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コメントにお答えする(2/2006)

本田 さんへ

「アンチ・バベルの塔」をかくもていねいに読んでいただきほんとうに恐縮しています。

もっと体系だった書き方をしたいと思いながら時間がなくてかなわず、次々と目先の話題が移り変わり、しかも同じような論点を繰り返している現状に決して満足しているわけではないのですが、とにかく思いつくことを書き連ねていつの日か、特に「アンチ・バベルの塔」を完成したあと今年中には、すっきりしたブログに再編したいと考えています。

それでも、ものを書き付けるという行為は、自分のアイデアを明瞭にするあるいは思案の何か突破口を開くもっとも有効な行為であると実感しています。

また、書かなければ、忘れてしまうことも多いし、みなさんの貴重なコメントをいただくこともできません。

人は言葉にしばられしかも言葉で開放される不思議な存在なのだなという気が強くします。

さらに、私のブログが、たとえば本田さんのような若い方にも何かの刺激を与えているとしたらたいへんうれしいことです。

> 各記事について自分なりに情報をまとめて自分のファイルの中に保存する作業を現在も続けています。

いつか機会がありましたら、本田さんのアイデアをぜひ拝見したいと思っています。

> 「まずは時間に着目する」というk.y.さんの考え方

私は、「日本人は中学と高校で6年間も英語を習うのにまるで英語ができない」というような議論は、実質的な学習時間をまったく無視した議論で、ほとんどナンセンスだと思っています。

その6年間の実質学習時間がたったの800時間。英語に触れる時間は、終日英語に接しているネイティヴの何と100日以下(しかも音声はゼロ)! ほんの100日間で英語力の期待値に達するのは明らかに不可能です。

「①自分の目標レヴェル」とそれを達成するための「②必要時間」 をしっかり意識した上で、各自に最適の学習方法を発見して実行する

② は各レヴェルごとにかなり明確にわかっています。ネイティヴが母語を完成させるのに必要な時間は20年(7万時間前後)。日本人が英検1級に達するのに要する時間が4000~5000時間、英語のプロになるためには1万時間以上。

ネイティヴの英語力にどうしても追いつけないとしたらその最大の理由は、7万時間という圧倒的な時間数に太刀打ちできないことでしょう。

> 今年中には1万語を達成し、卒業するまでにはなんとか2,3万語を習得できたらいいなと考えています。

その際、ぜひ、イディオム・スラング・コロケーションの充実も視野に入れたらいいと思います。単語の増強にだけ注目が集まってイディオム・スラング・コロケーションはボキャビルの盲点になっているからです。

ご承知のように、たとえばイディオムやスラングは、アカデミックな本などを読む時はまったく不要ですが、生きた英語にはかかせない要素です。

ネイティヴの場合はイディオムやスラングはまさに生活の1部で、改めて習得するまでもない語彙群だと思われますが、私たちは、意識して学習しないと、無知なままに終わってしまいます。

いずれにしても本田さんは若い! いろいろなことを意識して学習するとしないのとでは将来の成果が大きく違ってきます。

学部時代に2~3万語達成できればすごいことになります。そんな人はめったにいません。楽しみですね!

私もまだまだがんばれます。いや、楽しめます。

また、よろしくお願いします。

Thank you.

k.y.

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