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「アンチ・バベルの塔」検証(6) その3

検証(6)は 「アンチ・バベルの塔」を勉強法という切り口から、再度、検証している。今回はその3回目である。

雑誌 『プレジデント PRESIDENT 2005.8.29号』の特集は 「最新→学び方」である。

この記事を参考にしながら、また””内に引用しながら、検討を進めることにする。太字は一部原文通り、一部はk.y.の処理である。

巻頭の記事は ”1000人分析!これが「結果が出る勉強法」だ ”

前回(その2)に書いた勉強①~④は、まとめると、次のようになる。

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① 「勉強の達人

○ 目標は具体的

○ 下限英検1級(英検1級を含む)

○ 市販の教材 + 新聞・雑誌・ペーパーバック + CNNなどの生の音声 + 独自の工夫

○ 楽しい

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○ 目標は具体的

② 「達成感型

○ 上限英検1級(英検1級を含む)

○ 市販の教材 + 新聞・雑誌・ペーパーバック

○ 楽しくない

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③ 「趣味型

○ 目標は曖昧

○ 上限英検準1級

○ 市販の教材

○ とにかく楽しい

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④ 「(勉強を)しなければならない症候群

○ 目標は曖昧

○ 上限英検2級

○ 市販の教材

○ 楽しくない

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今回は、上記の勉強 ①~④ について 「楽しいか否か」 に焦点をあてる。

楽しいのは ① と ③ である。

さて、『プレジデント』 にこの記事を書いた人・御立尚資氏は、① については 「楽しい」 とし ③ については 「とにかく楽しい」 と表現を変えている。

御立氏がなぜこのように違う表現を使ったのか、どのような気持ちをこめて違う表現を使ったのか、その説明はない。

それで、氏の気持ちを忖度(そんたく)してみよう。

私は、氏は ① と ③ では楽しさの質が異なると感じていたのだと推測する。

「私なり」に強引な区別をすると、① の楽しさは「自分で演出する楽しさ」、② の楽しさは出資して手に入れる「市販の楽しさ」ということになる ( この2種類の楽しさについては前にも述べたことがある )。

今や、「楽しさ」を強調する教材は無数にある。「楽しくなければいやになる、楽しくなければ続かない、楽しくなければ力がつかない」というフレーズがあふれている。

しかも、内容の充実した教材も多い。

だから、英語に興味のある人は、いろいろな教材を選択できる。いやになれば、また別のを買えばよい。次々と映画を見て楽しむのに似ている。

そうしているうちに英語の力も伸びてくる。TOEIC も 800点を突破し、外人ハントや外人とのパーティーも楽しい。発音もきれいだし、いわゆるペラペラになる人も出てくる。

一見何の問題も内容に見える勉強法だが、ひとつ致命的な欠陥がある。

ある程度以上になると実力が頭打ちになることだ。① 以外の到達レヴェルをすべて「上限~」としたのはそのためである。

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続く...

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