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絶対必要な英単語6000語(358/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5823 weave

5824 web

5825 wedding

5826 wedge

5827 Wednesday

5828 weed

5829 week

5830 weekday

5831 weekend

5832 weep

5833 weigh

5834 weight

5835 weird

5836 welcome

5837 welfare

5838 well ( N )

5839 well ( adv )

5840 well-being

5841 well-founded

5842 well-known

5843 well-off

5844 well-read

5845 well-to-do

5846 west

5847 wet

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その242

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

And the same is true of modern democracy.

そして、同じこと is 真実 of 近代民主主義

( 同じことが近代民主主義にもあてはまる )

続く.

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何かを成すには時間がかかる

私は、いつも、英語を学習する際に「時間」をもっともっと意識すべきだと考えています。

「毎日何時間も勉強するより、10分ずつでも毎日勉強するほうがいい」というようなことばをよく耳にします。

他方で、たとえば英語で「どうにかこうにか」読書できる実力を養うためには3000時間程度の勉強が必要です。

3000時間を10分で割り算すると18000日=約50年! 

1日10分は極端にしても、「毎日何時間も勉強するより、少しずつでも毎日勉強するほうがいい」というような表現は、「○○時間勉強すればだいたい△△の力がつく」という観点を無視したことば。

心地よく響く表現ではありますが、実効性は海外旅行の足しになる程度(もちろん、それが承知であれば他の人がとやかく言うことではまったくありません)。

1日10分より、1日1時間、できたら1日3~5時間毎日勉強するほうがいい」に決まっています。

日経の夕刊に、「キャリアの軌跡」という連載 ( http://job.nikkei.co.jp/2007/contents/work/career/ ) があり、私の好きなコラムのひとつです。

2006年1月23日の記事は、「原点はフリーター(石原洋子さん)」。

厳しいけれど豊かな人生を生き抜く女性の物語。その1部を転記しておきます↓。

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 大卒後、就職せず通訳になった。留学で就職準備が不足、入社試験がすべて失敗に終わったからだ。

 いきなりの独り立ち。身分も収入も不安定。でも「会社員の世界を知らないから不安はなかった」。後に会社員になり、働かずに給料がもらえる有給休暇の存在に驚いたくらいだ。

 大企業の社長からエルトン・ジョンまで。「大物」「一流」と評される人間に二十代で多く出会った。「プロは親切で偉ぶらず、誰に対しても対等。そして完成度の高い仕事をする」。いいかげんな仕事をすれば明日から路頭に迷う。厳しいフリーの世界に早くから身を置き、プロ意識の高い人々と接することで、手を抜かない、自ら仕事を開拓するといった基本を学んだ。「フリーター時代が仕事観の原点」と振り返る。

 学者への道を拓(ひら)いた転機は、二十八歳での米バージニア大ビジネススクールへの留学。通訳の仕事は天井が見えた気がした。結婚の予定もない。タイミングよくハーバード大の関係者に出会い、留学を勧められた。「チャンスをつかむには、それをチャンスと見抜けるか、そして生かすかどうか」。七年後、結果は吉と出る。日本人女性で初めてハーバード大の経営学博士号を取得した。

 集中してとことんやった結果、向いていないとわかれば、しがみつかずに方向転換する。理由は明快。「何かを成すには時間がかかるから」。自分が得意なものを早く見つければ、時間を無駄にせずに済む

 ついたあだ名が「見切りの洋子」。通訳、留学、コンサルタント。青山学院大教授を経て現在の職場へ。ほぼ七年周期で新天地に繰り出している。「飽きっぽいのとは違う。完結させてから飛び出すから達成感は大きいし、未練を残すこともない」。新しい物事が好きでマンネリは大嫌い。「だって成長がないもの」

 若い世代には「外に一歩踏み出せ」とハッパをかける。「やらない理由はいくらでも見つかるが、それでは何も始まらない。行動すれば面白い人々に必ず会えるし、世界も広がるわよ」

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傑物で普通の人だとは思いませんがおっしゃることはよく分かります。

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リーディングの5段階(2)

「アンチ・バベルの塔」の目的は、ネイティヴスピーカーと同じレヴェルで読書を楽しめるようになることです。

『外国語の効果的な学び方(ジョーン・ルービン&アイリーン・トンプソン 著) 西嶋久雄訳 』 に、「リーディングのレベル5段階」という章があります。参考のため引用します(太字k.y.)。

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(引用再開)

 R-2 : 限られた範囲でのリーディング力

 このレベルにいる人はネイティブ・スピーカーが読むものが読めます。ただし、、内容的にはあまり複雑でなく、頻度の高い語句や一般的な文型が使われているものに限られます。具体的には新聞記事、百科事典の中の語句の説明、簡単な人の履歴のようなものがあります。また話の筋がはっきりした簡単な短編であれば、読み返したり、たまに意味を取り違えたりしながらも読んでいくことができます。このレベルの理解の度合いは、読んでいる題材についてどのくらい知識があるかにかなり左右されます

(k.y.のコメント:このレヴェルを辞書なしで読める人の語彙数は6000~1万語ぐらいだろうと思われます。各分野の概説書なども、専門用語さえ理解できれば、特に不自由なく読めるのもこのレヴェル。日本語でもこのレヴェルの読み物で用が足りている人はかなり多いし、そんな場合はもはやボキャビルの必要性を感じないでしょう。充分だと感じているはずです。5000語程度の語彙力であっても辞書を引きながらであれば充分理解できる)

 R-3 : 専門的な内容を理解できるリーディング力

 あなたがこのレベルであれば、教育を受けたネイティブ・スピーカーが読むもののほとんどすべてを、完璧に近い理解度で、しかも普通のスピードで読むことができるはずです。具体的には文学作品、さまざまなトピックについての解説文、社説、通信文、報告書、専門書、公文書、政治解説など広い分野のものを読むことができます。このレベルのリーディング力には、、目標言語についての詳しい知識が必要です。

(k.y.のコメント:これは、中級用学習英英辞典(総語彙数5万語前後)の語彙を暗記していてリーダーズ・ダイジェストなどを辞書なしですらすら読めるレヴェル。このレヴェルを辞書なしでネイティヴ並みにこなせる人はかなりの少数派。勉強に割くことができる時間を考慮に入れると、普通の日本人が到達できる最高レヴェルだと思います)

(引用中断)

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続く...


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絶対必要な英単語6000語(357/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5800 watchman

5801 water

5802 watercolor

5803 waterfall

5804 waterfront

5805 waterlogged

5806 water main

5807 waterproof

5808 waterway

5809 waterworks

5810 wave

5811 waver

5812 wax

5813 way

5814 waylay

5815 wayside

5816 wayward

5817 weak

5818 wealth

5819 weapon

5820 wear

5821 weary

5822 weather

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その241

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

The democratic movement in Greek States must have been almost wholly inspired by this passion.

民主主義運動は ギリシャの諸国家において ほとんど全面的に鼓舞されたに違いない この感情によって

( 古代ギリシャの都市国家における民主主義運動をほぼ全面的に鼓舞したのはそんな嫉妬の感情だったに違いない )

続く.

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リーディングの5段階(1)

「アンチ・バベルの塔」の目的は、ネイティヴスピーカーと同じレヴェルで読書を楽しめるようになることです。

『外国語の効果的な学び方(ジョーン・ルービン&アイリーン・トンプソン 著) 西嶋久雄訳 』 に、「リーディングのレベル5段階」という章があります。参考のため引用します(太字k.y.)。

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(引用開始)

 リーディングの力もスピーキングと同様、いくつかのレベルに分けて考えられます。必要性や自分の望みに応じたRレベル(Rはリーディングの意)を目指すとよいでしょう

(k.y.のコメント:まず「自分の望みに応じたRレベルを目指す」という点が大事。自分の希望するRレヴェルによって学習方法や「アンチ・バベルの塔の高さ」も違ってくる。学習法に関する議論がかみ合わない場合が多いのは、各自の希望レヴェルを意識しないままで意見を述べ合うからである)

 R-O : 初歩的な読解力
 
 短期の海外旅行で、通りの名やメニューなどのようにかなり状況に依存した語句が理解できるレベルです。学習している外国語の表記法が自分の母語と似ているとか、または同じであるという場合、このレベルに達するのは簡単です。

 R-1 : サバイバル・レベルのリーディング力

 ひんぱんに辞書の助けを借りながら、簡単なものを読むことができるレベルです。たとえば、ごく一般的な語句や基本的な文法を使った新聞上でのニュースを読み、誰が、いつ、どこで、なぜといったことがらを把握できます。母語が西ヨーロッパの言語で、学習している外国語が自分の母語と関連した言語であれば、このレベルに達するのにあまり時間はかからないでしょう。そのような場合、会話力よりも読む力のほうが早くつくようです。同じ人が中国語とか日本語のように自分の言語とは違った表記法の言語を学習する場合は、逆に読む力のほうが話す力よりも習得に時間がかかります

(k.y.のコメント:このレヴェルはまさしくSSS多読法を開始するレヴェルである。しかし、「ひんぱんに辞書の助けをかりる」ことを前提にしていることに注目。この点がSSS多読法と大きく異る。私もこのレヴェルで辞書を使わないという方法のメリットが皆目分からない。まったく辞書を使わない読書は、ひんぱんに辞書を使う読書と並行して行うべきであって、SSS多読法だけに徹するのは無謀である。「分かったつもり」をどんどん助長し、とんでもない誤解を解く機会がどんどん少なくなるからである。SSS多読法が効果を発揮するのは、すでに「標準文法&1~2万語ほどの語彙」を習得済でさらに学校教育によって体系的に構文&語彙を強化しているネイティヴの児童・生徒の場合であって、日本人から構文の勉強・辞書を奪ってしまうと、学習の質・効率が著しく低下し、英語力が低いレヴェルで停滞してしまう可能性が極めて大きい)

(引用中断)

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続く....

