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英語学習法(27)その3

前回に ― 「必要時間数の観点を欠いた(3)」を日本人の英語学習の中心に位置づけるとしたら、素朴で無意味な「子供は語学の天才論」と同じく、実はほとんど無意味な議論になってしまうと思う ― と書いた。

日本人の英語力の背景には、厳然と、「学校英語」がある。

その学校英語がなければ実用英語の習得などありえないことをしっかり認識しておく必要がある。

茂木さんの教室にいる早稲田の学生達は、ほとんどの場合学校英語の勝者たちである。

学校英語の勝者たちだからこそ「劇場型」の英語学習がある程度の効果を持つことを忘れてはならない。

日本にあふれている「学校英語を否定して大きな効果をあげる」と喧伝する各種の教材も、実は、ある程度のあるいはかなりの「学校英語」を習得している人たちを相手にしているからこそある程度の効果を出す可能性があることを忘れてはならない。

本末転倒の議論にうっかり同調しないように注意が必要である。

だから、「劇場型英語克服法」は実際は克服法ではなくて、「ひとつの補助手段」なのである。補助手段を中心にすえてもほとんど無意味なのだ。

どうしようもなく限られた時間で最大の成果をあげてきたのが学校英語であり、その学校英語の学習法は幼児や子供の学習法ではなく大人の学習法である。

そこで、年齢相応(=必要時間短縮)の学習法について整理しておきたい。

そのために、『外国語の効果的な学び方(ジョーン・ルービン アイリーン・トンプスン 著 西嶋久雄訳)』 の記事を引用して参考にする。

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(引用開始) 『外国語の効果的な学び方』より (本文太字k.y.)

外国語学習と年齢:プラスとマイナス

年齢がプラスに働く場合

 外国語を学習するのに一番いいのは子供のときであるとか、年齢が低いほど外国語の学習が容易だと一般に考えられています。確かに、子供の時にとりかかれば、それだけ長く学習できることは事実です。しかし、子供と大人(15歳以上)を同じ教室という学習環境の中においた場合、子供の方が大人より習得が速いとは必ずしも言えません。

 むしろ大人のほうが子供より有利な点がたくさんあります。たとえば、次のような点です。

 第1に、大人のほうが記憶力がよい

 第2に、情報を効率的にまとめることができる。

 第3に、子供より長く集中力を持続させることができる。

 第4に、よい学習習慣を持つことができる。

 第5に、複雑な知的作業ができる

 第6に、学習意欲の度合いが子供よりも強いことがよくある。

 つまり、大人は外国語が自分の教育や仕事に必要なものであるという目的意識をもつことができ、また文法や単語の使い方という2つの要素にも意識的に注意を向けることができるということです。外国語の教室の大半がこの2点、文法的に見て正しいかどうか、単語の使い方が文脈にあっているかどうかに大きな注意を払っていることからも、この特質が重要であることがうかがえます。

(引用中断)

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私は、幼児から80代の人まで英語を教えた経験がありますが、大人が上記の6点で子供より優れていることは明らかだと確信しています。

幼児や幼い子供は、「人」というより「動物」です

続く...

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