« 絶対必要な英単語6000語(134/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(135/365) »

単語学習(2)

● 単語の頻度とジャンルの広さ。

 日本の新聞の語彙は語の出てくるジャンルと、そのジャンル内の頻度数により四つに分類される。第一は広いジャンルに出て頻度数の高いもの、第二は広いジャンルに出るが頻度数の低いもの、第三は狭いジャンルに出るが頻度数の高いもの、第四は狭いジャンルに出て頻度数の低いものである。
(千野栄一『外国語上達法』岩波書店、1986。p.58~59)

私は、「アンチ・バベルの塔」に関する限りこんな複雑な分類は不要であるし意識する必要もないと考えています。

重要な語彙であれば「暗記・学習用辞書」の説明も自ずと詳しくなり、当然例文も多くなります。そうした説明や例文をしっかり理解し自分の了解していなかった部分を情報カードに記入して覚えればいいだけであってその他のことは必要ではありません。

● 基本単語は初級の教材から覚える。

 土台になる1,000~2,000の単語をしっかり身につけるためには、前にも言ったように、中学3年までの教科書、またはそれと同じ程度の課程をていねいに学びながら覚えるほかはありません。Linguaphone の「会話コース」で教える単語の数も2,000ぐらいだと思います。
(渡辺照宏『外国語の学び方』岩波書店、1962。p.72~73)

大人や社会人の英語学習の場合は、初級の教材から覚えるより学習辞書の説明と例文を理解して意味及び用法を覚えるほうがはるかに得策でしょう。だから、初級教材を主にするよりも辞書を主にして初級教材を福にするするのが妥当な方法です。「辞書暗記+辞書なし多読」が実行できればもっといいと思います。

● 自分に必要な語彙を興味のある分野から増やす。

● 自分に必要な単語を覚えるための工夫。

言語生活は「自分に必要な語彙」だけで成り立っているのではなく、「社会に必要な語彙」で成り立っているのです。

したがって、「自分に必要な語彙」というより「自分が今知っている日本語の語彙」を基準にするほうが賢明でしょう。覚え方が意識的であったか無意識的であったかを問わず、とにかく今の時点で理解できる日本語の語彙を基準にしたほうが理にかなっていると考えます。日本語で理解できる語彙は英語でも理解できなければならないと考える方が合理的です。

また、日本語独特の語彙 / 概念であってもそれを英語の語彙でできるだけ表現し得ることも、日本人たる自分のアイデンティティー及び存在価値を他文化の人たちに伝える観点から、欠かせないことでしょう。

そんな「社会生活に必要な語彙」を最も網羅的に列挙してあるのが「学習用辞書」です。

どの語彙が必要なのか分析する必要はありません。「辞書を1冊」覚えたらいいのです。辞書暗記で充分なのか?と疑問を持つ人もいますが、それでは他にどんな方法があるのかと聞きたい。2年あるいは人によって5~10年で「アンチ・バベルの塔」以上に充分な語彙を習得できる方法はありません。他のやり方だと一生かかっても必要語彙を習得することは不可能です。

強力な反論をぜひお寄せください! 自分で実証済みの方法を、習得語数と習得にかかった年数を明示して、ご教示ください

● 単語を頭に叩き込んでも、すぐ忘れてしまう。

覚えるまで繰り返すしか他に方法はないのですから、繰り返して定着させることに専念すればいい。「すぐ忘れてしまう」からダメだというのであれば万事それでおしまいである

● 単語は文章の中で覚える。

これは理想論です。ユートピア的発想です。現実がすっかり欠落しています。「絶対に必要な語彙=学習用辞書の語彙」のすべてを、いったいどんな方法で文章の中で覚えるのですか? 

必要な年数や人間の寿命を無視した暴論でしょう。

また、英英辞典を暗記すれば、「単語は文章の中で覚える」という理想論のかなりの部分を実現できるし、それに多読を併用すればほとんど問題はなくなります

|

« 絶対必要な英単語6000語(134/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(135/365) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/4180421

Listed below are links to weblogs that reference 単語学習(2):

« 絶対必要な英単語6000語(134/365) | Main | 絶対必要な英単語6000語(135/365) »