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「才能」(29)

私は、ノン・ネイティヴが外国語をなかなか習得できない原因のひとつは、それも主要な原因のひとつは、どうしようもなく学習時間が限られていることだと述べてきました。

日本人が20歳までに英語を学習する時間はネイティヴが英語に接する時間に比べて100分の1ぐらい。実はもっと少ないと思いますが最大でその程度。

さらに、そんなノン・ネイティヴ同士で英語力に格差が生じる主要な原因のひとつも、また、当然ながら、学習時間の多寡です。

もっと言えば、創造性の発揮にも、費やす時間の量が大きく影響していることが明らかになってきているようです。

最近 『Explaining Creativity: The Science of Human Innovation』 という本を書いたワシントン大学の心理学者・R.. Keith Sawyer さんは、「創造は、一瞬の閃(ひらめ)きなどではなく、絶え間ない勤勉の結果であって、特別な思考プロセスによるものではまったくない」という趣旨の発言をしています( 『TIME(January 23. 2006)』 のインタヴュー)。

2006年1月26日の日経夕刊に、昨年の国際数学オリンピックで満点・金メダルを獲得した片岡俊基君(15歳の高校生)に関する「ぼくが愛する数式」という記事があります。その1部を引用しておきます(太字k.y.)↓。

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 一歳半のころ自動車のナンバープレートに興味を示して以来、わが子に両親が与えたのは時間好きなことを好きなだけ。「考えているときが一番楽しい。解けてしまうと・・・・・・おいしいものを食べた後みたいな感じ」

 史上最も難解とされた「フェルマーの最終定理」。英国のワイルズ博士は八年間寝ても覚めても考え続けて証明を成し遂げた。九年前、ある算数大会で片岡少年と会った数学者ピーター・フランクルさんはどこか通じるものを感じたという。

 でも、数学の成績は一番とは限らない。テストで「こうすれば解けるとわかっていても、別のやり方がありそうだと思うと、ついそっちをやっちゃう」。挑戦に没頭して時間切れになることがある。学校と言う枠には、はまりきらないらしい。

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才能の大きな要素のひとつは「長時間にわたって時間を忘れること」かもしれませんね。

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コーヒーについて

週刊誌 『TIME』 の2006年1月23日号は 「How To Sharpen Your Mind (脳を活性化する方法)」 を特集しています。

どの記事も興味津々で読みましたが、今回は 「Measuring IQ Points By The Cupful (コーヒーによるIQ測定)」 をとりあげます。

私は、年齢もあって、体や頭に関する話にはたいへん興味があります。

また、コーヒーは毎日5~8杯飲むので、カフェインの作用に関する記事も欠かさず読んでいます。

最近、コーヒーが精神活性に優れていることを示す新たな科学的知見が数多く公表され、大いに意を強くしています。

上記の 『TIME』 の記事を書いた Michael D. Lemonick氏 は ― カフェインは、最も普及した精神活性物質で、中毒の危険性が懸念されて当然であり、従来の研究によって、膀胱癌・高血圧などの疾患を引き起こすとされてきた。しかし、最近の研究は、それを否定するだけでなく、かなりの有益性まで明らかにしている。たとえば、肝臓障害・パーキンソン病・胆石・うつ病さらには数種の癌にさえ予防効果ありと指摘している。ただひとつ明らかな難点は、カフェインは、1時的な血圧上昇を誘引するため、高血圧症の人には問題だということ。妊婦の流産や良性乳腺腫瘍の危険性を高めるという1部の指摘もあるが反論も非常に多い。カフェインの効用に関する新たな知見のほとんどは未だ未解明のままであるが、、その脳活性効果に関しては疑問の余地がない。カフェインは、知性そのものを高めるわけではないが、精神作用を確実に活性化する。たとえば、生死をかけた戦闘で数日間不眠が続いて披露しきっている兵士に対しても著しい効果を発揮し、身体反応・警戒心・注意力・論理的思考など、知的な機能のほとんどを高める ― などと述べて、コーヒー(カフェイン)の精神活性効果を確信しています。

Michael D. Lemonick氏は、記事の最後で、高名な数学者で数論の泰斗・Paul Erdos氏が好んで用いた ― 「A mathematician is a machine for turning coffee into theorems (数学者は、コーヒーを定理に化すマシンである)」 ということばを引用しています。

詳細は、他の記事も含めて、ぜひ 『TIME』 をお読みください。

年齢を重ねるほど柔軟になる脳の機能」の記事など、たいへん参考になります。

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記憶の筋肉とスキル(3)

前回までに、ボキャビルをするためには「①目標語彙数を具体的に設定すること」、その目標に向かって 「②覚えようと努力すること」 が必要だと書いた。

次に、必要なのは、その「③努力を継続すること」である。

なぜ、継続しなければならないか? 

(1) 継続すれば、自分固有の暗記のリズムやペースが分かってくる

たとえば、新たに1万語を暗記する目標を立てた場合、3000語ぐらいまで消化しないとリズムやペースが分からない。その間にいろいろなやり方も試すことになる。「これは、だめそうだ・これもダメみたいだ、うん、これならうまくいけそうだ・いや、1ヶ月試してみたけど結局元のやり方のほうがよかったみたいだ」etc.というような試行錯誤が続くはず。10日や2週間程度いや1~3ヶ月うまくいったやり方だからといって、それが最終的に最良の方法かどうかは分からない。その程度では自分の脳力の特性さえまだ分からない。そうしながら半分も消化する頃には自分流の方法もだいたい固定してくる。いろいろな微調整その他の工夫も行われるが基軸になるやりかたは固定してくる。そうなったら1万語が見えてくる。何月何日ごろに達成できそうだというXデーもカレンダーに記入したりする。もちろん、そのXデーは予定より大幅に延期せざるを、多分、得なくなる。しかし、いつかXデーが来ることを確信できるようになる

(2)そうして、晴れて1万語の暗記を達成したときに初めて「1万語暗記の方法」が確立される。それが、「ただのアイデアではない実証された方法」となり、他の人達にも自信を持って披露できる。そして、他の人達もその方法を参考にして自分独自の方法を模索することができるようになる。それ以外の方法は「ただのアイデア」に過ぎない。「ただのアイデア」ならすでに山ほどある!

(3) その確立された方法は、「大目標」に近づくための次の小目標の達成にそのまま、あるいは多少の調整を加えて、生かすことができる。

(4) もちろん、「継続こそ力なり」という意味もある。

継続というと、必ず、「1日10~30分で、いいから続けよう」という話しがでてくる。しかし、これもまさに「ただのアイデア」である。

1日10~30分で覚えられる単語の数を ― 定着させるまでに必要な復習時間も含めて ― 計算して、自分の目標語彙数達成にかかる必要日数を確認しよう。

「大目標」に達するためには数世代もかかるし、小目標だってかなり長生きしなければならない、いや、一生かかっても無理な場合もある。

ちなみに、「1日10~30分論」は、なぜ「まさにただのアイデア」か? 

具体的な目標語彙数がなく、従って、永久に「実証された方法」とはなり得ないからである。

また、継続どころか、「明日からやろう」と言いながらすでに数年たっていることだってめずらしくない。

さて、各自の方法を模索しなければならないことは、人は嫌でも個性を持っている以上、当然のことであるが、継続したボキャビルにはカード作成が非常に有効であることを疑う人は少ない。

この記事 ( http://www1.harenet.ne.jp/~waring/papers/cup.html ) に、「アンチ・バベルの塔」の塔主としてまったく異議なしの指摘がある(太字k.y.)↓

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To these research based arguments might be added the argument that most serious learners make use of such an approach. They can be helped to do it more effectively. There are other advantages for using word cards. They can give a sense of progress, and a sense of achievement, particularly if numerical targets are set and met. They are readily portable and can be used in idle moments in or out of class either for learning new words or revising old ones. They are specifically made to suit particular learners and their needs and are thus self motivating.

It should not be assumed that learning from word lists or word cards means that the words are learned forever, nor does it mean that all knowledge of a word has been learned. Learning from lists or word cards is only an initial stage of learning a particular word (see Schmitt and Schmitt, 1995 for further information). It is however a learning tool for use at any level of vocabulary proficiency. There will always be a need to have extra exposure to the words through reading, listening and speaking as well as extra formal study of the words, their collocates, associations, different meanings, grammar and so on. This shows a complementary relationship between contextualized learning of new words and the decontextualized learning from word cards.

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続く...

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記憶の筋肉とスキル(2)

今年(2006年度)の大相撲・初場所は栃東が優勝して、常勝の横綱朝青龍は11勝4敗という意外な不成績に終わった。

そこで朝青龍いわく、「がっちりけいこして体を作り直す。あと、何か一つ目標を作らないとだめだね」。

モンゴル人である朝青龍の日本語の巧みさにいつも感嘆しているが、上記のことばも簡潔にして含蓄がある。

「がっちりけいこして体を作り直す」というのは「(今まで以上に)努力する」という意味で、「目標を作らないとだめだ」というのは、達成目標がないと努力できないという意味だと思う。

偉大な横綱の話しから一転してボキャビルの話しに戻る。

前回に「具体的にはどうしたらいいのか?時間をかけて覚えようと努力すればいいそうすれば、筋肉とスキルが同時に向上する」と書いた。

しかし、その前に「目標」が必要なのだ。目標がないと努力できない。たとえば、「多読していたら語彙も自ずと増えるという神話」を信じていたら努力などできない。また、漠然とした目標は実は目標ではない。目標は具体的でなければならない。

ボキャビルの目標とは何か?

