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1万時間(3)

私は先に「人や人の能力は語彙力だけで測れるものではない」と書きましたがそんなことはあえて言うまでもなくだれでも承知していることです。

そこで、話をもっと具体的にして、「英語で読む能力」はいかにして測定できるかということを考えてみましょう。

その答えはもちろん「英語の語彙力」です。語彙力を測定すればいいわけです。

ただし、その前提として 「① 英語の構文・文法」と 「② 英語の音声(リズムなどを含む)」はすでに習得済みであること、それから、「③日本語の語彙力」。

読むことは、①が分からなければ不可能だし、②が分からなければ単色で濃淡が皆無の絵を見ているような味気ないものになります(黙読していても音は生きている)。

ところが、① ② ③ がガタガタのままで、時にはガタガタであることにも気づかずに、ひたすらスピーキング・リスニング・多読に貴重な時間を費やしている人たちが無数にいます。

これでは、英語の学習が空回りすること請け合いです。

もっと具体的に言うと、① ② が英検準1級~1級程度で ③ が日本語の新聞を無理なく読める程度です。③ に関して言えば、たとえば資本主義と社会主義の違いがわからない高・大学生が少なくありません。大学受験用の単語帳で英単語の日本語訳を見てもその日本語の意味が分からない生徒がかなりの数で存在しているのです。そんな人たちの日本語の語彙力は2万語前後(標準は5万語前後)でしょう。

さて、① ② ③ の条件を満たす人が「英語で標準的なネイティヴ(教養あるネイティヴではない)と同様に読める」ためには、「④ 総語彙数が5万語を超える学習用英英辞典」の語彙が必要です。

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④ の語彙暗記に必要な時間を計算してみましょう。

④ の学習用英英辞典のページ数は1000ページぐらいになります。

方法は「アンチ・バベルの塔」方式

可能性を考慮して1日1時間1年300日とする

数字は私の経験+各人の事情を考慮しての概算値

1日・1時間で半ページ

総計2000日・時間

暗記はカード作成と併行してあるいは半端時間(何かの待ち時間など)をうまく利用して ― カードを常時携帯しながら ― 行う。

暗記の徹底はカード作成終了後も復習を継続することで達成する。そのための時間を1000時間用意する。

したがって、必要な総時間数は2000+1000=3000時間(だいたいの指標)になります。

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英語のマスターに1万時間必要として、① ② 達成に3000時間、標準必要語彙獲得に3000時間、だからこのレヴェルまで達するのに6000時間という計算になります。

続く....

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