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漫画 『ドラゴン桜(ざくら)』

この漫画は、最近はテレビ・ドラマにもなっているようですが ― 勉強に興味がある、特に飛躍の基礎を固めたいと願っている ―人たちにとっては高邁な空理空論を読むよりはるかに参考になると思います。

自分のこどもに読ませてももちろん有効でしょう。

私は、「偏差値教育を廃し個性を重視して創造性を養う」教育論をいつもうそ臭く感じていました。

いや、真っ赤なうそを言うな!という気持ちでした。

「一部のマスコミや評論家は、なぜ、たとえば甲子園・高校野球のヒーローをたたえて、偏差値のヒーローをたたえないのか???」といつも考えていました。おかしいではないか。

スポーツが面白い子もいれば勉強が面白い子もいる。両方好きなあるいはきらいな子もいる。

もちろん、スポーツで挫折する子も勉強で挫折する子もいる。各分野で、ヒーローとまあまあの子の間には画然とした差があり、最下位と最高位の間にはいくつものランク付けがある。

あたりまえのことではないか

偏差値教育の発案者・桑田昭三氏が、1995年に『よみがえれ、偏差値(ネスコ / 文芸春秋)』という本を出版しました。私は、当時その本を読んで、おおいに共感したことを覚えています。

ノーベル賞学者の利根川進氏は、京都大学理学部へ入学するのに1年浪人しています。「それこそガリ勉して合格した」とご本人が語っておられる。

「ガリ勉したら創造性が阻害される」ことなどない。しかもせいぜい2~3年ガリ勉すればOKであって、長い人生から見れば短い期間にすぎない。それを楽しめる子供だっている。

真の創造性を発揮するために必要な努力の質・量とは比較にならない

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また、『ドラゴン桜(ざくら)』 は、単なるガリ勉物語ではありません。周到な作戦と論理に基づいた勉強物語です。

何を見ても何を聞いても刺激と発見があるはずなんだ』 とか 『人を番付するななんてホザくやつは肝っ玉の小さい甘ったれ野郎だ』 とか 『競争って...、結局は自分との闘い、他人とじゃないってことだよな』 とかいうセリフは、正直な感想を素直に述べたものでしょう。

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ほんとうに弱い人たちに対しては国家の保護がぜひとも必要です。弱いのは本人の責任ではないからです。

しかし、普通の人なら、まず目指すべきは、「自立」でしょう。

「~できない理由」は無数に実に容易に見つかる! これは、私のまさに自戒です

そして、『ドラゴン桜(ざくら)』 は 自分で自分の楽しさを創造する物語でもあります。

されど、漫画は漫画なのか?

みなさんは、いかがお考えか?


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