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ある留学生が受けた衝撃の事実

鈴木 佑治氏 (慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部教授 ) は (「第1回目:日本人が英語ができないわけ―筆者の留学体験より」 http://www.cieej.or.jp/mailmagazine/toefl_backnumber/mm23/sfc.html#top )で次のように語っておられます。

(引用開始)

今、メジャーリーグに日本のプロ野球の選手がたくさん流れて行きます。野球の本場はアメリカです。本当に野球が好きな若者が本場で試してみたくなるのは当然でしょう。よく分かります。私もそうでした。野球とベースボールは違います。同じように、日本の英語教育と本場の英語での教育は全く違います。私は、あるアメリカの大学院に願書を出したのですが落とされたのでした。アメリカでは落とされた理由を聞くことができますので、ためしに聞いてみたのです。するとその英文学科長はあるものを見せて私にこう言いました。1968年ですから、まだ、日本人に対してかなり偏見があったことは確かですが、そうとだけは思えない事実を冷たく突きつけられました。それは、私の為に書いてくださった英文学の有名教授の推薦状でした。その学科長は、「これはあなたの日本の英文学の教授が書いた推薦状ですか?」と聞くのです。「そうです」と答えると、真っ赤になおされた英文を見せながら、「こんな文を書く人が教える英文科を信用できますか?」と言われたのです。

(引用終止)

外から見れば、「井の中の蛙」はこっけいな存在ですが、本人がその蛙であればまったく分からない。

こんな状況は今もあまり変わっていないかもしれません。

しかし、当時とは英語学習の利便性は一変しています。

辞書ひとつとっても、「学習用英英辞典」などという素晴らしいツールは想像もできなかった時代です。

ただ、その素晴らしさに気づいていない方が無数におられることも事実で、残念だなあと思います。

「学習用英英辞典」だけで ― 現代英語の語彙と用法に関する限り ― ひとつのりっぱな大学・大学院でしょう。

いや、正直にいうと、大学などをはるかに凌駕するツールですよ。


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