって理解できるパーセントをそう押しあげるわけではないのだから。ごく普通の外国語習得なら“これにて一件落着”といきたい。もう一度いうが、この三千語は頻度数の高いものでなければならない。
(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.56~57)

これは、おおいなる「諦観」あるいは「なぐさめのことば」です。とまれ、あきらめるのもひとつの偉大なる達観でしょう。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(133/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2305 grand

2306 grandchild

2307 granddaughter

2308 grandfather

2309 grandmother

2310 grandparent

2311 grandson

2312 granite

2313 grant

2314 grape

2315 grapefruit

2316 graph

2317 grasp

2318 grass

2319 grasshopper

2320 grateful

2321 gratify

2322 gratitude

2323 grave ( 1 )

2324 grave ( 2 )

2325 gravel

2326 gravity

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その24

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

There are things to be said about such matters, and they are important things, but they belong to a different order from the things that I wish to say.

このような事柄sについて言われるべきことsがある、 and それらは重要なことsである、 but それらは~に属する 異なる種類 from 私が言いたいことs

(このような事柄についても検討すべき重要なことがいろいろあるが、私が述べたいと思っている事柄とは異なる類のものである)

続く...

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英語名人世代(4)

引用の続き:

 小学生くらいのうちに外国語の環境にもろにさらされると、その外国語がいつの間にか母語として身についてしまうという現象がある。海外駐在員などの子弟のいわゆる帰国子女の中にこういうケースは少なくない。明治の「英語名人世代」の人々の間にも、外国語であるはずの英語の方が母語であるはずの日本語より自由になった人々が少なくなかった。「二十代の頃には、英語の本を読む方が、日本の本を読むより、遥にやさしいくらゐであった」(内観外望」、新渡戸稲造全集第六巻、教文館、一九六九年)と告白している新渡戸などはその一人であった。このことは言いかえると、彼らの多くにとって英語が実質上の母語になっていたと言ってもよい。
 私たちは一般に、ある言葉を母語としている人たちに対して、その母語ができることを賞賛することを滑稽と感じる感覚をもっている。だから例えば、フランス人に対して「フランス語がよくおできになりますね」とはまず言わない。明治の「英語名人世代」の人々が英語がよくできたことに感心するのは、実はそれに似た多少見当はずれなことなのである。ほとんど全科目をアメリカ人教師が英語で教えるといった草創期の札幌農学校で学んだ「英語名人世代」の一人、宮部金吾(新渡戸や内村と同級生)は、そのことに対して、「横浜から東京の少年時代にも殆ど外人の教師のみについて学んできたので、私は別に不便を感じなかった」(宮部金吾博士記念出版刊行会編集兼発行『宮部金吾』一九五三年、五九ページ)と書いている。宮部のような教育を受けた者が、英語ができなかったら、その方がむしろ不思議なのである。(引用終止)

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絶対必要な英単語6000語(132/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2289 gorilla

2290 gossip

2291 govern

2292 government

2293 gown

2294 grab

2295 grace

2296 grade

2297 grade school

2298 gradual

2299 graduate

2300 graft ( 1 )

2301 graft ( 2 )

2302 grain

2303 gram

2304 grammar

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その23

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I shall not consider the great catastrophes, such as loss of all one's children, or public disgrace.

私は想定しない 大災厄s、 たとえば 自分の子どもを全部失うこと、 あるいは 社会的な汚名

続く...

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英語名人世代(3)

引用の続き:

 一八七七年に東京大学が発足したとき教授三十九人のうち二十七人までが外国人だった(『英語と日本人』一八二ページ)。つまり、教授の三分の二以上は外国人だったのである。教員中の外国人の比率は、教授以外の講師等の教員を全部いれて考えるとかなり下がるけれども、それでも東京大学は発足時においては外国人教師が教育の主要な担い手だったと言ってよい。つまり、一八七七年の時点では、日本の最高学府で学ぶことは、外国語で教育を受けることを意味したのである。それは、いまや日本人の学問の中心になった多くの西洋起源の学問分野で、専門教育を担当できる日本人教師の養成がまだ始まったばかりだったし、当時の欧化の風潮のもとでは日本人教師でさえ英語で講義するのが普通だったからである。
 英語名人世代と呼んだ人々は、このような日本の高等教育揺籃期にちょうど当たった人々だった。高等教育の主な担当者が外国人であれば、将来高等教育を受けることを目指す人々は、その前の段階で将来必要な英語力の獲得に努めなければならない。一八七二年に文部省が「外国教師ニテ教授スル中学教則」(『日本近代教育史事典』平凡社、二三三ページ)を定めたのも、将来の高等教育機関進学者養成のためだったようだ。事実、先に名前を挙げたような「英語名人世代」の人々は、今の小学校を終えるか終えないくらいの年齢から、主要科目をみな英語を母語とする外国人に英語で習うといった教育を受けた上で高等教育機関に進んだのである

続く...

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絶対必要な英単語6000語(131/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2274 goal

2275 goat

2276 god

2277 gold

2278 golf

2279 good

2280 good-bye, good-by

2281 good-looking

2282 goods

2283 good turn

2284 good will

2285 goose

2286 gorge ( N )

2287 gorge ( V )

2288 gorgeous

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その22

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I shall assume a sufficient income to secure food and shelter, sufficient health to make ordinary bodily activities possible.

私は想定する 充分な収入 to 確保する 食と住、 充分な健康 to 普通の身体活動を可能にする

(私は、収入があって食と住を確保でき、健康で普通に体を動かせることを想定する)

続く...

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英語名人世代(2)

引用の続き:

 この英語名人世代の中の有名人を少し挙げると、英文著作 『武士道』 を通して著作家としても欧米で名を知られ五千円札に肖像が使われている新渡戸稲造(千八百六十二~千九百三十三)とか、キリスト教的著述家内村鑑三(千八百六十一~千九百三十)がいる。内村にも 『余はいかにして基督信徒となりし乎』 や 『代表的日本人』 の英文著作があり、特に前者はヨーロッパでは広く読まれた。二人は千八百七十六年創立の札幌農学校(北海道大学の前身)で千八百七十七年から八十一年まで学んでいる。千八百七十七年に正式に発足した東京大学で学んだ「英語名人世代」の中には、『茶の本』 ほかの英文著作でも知られる岡倉天心(千八百六十二~千九百十三。千八百八十年東京大学卒業)などがいる。
 「英語名人世代」の中には、英語を母語とする人にひけをとらない英語力を持っていた人が少なくないが、今では、なぜ彼らがそれほど英語がよくできたかの理由が分かる人は少ないようだ。その結果は、明治の人は英語の面でもエラかったといった、明治賛美の感情を一部の人が抱くことにもなったりする。しかし、これらの人々の英語がよくできた理由は、実は彼らのエラさとは何の関係もないのである

続く...

