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森鴎外のライフスタイルに学ぶこと(2)

今から25年前の4月、別冊宝島⑰は『知的トレーニングの技術』という特集を編んだ。

その中に、「ヤル気を養う ヤル気術 」という大きなタイトルの下に1~5までの番号を付した5つの記事がある。

その2番目の記事が、「2 森鴎外のライフスタイルに学ぶこと」である。

以下に、引用しておきます(省略・太字k.y.)。

(引用再開) 

 小倉左遷時代の彼の生活スタイルは、「鶏」という石田少佐を主人公にした短編小説でうかがえる。.....
 同じ小倉時代を回想した『二人の友』では、鴎外の勉強態度がうかがえる。
 「安国寺さんは、私が小倉で京町の家に引っ越した頃から、毎日私の所へ来ることになった。私が役所から帰って見ると、きっと安国寺さんが来て待っていて、夕食の時までいる。この間に私は安国寺さんにドイツ文の哲学入門の訳読をしてあげる。安国寺さんは又私に唯識論の講義をしてくれるのである。安国寺さんを送り出してから、私は夕食をして馬借町の宣教師の所へフランス語を習いに往った」
 この仏教徒との交換教授の方法といい、フランス語学習といい、まさにファウスト的に貪欲な知性といえる。

(引用終止)

k.y.談: 森鴎外は、なぜ、不遇なときはあったにせよ高級官僚という卓越した地位にありながらなお満足せずに、毎日勉強に励んだのであろうか? 

それは、おもしろかったからだと思う。

深くまた広く学べば学ぶほど、当然理解が深まると同時に知識が豊かになり、そのことが創作の刺激にもなり、という好循環を楽しんでいた。

同時に、肉体もそんな生活スタイルに適したものになり、睡眠時間も3時間で足りるようになった。また、食事その他日常生活の身のこなしも実に無駄のない合理的なものになっていた。

湧出する意欲が心身を律してひたすらまい進する知のマシンを演出したのではないかと思う。ロンドンのベテランタクシードライバーの海馬がかなり増大していたように、今の脳神経科学なら、鴎外の海馬にも当然有意な変化を検知できたのではないか思う。

ダンベルが筋肉を隆起させるごとく、貪欲な知的意欲は脳をたくましくする。

だから、今の記憶力や思考力をなげく必要はない

続く...

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