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アメリカ人とボキャビル

先日Reader's Digest を読んでいたら読書の効用について次のようなことが書いてあった。

自分の子供をクラスで卓越した生徒にする最もいい方法は読書の習慣をつけてやることで、読書をすれば語彙が強化され論理的に考える習慣もつくので成績アップにつながる。さらに、理解できる事柄がどんどん拡大したいへん有益だし読書自体も楽しい。

日本でもここ数年子供たちに読書を奨励する運動が盛んになりつつある。「自由奔放教育」のゆり戻しの側面があることも否定できないが、その大きな効果も否定できないし別に有害ではないのだから、いい傾向だと思う。

第2次世界大戦の前までは高校や大学に行かないひとはまったく珍しくなかった。しかし、そんな人の中には新聞や本を好んで読む人も多く、読まない人たちとはいろいろな意味で明らかに違っていた。

『これが本場の英語だ(宮崎伸治著)』に ― アメリカはボキャブラリーの数を非常に重視する国であり、大学や大学院の入試にドサッとボキャブラリーのテストがあるし、また博士号を取得する際にも、論文のほかにやはり単語だけの試験が行われる。また、昔のフルブライトの試験も殆ど「単語で勝負が決まる」試験であった。どうやら、アメリカでは、ボキャブラリーで学力を判断する傾向が強いようである。なぜ、アメリカがここまでボキャブラリーを重視するのだろうか? それは、いろいろな調査の結果、大学入試の時のボキャブラリーのできと、その後の成績には非常に高い相関関係があるということが分かったからである。D.コリガン氏は「何かで成功したり、高い業績をあげることは、ボキャブラリーの量と相間関係にある。何千人という人間を対象に調査を行った結果、ほとんどどの分野においても、成功者ほどボキャブラリーの数が多かった」と述べている。また、「言語を多くとりいれるほど、あなたの頭脳の思考力は高まり、豊かになる。その人の人生や知識の量は、読み、書き、話し、聞いた言葉の数によって決まる」とも述べている。まさにボキャブラリー様々である。アメリカでは、このような「ボキャブラリーが豊富」=「頭が良い」という公式が、わりと一般的に受け入れられているせいか、各家庭に Webster が1冊あり、毎日少しずつ読んでボキャビルを行っており、特にいい学校に入ろうとする黒人や恵まれない社会状況にある学生は必死でボキャビルをしているという。しかし日本で広辞苑級の国語辞典を毎日ボキャビルのために読んでいる人がどれほどいようか。直木賞作家の出久根達郎氏は、広辞苑の愛読者であったそうだが、我々も「ボキャビルすれば頭がよくなる」ということを常に意識し、英語は勿論、日本語(漢字を含む)のボキャビルにも励みたいものである ― という一節がある。

いささかに単純に過ぎるコメントだとは思うが私もだいたい同感である。ボキャビルは重要である。米国のような他人種社会では特にそうなのかもしれない。

語彙が公平な武器になっているのかもしれない。

私は日本人で充分幸せで、たとえば武器などという意識はあまりないが、英日のボキャビルは生活の一部になっている。

楽しいからだ。

語彙強化も人間の脳にある種の快楽物質を分泌させるのかもしれない。

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