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英語名人世代(1)

『AERA』 が1996年に「学問がわかるシリーズ」を刊行しました。そのシリーズの1冊に 『外国語がわかる』があります。そこに、大田雄三さんの「日本人の英語習得史」という記事があります。その記事の中から「英語名人世代」という一章を全文引用しておきます。非常におもしろい記事です。長いので数回に分割して掲載します。以下すべて引用 (タイトル以外の太字はk.y.)。

(引用開始)

英語名人世代

 日本人の英語習得史で一見奇妙な事実は、日本人の英語学習が本格的に始まってから日も浅い千八百七十年代の初め頃に英語学習を始め、やがて西洋の大学をモデルに生まれたばかりの官立の高等教育機関で学び、それを千八百八十年代の初めごろに卒業した人々の中に、先にも後にも例がないような、英語力の卓越した一群の人々がいたことである。私は拙著 『英語と日本人』 (初版千九百八十一年、講談社学術文庫版千九百九十五年)の中で、これらの人々を簡単のために「英語名人世代」と名づけたが、生まれた年で言えば千八百六十年代初め生まれくらいの人々である。せいぜいほんの数年しか幅のないこの英語名人世代を標準にすると、その後の日本の高等教育機関卒業生の英語力は、全体としてみれば、低下の一途をたどったとも言えるのである

続く

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絶対必要な英単語6000語(130/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2261 glide

2262 glimpse

2263 glisten

2264 glitter

2265 globe

2266 gloom

2267 glory

2268 glossary

2269 glove

2270 glow

2271 glue

2272 gnaw

2273 go

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その21

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

In discussing this problem, I shall confine my attention to those who are not subject to any extreme cause of outward misery.

この問題を論じることにおいて、私は私の注意を~に限定する ~にさらされない人々 どんな極端な原因 of 外的みじめさ

(この問題を論じるにあたって、私がもっぱら関心を向けるのは、いかなる悲惨な状況下にもない人々である)

続く...

追記: http://ijustat.at.infoseek.co.jp/gaikokugo/06_vocabulary.html は単語に関する記事の収録で参考になります。

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絶対必要な英単語6000語(129/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2244 gigantic

2245 giggle

2246 gin ( 1 )

2247 gin ( 2 )

2248 ginger

2249 gingerly

2250 girdle

2251 girl

2252 give

2253 given name

2254 glad

2255 glamour

2256 glance

2257 glare

2258 glass

2259 glaze

2260 gleam

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


今日は、バートランド・ラッセルのセンテンスを一休みして、バートランド・ラッセルの思い出話をします。私たち団塊の世代の人はだれでもそうなんですが、大学受験の英語の勉強によくバートランド・ラッセルの文章を解読しました。構文がかっちりと組み立てられ、 which などの関係詞もひんぱんに登場して、意味の流れを捉える練習をするのにはたいへん好都合でした。最近の受験生はさっぱり読まないようで時代の移り変わりを感じます。バートランド・ラッセルは、名門の貴族で、「プリンキピア・マテマティカ」などで(私にはチンプンカンプンですが)数学の世界にも大きな足跡を残し、哲学やその他啓蒙書の著作も多彩で文学の造詣も深く、極めて優れた頭脳の持ち主でした。女性関係も華やかだったようです。英国の哲学者BRYAN MAGEE の著書 「Confessions of a Philosopher」を読みますと、「バートランド・ラッセルのしゃべりかたはそのまま活字にできるほど明晰だった」という趣旨の回想があります。

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「アンチ・バベルの塔」検証 (3)

前回に、「精読もしていたし、ペーパーバックもかなり読んでいたが、語彙は増えなかった」という、私自身の経験を話しました。

英和辞典を暗記したころの語彙力の瞬間最大値からは明らかに1万語以上後退していました。

その後何度も、失敗を繰り返しながら、辞書暗記の再開を模索したのは、やっぱり辞書暗記が最も頼りになる方法だという自覚があったからだと思います。

ペーパーバックを読めなかったわけではありません。前回にも書きましたが、知らぬ間に熱中して読んでいることもありました。しかし、熱中できるほどおもしろいペーパーバックはそんなにあるはずもなく、そうなるとやっぱり未知の語彙や忘れてしまった語彙が気になりました。瞬間最大値で3万語覚えていた時期があったので、「あー、これもちゃんと覚えた単語なのになあ、このイディオムも知っていたのに...」という場面に出くわすこともそんなにめずらしくありませんでした。

最大値から1万語以上忘れてしまった状態というのは具体的にどうなのかといいますと、たとえば当時読んだペーパーバックのなかの Robin Cook著「OUTBREAK」という小説をとりあげてみます。その書き出しは「A TWENTY-ONE-YEAR-OLD Yale biology student by the name of John Nordyke woke up at dawn at the edge of a village north of Burmba, Zaire. Rolling over in his sweat-drenchede sleeping bag, he stared out through the mesh flap of his nylon mountain tent, hearing the sounds of the tropical rain forest mixed with the noises of the awakening village. A slight breeze brought the warm, pungent odor of cow dung permeated with the acrid aroma of cooking fires.
High above him he caught glimpses of monkeys skittering through the lush vegetation that shielded the sky from his view.」 このペーパーバックは精読していたらしくていくつかの語彙(太字の単語)に英英辞典からの定義が書き込んであります。私は、精読の場合は語彙の意味を徹底してチェックするようにしていましたから少しでも疑問のある語彙はすべて英英辞典で調べていました。だから、これらの太字の単語の意味をまったく知らなかったのではなく、何か確認したい気になった語彙だったようです。たぶん、16年ほど前のことです。今だったらこの太字の単語をチェックしてみようなんて思いもしません。日本語を読んでいるのと何ら変わりません。

もうひとつ例をあげてみます。今度は TIME の Essay です。19994年の7月25日号ですから、11年ほどまえの記事です。私の語彙は、「アンチ・バベルの塔」のアイデアを確立するはるか前の状態です。その Essayの冒頭 は「One can perhaps forgive prresident Clinton His waverings and wobblings regarding North Korea's nuclear bomb, his abjectly retracted pledge that "Noth Korea cannnot be allowed to develop a nuclear bomb," his year of negotiations that yielded nothing but American concessions and North Korean nuclear advances.」となっています。この essay も、今は日本語で読んでいるのと同じですが、当時は、おそらく、太字の語彙に不安を感じたはずです。

そんなモヤモヤを一挙に吹き飛ばしてくれたのが「アンチ・バベルの塔」だったわけです。いくら 「いわゆる多読や精読」 を続けていても今のような明晰な読解力を得られなかったでしょう。そんな方法では、すぐ理解できる語彙の絶対的不足を解消できたとは思えないからです。

「だいたいわかる」のと「すっきりわかる」のとでは雲泥の差があります。「だいたいわかる」というのは、やや極端に言えば、「ごまかし・まやかし・妥協・あきらめ」だからです。

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絶対必要な英単語6000語(128/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2228 generation

2229 generic

2230 generous

2231 genius

2232 gentle

2233 gentleman

2234 genuine

2235 geography

2236 germ

2237 gerund

2238 gesture

2239 get

2240 ghastly

2241 ghost

2242 giant

2243 gift

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その20

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

These considerations lead us to the problem of the individual: what can a man or woman, here and now, in the midst of our njostalgic society, do to achieve happiness for himself or herself ?

これらの考慮が我々を個人の問題へ導く:男あるいは女は何が、ここでそして今、我々の切ない社会の只中で、できるのか 幸福を達成するために 彼自身あるいは彼女自身のために

(そうしたことをいろいろ考えると結局個人の問題になる: 各人が、この切ない社会で、今何をしたらそれぞれ幸福になれるのか?)

続く...

