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コメントにお答えする(33/2005)

N さんへ。

はじめまして、k.y. です。よろしくおねがいします。

「アンチ・バベルの塔」を訪ねていただきありがとうございます。

さっそくですが、「文法キライ、単語暗記キライでした」と書かれていますが、これは過去形ですから、今はそうではないということですね。

文法も単語暗記もきらいであれば、私にはどうしてよいのかまったく分からなくなります

「文法キライ、単語暗記キライ」という人は、そもそも文法も単語暗記もやったというほどやったことのない人だと思います。食わず嫌いでしょう。味もわからないうちにやめてしまったということです。

> 構文が分からず言わんとしている事がなんとなくしか理解できません・・・構文とはどうやって身につけるのでしょうか?

構文とは、ひとことでいうと、SVOCのことですが、構文を勉強するための本をどれか1冊(薄い本でもかまいません)はじめから終わりまでやり通すことをお勧めします。

ただし、Nさんのご質問はあまりにも漠然としていてつかみがたいというのが正直な感想です。

質問は具体的であればあるほど答えやすいものです。どこがどんなふうにわからないとか・・・

さて、渡辺照宏氏は 『外国語の学び方』 の「むすびのことば」で次のように述べておられます。参考になさったらと思いますので引用しておきます(省略・太字はk.y.)。

(引用開始)

・・・要するに、勉強さえすれば誰でも学ぶことができるし、勉強しなければできるようにはならない、という簡単な真理です。語学の天才といわれる人たちが実は身をけずるような烈しい訓練をしていることを実際にみてきました。そうかと思うと、ろくに勉強らしい勉強もしないで「自分には語学の才能はない」などと言って放りだしてしまう人も大ぜいいます。また、まじめに勉強している人のうちにも「どうしてこう単語を忘れるのだろうか」とか「文法がわからなくて困る」とか言って嘆くものも少なくありません。そしてせっかく正しい方法で勉強しているのに自信をなくしてしまうのです。私はそういう人にむかって「単語を忘れ、文法がわからないのはあなたひとりではない。誰でもみな同じ道をとおってきたのです」とさとします。実際その通りなのです。

 もちろん間違った勉強方法というものもたしかにあります。しかし、せっかく正しい方法で勉強しているのに、自信が持てないばかりに、横道にそれてしまうことの方が多いのです。単語でも文法の規則でも会話の決まり文句でも、ひとつずつ順々に覚えていく以外には手がないこと、覚えても忘れるのが当然で、根気よくくりかえす他はないこと、これは誰にとっても当たり前のことなのです。それがいやならば語学の勉強などに始めから手を出さないことです。

 世の中に、およそ習っておいて利益のあることで、楽に習えるものは何ひとつないと思います。時間つぶしにすぎない遊びごとのようなものでも、習うだけの手間をかけなければならないでしょう。そして、はたから見て面倒だ、厄介だと思われることでも、ある程度まで慣れると面白くてやめられなくなるものなのです。外国語の勉強がことにそうです

 私がこの本で説明したことの大部分は、勉強家のあなたにとって珍しくもないことだったろうと思います。「そんなことは私もやってみた」とおっしゃる方が多いと思います。問題になるのはその方法を自信をもってやり続けるかどうかという一点です。私は自分の経験から考えても、また指導してあげた人たちのやり方から見ても、間違った方法をとる場合よりも、せっかく正しい方法でやりながら、自信が持てないために放棄してしまうばあいの方がずっと多いのです。この本をお読みになって「そんなやり方なら知っている」とお思いの方は続けて実行してください。先生や先輩から言われたが、まだ実行したことのない方はぜひ実行してください・・・・・・・・・・

 私がとくに言いたいたいのは次の3点です。

 第一. 外国語の勉強は自国語を学ぶのと異なったものではない。環境・時間・年齢の相違は意識的な努力で克服することができる

 第二. 自国語でも外国語でも機械的な人まねや暗記が必要であって、技術は技術として文句なしに覚えこむこと。 初歩の段階はもちろん、いくら達者になってもこの心がけをわすれないこと

 第三. しかし言葉というものは自国語でも外国語でもその人柄を示すものであるから、自分の言語生活を大切に育て上げなければならない。

(引用終止)

英語学習の指南書として、上記の渡辺照宏著 『外国語の学び方(岩波新書)』 の他に 、岡本浩一著 『最強の英語上達法(PHP新書)』などもNさんにぜひお勧めしたいです。

そして、文字通り最強の習得法は、実行し続けることです。

最後になりましたが、Nさんの状況が漠然としかわからないこともあって、ひょっとしたら失礼な表現があるかもしれません。正直に書きましたので、その際はどうぞあしからずおねがいします。

Thank you.

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Comments

お答えいただきましてありがとうございます!
お礼が大変遅くなりましてごめんなさい。

あれから、早速『最強の英語上達法』を読み、
(岩波の方はまだですが・・・本屋にないもので)
文法や構文の勉強をはじめました。
と同時に、語彙を増やすこともしてます。

まだ書店で見ただけですが、アクセスアンカー英和辞典、面白いですね。
私が中高生だったころの英和辞典と全然違います
(そのころ、ライトハウス英和辞典を使ってました)
英語、得意でないくせに、英和辞典を少しバカにしていたところがあったので
恥ずかしいです・・・


Posted by: N | October 05, 2005 at 09:24 PM

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