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コメントにお答えする(32/2005)

yamasina さんへ

こんにちは、しばらくです。

だいぶ涼しくなってきましたね。

読書の秋、学びの秋、語彙強化の秋!

> Aの方法を使う理由としては、覚えの悪い語は短い間隔で復習したい。というのが大きいですね...実際やっていると、毎日復習しても10日連続で思い出せない単語がありますし、一度で覚える単語もあります。これらを同頻度で復習するのは効率が悪く思われます。

ずばり、おっしゃる通りです。

Aの方法は普遍・不変の方法です。

私の記述は説明不足で誤解を招いたかもしれませんね。「アンチ・バベルの塔」は ― 今までに何度か述べた理由により ― 「語彙ひとつにつきカード1枚方式」ではありませんが、カードの作成から1ヶ月ほどはほぼA方式に従って「当座の記憶定着」を計ります。

さらにB方式を採用するのは、その「当座の記憶」のお蔵入りを防ぐためです。脳は ― 少なくとも私の脳は ― 「これはまだ必要なんだぞ」というシグナルを与えてやる(=復習する)ことを完全にやめると、「あっ、もう要らないんだな」と判断してお蔵入りにしてしまいます。

> カードでやると管理が大変でしょうが、PCでやっている分には管理コストはゼロです。自動的に記憶の濃淡と復習間隔に応じて今日復習するべきカードが選ばれます。やり残したモノは翌日に回されます。

これは、確かに、非常に優れた方法でしょう。

とりわけ、各語彙について暗記する事項が単純で、暗記語彙数も比較的小さい場合には、格好のやり方になると思います。

私があえて物理的なカードにしているのは、次のようないくつかの理由があるからです。

① 各語彙の定義や例文がかなり複雑な場合が多く(それがまたおもしろいのですが)、また同じカードや前後のカードのつながりも派生語やイディオムなどが絡んでいるために密接な場合が多く、だから、各語彙ごとに分断できないあるいはしたくないから。つまり、極めてアナログ志向だから

② 100枚単位のカードはどこへでも持ち歩くことができる、車の中でもチェックできる、スイッチオン・オフの必要もない、たとえば急に来客があってもその後で再開するときは開いてあるページからすればよい・・・ということでいろいろ好都合だから

③ カードの染み・メモ書き・傷みのさまなどが記憶の助けになるから

④ 仕事も含めると1日10時間以上PCの画面を見つめているので、必要のない場合はできるだけPCを離れたいから。目が疲れるんです。

⑤ 整然と整理して積み上げられたカードはまさに「アンチ・バベルの塔」であり、徐々に高くなるそのさま見て楽しめるのは物理的なカードならではだから

⑥ 手に持ったときの重量感がいいから

> 1週間もほっておくと累積されて大変なことになりますので、きっちり日々消化する動機付けにもなっています。

そうなんです! しっかり管理されていることこそ、最大の動機付けです。

> 長くやり続けていれば、どのカードもどんなに記憶レベルが上がっても、いつか復習カードとして選ばれる日が来ます。全ての語彙カードが復習サイクルに入ったままなわけですから放置の心配もありません。

まことに明快です。反論の余地はまったくありません。

私の場合は、上記 ①~⑥ の事情も絡んで、90日という確定したサイクルですべてのカードを平等に復習し続けるということです。

ただ、この議論は極めておもしろい展開になる予感があります。将来、もっとすばらしい、yamasina さん方式と「アンチ・バベルの塔」方式を昇華する方法が現れるかもしれません。楽しみです。

yamasina さんが、もし、辞書の暗記に乗り出すことがあれば、もっといろいろ突っ込んだ議論ができるかもしれません。

> 管理人さんが復習すべく分類されている2万語は入れ替えがあるのでしょうか?

ターゲットにしている「Cambridge Advanced Learner's Dictionary」 の改訂があれば、入れ替えではなく、追加を行います

さらに、「学習用英英辞典」の語彙はあくまでも常識語彙ですから、各分野の専門用語や業界用語は範疇がことなります。「アンチ・バベルの塔」はあくまでも常識語彙集です。


> SVL12000の全てのカードの復習間隔が100日以上になることが当面の目標です。

いいですね!

12000を征服されたら、ぜひ聞かせてください。本などを読めばかなり違う世界が開けるはずです。

今回のようなお話しは大歓迎です。

また、コメントください。

Thank you.

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Comments

こんばんは。
丁寧な返答ありがとうございます。
紙カードの魅力も十分理解できます。モニタ上のカードはどうしても味気ないのは否めません。
実は、LDOCEの47000枚のカードはすでにできています(このへんが味気ないところのひとつでしょうか(笑))。現在はそのなかからSVLに従って抽出したものをやっています。SVLが終われば残りをぼちぼち復習サイクルに追加していきたいものです。
管理人さんとは深さレベルが違いますが、今後ともよろしくお願いします。

Posted by: yamasina | September 16, 2005 at 08:17 PM

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