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記憶(10)

以下は、http://kunitoshi.net/study2.htm から引用させていただきました(太字k.y.)。

記憶力について

理論的根拠

<エビングハウスの忘却曲線>

エビングハウスの忘却曲線とは、ある学習の記憶は、1時間後には約40%を忘れ、9時間後にはには約70%を忘れ、その後はゆるやかに減少して、3日後には約75%を忘れ、30日後までには約80%を忘れていることを、ドイツの心理学者エビングハウスが20世紀初めに実験結果で立証したものです。

(k.y. 注: 3ヶ月以上放置するとやる気をすっかりなくしてしまいますよ。その前に総復習から再出発するのが賢明です)

この理論は、復習のタイミングを教えてくれます。

つまり、1度目の復習は、初めに学習してから9時間以内に行い、その後の約1週間は毎日何らかの形で繰り返し復習を行なうことで、記憶を短期記憶から長期記憶へと移さなければなりません。
一度、長期記憶に移せれば、その後は1ヶ月おきとかに復習すれば、記憶はすぐ思い出せます。

(k.y.注: 正直に言いますと毎日やるつもりが一番いいですぞ)

<記憶の種類(その1)>

記憶には、短期記憶と長期記憶があります。

短期記憶とは、数秒から数分間しか憶えていられない記憶です。学生時代の定期試験前の一夜漬けがこれに該当します。しかし、短期記憶できる量は限られていて、多くのものを短期記憶とすることはできません。「一夜漬けで憶えたはずなのに、思い出せない!」というのはこれが原因です。
一方、長期記憶とは、短期記憶を通して長期的に記憶されることです。

資格試験で勝ち抜くには、記憶を長期記憶の状態にする必要があります。このことは、特に試験に論述試験(論文試験)がある場合に言えます。

では、いかにして長期記憶を作るのでしょうか?

そのためには、まず記憶のメカニズムを理解しなくてはなりません。

まず、人は、見たこと、聞いたことは一瞬で忘れてしまいます。しかし、これらのうち必要だと思うこと、興味があること、理解したことなどは、短期記憶として憶えています。
この短期記憶は脳内の「海馬(かいば)」にて、最大1ヶ月程度保持されます。この間に、不要なもの(=忘れ去られるもの)と長期記憶となるものが選別されます。

では、どうすれば長期記憶になるのでしょうか?

それは短期記憶にいる間に複数回反復することです。複数回記憶にアクセスされれば、その記憶は重要なものとされ、側頭葉に送られて長期記憶となるのです。

また、より効率良く長期記憶にするためには、短期記憶の時点でわかりやすく、効果的に理解を促すようにしておかなければなりません。具体的には、図などを使い、体系的に理解することです。

<記憶の種類(その2)>

記憶には、再生記憶と再認識記憶と忘却記憶の3種類があります。

再生記憶とは、自分から思い出せる記憶を言います。

再認識記憶とは、見たり聞いたりすれば思い出す記憶を言います。

忘却記憶とは、見ても聞いても思い出せないけれど、もう1回覚えると初めてのときより早く覚えられるという記憶を言います。

問題を解くためには、必要な道具を再生記憶の状態にキープしておく必要があります。そのためには、繰り返し復習することで、記憶の刺激を加えると同時に、アウトプットしやすい形で記憶を整理しておくことです。

<「記憶」に関する方法論シリーズ>

(1)目的を設定し明確にする。
本当に達成したいという目標があれば記憶力は向上する
自分の目標に対して情熱を燃やし続けましょう。

(2)対象を好きになり愛着を持つ。対象に興味を持つ。
いわゆる「好きこそものの上手なれ」。

(3)強い動機付けや切迫感を持つ。
必要に迫られていれば必死になります。適度なプレッシャーは、緊張感持続のために必要なものです。

(4)リラックスする。

(3)と相反するようですが、これも重要です。がちがちになっていては集中・記憶どころではありません

(5)期限を決める・区切る
締め切りを決めていないとどうしてもゆっくりとことをこなしています。1年単位、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位、午前午後単位、1時間単位で細かく自分が何をすべきなのか、その締め切りを設定します。