それには、「大目標最終目標」と、大目標に至る途上に設定する「いくつかの小目標」がある。

大目標」は、「上級学習英英辞典」の語彙をすべて覚えること

「いくつかの小目標」は、5000、1万超、2万超、3万超、5万超の語彙を覚えること

目標の数字が決まれば、努力する意欲も沸くし、具体的な作戦も立てられる。数字がなければだらだらと過ごすだけである。

たいていの人は、実は、だらだら過ごしている

続く...

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記憶の筋肉とスキル(1)

阪神の金本選手は元来華奢な体でパワーもなかったという

今のようにホームランを打てるとはとても思っていなかったらしい。

プロに入った頃の写真を見ると確かに普通の人の体つきをしている。

今はまったく違う。筋肉マンに変身している。弾丸ライナーで長打をかっ飛ばすパワーを持っている。

筋肉の増強と並行して打撃のスキルも画期的に向上している。

筋肉とスキルが共に向上して強打者を生み出す。筋肉とスキルはコインの裏表であって別々のものではないと思う。どちらがかけても打撃の向上はない。そのコインの裏表がちぐはぐにならないように統括しているのが脳だろう。

私は、「アンチ・バベルの塔」を建設しながら、記憶も野球の打撃も同じではないかと考えるようになった。

① 打撃力も記憶力も固定したものではなく強化が可能である。

② 打撃の筋肉とスキルのように、記憶の筋肉とスキルも並行して向上する。それを統括するのは脳だろう。

筋肉にふさわしいスキルがあり、スキルにふさわしい筋肉がある

だから、記憶の達人の記憶術(スキル)を取り入れようとしても思ったほどの効果は出ない。記憶の達人の筋肉はそうでない人の筋肉とはまったくパワーが違う。このことが案外認識されていない。スキルにふさわしい筋肉がなければスキルはスキルになり得ない。コインの裏表なのだ。

具体的にはどうしたらいいのか?

時間をかけて覚えようと努力すればいいそうすれば、筋肉とスキルが同時に向上する。覚えようと努力しないでスキルだけ頭でいくら考えてもただのアイデア以上にはならない。これは、根性論ではない。畳の上の水練と同じである。イメージトレーニングも実際のトレーニングがなければただの希望に過ぎない。いや、イメージさえ描けない。

さらに、各人には嫌でも個性がある。各自独特の脳を持っているからだ。他人のやり方は大いに参考にすべきだが実際それを生かすためには大いに各自のチューニングが欠かせない。そして、そのチューニングも実際に覚えようと努力しなければ機能しない。チューニングもスキルのひとつだからだ。

続く...

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「才能」(28)

物理学者・小柴昌俊さんが、先日(2006年1月18日)の日経夕刊の「心の玉手箱」で、モーツァルトについて書いておられる。

ひとつの才能論として、また、卓越した芸術家が卓越した科学者を惹きつけた記録として興味深く感じたので、全文を転写しておきます(タイトル以外の太字 k.y.)↓。

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感性は科学の論理を超えて

 モーツァルトの音楽を大切に思ってきた。クラシック音楽と出会ったのは中学生のころだが、それ以来、人生のどんなときでも音楽は私の心を豊かなもので満たしてくれた。特にモーツアルトはそうだ。

 モーツアルトとアインシュタインとどちらが天才かという議論をしたことがある。無論どちらも本物の天才なのだが、「天才とはほかのだれにもまねができない人物だ」と定義すると、モーツァルトに軍配が上がると思う。

 仮にアインシュタインが百一年前に相対性理論を思いつかなかったとしても、ほかの人が論理をたどっていって同じ真理にたどり着くことはいずれ可能だったに違いない。それが科学というものだ。科学では主体(科学者)と客体(研究対象)が分かれていて、論理的な思考を積み重ねればだれでも同じところにたどりつく

 ところが、モーツアルトがつくったあのすばらしい曲は、彼以外のほかのだれにもつくれないではないか。主客は一体に融合しており、論理を超えた感性の産物といえる。それが芸術というものだと思う

 ノーベル賞受賞後にあちらこちらの討論会でこんな議論をふっかけたら、みんな目を丸くしていた。

 さてモーツアルトだが、私は音の大きなオペラとかシンフォニーとかはあまり聞かない。ピアノやバイオリンのソナタとか室内楽が好きだ。 

 六百曲を超えるモーツアルトの作品の中で、一つをあげるとすればホ短調のバイオリンソナタ(K304)だ。悲しみに満ちた曲想なのに、なぜか私を幸福感で満たしてくれる。やはりモーツアルトにしか書けない音楽だ。

 色々な演奏があるが、いちばん体に染み込むと思っているのは、ピアニストの遠山慶子さんの演奏だ。コンサートやCDで聞いてすっかりファンになった。その遠山さんが親友のバイオリニスト、塩川悠子さんと組んで自宅で私のために演奏会をしてくれることがある。文化勲章をもらったときなどお祝い事のあるときだが、昔のヨーロッパの貴族になったような幸せな心持にさせてくれる。

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モーツアルトは、当時のヨーロッパ貴族の注文に応じてせっせと作曲したはずですが、その作品が現代の精神貴族・小柴さんに好まれ、そのノーベル賞受賞にいささかでも貢献したとすれば、小柴さんの理論はどこかでモーツアルトの色調を帯びているのかもしれない。

ほかのだれにもまねができない天才」が普遍的な科学に与える影響。何か不思議なロマンが潜んでいるような気がする。

数学者の天才が美しい景色や建造物や詩に共鳴する」という話しもある。

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絶対必要な英単語6000語(356/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5773 wall

5774 wallet

5775 wallpaper

5776 Wall Street

5777 walnut

5778 wander

5779 want

5780 war

5781 ward

5782 warden

5783 wardrobe

5784 ware

5785 warehouse

5786 warm

5787 warm-blooded

5788 warm-hearted

5789 warn

5790 warp

5791 warrant

5792 warrant officer

5793 warrior

5794 wary

5795 wash

5796 washed-out

5797 wasp

5798 waste

5799 watch

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その240

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Envy is the basis of democracy. Heraclites asserts that the citizens of Ephesus ought all to be hanged because they said, 'there shall be none first among us'.

妬みは民主主義の基礎である。ヘラクレイトスは力説する that エフェソスの市民は全員絞首刑にされるべきである because 彼らは言った、「there shall be none 一番 我々の間に 」

( 妬みは民主主義の基礎である。ヘラクレイトスは ― エフェソスの市民は、「我々のだれひとり一番であってはならない」と言うのだから、全員絞首刑に処すべきである ― と力説している )

続く.

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(6)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

東大へ行くことの意味と「元気が一番」

 勉強をするためだったら、何も東大にこだわる必要はないと思います。今、私は仕事の上で、たくさんの東大OBにお会いします。その中で驚くのは、東大OBのネットワークの広さです。慶応や早稲田もネットワークはあるでしょうが、ネットワークを形成する人々の顔ぶれに東大のすごさを感じます。

 30~40代になって成功する人たちに共通していることがあります。それは、みんな元気だということです。すごく当たり前のことですが、子供も大人も「元気が一番」だと私は考えます。

(引用終了)

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何と言っても「元気が一番」です。ほんとうにそうです。

私は、もう何度か書きましたが、50代になるまであまり元気だとは言えませんでした。いつも喘息が不安で、夜寝られないことが多く、また完全な夜型で、それもかなり不規則な生活でした。肩こり、腰痛、耳鳴り、立ちくらみ、息切れ、胃腸の不調・・・年のせいもだいぶあるんだろうと思っていました。

ところが、喘息を完全に抑制できるようになってウオーキングなどの有酸素運動が可能になってから、生活が一変しました。上記のような体の不調はうそのように消え去り、生活も完全な朝方になり、みるみる規則正しくなり、そうなればなるほど体力も集中力もうんと向上しました。

しかし、若くないことは確かですから、いつコケるかわかりません。だから、今までやりたかったことをできるだけやりたいと考えています。「アンチ・バベルの塔」もそのひとつです。今だからこそできる! これで長生きできればかなりの成果が上がりそうです(笑い!)。

すみません、よけいなことを長々と書いてしまいました。

陰山先生の立命館での活躍をほんとうに期待しています。

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語彙習得のメカニズムに関する書籍

最近は、「語彙習得論」が、応用言語学のトレンドのひとつになっているようです。

以下の記事は ( http://www.eigokyoikunews.com/eigokyoiku/essay/200310/page3.shtml )からの転記です。

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英語母語話者は、辞書の見出し語換算で5万語の語彙をもつと考えられるが、話を聞いているときには0.2秒という速さで語を認知している。これだけ膨大な語彙の中からわずか0.2秒で話された語を認知するためには、語彙は心の中で組織的に貯蔵されているはずであるという仮説から始まる(下記記事の1部)」


語彙習得のメカニズム おすすめブックガイド

Reviewer
東京電機大学助教授 相澤一美
明海大学外国語学部助教授 投野由紀夫
麗澤大学助教授 望月正道

【基本的研究】
●Vocabulary in Language Teaching
Schmitt, N.(2001)
Cambridge University Press