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「アンチ・バベルの塔」の建築現場(3)

前回に「アンチ・バベルの塔」には2つの支柱、つまり、「①辞書の転写」と「②復習」があると言いました。

原則としては、①と②の同時進行になりますが、人によっては時間的にあるいは性格的に同時進行は無理な場合があると思います。

だから、①だけをまず仕上げるのもひとつの選択肢になります。

さらに、①だけでも途中で中断せざるを得ないことがあるかもしれません。

私も、1冊目の英英辞典を暗記した時、最初の3分の1をなんとか同時進行で進めていましたが、その途中で通常のスケジュールにプラスして単行本を翻訳する仕事が加わり、同時進行どころか①さえできなくなりました。その結果、覚えた語彙のほとんどをすっかり忘れ去ってしまいました。しかし、①は残っていましたからもっぱら②に専心して崩壊した塔を1ヶ月かけて再建し、その後は通常のスケジュールに復帰して同時進行で順調に推移しました。ところが最後の3分の1になって張り切りすぎて①のペースを速めたために②がおろそかになり、①が完成したあとも②の完成までまだ40日ほどかかってしまいました。

そこでみなさんに参考にしていただきたいことは、①だけを最後まで完成してその後に②に着手してもいいし、①だけをたとえば4分の1だけ完成させたあとでその4分の1について②をを行う。それから、次の4分の1の①に取り掛かかりながら最初の4分の1の②を継続して行う....というように数分割しながら進行させてもいいでしょう。

いつも述べていることですが、①を実行するだけでもたいへん勉強になります。自分の知識の不備や欠点が浮き彫りになって後の勉強にも非常に役に立ちます。

みなさんのなかには、5~10年計画であるいはライフワークのつもりでボキャビルをしている方もおられるでしょう。そんな場合は特に、数分割にして①先行②後行方式が有効かもしれません。

いずれにしても、②が「アンチ・バベルの塔」のアンチたるゆえんであることはいうまでもありません。

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絶対必要な英単語6000語(127/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2211 garrison

2212 gas

2213 gash

2214 gasoline

2215 gasp

2216 gate

2217 gather

2218 gave

2219 gay

2220 gaze

2221 gear

2222 geese

2223 gelatin

2224 gem

2225 gene

2226 general

2227 generate

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その19

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Education in cruelty and fear is bad, but no other kind can be given by those who are themselves the slaves of these passions.

残虐や恐怖の教育は悪い、しかし、どんな他の種類も与えられ得ない by 自分自身これらの激情の奴隷である人たち

(残虐なことや恐ろしいことを教えるのは悪いことだが、自分自身そうした激情に身を任せてしまう人たちが他のことを教えられるはずがない)

続く...

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「アンチ・バベルの塔」の建築現場(2)

「アンチ・バベルの塔」には2つの支柱があります。

それは、「①辞書転写 」と「②復習」です。

今回は②について話します。

①は誰にでもすぐに実行可能なことですが、なかなか実行できないのが②なのです。

「アンチ・バベル」は「アンチ・フォゲッティング」を意味します。せっかく覚えたものを忘れてしまったら塔は崩壊してしまいます。それではただの「バベルの塔」になってしまいます。崩壊を食い止めるためには常にメンテナンスが欠かせません。それは物理的な建築物とまったく同じです。マンションに住んでいても必ず補修費を積み立てているはずです。居住性と不動産としての価値を維持するためには常にメンテナンスが欠かせません。ただ、マンションその他の建築物の場合は専門業者が補修を担当しますが、「アンチ・バベルの塔」の場合は自分でメンテナンスを実行しなければなりません。これは自分の体にもいえることです。35歳ぐらいを超えたら「アンチ・エイジング」のために自分で体のメンテナンスを実行しなければなりません。

「アンチ・バベル」=「アンチ・フォゲッティング」とは具体的には「復習の繰り返し」です。

どれくらい復習すれば永久に忘れないのか?という疑問が当然あるでしょう。

実はどれくらいという回数はありません。10回でも20回でも50回でも100回でもありません。毎日食事をするごとく、毎日寝るごとく、復習を続けなければなりません。

「えっ?!」と思う人は必ずおられることでしょう。「どうして?」「そんなの無理だよ!」「だから辞書暗記なんてだめなんだよ!」というような声が聞こえてくる気がします。

しかし考えてください。たとえば、「I」 だとか 「What's your name?」 とかは絶対忘れることはないでしょう。ところが「アンチ・バベルの塔」で覚えていく語彙は、学校+独学・留学・その他の勉強をすでに10年前後してきてなお覚えていない語彙を暗記していく作業です。そのころには絶対忘れない語彙はすでに記憶済みなのです。よく本を読んだり仕事で英語を使っったりしている人であれば、5000語程度の語彙なら特に復習しなくても永久に忘れることはないでしょう。「アンチ・バベルの塔」はそれ以外の語彙で、今まで記憶されることを頑強に拒んできた手ごわい相手ばかりなのです。そう簡単には記憶させてもらえません。

先日、あるバイオリニストの話を聞きました。1週間もバイオリンの練習をしないでおくと元に戻すのがたいへんだということでした。楽器の奏者は例外なくそのようです。スポーツの選手でも同じです。無敵の横綱であっても稽古をさぼるととたんに9勝しかできなくなります。

つまり、あるレヴェルを突破した技量を維持するためには毎日の練習、あるレヴェルを超えた語彙の場合なら毎日の復習が欠かせないのです。やめると目に見えて技量が落ちてしまう、語彙を忘れてしまうわけです。

復習を毎日というのは原則論ですから、都合によってできない日があってもやむを得ません。しかし、10日以上復習しないでおくとどこかにほころびが生じてきます。数ヶ月放置しておくとかなり歯抜けになってきます。半年も放置したら、しっかり覚えたつもりであっても、半分以上ボロボロになるでしょう。

具体的に、たとえば5万語以上の語彙力を維持するためには、どれくらいの復習時間が必要になるでしょうか? 

毎日1時間あれば大丈夫だと思います。「えっ、1時間も!!」と言わないでください。通勤するのにどれくらいの時間がかかっていますか? テレビを毎日どれくらい見ていますか? 化粧をする時間は? おしゃべりは? 掃除は? 新聞は? 漫画は? ゴルフは? そうした日常のルーティーンはけっこうな時間になるはずです。そして、たとえ面倒なことでも習慣になってしまえばたいして苦にもせずに毎日こなしています。だから、語彙の復習も習慣にしてしまえば、そしてまとめて1時間でなくても細切れの時間を利用して(カードを持ち歩いて)合計1時間でも、午前中に1時間午後にあるいは寝る前に1時間でもかまいません。30分×2回ならぜんぜん負担にならないですよ。待ち時間とか電車の時間とか利用すれば恰好の時間つぶしにもなります。

それからもうひとつあります。仮に5万語を維持するためには5万語の復習が必要かといえばそんなことはありません。「5万語のアンチ・バベルの塔」を建てられる人なら、半永久的に忘れない語彙はすでに3万語を突破しています。残り2万語もそっくり2万語ではありません。その核になる ― 他の語彙は確実に意味を推測できる ― 語彙は5000語程度でしょう。

つまり、半永久的に忘れない語彙も「アンチ・バベルの塔」をメンテナンスするプロセスを経て確実に増加していくわけです。最初、記憶の寿命は10日ぐらいかもしれません。そのうちに20日の命になり、もっと伸びて2ヶ月、数ヶ月、半年と伸びていきます。

たとえば、目標を、日本人としては超高度な3万語に設定しましょう。このように数を限定すれば(たとえ3万語以上でも)、復習時間を徐々に減らしていくことが可能になります。復習の要領も分かってきてどんどん効率もアップしますから最初の苦労はうそのようになっていくでしょう。記憶の寿命が延びるにつれて1週間ほど復習を休んでしまっても大丈夫になります。どうしても覚えられない語彙だけピックアップして重点的にケアする方法も非常に有効です。そうすれば、他の語彙は多少放置してもOKですから、ますます楽になります。

とにかく、復習を習慣にしてしまうことです。あんなにたいへんなラッシュ通勤でも毎日欠かさずしているじゃないですか? あんなにめんどうくさい~でも毎日続けてやっているじゃないですか? 習慣にすれば、どんどん当たり前になって、やらないと生活のリズムが狂うほどになりますよ。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(126/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2194 gain

2195 gale

2196 gallant

2197 gallery

2198 gallon

2199 gallop

2200 gallows

2201 gamble

2202 game

2203 gang

2204 gangplank

2205 gangster

2206 gap

2207 garage

2208 garbage

2209 garden

2210 garment

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その18

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

To discover a system for the avoidance of war ia a vital need of our civilization; but no such system has a chance while men are so unhappy that mutual extermination seems to them less dreadfull than continued endurance of the light of day.