(6)記憶できる集中できるという自信を持つ。
自分ならできると心底から信じましょう

(7)頭を休める。疲れを取り去る
疲労は集中・記憶を妨げます。必要な休息はしっかりと取りましょう。

(8)自分に適した方法・環境みつける。
勉強しやすい環境は人それぞれです。自分にとってどこ勉強するとはかどるのか、探してみましょう。

(9)腹8分目
満腹中枢が刺激されてしまうと、脳の働きが低下します。満腹まで食べるよりも、休憩をかねておやつタイムでも設け、腹8分目を超えないようにしましょう。

(k.y.注: これ大事!)

(10)プロフェッショナル精神
「遊びじゃない」から甘くない、ことを認識しましょう。

(11)ハングリー精神
「がつがつとしている」と言われるぐらいのハングリー精神を持ち、飽きなき向上心を持ちましょう。

(12)生活リズムを確立する。
生活リズムを確立し、体調を整えましょう

(13)食生活に注目する。
大脳皮質は栄養に敏感です。栄養バランスのいい食事、大脳にいい食事をとりましょう。酒・タバコには注意しましょう。

(14)運動
柔軟運動、有酸素運動は脳の働きを活性化させます。

(k.y.注: 何もしていない人は毎日30分以上速歩しましょう。効果絶大です。これも続けないとダメですよ)

(15)体系化
記憶すべき情報は体系化し、一箇所にまとめましょう。

(16)脳に問題意識を与え続ける。
疑問をもち、その上で納得しながら学習すると、記憶度が高まります。「理解」して覚えます

(17)何度も復習する
記憶力は何回繰り返して学習したかにかかっています。最低3回繰り返しましょう。エビングハウスの記憶曲線を応用してください。

(k.y.注: 3回なんぞ甘い甘い!! 覚えるまで繰り返しましょう) それでも忘れるけれどあなたの頭のせいではありません。 覚えても、タイミングをみて復習は永続させましょう。間隔はだんだん長くしても大丈夫になってきます。)つまり↓

(18)想起訓練を重視する。
そして何回も繰り返し思い出しましょう。シナプス間結合を強化させるのは結局これしかありません

(19)イメージする。
画像記憶は文字(音声)記憶の数十倍の記憶力があるそうです。

(20)体験してみる。
余裕があれば、記憶対象のテーマを体験してみましょう。全部でなくとも大丈夫です。

(k.y.注: 5万語を覚えた人はTIMEやNEWSWEEKを毎週読みきりましょう。1部でちょうど5万語程度の雑誌です。月刊のReader's Digest なら1部7万語ほどです。「アンチ・バベルの塔」の復習と組み合わせたら、語彙力維持・拡大の超強力な武器になる。時間がなければ自分なりに調整。)

(21)項目から
体系化された情報は、ツリーの上位部分から覚えていきましょう。

(22)講義の後
講義を受けたあとはすぐに復習時間をとりましょう。

(23)マーカーを利用する。
ハイライトをつけると記憶対象が浮き上がしり、記憶すべきポイントを集中できます。どこにマーカー引くべきか考えることも勉強になります。

(24)五感を使う。
五感を使えるものについては利用しましょう。

(25)人に説明してみる。
対象を人に説明してみましょう。記憶していなければできません。

(26)忘れても、次に覚えるときには、はるかに覚えやすくなっている。忘れるのを恐れず、覚えるべきことは、今覚えよう。

(k.y.注: これは希望の灯火です!)

