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コメントにお答えする(27/2005)

ひろさと さんへ

ていねいにコメントくださいました。ありがとうございます。

> このブログで語彙力の重要性を認識しなければこの先、すぐに挫折していただろうなと確信しています

私は、言葉は語彙だと思っています。語彙とは単語だけではありません。単語、熟語、その他すべてのある意味を担う語句を含みます。

この語彙を文法・構文のルールに沿って操るのが言語活動でしょう。

だから、各自の言語能力(聞・話・読・書)は、各自の語彙力=語彙数に左右されることは明らかです。

日本語でも英語でも大人の語彙数が5万語前後を越えている事実は、それだけの語彙が社会生活上不可欠であることを端的に示しています。

単語だけいくら詰め込んでも無意味だ」という話はよく聞きますが、これはつまり「単語を覚えるのはいやだ」ということの婉曲表現にすぎません。

「人はパンのみにて生きるにあらず」といえども、パンを軽視できるわけでは決してありません。パンが不十分であれば肉体の維持も危うくなります。パンが(普通に)ある場合に限り、他のこともある / 必要だということです。

言語生活でいうパンとは「大人の語彙数」にあたるでしょう。これを軽視するのはパンは不要だというのと同じです。

> 完全なカードではなく、雑なものです... 意味の認識の上でも粗があるかもしれません

COBUILDといったいのシステムである限りカードは完全でなくてもいいと思います。辞書とカードで補完しあう形ですね。

語彙・文章の意味を把握する場合に、とかく無視されがちなのが日本語の背景知識・経験・語彙力・作文力です。だから、日本語で読んだり書いたりすることも英語の学習に劣らず重要です。

日本語の背景知識・経験・語彙力・作文力が英語の力を引き下げたり停滞させたり引き上げたりするはずです。

私は、優れた作家や評論家の文章を読んでそれこそ畏怖を感じることがあります。ため息もでます。しかし、それが優れたものであることだけはわかります。鑑識眼はあると思っています。

鑑識眼がなければ自身ではもちろん人から指摘されてもわかりません。

> しかしそうは言ってもやはり大変な作業であり、1日なんだかんだで12時間はやっていると思いますが、なかなか進まず絶望したりしています。

よくわかります! しかし、今でしかできないことかもしれません。人生はまったくわかりません(笑い)。

また ― 必ずしも挫折ではなく自分の合理的な判断で ― 途中でやめたとしても、いろいろな意味で貴重な経験になるはずです。今まで意識しなかった自分(の能力他)を発見したりすることもあります。

自分の記憶パターンも確認できます。

> やはりこのブログで「語彙力が上がれば新たな世界が開ける」という事を確認しながらでないと非常にしんどいと実感しています。

認識語彙が5000語(多義語のひとつの意味を1語彙とすれば1.5万語以上)増えたあたりから、「新たな世界がうっすら見え始める」はずですが、個人差もあるでしょう。

> 1万語まであげればペーパーバックなどが読めると世間では言われているからです。しかし実際1万語になってみたところ、ある程度読めるようにはなったものの、依然として普通のペーパバックなら1ページにつき少なくとも5個ほど、場合によっては10個は分からない単語や成句が出てきます。

かなり妥協して2万語、できれば5万語以上、理想的(=educated natives と同等)には15万語以上が目安になるでしょう。

非ネイティヴということを考慮しても、3万語は目指したいですね。


> 確かにそこが空欄であっても全体の意味は「何となく」分かるかもしれませんが、はっきりいって本当に読めているという実感は全くありません。

「何となくわかる」というのは、場合によりますが、限りなくごまかしに近いことも多いと感じています。

> しかし本当にそんな細切れのパズルを集めるような事をしていて、いつか全てが分かるようになるのだろうかと疑問に思っていました。

永久に同じでしょう。しかし、わかったつもりになることは充分可能ですし、その「つもり」であること気付かなければご本人には何の問題も起こりません。めずらしくないことです。

> 私は性格的に完璧主義なので、最終的には完全になると確信できないとどうしても打ち込めません。

私もそうかもしれません。しかも外国語可知論者です。

>最初はスーパーアンカーを読み始めましたが、途中まで読んだときにたまたまCobuildを目にしました。
単語がコーパス順に載っているという事の素晴らしさに感激しました。

おっしゃるとおりですね!

> また訳が載っているのではなく単語の定義が「説明」されており、しかも学習英英ということもあり必要な定義だけを載せている点に惹かれ、読むならCobuildにしようと考えました。

私も、能動語彙の拡充に Cobuild を活用しようかなと模索しています。

> いま考えればこのブログに書かれているとおり、もう少し低いレベルの辞書から始めるべきだったかもしれませんし、イギリス英語をやや多く使っているCobuildよりもいい辞書があったのかもなという後悔はあります。

いや、これは個人の好みでしょう。一般論はあくまで一般論です。

以上、例によって、非力な者がずいぶん偉そうなことを書き連ねてしまいました。なにぶん悪しからず了承いただきたく、これからもよろしくお願いします。

Thank you.

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