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素朴な誤解(2)

5~6歳の子供であっても、英語のネイティヴであれば ― 素朴な予想に反して ― 日本の平均的な大学生をはるかにしのぐ英語力を備えている。

なぜか?

ネイティヴの言語の発達は、「非ネイティヴの素朴な認識」 を超越した質・量を伴っているからです。その発達過程は日本語でも英語でも同じです。

言葉の発達過程:(ここでいう文法はメタ言語=文法用語によって文法を理解できるという意味ではなく、文法のルール通りに日常必要なことをスラスラと表現できるという意味)

① 約5歳で基本的な文法を習得 

② 約10~12歳で大人の文法もほぼ習得

③ 20歳代前半で大人の語彙力を獲得

○ 認識語彙 → 6歳で約1万語 8歳で約2万語 10歳で約4万語 大人で5~15万語

さらに、最近の研究によれば、生まれたばかりの赤ちゃんの脳であっても、母国語の音声に対しては母国語ではない音声及びその他の音とは異なる部位で、つまり母国語を処理する部位で反応するという。これで、人間の脳は胎児のときからすでに母国語に格別の反応を開始していることがわかる。そして、脳は眠っているときも休まずに発達を続けている。

したがって、5歳の子供の脳は ― 何と5万時間(胎内時間も含む)も母国語に反応して発達を続けた結果 ― 1万語の語彙と基本文法をしっかりと格納している。

日本人は、英検1級やTOEIC900点台 (=1万語の語彙と基本文法) に達するのに、5千~6千時間の勉強が必要だとされています。

しかし、5歳(=1万語の語彙と基本文法)ですでに5万時間というネイティヴの場合と比較すると、むしろ、日本人の英語学習の効率のよさを感じます。

他方、日本人の場合は「1万語の語彙と基本文法」でほぼ頭打ちになります。それ以上の力をつける時間も方法もないといえるかもしれません。そのレヴェルで学習資源が枯渇するともいえます。それだけ困難だということです。

ちなみに、私の長男(弁理士・企業の知財部所属・30歳)が最近の英検1級に合格しました。英語を本業のバックアップにする基礎ができました。よかったです。

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