英語語彙指導に必要な情報が平易な英語で簡潔にまとめられている。まず語彙に関する導入(1章)から始まり、語彙指導の歴史(2章)、語彙知識の諸側面(3、4章)、語彙研究でのコーパスの使用(5章)、談話における語彙(6章)、語彙習得(7章)、語彙指導と語彙学習(8章)、語彙知識の評価(9章)という構成になっている。前半の2章から4章は、英語教師としてぜひ備えておきたい情報であり、後半の7章から9章は、授業での示唆が盛り込まれている。時間がない場合は、1章と後半の7章から9章の一読を勧める。語彙習得に関心のある学部生や大学院生向けのテキストとして、また英語教員一般の教養書として適している。


【語彙指導】
●Vocabulary: Description, Acquisition and Pedagogy
Schmitt, N. & McCarthy, M. (Eds.) (1997)
Cambridge University Press

語彙知識の記述、語彙習得、語彙指導の3領域に関する計15人の論文集。領域ごとに編集者から投稿論文へのコメントがあり参考になる。語彙知識の記述では、語彙サイズ (Nation & Waring)、L1 と L2 における文脈の役割(Nagy)、受容語彙と発表語彙(Melka)などのテーマが興味深い。語彙習得では、語彙習得のモデル研究(Meara)、語彙習得に関する要因(Ellis, Laufer)、L1 が L2 に及ぼす影響(Swan)などが目を引く。語彙の指導では、L2 の語彙指導の傾向(Sokmen)や語彙のテスト(Read)などが興味深い内容になっている。これから本格的に語彙習得を研究したい大学院生や研究者にとっては、避けられない1冊である。


●Learning Vocabulary in Another Language
Nation, P.(2001)
Cambridge University Press

第二言語学習者の語彙を扱った研究書で、この分野に関心のある人なら読むべき1冊である。言語の教育課程には、意味に焦点を当てたインプットからの学習、言語形式に焦点を当てた学習、意味に焦点を置いたアウトプット、流暢さ(fluency)の発達という4つの柱があると考える。語彙もこの4つの柱に沿って指導・学習するべきであるとして、それぞれに関する研究を紹介している。11章から成り、各章の題名は、語彙学習の目標、語を知っていること、語彙の指導と説明、語彙とリスニング・スピーキング、語彙とリーデイング・ライティング、語彙の特殊な使用、語彙の学習ストラテジーと文脈からの推測、語彙の学習ストラテジー、チャンクとコロケーション、語彙の知識と使用のテスト、言語コースでの語彙のデザイン、である。理論だけでなく実践に関する記述も多く参考になる。600編を越す参考文献が非常に役に立つ。


【語彙の記憶】
●『英語のメンタルレキシコン』
門田修平(編)(2003)
松柏社

人間の記憶システム、情報処理の認知科学、脳神経科学、英語教授法の理論をもとに、英語のメンタルレキシコン(心内辞書)について幅広く概説している。L1 での語彙獲得と言葉の処理プロセス(2章)、語彙知識の多面性と測定(3章)、語彙アクセス(4章から6章)、語彙知識と言語運用(7章)、言語理解過程における単語の役割(8章)、単語の処理と記憶(9章)、脳神経科学におけるレキシコン(10章)、語彙ネットワーク(11章)、語彙指導への応用(12から14章)の計14章で構成されている。語彙習得と心理学の膨大な文献を丹念に読み込み、各研究領域別に理路整然とまとめているのは、この研究グループならではの名人芸である。語彙習得研究に、また心強い1冊が増えた。


●Words in the Mind: An Introduction to the Mind (Third Edition)
Aitchison, J. (2003)
Blackwell Publishing

語彙に関心のある人の必読書である。語彙が心にどう記憶されているかを、心理学の研究をもとにわかりやすく解説している。1987年の初版以来、好評を博し、1994年、2003年と改訂を重ねている。英語母語話者は、辞書の見出し語換算で5万語の語彙をもつと考えられるが、話を聞いているときには0.2秒という速さで語を認知している。これだけ膨大な語彙の中からわずか0.2秒で話された語を認知するためには、語彙は心の中で組織的に貯蔵されているはずであるという仮説から始まる。心の中の語彙のモデル、心の中での語の意味の表し方、語彙のネットワーク、比喩の理解など興味深いトピックが続く。さらに英語母語話者の言い間違いの例が多数紹介されているが、それらもおもしろい。英語母語話者の心的辞書について語った書であるが、第二言語学習者の心的辞書を考える上でも大いに参考になる。


【語彙の測定】
●Assessing Vocabulary
Read, J.(2000)
Cambridge University Press

語彙の測定に特化した研究書である。語の定義から始まり、語彙習得と語彙使用の研究、語彙測定研究、語彙テストの事例研究、項目別語彙テストのデザイン、包括的語彙測定、これからの語彙測定方法の開発という章立てになっている。特筆すべき点は、語彙測定には discrete-embedded、selective-comprehensive、context-independent-context-dependent という3つの次元があるとし、この枠組みのなかで、従来の語彙測定方法を評価している点である。従来の語彙テストは、discrete、selective、context-independent なものが大多数を占める。これからは、もう一方の極に近い方法で、語彙を測定する必要もあるだろうと Read は主張する。TOEFL でも1995年以来、独立した語彙の部門はなくなり、読解部門に統合された。このような傾向を理解するには、最良の書であろう。


【コーパス言語学】
●『英語コーパス言語学』
齋藤俊雄・中村純作・赤野一郎(編)(1998)
研究社出版

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5万語の語彙習得が不可能ではないことの認識がもっともっと一般化すれば、ただのアイデアではない語彙習得法の研究にも大きな注目が集まり、具体的な方法も洗練され、おそらく5万語習得ソフトあるいは5万語習得ゲームさえ開発されて、本格的な語彙獲得に本腰をいれる人達が増える可能性があります。そうなれば、日本人の英語のレヴェルも今までになく向上するかもしれません。

「5万語無理・無駄論」はもう捨てるべきです。

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(5)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

ものさしが一つ

 土堂小学校の強みは、ものさしが一つしかないということです。そのものさしとは、「子供を伸ばす」ということです。

 特に学力のことだけを学校が気にしていていいのかという批判をよく受けます。けれども、そもそも学力とは何なのか? 学力とは総合力です。生活習慣の改善を主張したのもそういう理由です。すごく汚い環境とか、いつも友達とケンカをしているような環境で学力が伸びると思いますか? どうすれば子供は伸びるかということの軸一本に絞って考えることで、環境も整ってくるし、環境が整えば学力も上がります。教育に関しては、それぞれの人がそれぞれの意見を持っています。そのようなときに、ものさしが一つしかないということは、逆に強みになるんです。私自身が迷うことがありませんしね。

 学校には、親からの色々な要望があります。もっと宿題を増やしてくれとか、減らしてくれとか、人によってそれぞれです。そのときに何を優先するのか。こちらのものさしが一つだと、何を優先すべきか迷うことがありません。子供を伸ばすためには、このようにしたほうがいいと、軸がぶれることなく保護者に説明ができます。そうすると、みんな納得してくれるのです。子供が伸びるのであれば、常識外のことであっても貪欲にするつもりです!!

(引用中断)

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学力とは総合力」だというのは至言でしょう。子供を、その生活習慣を食事も含めて改善することによって、元気にし、その結果学力も向上するのであれば文句の言いようがありません。

私の経験からしても、元気のない生徒は一様に成績も停滞・後退しています。そんな生徒でも、元気になれば、勉強の能率が数倍アップし、ふてくされたりブツブツと文句をいったりすることが徐々になくなって、生き生きしてきます

勉強や塾ばかり強制されて睡眠不足になっている子などは、ちゃんと寝させてあげるだけでえらく違います。あとは ― その元気に乗じて― あせらずに時間をかけて指導してあげたらいい。体と頭は一体です。
 
学力とは総合力」だということはあたりまえのように思えるのに、それを念頭においた教育を実践する学校が少ない。だから、陰山先生の業績が目立つ。

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未知語の確定・固定

「アンチ・バベルの塔」の建設は、何回か述べましたように、次の2つの段階からなっています。

① 学習用(英英)辞典による「未知語の確定と固定」

② 固定された語彙の暗記

○ 一般のボキャビル論で、①の概念は存在せず、従って検討されることもありません。

なぜか?

一般のボキャビル論には、「必要十分な語彙数」という観点が欠如しているからです。

従って、市販のボキャビル本は、たいてい、『○○△△語』というようなタイトルになっています。○○のところに入るのは、たとえば、「大学入試」であったり「TOEIC」であったり「必須」であったりします。△△のところには数字が入って、たとえば「1900」であったり「3000」であったり「8000」であったりします。これは内外のボキャビル本を通じて共通です。

ところが、実際には、人が使う語彙数(=必要十分な語彙数)には明らかに上限があります

その数は、「アンチ・バベルの塔」の経験によれば、上級学習(英英)辞典の語彙数 = 「見出語数10万・総語彙数(単語・イディオム・スラング・その他の語彙)20万」ぐらいになります。

そのあたりで、日本語でも知らない語彙が出てきたり、ネイティヴ用の語彙クイズでも上位の成績が出たり、ものを読んでも日本語の場合と同じように読めたりして、上限であることを実感するようになります。

つまり、上級学習(英英)辞典の語彙数が必要十分な語彙数であることが判明します。

その必要十分な語彙力があれば、普通の新聞・雑誌・小説を読むのに不便を感じることはありません。日本語で普通の新聞・雑誌・小説を読むのに不便を感じることがないのと同じです。

ただし、たとえば、クロスワードパズルのマニアだけが知っている語彙や、その他の専門語・業界用語などは、別です。

ちなみに、ネイティヴの最小~標準総語彙数は3~5万語であるように思われ、これは、中級学習(英英)辞典の総語彙数に相当します。

○ 「必要十分な語彙数」という観点の欠如に起因するとんでもない暴論や素朴な誤解については今まで何度も触れてきましたが、①に関しては、他所ではまったく議論されていなかったこともあり、あまり述べたことがありませんでした。

