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知的能力は意欲から生まれる(2)

今から25年前の4月、別冊宝島⑰は『知的トレーニングの技術』という特集を編んだ。

その中に、「ヤル気を養う ヤル気術 」という大きなタイトルの下に1~5までの番号を付した5つの記事がある。

その最初の記事が、「1 知的能力は意欲から生まれる」である。

以下に、引用しておきます(省略・太字k.y.)。

(引用再開) 

 ゲーテは、エッケルマンの『ゲーテとの対話』のなかで、はじめから大作を書こうと思うな、一歩一歩確実に踏んで行け、と強調しているし、実際の彼もそのように実行した。志は大きいのに実力がともなわず、それでいて努力をしないで「天才」気どりでいるロマン主義者が、彼にはがまんならなかった。一瞬一瞬が完成されたものであるということ、というのがゲーテが知的方法において心がけたことだった。
 ゲーテは大作主義をいましめて、こういっている。
 「現在には現在の権利がある。その日その日に詩人の内部の思想や感情につきあげてくるものは、みな表現されることを求めているし、表現されるべきものだ。しかし、もっと大きな作品のことが頭にあると、それと並んではほかの何も浮かんでこなくなり、すべての思想はしりぞけられ、生活そのもののゆとりまでその間はなくなってしまう。.....そのたいへんな労苦と犠牲に対して、むくいられる喜びがやってくるかわり、いつも残るのは不快なエネルギーの衰えばかりさ。」「老人の忠告を役立てて(若い人たちは)まっしぐらによい道を進んでいくべきだ。いつかは目標に通じる歩みを一歩々々と運んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値のあるものでなければならないよ。」

(引用終止)

k.y.談: 私は、「いつかは目標に通じる歩みを一歩々々と運んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値のあるものでなければならないよ」という言葉は ― 偉人の忠告だからこそ範とすべきだとすれば ― 「アンチ・バベルの塔」の建設にもそのままあてはまると考えます。

一歩そのものが価値のあるものでなければならない」として、辞書のひとつひとつの語彙は当然価値のあるものだし、それを逐次書き写す行為もまた ― その語彙を自分のものにするという意味で ― 価値のあるものです。つまり、ひとつひとつがまぎれもない目標です。

また、そのひとつひとつは、大きな最終目標=「アンチ・バベルの塔」の達成に欠かせない、全体の単位となる目標です。

しかも、不思議なことですが、いかに人類の知識が・変容・増大しても、普通の人がそれを利用して生活するために必要な語彙数は変化しないのです。その数は5~10万です(文法があるおかげで、限られた語彙を使って無限の表現が可能になります)。

頭脳に格納する語彙数は、地域や宗教や時代などによって必要とされる語彙群は異なるが、明らかに限られています。

だから、外国語であっても5~10万の語彙さえ学習すれば事足りるということになります。無限でしたがって完成できない作業を強いられるわけではありません。

「アンチ・バベルの塔」は、決して、不可能なことではないし、無意味で退屈なことでもありません。ひとつひとつに意味があり、数が限られているので作業の進度も計算でき、完成すれば極大の成果をもたらすことが確実なプロジェクトなのです。

肝心なことは、毎日持続すること=一歩一歩確実に踏んで行くことです

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