発見すること システム for 戦争回避 is 極めて必要なこと of 我々の文明; しかし このようなシステムのどれもチャンスはない while ひとsがあまりにも不幸なので相互絶滅が彼らにとってはより少なく恐ろしいように思える than 引き続く持続 of 日の光

(戦争回避のシステムを見出すことは我々の文明にとってぜひとも必要なことであるが、そんなシステムは、あまりにも不幸なために互いに死に絶えたほうが生き続けるよりましだと思えるような時代に、まったく可能性はない)

続く...

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読書量(1)

私は数年前に、司馬遼太郎さんの記念館を訪ねたことがあります。そこに展示されている蔵書たるやまさに大きな滝を思わせるものでした。それでも全蔵書にはだいぶ足りないというのですから驚きです。もちろんすべて読破したわけではない資料も大量にあるわけですが、その想像を絶する広範な読書の規模はもう圧巻としか言いようのないものでした。

ところで、磯田和一さんは、1942年生まれのイラストレーターです。

私は、磯田さんの作品のうち、『書斎曼荼羅(しょさいまんだら)』という本を持っています。副題は「本と闘う人々」です。

文筆業(作家・翻訳家)の人たちの書斎を訪れてその様子をイラストで描き詳しい解説を添えた楽しいイラスト集です。

磯田さんはそうしたプロのライターや学者の書斎をくまなく探索して作品に仕立てたわけですが、たとえば仏文学者の鹿島茂さんの書斎を次のように描写しています(『書斎曼荼羅②』より)。

(引用開始)前々号で、大きな家全体が蔵書とビデオテープの保管庫と化した縄田一男氏宅に驚愕したばかりだが、鹿島茂氏宅のありようには、驚愕どころか戦慄のあまり絶句したほどの凄まじさだった。御専門が「十九世紀フランスの社会と小説」だけに、夥しい数の蔵書の殆どが洋書であり、一冊が重くて大きい本だらけで、天井の高い洋風造りの鹿島邸はさながらパリやロンドンの古書店だった... 「トイレの中とか、階段とか廊下とか、なぜかしら、自然に本がふえていくのですよね...」(鹿島氏)...(引用終止)

「プロとしてものを考えたり書いたりする人」の読書量は、例外もあるようですが、普通に読書好きな人たちのそれとは比較にならない規模です。

その結果、そうした人たちの語彙力は通常の人の2~3倍になるでしょう。

それと関連して思い浮かぶのが、多読によってボキャビルをするという有力な方法です。

ところが、前から何度か述べていますように、「いわゆる多読」によるボキャビルにはどうしようもない壁があります。

それは、なぜか?

読書の量がポイントになります。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(125/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2177 fund

2178 fundamental

2179 funeral

2180 funny

2181 fur

2182 furious

2183 furnace

2184 furnish

2185 furniture

2186 furrow

2187 further

2188 furthermore

2189 fury

2190 fuse

2191 fuss

2192 futile

2193 future

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その17

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Concerning the abolition of war, of economic exploitation, of education in cruelty and fear, it is not my intention to speak in this volume.

~に関して 排除 of 戦争、 of 経済的搾取、 of 教育 in 残虐と恐怖、 it is not 私の意図 to 話す in この本

(私は、「戦争回避」、「経済的搾取の回避」、「残虐性と恐怖についての教育の回避」に関して、この本で述べるつもりはない)

続く...

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感情表現:happy を表す語彙 ( 2)

2  cheerful  陽気な、はつらつとした → 外に発散される暖かく快い満足感を示す

She manages to stay cheerful despite everything.

彼女は、いろいろなことがあるけれども、何とか陽気にしている

Bill felt cheerful all day because it was his birthday.

ビルはその日は誕生日で1日中上機嫌だった


3  chirpy ( informal )  生き生きした、楽しげな 

She seemed quite chirpy this morning.

彼女は今朝はほんとうに生き生きしていた


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感情表現:happy を表す語彙 ( 1 )

1  blissful  この上なく幸福な

We spent a blissful year together before things started to go wrong.

ふたりで至福の1年を過ごしたが、やがて事態は悪化していった

the blissful honeymooners

この上なく幸せなハネムーンの人たち


the core synonym for blissful → ecstatic

the news of Sophie's safe return made them ecstatic

ソフィーが無事に戻ったことが分かって、みんな狂喜した


至福の典型 :

恋愛中の若いカップル         a young couple in love

日向ぼっこして寝そべっているネコ  a cat stretching in the sun
    
仏教の涅槃(ねはん)  the state of nirvana in Buddhism

nirvana : a high spiritual state of freedom from all suffering which Buddhists believe can be achieved by removing all personal desires  

   

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絶対必要な英単語6000語(124/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2160 frostbite

2161 frown

2162 froze

2163 frugal

2164 fruit

2165 frustrate

2166 fry

2167 fuel

2168 fugitive

2169 fulfill

2170 full

2171 full-blown

2172 full dress

2173 fumble

2174 fume

2175 fun

2176 function

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その16

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

I have written before about the changes in the social system required to promote happiness..

私は書いたことがある 前に ~について 改変s in 社会システム ← 幸福を促進するために必要とされる 

(私は、以前、幸福を促進するために必要な社会システムの改変について書いたことがある)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(123/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2145 frenzy

2146 frequent

2147 fresh

2148 freshman

2149 fret

2150 Friday

2151 friend

2152 fright

2153 frigid

2154 fringe

2155 frog

2156 from

2157 front

2158 frontier

2159 frost

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その15

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

The causes of these various kinds of unhappiness lie partly in the social system, partly in individual psychology ― which, of course, is itself to a considerable extent a product of the social system.

原因s of これらの多様な種類の不幸 部分的には~にある 社会システム、 部分的には個人の心理に ― それは、 もちろん、 is それ自体 かなりの程度 社会システムの産物

(こうしたさまざまな不幸の原因は、一部は社会システムに、一部は個人の心理にある。もちろん、個人の心理自体もかなりの程度社会システムの結果である)

続く...

