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「アンチ・バベルの塔」検証(6) その1

今回は 「アンチ・バベルの塔」を勉強法という切り口から、再度、検証してみたい。

雑誌 『プレジデント PRESIDENT 2005.8.29号』の特集は 「最新→学び方」である。

この記事を参考にしながら、また””内に引用しながら、検討を進めることにする。太字は一部原文通り、一部はk.y.の処理である。

巻頭の記事は ”1000人分析!これが「結果が出る勉強法」だ ”

” ビジネスマンの「勉強に対する思いは複雑である。4人のうち3人が「勉強の必要性が高まっている」と感じつつ、過半数の人が自分の勉強量は不十分だと思っている。まずは義務感から自由になること、それが「学びの達人」への第一歩だ ”

” 秘密は 「小分け目標設定」と「置き換えの技術」にあり ”

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多数の人々の間に、勉強しなければならないという気持ちあるいは義務感が生じる。その背景には社会の要請があると考える。

「ビジネスマンの勉強」またはその関連記事は、余暇の過ごし方とも結びつけて、もう20~30年前から雑誌などによく掲載されている。私の別室の書棚には4種類の月刊雑誌のバックナンバーが20~30年分保管されているが、その背表紙に勉強やレジャーの題目が間歇的に現れる。

だから、勉強は、もうかなりの期間、サラリーマン社会の要請だったが、高成長時代とバブル期とIT革命を経た今とではそれぞれかなり異なる面がある。

英語に限っていえば、社会の要請は ① より具体的より高度より切迫したもの になってきている。globalization = Americanization に伴う必然的な動きである。

今まではまるで英語の必要性を感じなかった人々にまで英語が浸潤してきている。

イーディックの例文 → ( Now that capital has been liberalized, Japanese corporations will have to roll up their sleeves and get to work. 資本が自由化された以上、日本の企業はふんどしを締めてかからなくてはならない ) はその辺の事情をよく表している。

さらに、「アンチ・バベルの塔」のソースである辞書についていえば、その内容や態様について隔世の感があることはもう何度も言及してきたことである。辞書の作成に携わる人も実に多様になっていて、30年も前はまだ大学教授などが主流であった。内容も実用性・現代性を欠くことが多々あった。

以前にも言及したが、アメリカ英語の伝道者・市橋敬三氏は (一流大学の高名な教授たちが執筆した英和辞典を徹底的にマスターしてアメリカに留学したのに、留学先でレポートを提出したとき、まったく使われていない Japanese English や文学的にすぎる表現をたくさん使っていることを指摘され、その挫折感・失望は筆舌に尽くしがたい 「苦い、苦い、苦い 経験」であった)という趣旨のことを述べている。そんな時代だった。

なお、市橋氏は 「今もその状況は変わらない」 と怒っている。

しかし、私は、「不備な英和辞典も残っているがかなり改善されている」と思っている。

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続く...

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