しかし、①はボキャビルをする以上無視してはいけないことだと思います。

なぜなら、学習辞書から、自分自身の未知語を探して確定し、それをカードに転写して固定すれば、あとはその語彙を覚える度合いに応じて、必要語彙数に至るまでの、自分の語彙レヴェルを認識することが可能になるからです。

音声・文法・構文を習得しているのに、英語の力がなかなか伸びないとしたら、その最大の原因は ― 自分の日本語での語彙・教養・思考力を別にすれば ― 「語彙無知の壁」です

私は今これだけの語彙を知っているが、それは必要十分な語彙数の○○%で、あとこれだけの語彙数が不足している」というはっきりした数字を知れば、自分のレヴェルを客観的に把握できます。

そんな指標は ① を無視する限り永久に分からないままです。自分の位置も分からず、いくら「いわゆる多読」などを続行しても、停滞気分を脱することができないまま生涯を過ごすことになります。

①を実行すれば、精神衛生上も非常によろしい。停滞していても「ああ、10%だからなあ」というふうに、納得できます。あるいは、急には無理でも、自分のペースで5~10~20年計画で「必要十分な数」に向けて歩みを続けることもできます。

① は、各自の「語彙無知の壁」の厚さを正確に知る最も有効な手段なのです。

追記:① の作業の結果得られる未知語彙数にほぼ近い数字を得られるようなソフトがあれば便利ですね。「必要語彙数中の自分の未知語彙比率」だけでも自動的に算出できれば、自分のレヴェルがかなりはっきり分かるからです。


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コメントにお答えする(3/2006)

ballpark さん、はじめまして。

「アンチ・バベルの塔」を観塔いただきありがとうございます。

> 今月の五日から暗記を始め・・・昨日やったものさえ4割くらい思い出せないという始末。

慣れるまでそんな場合が多いですよ。普通でしょう。

> それにだんだんとカード作成に時間を割くのがだんだん嫌になってまいりました。

「いやになるのが、えらく早いですね!」と、私は思いますが、これもごく普通かもしれません。こんなことやってるけど、どうなんだろう、何かもっと他にいい方法あるんじゃないか? いや、あるだろう・・・という気持ちになるのはやっぱり普通の現象でしょう。そうか、やっぱりこっちのほうがいいや、うん、たぶんそうだろう、というのはチョコチョコあることですし、実際それで成功するかもしれないし・・・・

> 辞書を見てそのまま覚えるという方式です・・・どういう結果に出るか・・・まだ分かりません。

ballpark さんがなさっているような工夫は私もさんざんやりました。そして、その方法も含めて 英和辞典を2冊覚えきりました。その辺の話しは全部このブログのどこかに詳しく書いてあります。

また、ballpark さんがこれから試されるであろう方法や工夫のおそらくすべてを私は経験済みです。その長所と欠点も知り尽くしているつもりです。もう、ありとあらゆることを試しました。いろいろな体験談を読み、応用言語学者たちの文献も調べました。

その体験談や文献のどれにも、2万5千語以上万単位の語彙強化に成功した実例は見当たりません。ただのアイデアは、語源やらなにやらも含めて、実に盛りだくさんです。みんな、「ただのアイデア」です。たとえば、5万の語彙(ネイティヴでは普通)を獲得した実例はゼロです。

また、実際、5000語単位で1万5000語前後までならどうにでもなります。それ以上、万単位で多義語や連語・スラングも含めて5万語以上の分野はまるで様子が違います。たとえば、4択問題で対処できる世界ではありません。

> 分かったら、ご迷惑でなければ、またご報告させていただきたいです。

ぜひ、ぜひ、お願いします! 迷惑どころか大歓迎です

人間は各自各様の能力や特質を持つ存在です。だれが、どんな方法で、何を達成するのかまったく分かりません。だから、他に成功した方法(=実証された方法)があれば、ぜひ教えていただきたいのです。

もうひとつのポイントは、ある方法を最後まで実験する根気ですみなさん、途中で放り投げるのです。これが、最大の問題かもしれません。

なぜ、放り投げるのか?

もっと、他に、やるべきことがあるからかもしれません。

でもね、ballpark さん、私にとって15万語以上の総語彙を頭に格納することは、億円単位のダイヤモンドをちりばめた宝冠を頭に戴くことより、はるかに、価値があることなのです。

勝手な話しをして、脱線し、申し訳ないです。そろそろ失礼します。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

k.y.

Thank you.

追記: 

○ 私の暗記の主な舞台は「アンチ・バベルの塔」ですが、サブとして、必要に応じて他の方法も利用はしています。

○ 「アンチ・バベルの塔」には、「今まで自分にとって未知であった語彙群を確定固定する」という大きな意義もあります。

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絶対必要な英単語6000語(355/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5749 void

5750 volcano

5751 volume

5752 voluntary

5753 volunteer

5754 vote

5755 vow

5756 vowel

5757 voyage

5758 vulgar

5759 wade

5760 waffle

5761 wag

5762 wage

5763 wagon

5764 wail

5765 waist

5766 wait

5767 waiter

5768 wake ( V )

5769 wake ( N )

5770 wake ( N )

5771 waken

5772 walk

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その239

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Take, for example, maid-servants: I remember when one of our maids, who was a married woman, became pregnant, and we said that she was not to be expected to lift heavy weights, the instant result was that none of the others would lift heavy weights, and any work of that sort that needed doing we had to do ourselves.

取る、例として、メイドを:私は覚えている when 我々のメイドのひとりが、who 既婚の女性だった、妊娠した、and 我々は言った that 彼女は期待されていない to 重いのを持ち上げる、即座の結果 was that 他の誰もどうしても重いものを持ち上げなかった、and その種のどんな仕事でも that する必要がある 我々自身でしなければならなかった

( たとえば、メイドの場合。これは私の経験したことだが、我が家のメイドがひとり、既婚の人で、妊娠し、もう重いものは持たなくていいよと告げたらとたんに他の誰も重いものを動かさなくなってしまい、 必要なときは我々自身でしなければならなかった )

続く.

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(4)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

集中力の鍛え方

 100マス計算は計算力を強くするためのものとお思いでしょうが、それだけではありません。私も途中でそのことに気づきました。プリントの数字を替えても、替えなくても、効果にあまり違いがないのです。100マス計算は単純計算なので、反復して時間を早めようと努力をしているうちに集中力が鍛えられます。さすがに全く同じだと、あきちゃうので替えてもいいのですが、毎回違うほうが計算力が上がるということはありません。100マス計算は計算力というよりも、どちらかというと集中力を鍛えるのに役立つのです。集中力が鍛えられると、その後、何を勉強しても吸収が早くなるので、すごい勢いで成長する助けになります。集中力は、すべての勉強の基礎です。

 地頭が強いと、社会に出ても対応できます。睡眠時間を削って、貧しい食生活を送って頑張った受験勉強では、地頭が鍛えられません。中高生・社会人にも地頭を鍛え、集中力を高めるためにも、100マス計算は役立つでしょう。

 中高生や社会人にもぜひ実践して欲しい勉強方は、音読です。どんなことであっても、学ぶときは声を出すことが重要です。声を出しながら勉強をしたら、脳が鍛えられます。

(引用中断)

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私は「集中力は先天的な能力なのか後天的な能力なのか」分からない時期がありました。しかし、陰山式教育法が「今まで集中力のなかった子供にまで集中力をつけさせる」ことに成功しているのをみると、訓練によって集中力も身につけることが十分可能であることが分かります。そして、もともと集中力があった子供もはすます能力を高めていくことも明らかになっている。

誰にでも何度でも利用できる簡単な方法で集中力を高めてやることができる

集中して没頭して続けていると、いつか、「突き抜け」の現象が発生する! 突き抜けはまさに「ブレイク・スルー」でしょう。

普遍的な方法でもそんなに効果があるのなら、自分専用の集中法を見つけることができたら最高です。

そんな方法を、若いうちに発見して実行すれば、ターボチャージされた頭になる可能性が高い。

人生の時間は厳然として有限ですが、ターボチャージャーのパワーは予測できない。時間はワープできると言える


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京都外大西高等学校のVocabulary Card を利用した語彙の学習

私は、個人教授している生徒さんにも「アンチ・バベルの塔」方式を利用・応用して、語彙と基本英文暗記に確かな成果を挙げています。

次のサイトに は、『英語が使える日本人』育成のための英語教育を重点的に行う高等学校のひとつとして文部科学省が指定した京都外大西高等学校の Vocabulary Card を利用した語彙学習 の方法が説明されています。


http://www.kufs.ac.jp/nishiko/SELHi/VocabularyCard.html
http://www.kufs.ac.jp/nishiko/SELHi/content001.html
http://www.kufs.ac.jp/nishiko/SELHi/selhi.html

同様な方法は、語彙に限らず構文をマスターするための基本英文暗記にもそのまま応用できます。

生徒は、こうした暗記法に習熟するほどに集中力も養われ、学習効率がうんと高くなって、英語も少なからず向上します。

大いに期待しています。





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トラファルガル海戦(英語が仏語を制す)

英語が仏語を制して世界語になる契機となった海戦

以下はAsahi.com(http://book.asahi.com/review/TKY200601110197.html)よりの転記です。

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トラファルガル海戦物語(上・下) [著]ロイ・アドキンズ