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記憶(9)

英語学習と記憶に関する http://ijustat.at.infoseek.co.jp/gaikokugo/04_memory.html は、実際に暗記を実行して効果を実感されたプロたちの体験談を集めたものですから、たいへん参考になります。

松尾さんの記事だけを下記にピックアップしておきますが、ぜひすべて読んで検討されることをお薦めします(太字k.y.)。

● 暗記は語学力を飛躍的に伸ばす。
 しかし異国に憧れたからといって、それだけで英語が上達するわけがない。私の場合には、挫折がきっかけであった。これまた遠い昔の思い出話である。中学での英語の時間に、先生が「松尾起立せよ。おまえの英語の成績では進級できない」と夏休み前に言ったのである。憧れていた英語の世界の、その代理人とも言うべき先生からの宣言である。ショックであった。
 ではどうしたかというと、夏休みに二冊の問題集を丸暗記してしまったのである。特に意味があったわけではないが、何をやったら落第せずにすむか分からなかったので、そのへんの問題集をやみくもに頭から全部覚えてしまえば、テストがあって大抵の問題が出ても大丈夫だろうという幼い判断をしたのであった。しかし、である。秋になってみたら授業の英語が急に楽になった。驚いたことには外国人の言うことさえだいたいは分かるようになってしまっていた。英語の先生はもっと驚かれたに違いない。それ以来、英語についての自己評価は劣等生だが成績はいつも満点に近いという不思議な状態が、今日に至るまで続いているといえる
 その不思議を解明すると次のようになる。
 私は若い時代に英語の文型を八百ぐらい無条件に頭の中にたたき込んでしまったのであった。問題集の丸暗記は、結局はありとあらゆる構文を暗記する機会となった。中学生向きの英語の中に存在するおおよその構文を暗記してしまえば、あとは応用にすぎない。たとえ長い文章が出てきてもすべては基本文型の応用にすぎないと分かる。英語のスピーチも会話も作文も同様に基本文型八百の使いこなしである。つまり私は自分では気づかずに、「パターンプラクティス」という英語上達法を実践していたのである。
 英語の基本文型をとにかく暗記して体に覚え込ませてしまうというパターンプラクティスという方法は、別名「ミシガンメソッド」と呼ばれる有力な方法であることがその後大学に入ってから分かった。そしてそういうやり方はもはや時代遅れといわれているということも最近になって分かった。しかし学説や時代の流行はともかく、私に関してはコレで上達したのであるからそれは仕方がない。
 強い意欲と、単純でバカバカしいまでの暗記。この二つこそは、外国語を習得する上での必須の条件ではなかったろうか。
(松尾弌之「遠い昔のある匂い」現代新書編集部編『外国語をどう学んだか』講談社、1992。p.24~25)

「強い意欲と、単純でバカバカしいまでの暗記」 → やってみれば、習慣化すれば、だんだんうまくなってきて、楽しくなりますよ。実際に効果もてきめんだし、英語で本をよんでも話を聞いても覚えた文型がバンバン出てくるし応用例(変型)も把握できるようになるし、そうなると決してバカバカしいなどと思わなくなります。ただし、500~1000の文例を覚える、つまり臨界量を突破することが必要ですから、それなりの努力は必要です。

学説や流行は無視して己が道をひたすら進めばよい昔からそんなに変わった方法もないし、何の実績もない論者のアイデアばかり追いかけるほど「バカバカしい」ことはありません

だれかが、つまり同じ人間が、すでに成功した方法であれば、「そんなことをしてもほとんどの人は挫折してしまう」というようなことを言う人は無視すべし。その人は、いかに有名な人であっても、自分のことを言っているに過ぎず、たいていは挫折した本人である。挫折しない人も存在したし、存在するし、将来も存在します。

「楽しくなければ続かない」というキャッチフレーズに乗る必要もさらさらありません。楽しいか楽しくないかは他の人に判断してもらうことではない。自分で作り出すものです。

しかも、楽しさはどこにあるのか分からない。つまずいてひっくりかえったときに見つかるときもある。「えっ、こんなことがおもしろかったのか?!」と驚くこともある。

自己発見=楽しさの発見だと思います。

今回は、余談が長くなってしまいました。

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絶対必要な英単語6000語(122/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2127 fowl

2128 fox

2129 fraction

2130 fracture

2131 fragile

2132 fragment

2133 fragrance

2134 frail

2135 frame

2136 framework

2137 frank

2138 frankfurter

2139 frantic

2140 fraud

2141 free

2142 freeway

2143 freeze

2144 freight

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、いつも、ミスのご指摘ありがとうございます。今回の分から訂正します)


バートランドラッセルの幸福論 その14

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

All that alcohol does for them is to liberate the sense of sin, which reason suppresses in saner moments.

すべて that アルコールがする 彼らのために is to 罪の意識から解放するそのことを 理性が抑えている もっと正気の時は

(人はアルコールで罪の意識を麻痺させるに過ぎないが、これは、もっと正気のときは理性があるからできないことなのだ)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(121/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2108 formidable

2109 formula

2110 formulate

2111 forsake

2112 fort

2113 forth

2114 forthright

2115 forthwith

2116 fortify

2117 fortune

2118 forty

2119 forward

2120 foul

2121 found

2122 foundation

2123 fountain

2124 fountain pen

2125 four

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: まず、488が抜けてしまい、さらに、1892の次が1093になってしまっています。従って、109回目の最後の単語 fault は実は1924番目の単語です。このコラムを見た方が訂正してくださいました。110回目から訂正した番号にしてあります。以後も、注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、ミスのご指摘ありがとうございました。147 allegation 217 anxiety 262 arc 441 basic 442 BASIC に訂正しておきました)


バートランドラッセルの幸福論 その13

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

After a sufficient amount of drink, men begin to weep, and lament how unworthy they are, morally, of the devotion of their mothers.

十分な量の酒のあと、男たちはしくしく泣き始める、 and 嘆く いかに彼らは値しないか、 道徳的に、 彼らの母親の献身的な愛に

(しっかり飲んだあと、男たちはしくしく泣き始め、母親の献身的な愛にもかかわらず自分は道徳的にまるでだめだと嘆く)

続く...

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英語学習法(20)

愚問はやめて勉強に取り掛かること

外国語の学習は、大目標と小目標を決めてさらに毎日の目標を定め、日々一定量の勉強を実行し、定期的に復習を繰り返し、気乗りのしない時はまずとにかく取り掛かる(そしたらウォーミングアップされて調子が出てくる)ことが大事であるというような話をずーっとしてきています。

すべて、私がしてきたことであり、また、自分を励ますためでもあります。まず、毎日実行する。そうすれば半年~1年すれば確実な効果を実感するようになります。たとえば語彙数が5000語増えれば本を読むときにボコンと実力がアップしたことを実感します。だから、語彙数であれば、現在の語彙数+5000語を当面の目標にする。それを毎日に割り振ってこつこつ「アンチ・バベルの塔」を高めていく。ひたすら、高めていく。今、5000語の人が1万語になったり、1万語の人が1万5000語になったりすれば、それは新たな大地の開拓に匹敵します。2万語を超えてさらに5000語加えれば実力は4万語レヴェルになります。5万語を超えて2万語を加えれば実力は確実に10万語を突破します。

5万語は巨大なターニング・ポイントになります

さて、「目標を決めて毎日の計画を実行すること」の他に自覚しておかなくてはならないことがある。それは、「英語を使って何をするつもりなのか」、あるいは「英語をどの程度理解したいのか」ということである。ちょっとした趣味なのか、通訳や翻訳で食って生きたいと思っているのか、日本語と同レヴェルで理解したいのかで、勉強の仕方はまるで違う

軽い趣味でやるなら、生涯、いわゆる楽しみながら、常に辞書を引きながら、または分かるところだけに満足しながらそれを永遠に続ければよい。英語の勉強に「和訳が必要なのかどうか」ということに悩んでいる人が多い。だいたい分かるのなら英語は英語のまま理解していくのがよりよい方法であっていちいち和訳するなど間違ったやり方なのではないか?という悩みである。趣味でやるなら別に和訳などしなくてもかまわない。自分が分かれば  (正確に言うと分かったつもりであれば) それでOKである。何の問題もない。そんなやりかたでも英検1級ぐらいは合格する。 「分かっているつもり (あるいはそんなことはそもそも意識しない)」 で十分である。趣味の世界になにを気にする必要があろうか? そんな必要はない。「暗記は必要なのか?」。気が進まないならやる必要はない。「すぐ忘れるからやっても意味がない」。その通りだ。趣味なのに何も無理してやる必要はない。「そんなに単語を覚えてどうするの?」。ごもっともである。ゴルフをやっている方がずっと楽しいかもしれない。私はコツコツ何かをするほうがずっと好きですが、これは好みの問題でしょう。とにかく趣味なら好きなことを好きなようにすればよい。それでこそ趣味でしょう!

