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発明オタク・トーマス・エジソン

エジソンは「発明は99回の失敗の末に、ようやく1回の成功が得られる」と述べています。

私は、この偉人の言葉でさえ「アンチ・バベルの塔」に結び付けてしまいます。

つまり、「99回失敗して1回成功する」=「ひとつの語彙を99回復習してやっと覚える」に聞こえてしまう。

その99回が無駄かと言うと決してそうではない。その1回1回がエジソンの場合はやがて発明に至る貴重な経験になり、「アンチ・バベルの塔」の場合はやがて記憶に至る貴重な確認作業になる。その経験や確認作業で得た知識が他の経験や知識と結合して総合知の広大な発展に寄与することも事実である。

偉大なエジソンと「アンチ・バベルの塔」を並べて検討するあつかましさや愚かさはさておき、私が真似したいのはエジソンのしつこさである。

外国語の学習で最も必要なもの、それは「しつこさ」だと考えるからです。

たとえば、白熱電球の開発に至るプロセスは有名である。

エジソンは、ほどよい明るさで長持ちする電球の製造を目指した。当時の電灯は、目に障害が出るほど明るく輝いたかと思うまもなく消えてしまったのだ。

ふたつの関門があった。

① 「電球からもっと空気を抜く方法を発見すること」。 電球の中に細いワイヤーがあってそこに電気を流すと光る。電球に空気があると、ワイヤーが急激に燃え尽きて光が消えてしまう。

② 「もっと優れたワイヤーの素材を見つけること」。 エジソンはこの関門にしつこく挑んだ。

適度に光が出て長持ちする発光素材が必要である。エジソンは多種多様な素材で実験を繰り返した。いろいろな金属、紙縒り(紙)、ココナッツの砕片、そして何と作業員の口ひげまで。

紙縒りが、炭化するまで光を発して、最もいい結果を出した。燃え尽きるまで12.5日間昼夜にわたって光を発し続けた。ついに、目を傷めることもない電球の製造にこぎつけたわけである。

エジソンは、そんなものでは納得せず、職員を世界のあちこちに派遣して新たな素材の発掘に努めた。その結果、数千の数の植物繊維が彼の元に集まった。京都産の竹の素材が最高の性能を発揮することがわかった。

こんな風に書くのは簡単だが、エジソンは、新たな素材が尽きてしまうまで実験を続行したのだ。実験回数はとてもじゃないが100回どころではない。

彼は、「ほとんどの発明家の弱点は、ほんのひとつかふたつの実験でやめてしまうことだ。私は自分が求めているものを手に入れるまでは、決してあきらめない」と語っている。

他方、膨大な情報を渉猟していた。猛烈に読書してほとんどの新刊書を読み、科学雑誌や学術誌をあさり、各所の研究所の報告も入念にチェックした。また、新聞中毒でもあった。

そして、毎日16時間ほど、寝る間も惜しんで、研究に没頭し84歳まで生きた。

「アンチ・バベルの塔」の簡便で容易なことが、がぜん、際立ってきました

参考文献: 軽部征夫著 『生命力!(三笠書房)』 及び 『The Young Children's Encyclopedia ( Britannica )』 


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