[掲載]2006年01月08日

[評者]野村進

 もしこの戦いがなければ、世界の“共通語”は英語ではなく、フランス語だったかもしれない。著者は巻末で、そう推察している。なんて突飛(とっぴ)な、と思われるだろうが、上下二巻の大著を読み終え、私には深く首肯できるところがある。

 たとえて言えば、元寇(げんこう)当時の日本人の危機感を幾層倍にもふくれあがらせたものを、十九世紀初頭のイギリス人たちは肌身で感じていたのだった。あの無敵のナポレオンが海峡を越えて、イギリスに攻め込んでくる。それをすんでのところで食い止めたのが、スペインのトラファルガー岬近海で、ネルソン提督ひきいるイギリス艦隊が、フランス・スペイン連合艦隊を撃破した、一八〇五年の“トラファルガー海戦”なのである。

 本書は、その全貌(ぜんぼう)を記した決定版と言ってよい。私が強く惹(ひ)かれたのは、だが、帆船同士の戦いを微に入り細を穿(うが)って書き込んだ分厚い描写よりも、往時の戦場でのモラルのあり方であった。私はまったく知らなかったのだが、ほとんどの戦艦に女性が大勢乗り込んでいる。一部は火薬運搬員で、そんな女性の一人が海に投げ出され、全裸同然で救助されたときには、敵艦の男たちが最大限の紳士的なふるまいを見せ、また男の捕虜に対しても、イギリスの艦長が「とてもおいしいお茶」(最高級の紅茶であろう)でもてなしたりする。現代の戦争に比べ、はるかにモラリスティックなのである。

 著者の本業は考古学者との由。さもありなん、化石の一片一片を掘り起こし吟味する手つきで、ネルソン提督本人から新入りの水兵までの手記を渉猟し、それらを巧みにちりばめて、二百年も前の戦いを今に甦(よみがえ)らせている。麻酔のない時代、艦内での緊急手術で腕を切断される負傷兵の激痛や、戦闘後の「血糊、脳みそ、肉片だらけ」の甲板の血なまぐささが、学者の隙(すき)のない文体で再現される。

 五千人が死んだこの海戦で制海権を得たイギリスは、“七つの海”の覇者となってゆく。英語はたしかに広まったが、アジアやオセアニア、アフリカの多くの人々にとっては、新たな災厄の時代の幕開けにほかならなかったと私は思う。

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私は、「英語はたしかに広まったが、アジアやオセアニア、アフリカの多くの人々にとっては、新たな災厄の時代の幕開けにほかならなかったと私は思う」というようなコメントを聞くと、「それでは仏語が世界語となっていたら何の災厄も起きなかったのか?」と問いたくなります。

強大な民族の言語が世界を制するのは、好悪の有無は別にして、真に自然な現象でしょう。

弱小民族の言語は、かろうじて生き残るか、絶滅するか、あるいは保護の対象となるか、いずれにしても有力な言語にはなり得ない。

言語も、人間の所産である以上、優勝劣敗の軌跡をたどることは自然の掟と言える。

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(3)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

しつこいなぁ

 子供を見ていて、この子は将来伸びるだろうと感じるときがあります。それは、その子供がしつこいときです。しつこいというとマイナスなことばも響きがありますが、私の中で、子供への最大の褒め言葉は「しつこいなぁ」です。

 いつまでも諦めずに課題に挑戦しつづける子には、才能を感じます。私の教え子で、小学校の頃からずっと宇宙に憧れていて、宇宙にかかわる仕事をしたいと言っていた子がいました。彼は大学では光学系の学部に入り、ロケットにも使われる部品を作る研究室に入りました。さらに彼はほんとうにしつこくて、大学を卒業したという連絡とともに、東京大学の航空宇宙工学系の大学院に入り直し、ロケットの研究をすることになったという連絡がきました。この子のような例はほかにもあります。しつこい子は、将来伸びる可能性が高いと思います。

(引用中断)

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私は、前回に、「英語の場合にも徹底した反復練習をしないと習ったことが身につかない。しかし、その反復練習するような時間はあるのか」という趣旨のことを書きました。

だれにでも時間はあるわけではない。どんな子に時間があるかというと、陰山先生のいう「しつこいなぁ」と思える子には時間があります

しつこいのは何かの目標を追いかけている証拠であり、目標のある子は、だらだらしないからです。

『ドラゴン桜 11』 には ― 予備校の講師たちは言っています さっさと帰る子は時間の使い方がうまく勉強も効率よくこなしている つまり自己管理ができるということ 友達と遊ぶ時は遊び趣味にも時間を費やしコントロールをしながら生活をしているのです 逆にだらだらと残っている子は一見協調性がありそうで好感が持てそうですが... 実は行動を自分では決められず他人に依存している こういうタイプは生活にメリハリがつかず 勉強していても注意が散漫で意欲も長続きしない 自己中心的といえば否定的な響きがあるが... 自分の意思を持ち決断して行動するというのは決して悪いことではない むしろ他人には干渉されない自分だけの世界をしっかりと持つ! こういうタイプは何事においても強いのです! ― という桜木建二の台詞があります。

これは、大人でもそっくりそのままあてはまる。

5万語覚えるんだという目標があればいい(笑い)。

 

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絶対必要な英単語6000語(354/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5716 vicious

5717 victim

5718 victor

5719 victory

5720 video

5721 view

5722 vigil

5723 vigor

5724 vile

5725 village

5726 villain

5727 vine

5728 vinegar

5729 vinyl

5730 violate

5731 violence

5732 violet

5733 violin

5734 virgin

5735 virtual

5736 virtue

5737 virus

5738 visible

5739 vision

5740 visit

5741 visual

5742 vital

5743 vitamin

5744 vivid

5745 vocabulary

5746 vocal

5747 vocation

5748 voice

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その238

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

The emotion is just as prevalent among adults as among children.

その感情 is as 一般的な 大人の間で as 子供の間で

( 妬みは、大人も子供と同じように普通に持っている感情である )

続く.

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Cambridge Advanced Learner's Dictionary で探る類義語(1 - 3/12)

「アンチ・バベルの塔」のベースにしている 「学習用英英辞典」 Cambridge Advanced Learner's Dictionary(CD-ROM) の thesaurus 機能を利用して類義語を掲載していきます。

なお、語義に 1や 2 などの番号がついている語彙は、他にも意味があって、その内1番目あるいは2番目の意味だということを示します。

(1) 「stupid and silly people = マヌケ」

「間抜け」を表す語彙の数、何と119個! 毎回10個ずつ掲載します。

-----------------

21 chump noun [C] OLD-FASHIONED INFORMAL
a foolish or stupid person:
[as form of address] You chump! Why did you tell her that?

22 clod (PERSON) noun [C] OLD-FASHIONED
a stupid person:
Don't be such a clod!

23 clot (PERSON) noun [C] UK OLD-FASHIONED INFORMAL
a stupid person:
Look what you've done, you clot!

24 clown noun [C]
2 someone who behaves foolishly, often intentionally

25 crackpot noun [C] INFORMAL
a person who is foolish or stupid

26 crank (STRANGE PERSON) noun [C] INFORMAL
a person who has strange or unusual ideas and beliefs

27 crazy noun [C] US SLANG
a person who behaves in a way that is stupid or not sensible, especially one who is mentally ill:
There's some old crazy over there shouting and spitting at people.

28 cretin noun [C] OFFENSIVE
a very stupid person

29 cutup noun [C] US
someone who behaves in an active and silly way in order to make people laugh:
It's hard to believe Sally was a cutup in school - she's so quiet now.

30 deadhead (PERSON) noun [C] INFORMAL
a person who is boring or stupid

---------------

続く...

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絶対必要な英単語6000語(353/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5684 varnish

5685 vary

5686 vase

5687 vast

5688 vault ( V )

5689 vault ( N )

5690 veal

5691 vegetable

5692 vehicle

5693 veil

5694 vein

5695 velvet

5696 vengeance

5697 venture

5698 verb

5699 verdict

5700 verge

5701 verify

5702 verse

5703 version

5704 vertical

5705 very

5706 vessel

5707 vest

5708 veteran

5709 veto

5710 vex

5711 via

5712 vibrant

5713 vibrate

5714 vice

5715 vicinity

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その237

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

But children are only slightly more open in their expressions of envy, and of jealousy (which is a special form of envy), than are grown-up people.

ただ、子供はほんの少しだけより解放的である in 彼らの表現 of 妬み、and of 嫉妬(which is 特別な形の妬み)、than are 大人の人々 

( ただ、大人に比べて、子供の妬みや嫉妬(妬みの特殊なかたち)はほんの少しだけ感知しやすい )

続く.

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(2)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

-------------

(引用再開)

徹底反復

 学校では多様なことを教えます。だから、、あることを生徒に教えたとき、その事柄を生徒が理解して結果を出す頃には、もう次のことを教え始めています

 土堂小学校でも、もちろん多様なことを教えていますが、読み書き計算は徹底反復させています

 同じことを徹底反復させる理由の一つに、生徒に自信をつけさせるということがあります。一つの文章を徹底的に、音読します。あるとき、急にスラスラと読めるようになり、暗証ができるようになると、子供は自信を持ちます

 100マス計算でも、急に20秒くらいタイムが早くなることがあります。私たちは、それを「突き抜け」と呼んでいるのですが、毎日やっていると時期の早さに差はありますが、「突き抜け」がやってきます。意外なことに、子ども自身は急に早くできても、まぐれかなぁと思ってしまいます。そのようなときに、教師がしっかり気づき、「すごい伸びたねー!」と子供に成長を気づかせてあげます。そうすると、子供にとってすごい自信となります。子供が、もっと難しいものが欲しいと言いだしたら、確実に子供は成長し出しています。そのようなときに、「今までは、こんなに難しいの嫌だって言っていたのに、今はこんなに簡単なのじゃ嫌だと言っているよ」と、その成長を指摘してあげることも大切です。

 勉強ができるかできないかは、実のところ、多くがメンタルによると思います。子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切なのです。

(引用中断)

------------------

陰山先生はすごいことをこんなに短い文章の中に見事に要約しておられる。達人たる所以(ゆえん)ですね。

子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切」という指摘は何と的を得たことばであることか!