しかし、① プロになるなら、しかもそれでりっぱに食って生きたいのなら、② 英語を最大限理解したいなら、猛勉強する必要があります。和訳? 必要なことは当然です。必要などころか、それを欠いた勉強など勉強ではありません。徹底して和訳の練習が必要です。ちゃんと訳せないような英文はまったく理解できていないに等しい。理解しているつもりになっているだけです。暗記?言うまでもない。くだらない質問である。①と②に自分があてはまるなら愚問はさっさと捨てて毎日の作業にとりかかること、これしかありません。しかも、己の日本語のレヴェルもしっかり意識して常に向上させる努力も欠かせません。

猛勉強がちっとも苦痛でない人は非常に適性があります。傑出した人はみなさんこのタイプです。漢字文字学の白川静先生・日本学のドナルド・キーン先生など80~90~100歳になっても猛勉強をなさっている。苦痛でないどころかやらないと人生が楽しくないわけです。それで、巨人たちのあとで自分に言及するのは心底恐縮だが、私も勉強が楽しい。それなのに、平凡を極めているのは、それはそれ、才能がないからです。それでも、楽しいから苦にならない。周囲の人が「?????」と思っているのが唯一の悩み(笑い)。

ちなみに、年収が数十億円単位というスティーヴン・キングは、ライター志望者に次のようにアドヴァイスしています(太字k.y.)。

「仕事場のドアを閉じる時はその日の目標が決まっていなくてはならない。肉体の鍛錬と同じで、はじめのうちは目標を低く設定しないと、達成できなかったときに悔いが残る。とりあえずは、一日千語が無難だろう。ついでに、ほんの情け心から言っておくと、先は長いから、週に一日は休んだ方がいい。週に一日。それ以上休むと、発想の気が抜けて、意欲が萎える。目標を定めたら、達成するまでドアは開けないと自身に誓って、あとはひたすら、タイプ用紙なり、フロッピーディスクなりに言葉をならべていく。かつて、あれは確か『キャリー』の売込みだったと記憶しているが、ラジオのトークショーで司会者から、どのようにして書くのか質問されたことがある。「一語一語」と答えると、司会者は絶句した。冗談と受け取ったかもしれないが、私は真面目だった。どうもこうもない。極めて単純な話である。一ページの小品だろうが、『指輪物語』三部作のような雄編であろうが、文章はつまるところ、一語一語の積み重ねである。ドアは外界を遮断すると同時に、作者を閉じ込めて仕事に集中させる」 (『小説作法』より)

キングは、『もののけ姫』などの宮崎駿さんの仕事ぶりとそっくり同じことをアドヴァイスしていると思いました。


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奇才の幼少時代(2)

キューリー夫人の場合

ポーランドの人。1867年11月7日に誕生。1903年ノーベル物理学賞受賞。1911年ノーベル化学賞受賞。
結婚前の姓名はマリア・スクロドフスカ(通称マーニャ)。

以下は、彼女が10歳のときの出来事。すべて『キューリー夫人伝(白水社・1962年版)』より(1部はそのまま引用)。

他の生徒より2つ年下であったが、マーニャは算術はずばぬけていて、歴史・文学・ドイツ語・フランス語・教理問答も1番の紛う事なき秀才であった。今、彼女のクラスはポーランド語でポーランドの授業をしているが、当時ポーランドはロシアの支配下にありポーランド語の授業はロシア当局の好まないことであった。

突然 「合図のベル」 が遠慮がちに鳴って、生徒たちはあわててポーランド語の本やノートをかき集め、数人の生徒がそれをを寄宿生の寝室に隠しに行き、すばやく教室に戻ってくる。ぎりぎり間に合う。

やってきたのは、立派な制服を着た、短髪・ずんぐり・あぶらぎった顔・金縁メガネの、ワルソー私立学校視学管のホルンベルク氏である。

25人の生徒たちは全員指貫をはめて裁縫をしている。教壇にはロシア語の本がこれ見よがしに開けられている。

ホルンベルクは生徒をひとり指名してくださいと言う。ロシア語が完璧にできるマーニャが―いやでたまらないにもかかわらず―指名される。

まず、ロシア語で祈りの言葉を言わされる。屈辱を秘めながらもマーニャは正確に言葉を刻む。 やがて、ホルンベルクの質問が始まる。

ホルンベルク: カトリーヌ2世以来、わが神聖なるロシアを統治したもうたツァーのみ名は?

マーニャ: カトリーヌ2世、ポール1世、アレクサンドル1世、ニコラス1世、アレクサンドル2世...

ホ: 帝室のご一家のお名前と尊号は?

マ: 皇后陛下、ツァレウィッチ・アレクサンドル殿下、大公殿下...

ホ:ツァーの尊号は?

マ: ヴィェリーチェストヴォ(陛下)。

ホ: わたしの称号は?

マ: ヴィソコロージェ(閣下)。

ホ: われわれを統治あそばす方は?

沈黙

ホ: われわれを統治あそばす方は?

マ: 露領全体のツァー、アレクサンドル2世陛下。

ホルンベルクは大いに満足して次の教室に去る。

先ほどまでポーランド語で歴史を教えていたチュプツィア先生は言う。「ここへいらっしゃい、スクロドフスカさん」

先生は無言でマーニャの額にキスをする。マーニャは気がゆるんでワッと泣き崩れる。

こんな緊張の中でひとこともつっかえないでしかも外国語のロシア語でスラスラ受け答えできたマーニャは、4歳の頃にはだれも教えないのに見よう見まねで文字を覚え本をよどみなく読んでいたという。

「だれも教えないのに見よう見まねで文字を覚え...」と書いていてよく似た情景を思い出しました。Erich Segal 著『Prizes』の次の1コマです(太字k.y.)。Isabel はここではまだ幼児ですが後に不世出の物理学者に成長します。Raymond とMuriel は Isabel の両親。

