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日本人の英語教育について(1)

マークス・寿子さんが 1995年に 『爆弾的英語教育改革論(草思社)』 という本を出版された。

この本は、私には、「日本人の英語教育に関するもっともユニークかつ体系的な議論」 として印象に残っている。

そこで、この本の議論をベースにして、今までこのブログで述べてきたことも含めて、日本人の英語教育についてやや詳細に考えて見たいと思う。

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今回は、まず、マークス寿子さんの議論の要約を、 『爆弾的英語教育改革論(草思社)』 のカヴァーの裏コピーから転写しておく↓

○ 英語のできる日本人
  バイリンガルで評価すべき点は、発音と日常会話に限られる
  日本人らしい英語が、わかりやすくて好まれる場合もある

○ 幼時の英語
  遊びながらの音感教育で充分で、それ以上を望むのは親の自己満足だ

○ 中学校の英語
  いちばん初めにアルファベットを教えるのがおかしい
  文法を文法としてではなく、会話の中で自然に教えていくことが必要だ
  発音のカタカナ表記は絶対にやめたい

○ 高等学校の英語
  高校入試には英語をやめるべきだ
  英語ができない人の多くは日本語ができない場合が多い
  文章を声に出して読ませることも大切である
  ここで英文和訳や和文英訳の基本をマスターしないと、大学では遅い

○ 大学の英語
  今の大学入試では理解力や解釈力が試せない
  英文学や英語学科卒がいい先生になるとは限らない

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( http://www.wendy-net.com/nw/person/157.html より) → マークス 寿子(まーくす・としこ)/秀明大学教授 1936年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。都立大学大学院博士課程修了。1971年ロンドン大学LSE研究員として渡英。1976年マイケル・マークス男爵と結婚。英国籍と男爵夫人の称号を得る。1985年離婚。エセックス大学現代日本研究所講師を経て、現在秀明大学教授として日英間を行き来している。主な著書に「大人の国イギリスと子どもの国日本」「ひ弱な男とフワフワした女の国日本」「自信のない女がブランド物を持ち歩く」(いずれも草思社刊)など。

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マークス寿子さんは、かなり年配で英国の知識階級に属する人としてその考え方もかなり保守的にならざるを得ないと思うが、最近は保守が必ずしも旧いとは言えなくなっているし、それなりに首尾一貫しているので理解しやすい面もある。

「アンチ・バベルの塔主」としての立場から、英語の教育・学習のヒントを探っていきたいと考えている。

ところで、「英語ができない人の多くは日本語ができない場合が多い」 という指摘はズバリその通りだと思う。

英語の教育・学習の盲点になりがちな側面である。

 


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