英語の文法・構文の授業のことを考えてください。生徒が未消化なまま次から次に新たな事項を教えていきます。反復と言えるような反復はまったく行わずにどんどん前に進みます。生徒は嫌になってしまいます。「子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切という理想とは程遠い教育が行われています。

その結果、大人になってから「文法など何の役にもたたない。かえって弊害だ」などという暴論がまかり通ることになります。

文法が役に立たないのではなくて、習ったものを未消化のままに放置してその結果何も身についていない、だから役に立ちようがないというのが真実です。

なぜそうなるのか?

その理由は反復練習の欠如に尽きるでしょう。

そうだとしたら、どんな風に反復練習させたらいいのか? そんな時間はあるのか?

続く...

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役に立つアドヴァイスのサイト・続

www.eigo-eikaiwa.com  には具体的で有効な学習法その他の情報が数多くアップされています。

↓は上記サイトの英文雑誌紹介から転記しました(太字k.y.)。

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★日本人の英語コンプレックス《編集A.Y.》

周りの人が「できる」と思っていても、本人が自分は英語が「できる」とは思っていない、こういう日本人は結構多いようです。

どうしてなのでしょうか。

日本人の多くは中学から英語を学びます。

中学にもなると、他教科は日本語で知的レベルに見合った、考えさせられる学習をしているのに、英語はまったくの初歩からの出発なので、教材の多くが学習者の知的レベルに合わない場合が多いのです。

そうなると、英語という教科は単語や文法事項を覚えるだけのつまらないものとなります(ここに英語嫌いを生み出す原因のひとつがあることは言うまでもありません)。

できる生徒ならなおさらそのような授業には耐えられません。

高校生や大学生になって考える力が増せば増すほど単語・熟語や文法・構文を覚えるだけの授業には興味を失います。

暗記してそれなりに点数は取れても、いったい何のために英語を勉強しているのだろうという焦燥感に襲われます。

「これはあくまでも受験勉強であって本当の英語の勉強ではない」という意識が生まれ、焦燥感や嫌悪感がいっそう強められます。

つまり学習の到達点が見えないのです。

こんなことを覚えても何になるのだろう、どうせ受験に必要なだけだと思いながら、一方、受験勉強が終わってそれから本当の英語の勉強が始まるとしたら、いつまで続ければ英語がマスターできるのかまったく見通しが立たず、途方に暮れてしまうのです。

英語のみならず語学はできればできるほど、常に劣等感との闘いと言えるかもしれません。

つまり勉強に際限がないのです。

どこまで読めれば読めたことになるのか、どこまで聞けたら聞けたことになるのか、どこまで話せたら話せたことになるのか、どこまで書けたら書けたことになるのかが、はっきりしないし、わからないのです。

英語は、どこまでわかれば「できる」と実感できるのかがはっきりしないものなのです。

美術は誰もが画家のように描ける必要はないし、音楽は誰もがピアニストや声楽家でないことは当然ですし、体育でも誰もが100メートルを10秒で走れるはずはありません。これは誰の目にもはっきりしています。

しかし、英語だけは違うのです。

英語で書かれているもの、英語で話さるものはすべてわからなければ、英語ができないことになってしまうのです

一般的にはそのように考えられています。

英語のプロである同時通訳者が専門分野の通訳をするときには専門用語を十分に勉強してから臨むことなど、ほとんど考慮されていないようです。

英語だけは誰もがピアニストや画家であることを要求されている、あるいはそう錯覚してしまうのです。

しかし現実には、日本語で書かれたり話されていても、何のことかわからないことが多いはずです。

例えば毎日のTVニュースや新聞の記事は日本語でありながら、あまりよく理解できないものもあります。

日本語で話されているのでわかったような気分になっていますが、実は内容がわかっていないことに気づいていないだけなのです。

このように、日本人だからといって日本語がすべてわかるわけではないし、それでも十分日本語で生活できています。

外国語としての英語は当面どこまでわかれば「できる」ことになるのか、ということをはっきりさせなければ、英語に対するコンプレックスを減らすことはできないのではないでしょうか。

------------------

k.y.談:

これは、たいへんおもしろい記事で、この記事を書いた同時通訳者の吐露(とろ)でもあるでしょう。

しかし、「日本人だからといって日本語がすべてわかるわけではないし、それでも十分日本語で生活できています」という発言は誤解を招きます。

日本人は5万語前後の日本語の語彙力を背景にして日本語で生活しているわけですから、きわめて貧弱な語彙力しかない英語の場合と同等視するのはとんでもない間違いです。

だから、「英語は、どこまでわかれば「できる」と実感できるのかがはっきりしないものなのです」という指摘も正確ではありません。

英語でも5万語以上の(聞き話し読み書く)語彙力があれば,普通の市民レヴェルの言語活動に関する限り、無限の学習が必要なわけではない。必要十分な語彙があれば、時どき未知の語彙に遭遇しても、日本語の場合と同様まったく問題はありません

つまり、日常の聞き話し読み書く活動のためなら、無限の学習が要求されるわけではありません。

そして、5万語以上の語彙力養成は、究めて困難なことは確かですが、無限の所為ではないでしょう。

英語学習の焦燥感の元は、「必要語彙数と時間の無知」にあります

それを認識すれば、各自に己の限界や可能性が明らかになります

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絶対必要な英単語6000語(352/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5652 usher

5653 usual

5654 utensil

5655 utility

5656 utilize

5657 utmost

5658 utter ( V )

5659 utter ( adj )

5660 vacancy

5661 vacant

5662 vacation

5663 vaccinate

5664 vacuum

5665 vacuum cleaner

5666 vague

5667 vain

5668 valiant

5669 valid

5670 valley

5671 valor

5672 value

5673 valve

5674 van

5675 vandal

5676 vanilla

5677 vanish

5678 vanity

5679 vanquish

5680 vapor

5681 variable

5682 variety

5683 various

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その236

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Distributive justice, absolute, rigid, and unvarying, must be observed by anyone who has children to deal with.

分配的公平、絶対で、厳格で、and 変化しない、守られなければならない by 誰でも who 扱うべき子供を持つ 

( 子供を扱う人はだれでも、分配を ― 絶対に、厳格に、一貫して ― 公平に行わなければならない)

続く.

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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(1)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用開始)

生活習慣を整えよ

 私が教育で大切だと主張していることはいくつかありますが、どうしても100マス計算ばかりが、見た目にもわかりやすいので注目されてしまいます。 けれども私は、生活習慣を整えてくださいということを強く主張しています。土堂小学校に来てからも、それをまず初めに伝えました。

 各家庭に、きちんとした生活習慣を義務化してほしいとお願いしました。どれだけお願いしても、しばらくするとどうしても家庭のリズムに戻ってしまいます。そうならないように強くお願いをしました。

 私がお願いした生活習慣は、なんら難しいものではありません。「早寝・早起き」「朝食を摂る」「テレビの視聴時間を削る」「家族団らんに時間を作る」ということです。

 そんな単純なことで成績が上がるのかと思うかもしれませんが、実際に上がります。子供は、元気が一番心身ともに元気だと、勉強をやるのも一生懸命。自然と成績が上がります

 100マス計算と生活習慣の改善は、車の両輪のようなものです。体が健康であるということは、脳をフルに動かせるということです。そして、脳は100マス計算を始めとする徹底反復で鍛え上げるのです。

 私はよく子供たちのことを説明するのに学力のデータを使いますが、実際に見学にこられた方には、そのようなデータをお見せする必要はありません。土堂小学校の子供たちは、本当に元気です。他の学校との違いは、すぐに分かります。一秒見れば、学力などどうでもいいと感じるほどに子供の元気さに驚かされます子供たちが非常に魅力的なのです

(引用中断)

-------------------

これは大人もまったく同じだと思いますよ。

元気な大人は、別に子供のようにはしゃぐわけではありませんが、脳もフルに作動していて魅力的です。

それと、整った生活習慣。実行するのは困難ですが、できればそのほうが絶対いい。体が軽くなるし、意欲も集中力も高まる。私は、50歳を過ぎてそれを実感しています。ずいぶん不規則な生活をした後だから、その差がよく分かる。

体と頭は1体です。

続く...

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Cambridge Advanced Learner's Dictionary で探る類義語(1 - 2/12)

「アンチ・バベルの塔」のベースにしている 「学習用英英辞典」 Cambridge Advanced Learner's Dictionary(CD-ROM) の thesaurus 機能を利用して類義語を掲載していきます。

なお、語義に 1や 2 などの番号がついている語彙は、他にも意味があって、その内1番目あるいは2番目の意味だということを示します。

(1) 「stupid and silly people = マヌケ」

「間抜け」を表す語彙の数、何と119個! 毎回10個ずつ掲載します。

-----------------

11 booby noun [C] (US ALSO boob) OLD-FASHIONED
a stupid person

12 bozo noun [C] plural bozos MAINLY US SLANG
a stupid person:
Some bozo on a motorcycle almost ran me over.

13 bright spark noun [C]
2 HUMOROUS a stupid person:
Some bright spark left the door open overnight.