(引用開始) At first her instinct seemede correct. Raymond was attentive and affectinate to his bright-eyed little girl, whom they named Isabel after his mother. Muriel spent many happy hours reading to her lovely, lively daughter, who seemed fascinated by words and rather adept with them.
 At first Raymond did not seem aware that, even as she played in the garden with other toddlers whose vocabulary was limited to monosyllables, Isabel was speaking complete sentences,
 But the most astounding discovery was yet to come.
 As Muriel was cleaning up the multicolored remnants after Isabel's third birthday, scraping icecream off the rug and scrubbing jellied fingerprints from the wall, she overheard a tiny bell-like voice.
 "'Barbar is trying to read, but finds it difficult to concentrate; his thoughts are elsewhere. He tries to write, but again his thoughts wander. He is thinking of his wife and the little baby soon to be born. Will it be handsome and strong? Oh, how hard it is to wait for one's heart's desire !7"
 She had never read this story to Isabel. Clearly her daughter had simply unwrapped a gift and decided to peruse it herself.
 At first she was stunned, unsure of what to do. And though reluctant t5o call this amazing event to her husband's attention, she wanted corroboration that it was not her imagination.
 She quietly slipped from the room and summoned Raymond from his study. Now both parents stood in the doorway dimbstruck, watching their pretty little girl ― whose previous exposure to the alphabet had been merely watching "Sesame Street"― recite flawlessly from a book intended for adults to entertain their children.
 "How could she learn all this without us noticing ?" Muriel asked, this time sharing her husband's elation.
 Raymond did not answer. He did not know how bright his daughter was.
 but he was resolved to spare no effort to find out.(引用終止)

奇才の幼少時代(1)はうっかり消してしまいました

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絶対必要な英単語6000語(120/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2093 foreign

2094 foreman

2095 foremost

2096 forerunner

2097 forest

2098 forever

2099 forfeit

2100 forge

2101 forget

2102 forgive

2103 forgo

2104 fork

2105 forum

2106 formal

2107 former

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: まず、488が抜けてしまい、さらに、1892の次が1093になってしまっています。従って、109回目の最後の単語 fault は実は1924番目の単語です。このコラムを見た方が訂正してくださいました。110回目から訂正した番号にしてあります。以後も、注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、ミスのご指摘ありがとうございました。147 allegation 217 anxiety 262 arc 441 basic 442 BASIC に訂正しておきました)


バートランドラッセルの幸福論 その12

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

It is held that drink and petting are the gateways to joy, so people get drunk quickly, and try not to notice how much their partners disgust them.

~と思われている that 酒といちゃつくことは喜びへの入り口sである、だから 人々はすぐに酔っ払う、and 気づかないようにする いかに彼らの相手sが彼らにうんざりしているか

(酒を飲んでいちゃつくことで浮かれた気分になれるので、みんなすぐに酔っ払って相手がいいかげんうんざりしていることを意識しないようにする)

続く...

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絶対必要な英単語6000語(119/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2076 football

2077 foothill

2078 foothold

2079 footnote

2080 for

2081 forbid

2082 force

2083 ford

2084 fore

2085 forearm

2086 forecast

2087 forefather

2088 forefinger

2089 forefront

2090 foregoing

2091 foreground

2092 forehead

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: まず、488が抜けてしまい、さらに、1892の次が1093になってしまっています。従って、109回目の最後の単語 fault は実は1924番目の単語です。このコラムを見た方が訂正してくださいました。110回目から訂正した番号にしてあります。以後も、注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、ミスのご指摘ありがとうございました。147 allegation 217 anxiety 262 arc 441 basic 442 BASIC に訂正しておきました)


バートランドラッセルの幸福論 その11

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Or, again, watch people at a gay evening. All come determined to be happy, with the kind of grim resolve with which one determines not to make a fuss at the dentist's.

あるいは、また、人々をよく見ましょう 華やかな夜に。 全員が来る 幸福になると決めて歯医者で騒がないでおこうと決心するときのような断固とした決意で

(あるいは、また、社交で華やかな夜に人々を観察してみよう。誰もが楽しく過ごすんだとしっかり心に決めてやってくる。それは、歯医者でじっと痛みを我慢するんだという決意のように断固とした気持ちである)

続く...

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記憶(8)「情報カードのサイズと記憶」

「アンチ・バベルの塔」検証(1)で次のように書きました。

『 3.カードを使用すること

カードだから、携帯・着脱・その他の取り扱いが自在で容易です。数十枚~100枚単位でパンチ穴をあけてリングに通し付箋を利用して復習した部分を区切っていけばたいへん効率よく繰り返し学習が可能になります。その他自分なりにいろいろな利用法を考案して能率アップを図れるはずです。ノートやルーズリーフよりずっと優れていますからぜひカードを使いましょう。必ずそのよさを実感できます。実際に使って見なければ分からないでしょうが、あらゆる方法を試してきた私の証言ですから確かですよ。』

このカードにはさらにもう一つの特徴があります。大きさです。182×128ミリの規格でいわゆる「単語カード」とはまったく異なるカードです。個々の語彙を個別に書き込む「単語カード」と違って4~5つの語彙の定義やら例文やらを表に書き込めるし裏面いっぱいが空いているので図その他の追加情報を後で追加することができます。前にも述べましたが、1枚に数個の語彙を書き込む方式の方が「単語カード」方式よりはるかに覚えやすいのです。前後の語彙の関連も分かりやすいしその分イメージも定着しやすいからです。

故・品川嘉也(生理学者)著 『右脳理論によるスーパー記憶術(ごま書房)』のなかで次のように書いておられます(タイトル以外の太字はk.y.)。

(引用開始)

18 記憶カードは表にキーワードを書き、裏に関連情報をたくさん書き込むと効果的

(k.y.注: 「アンチ・バベル」のカードは表・裏ではなく左に各語彙と例文・右にその定義を書いて、裏面は、将来に関連情報を追加して塔を充実させるために空けてあります。同じ面に定義を書いたほうが忘れた時に早くチェックできる利点もあります)

 メモやノートのほかに、情報を書き付ける道具として私たちはカードをよく使う。もっとも代表的なのが、いわゆる単語カードと呼ばれる、短冊状のもの。表に英単語、裏にその意味を書き込んで、何度も繰り返し眺めた経験のある人も多いことだろう。
 カードといえばこれしか思いつかない人もあるかもしれないが、記憶の効率を考えると、じつはこうした小さなカードは、不適当なのである
 表に英単語、裏にその意味というのは、いかにも簡潔で、覚えやすいように思われるかもしれないが、これが間違い。その上何度も言ってきたが、そもそも情報というのはあるまとまりがなければ頭にはいらないし、定着しない。だからカード学習でも語とその意味だけのいわばバラバラの小さな用語・単語帳では、記憶を増やす助けには、ほとんどなりえないと考えた方がいい。(k.y.注: みなさんが「丸暗記はダメ」という理由のひとつは、この「バラバラの単語集」のイメージかもしれません
 したがって記憶のためのカード術を考えたら、もっともいいのは、まず、ある程度の書き込みができる最低ハガキ大の大きさのものを使うこと。学生の単語カードでは、表は一語でもいいが、裏には、意味のほか、その語を使った構文や用例を書けるくらいのカードを使うのだ。
 これは当然ビジネスマンにも応用はきく。ふつう、メインのキーワードがあればそれに関連するキーワードがあるはずで、それを拾い上げる。そして、それらをイラストや記号で結ぶ。あるいは、裏には、また後ででも、雑誌や本で気になる内容が見つかったら、それをコピーして適当なキーワードの項に貼り込んでいく。もちろん盛り込む情報が多すぎては、本と同じでカードの意味もなくなるが、その点ではハガキ大のスペースが、はいる量もしれていて、まさに左脳の整理速度に合ったものということができる
 左脳の整理速度がスロー過ぎては、雑念がはいって脳が道草をくってしまうが、今いったように、記憶のためには、カードも、ある情報のまとまりがあったほうが、左脳の最高速度を維持でき効率的なのである。 (引用終止)

私は、経験を通じて、品川先生とまったく同じ結論に達していたことになります。

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絶対必要な英単語6000語(118/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

2059 foam

2060 focus

2061 foe

2062 fog

2063 foil ( V )

2064 foil ( N )

2065 fold

2066 foliage

2067 folk

2068 follow

2069 folly

2070 fond

2071 food

2072 food processor

2073 food stamps

2074 fool

2075 foot

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号についてご注意ください: まず、488が抜けてしまい、さらに、1892の次が1093になってしまっています。従って、109回目の最後の単語 fault は実は1924番目の単語です。このコラムを見た方が訂正してくださいました。110回目から訂正した番号にしてあります。以後も、注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。shinshi さん、ミスのご指摘ありがとうございました。147 allegation 217 anxiety 262 arc 441 basic 442 BASIC に訂正しておきました)


バートランドラッセルの幸福論 その10

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

前回の 「;」の後から続けます。

Once in away a car-load of colored people show genuine enjoyment, but will cause indignation by erratic behavior, and ultimately get into the hands of the police owing to an accident; enjoyment in holiday time is illegal.

