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リスニングの自然な限界

私は、前に、「リスニングの諸相」という記事の中で、「私は、自分の妻や子供の話が聞き取れないことさえ時々ある。お互いだろうと思っている。ましてや英語は聞き取れないことは珍しくない。ただし、意思疎通に支障をきたすことはない。また、話題によっては自分の方が詳しい時もあるから、そういうコンテンツの聞き取りはネイティヴに勝る」 と書いた。

そして、「英語のリスニングが100%できるようになる」などという発言はまったく信じていない

私にはほとんど聞き取れない英語の歌詞を100%聞き取れるという日本人の方もおられる。とても信じられない

英語の映画もすべて聞き取れると言うかたもおられる。

そりゃないでしょう!」と思う。

他方、この「100%聞き取れる」という言葉の意味が「母語の日本語のように聞き取れる」ということであれば、「それは可能だろう」と思う。

私は、半世紀以上も慣れ親しんでいる日本語が聞き取れないこともある。最近の歌のなかには何を歌っているのか80%ぐらい聞き取れない歌だってある。日本語の映画も、ジャンルや撮影状況によっては、俳優が何を言っているのわからないことが稀とは言えない。

もちろん、私の聴力は正常である。

それで、私は、「英語のネイティヴはどの程度英語を聞き取れているのか」ということに強い関心がある。

私が日本語をさっぱり聞き取れないことがあるように英語のネイティヴも英語を聞き取れないことがあるはずなのだ。

英語のネイティヴはどんな文句を聞き間違えるのか?

たとえば、To all the girlsTwo other girls と聞き間違えるのだ。全然違うではないか!

日本の英語学習者がディクテーションでこんな間違いをしたら、ちょっとショックかもしれない。ネイティヴもこんな間違いをするとは思えないからだ。

しかし、現実には、ネイティヴも語句をいちいち厳密に聞いているわけでもない。

出所は忘れてしまったが、「アメリカ人は40%前後聞き取るだけでコミュニケーションをしている」という調査結果もあったように記憶している。つまり、要点だけ聞いていることが案外多いのだ。

関心のある方は http://www.amiright.com/misheard/stories/ をご覧になるといい。

聞き間違えたときの状況まで書いてあるから実におもしろい。

生身の人間が母語を聞き取る状況が活写されている。

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