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『JACET8000英単語』について:その1

最近(20005年秋)に、桐原書店から『JACET8000英単語』という単語集が発行されました。

編集代表者は 相澤一美 石川慎一郎 村田年 の3名の方です。

いずれも語彙習得や辞書編纂に関することを専門にしている研究者です。

この単語集の特色は、総数8000語の単語を、次のように、8レヴェルに区分して掲載したことです。

Level  順位1000位まで
中学校の英語教科書に頻出する基本的な単語。。

Leve2 順位1001~2000位
高校初級レベル。

Leve3 順位2001~3000位
高等学校の英語教科書レベル。

Leve4  順位3001~4000位
大学受験、大学一般教養の初級レベル。

Leve5 順位4001~5000位
難関大学受験、大学一般教養レベル。

Leve6 順位5001~6000位
英語を専門としない大学生やビジネスマンが目指すべきレベル。

Leve7 順位60001~7000位
英語専攻の大学生や英語を仕事で使うビジネスマンが到達目標とするレベル。
英検1級やTOEICで95%以上の単語をカバー。

Leve8 順位7001~8000位
日本人英語学習者の一般的な単語学習の最終到達目標
あとは関連領域の専門用語を増やすだけ。

表紙カヴァーに「この単語集の活用法」として4つの項目が列記されていますが、そのなかの1つに―1語1訳でも覚えるが勝ち 多くの場合、覚悟の最初の意味が多く使われています。ですから1語について訳語1つであっても覚えたほうがずっと有利になります。外国語学習の場合、自然に覚えられる単語数には限りがあります。無理にでも覚えることは必要不可欠です―という項目があります。

外国語学習の場合、自然に覚えられる単語数には限りがあります。無理にでも覚えることは必要不可欠です」という主張が語彙習得の研究者からなされたことに極めて大きな意味があります。

英語学習書の多くの著者が、この事実をあえて書かなかったり知らなかったりして、「本を読んでいたら自然に単語を覚えられる」などととんでもない絵空事を主張してきた弊害はたいへん大きいのです。

さらに、はしがきにある次の記述も、何を今更という感じはするものの、語彙学習の意義をズバリ指摘したものとして注目に値します(太字k.y.)。

 「急速に語彙統計資料が整備され、コーパス言語学が進展してわかったことは、言語の運用は想像以上に語彙に頼っているということでした。天才的な言語学者 David Crystal のことばを待つまでもなく、言語研究の世界は文法全盛時代から語彙の時代へと軌道修正を迫られていると言えるでしょう」

続く...


 

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