時折 車いっぱいの黒人たちが見せる ほんとうの享楽を、 but 憤慨を引き起こす 常軌を逸した行動によって、 and 結局は 警察の手に行き着く ~のために 事故; 休日時の享楽は違法なのだ
 
(時折一台の車に乗り込んだ黒人たちが喜んで騒ぐが、はめをはずしすぎて怒りをかい、結局警察のやっかいになってしまう; 休日に騒ぎ立てるのはご法度なのだ)

続く...

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英語学習法(19)

岐阜大学の寺島隆吉先生は英語教育の大ベテランであり研究者でもある。アカデミックな世界に閉じこもっている学者ではなく、長年にわたって中高で英語の授業を担当し、学力が底辺レヴェルの生徒に対しても有効な指導法を開発して実践されてきました。独自の指導法はTMメソッドと呼ばれ、寺島研究室のサイトでも解説されていて、ご存知の方もあるはずです。

今回は、英作文のTMメソッドを紹介したいと思います。詳細は http://www.gifu-u.ac.jp/~terasima/article1writing2quantity3evaluation.pdf をご覧ください。

寺島先生の「英語で自己表現する指導法」を、上記サイトの 『「量」の教育哲学 作文教育をひとつの例として』 という論文に沿って、列挙します。

1 添削指導は有益ではない。

従来の作文指導は、まず「①文法の誤り・文章形式(序論・本論・結論)をなおすこと」である。

次に、「② この表現は英語らしくないという指摘をすること」である。

さらに、「③ 書かれた中身についての批評がないに等しいこと」である。

その結果、学習者は、欠点の指摘ばかりされて、意欲・自信を失い、英語で自己表現する楽しさも味わえないし表現力もつかない。

2 日本語の作文指導でも同様なことが行われている。だから、大多数の人は日本語ですら書くことがきらいで苦手で、恐怖感さえ持つ人もいる。

3 だから、文法や形式を気にせず「内容」と「量」に専念させるべきである。

そこで、寺島先生はまず日本語を大量に書かせる訓練をした。国語教師にも頼んだ。おもしろいものは誤字・脱字は訂正して機関誌に載せたり教材に使ったりして関心を高めた結果、生徒たちはどんどん書くようになった。原則として「量」だけを強調しても、生徒自身はそれなりに正しい書き方を気にしていた。

4 大学生にも書きやすい題でどんどん書かせおもしろいものをピックアップして示すとさらにみんなの意欲も高まった。

5 「量」が「質」に転化する。

生徒にいい作品を印刷・配布して紹介さえしてやれば、あとは生徒が自分で走り出す。初歩的な誤りは自分たちで相互に判断して訂正しながら作品を読み比べてさらに自他を発見していく。内容的に新たな「質」が生み出されていく。

まず「量」が大事である。

6 先生は大量の作文をチェックするのは実に大変であるが、手抜きをしなければ「質」は確実に高まる。

7 だから、まず「量」が大事で、最初から「質」ばかりを追求すると学習者は「絶望」してしまう。「量」は自分のがんばりだけで到達可能だから救いがある。

先生は、同様な「量重視」の方法で、英語も学生に書かせています。

私は、寺島先生の指摘に少なからず感動しました

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記憶(7)

この「記憶」のコラムでは、『海馬』を取り上げて以来池谷裕二さんにはほんとうにすばらしいヒントをいただいています。その池谷さんのホームページがまたおもしろい。ここ → http://www5.airnet.ne.jp/gaya/no1.htm です。

以下に、「記憶」に関する記事の冒頭部分を引用させていただきました(太字k.y.)。

(引用開始) 脳の可塑性  私達は、日常生活において意識するしないに関わらず実に様々なことを記憶・学習しています。そしてそれは、物理化学の現象などから体験によって学ぶちょっとした知恵から、教養的な知識まで非常に多岐にわたっています。
 例えば、私達は誰でも、ジョージ・ワシントンがアメリカ合衆国の初代大統領であることを知っています。学校で習ったから、本で読んだから、親から教えてもらったから。どうして知ったかと訊かれたら、その答は人によって様々でしょう。しかしどんな人でも、当然、教えられるまえは知らなかったはずです。生まれたときからワシントンを知っている人などいませんから。しかし、こんな当たり前の話の中に、たいへん重要なことが隠されています。右図を見て下さい。ワシントンがアメリカ合衆国の初代大統領であることを知っている状態がR、知っていない状態がNRだと思って下さい。横軸は時間です。年齢といってもよいでしょう。始めは誰でもNRの状態です。ところが今はRの状態です。この変化は、ある時点でのきっかけCを境に起こっています。Cは人によって様々でしょうが、とにかく昔はNR、今はRの状態であることはまちがいありません。したがって、この間で脳に変化がおこっているはずです。覚えていない状態NRと、覚えている状態Rとでは、脳のなにかが違っているはずです。このことを私達は「脳の可塑性(かそせい)」と呼んでいます。広辞苑(岩波書店)には、可塑性とは「個体に外力を加えて弾性限界を越えた変形を与えた時、外力を取り去っても歪がそのまま残る現象」とあります。つまり脳の可塑性は脳はあるきっかけによってなんらかの変化をおこし、そのきっかけがなくなっても変化したままの状態でいるということです。実際に私達は、ワシントンを既によく知っていますから、思いおこすたびに、教科書を見返す必要などありません。それにしても記憶する時に、脳のなにが変化するのでしょうか。このなにかを知ることが、記憶のメカニズムを解明することへの第一歩と考えられます。(引用終止)

Cとは、私のコラムについて言えば、「アンチ・バベルの塔」の建設です

追記: http://shop.kodansha.jp/bc/books/hon/0411/ikegaya.html → 「記憶」の権威・池谷さんと英語の話です。

池谷さんは上記の記事で 『[1]私にはカタカナ発音しかできない(これは日本人として生まれ育ったのだから今さら英語特有の発音を身につけようがないという脳科学的な根拠に基づいたものです)。[2]それ故に私の発音は本来の英語の発音からひどくかけ離れたものであって、アメリカでは通用しない。[3]しかし、私の発音を別のカタカナに置き換えることによって、多くの場合は通じさせることができる』 と述べていますが、私の経験から言っても[1]は、つまり『日本人として生まれ育ったのだから今さら英語特有の発音を身につけようがないという脳科学的な根拠に基づいたもの』という言明は明らかに誤解です。優秀な池谷さんでもこんな思い違いがあるんですね!

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