(27)記憶を維持するには繰り返しが必要。復習しやすいように、科目混合の記憶ノートを作り、毎日復習する。

(28)暗記モノは、語呂合わせやこじつけをする。

(29)「暗記・詰め込みはいけない」とよく言われることがありますが気にしないことです。簡単に理解できれば苦労しません。理解のために必要な要素を暗記しているうちに理解できるようになることが多いです。

(30)一般に、ある事項を脳に定着させ、自由にアウトプットできるようにするには、5回以上の繰り返しの刺激をある程度の時間が必要です。忘れてもいいから、記憶モノは早めにやる。

(31)記憶は時間より回数。時間内に何回繰り返したかを重視する。覚えようという意識を持ったまま力を抜き、ひたすら繰り返していく

(32)記憶というのは放っておいたら必ず忘れていくものです。しかし、消えてしまったわけではありません。脳の記憶回路にはきちんと残っており、単にアクセスしにくくなっているだけなのです。そこで、常に繰り返し復習できるようなシステムが必要になってきます。それには、受験勉強の中で、そして試験前日に復習できるように、復習をやりにくくするモノの抵抗値を下げる必要があります。

(k.y.注: 「アンチ・バベルの塔」は32&33のコンセプトをずばり具体化したものです。)

(33)「覚えておくべきだな」と思ったことを書き留めておく「記憶ノート」又は「記憶カード」を作っておく。

(34)一問一答式のものや早押しクイズならともかく、ある程度以上の試験では暗記だけでは通用しません。そこで必要になってくるのが、なぜそうなるのかも含めて覚えること、つまり、明らかに記憶する「明記憶」なのです。個々の記憶を多重的に結びつけることです。問題を解くのに必要になのは、自分の頭の中に記憶されているものから、その問題に使えそうなものを引っ張り出してくることです。「記憶している問題と似ていないか」「記憶している問題で使えそうなところはないか」というコマンドを用いて、記憶の情報ファイルを検索するのです。

(35)暗記というのは、「書いたものを見なくても思い出せるように覚えること」で、暗記の状態にとどまっているものは情報の広がりがないので、検索の網に引っ掛からないことがあります。極端なことを言えば、覚えている問題と数字が変わっただけなのに、解答できないことが起こるのです。
試験で必要なのは、思考力ではなく、明記憶です。明記憶までのプロセスは、暗記・理解→明記憶という順序になります。
解答の流れも追わずにやみくもに暗記しても、他の問題で拝借することはできません。

(36)語呂とイメージを手掛かりに覚える。受験において必要な暗記事項は、語呂合わせや意味づけなどの暗記の補助を付ける必要が絶対にあります。試験場で迷った時、忘れてしまった時、語呂合わせなどをせずに覚えていると、思い出す手掛かりができません。1回迷ってしまうと、もう自信が持てなくなるものです。記憶するときには、言葉ではなく、意識的にイメージにして覚えることが重要です。言葉のみでの記憶は時間が掛かり、それでいて忘れやすいものです。長期的に記憶をとどめたいなら、イメージで覚えるしかありません。

(37)忘れるのは構わない。実際、一度覚えたことを試験で使える記憶にするには、1回忘れ、もう一度覚え直すことが必要です。一度も覚えたことがないのと、忘れてはいるが、かつて瞬間でも記憶に刻まれたことがあるのとでは、同じ「覚えていない状態」でもまるでその意味は違います
単純な記憶モノは、特に時間が掛かりますが、2回目、3回目となるにつれて、忘却までの時間が長くなるだけでなく、記憶に必要な時間も飛躍的に短縮されます。
忘れても繰り返し覚えることによって、頭の中で整理された「使える記憶」になっていくのです。

(38)試験直前まで勉強するのは当然ですが、新しいものを直前に記憶してはいけません。その記憶が定着しないだけでなく、その前に覚えた記憶が思い出しにくくなるからです。直前の学習には、記憶ノートや書き込み問題集で再認識記憶になっているものを使い、それらを再生記憶に戻すことに集中しましょう。

(39)次の日には、昨日の続きからやるのではなく、必ず以前にやったところを数分でも良いから視野に入れてから、今日やるところを始める。これで記憶の減退を防ぐことができる。

(40)DHAのサプリメントがあります。スポーツ選手もプロテインを採るのですから、受験生はDHAでいきましょう。

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