14 buffoon noun [C]
a person who does silly things, usually to make other people laugh:
Doesn't he get tired of playing the buffoon in class?

15 bugger (ANNOYANCE) noun [C]
1 UK OFFENSIVE a silly or annoying person:
Well you shouldn't have drunk so much, should you, you daft bugger!
The stupid bugger's given me the wrong ticket!

16 bungler noun [C]
He's an incompetent bungler.

17 burk noun [C]
ANOTHER SPELLING OF berk

18 charlie noun [C] UK OLD-FASHIONED INFORMAL
a foolish person:
He looked a right charlie in that hat!

19 child noun [C] plural children
2 DISAPPROVING an adult who behaves badly, like a badly behaved child:
He's such a child if he doesn't get his own way.

20 chinless wonder noun [C] UK INFORMAL
a foolish man, typically of high social class

(k.y.注): a chinless wonder (イーディックより転記)

「見栄っ張りで軟弱なイギリス上流階級タイプ(の人間);軟弱な人,決断力のない人,優柔不断な人」

The old British army, unlike the all-powerful Royal Navy, was officered by a bunch of chinless wonders.(昔のイギリス陸軍は,強力な帝国海軍と違って,見栄っ張りで軟弱な上流階級タイプの人たちによって指揮されていた)

My boss is a chinless wonder who is afraid to try anything new.(上司は何か新しいことに挑戦するのを恐れる軟弱な人だ)

-------------

続く...

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役に立つアドヴァイスのサイト

www.eigo-eikaiwa.com  には具体的で有効な学習法その他の情報が数多くアップされています。

↓は上記サイトの英文雑誌紹介から転記しました。

★アメリカの雑誌(1)《執筆A.Y.》

THE NEW YORKER

「ニューヨーカー」という雑誌は、数あるアメリカの雑誌の中でも特異な位置を占めています。

それは、基本的な構成や内容が、1925年の創刊当時とそれほど違わない点であり、この一点だけからみても、この雑誌の凄みというものがわかります。

アメリカであれ日本であれ、現在、雑誌の創刊が相次ぎ、同時にいわゆるリニューアルという形で、多くの変化が一年単位で行われていることを考えると、この80年間変化がないというのは、驚くべきことです。
'American institution'と評される所以です。

写真ではなく、主として季節感をモチーフとしたイラストレーション(ドローイング)が表紙を飾る伝統も変わることなく、現在に至っています。

それでは、「ニューヨーカー」とはどんな雑誌なのかというと、誌名からニューヨークのタウン誌と思い込む方もいるかもしれませんが、タウン誌という言葉から想起されるようなものではありません。

情報誌というより、後述するように文芸中心の読み物誌です。

巻頭を飾る映画、音楽、美術などの案内は、日本の「ぴあ」と同じような意味合いを持っていますが、その他の大部分を見ればわかるように、この雑誌は、いわば文芸誌という面と、論壇誌という面の二つを併せ持っているといえるでしょう。

今日ある伝統を作り上げたと言われる2代目編集長ウィリアム・ショーンが52年就任以来、50冊以上の本が「ニューヨーカー」に掲載されたものとして出版され、この雑誌はアメリカ文学の歴史を作り続けています。

例を挙げれば、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」、トルーマン・カポーティの「冷血」ほか、ウラジミール・ナボコフ、J.D.サリンジャー、アーウィン・ショー、ジョン・アップダイクなど、アメリカ現代文学を代表する作家たちの分岐点となった作品がこの雑誌から生まれています。

初代編集長ハロルド・ロスは「ニューヨーカー」について、創刊趣意書の中で次のように書いています。
「帝都の生活を文章と写真で反映させるものである。それは人間的なものとなるだろう。主調となるのは陽気さや粋、皮肉といったものであろうが、おふざけといったものではない。それはいわゆる洗練されたものではなく、読者を想定するなら、彼らを適度に啓発するものとなるだろう。くだらぬものは退けるだろう(k.y.注:この翻訳はちょっと生煮えでいただけませんね)」

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絶対必要な英単語6000語(351/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5616 unit

5617 unite

5618 universal

5619 universe

5620 university

5621 unless

5622 unparalleled

5623 unprecedented

5624 unrest

5625 unseat

5626 unsightly

5627 unsung

5628 until

5629 untold

5630 up

5631 upbringing

5632 uphold

5633 upkeep

5634 upon

5635 upper

5636 upright

5637 uproar

5638 upset

5639 upstairs

5640 up-to-date

5641 uptown

5642 upward

5643 uranium

5644 urban

5645 urge

5646 urgent

5647 urn

5648 us

5649 usage

5650 use ( V )

5651 use ( n )

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その235

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

The very slightest appearance of favoring one child at the expense of another is instantly observed and resented.

実にちょっとした外見 of ひとりの子供をえこひいきする 別の子を犠牲にして is 即座に観られて恨まれる

( ひとりの子を別の子を差し置いてえこひいきするそぶりをちょっとでも見せたら、即座に観られて恨まれる )

続く.

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イディオム・スラングについて

私が「語彙」というとき、それは「単語・イディオム・スラング・その他の語句」のことで、決して単語だけではありません。

だから、語彙数=単語数ではありません

どうも、一般には、語彙力=単語力のような誤解があるのではないかと気になります。

そして、「アンチ・バベルの塔」には相当な数の(数えていないので実数は示せない)イディオムやスラングが入っています。

そうした慣用句は、ラテン語源の正確な意味を持つ単語と違って、暗記するのも単語に比べるとかなり厄介な場合があります。

市販のボキャビル本が単語に偏りがちなのもそのためだと思います。

ところが、アングロ・サクソン人はイディオム・スラングが大好きです。

ラテン語系の単語ではなくアングロ・サクソン語でできているイディオム・スラングは、英語を母語とする人たちの生活や歴史に直結した語彙群です。私自身に置き換えると関西弁に相当します。関西弁は、古代の日本人にもつながることばで、文章語にはまったく向かないが、日常の生活にはかかせないことばです。

日本で人気のTIMEなどの英語雑誌にもイディオム・スラングは頻繁に登場します。知らなければまさに「語彙無知の壁」になってしまいます。

だから、ボキャビルするならイディオムやスラングを単語と同様に重視して覚えなければなりません。

概して単語の数ばかりに注目が集まっているように思えるのですが杞憂でしょうか?

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コメントにお答えする(2/2006)

本田 さんへ

「アンチ・バベルの塔」をかくもていねいに読んでいただきほんとうに恐縮しています。

もっと体系だった書き方をしたいと思いながら時間がなくてかなわず、次々と目先の話題が移り変わり、しかも同じような論点を繰り返している現状に決して満足しているわけではないのですが、とにかく思いつくことを書き連ねていつの日か、特に「アンチ・バベルの塔」を完成したあと今年中には、すっきりしたブログに再編したいと考えています。

それでも、ものを書き付けるという行為は、自分のアイデアを明瞭にするあるいは思案の何か突破口を開くもっとも有効な行為であると実感しています。

また、書かなければ、忘れてしまうことも多いし、みなさんの貴重なコメントをいただくこともできません。

人は言葉にしばられしかも言葉で開放される不思議な存在なのだなという気が強くします。

さらに、私のブログが、たとえば本田さんのような若い方にも何かの刺激を与えているとしたらたいへんうれしいことです。

> 各記事について自分なりに情報をまとめて自分のファイルの中に保存する作業を現在も続けています。

いつか機会がありましたら、本田さんのアイデアをぜひ拝見したいと思っています。

> 「まずは時間に着目する」というk.y.さんの考え方

私は、「日本人は中学と高校で6年間も英語を習うのにまるで英語ができない」というような議論は、実質的な学習時間をまったく無視した議論で、ほとんどナンセンスだと思っています。

その6年間の実質学習時間がたったの800時間。英語に触れる時間は、終日英語に接しているネイティヴの何と100日以下(しかも音声はゼロ)! ほんの100日間で英語力の期待値に達するのは明らかに不可能です。

「①自分の目標レヴェル」とそれを達成するための「②必要時間」 をしっかり意識した上で、各自に最適の学習方法を発見して実行する

② は各レヴェルごとにかなり明確にわかっています。ネイティヴが母語を完成させるのに必要な時間は20年(7万時間前後)。日本人が英検1級に達するのに要する時間が4000~5000時間、英語のプロになるためには1万時間以上。

ネイティヴの英語力にどうしても追いつけないとしたらその最大の理由は、7万時間という圧倒的な時間数に太刀打ちできないことでしょう。

> 今年中には1万語を達成し、卒業するまでにはなんとか2,3万語を習得できたらいいなと考えています。

その際、ぜひ、イディオム・スラング・コロケーションの充実も視野に入れたらいいと思います。単語の増強にだけ注目が集まってイディオム・スラング・コロケーションはボキャビルの盲点になっているからです。

ご承知のように、たとえばイディオムやスラングは、アカデミックな本などを読む時はまったく不要ですが、生きた英語にはかかせない要素です。

ネイティヴの場合はイディオムやスラングはまさに生活の1部で、改めて習得するまでもない語彙群だと思われますが、私たちは、意識して学習しないと、無知なままに終わってしまいます。

いずれにしても本田さんは若い! いろいろなことを意識して学習するとしないのとでは将来の成果が大きく違ってきます。

学部時代に2~3万語達成できればすごいことになります。そんな人はめったにいません。楽しみですね!

私もまだまだがんばれます。いや、楽しめます。

また、よろしくお願いします。

Thank you.

k.y.

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斉藤秀三郎という現象(その2)続

前回に続いてマークさんの 『英語の壁』 の「てめえたちの英語は・・・」 より引用します。

-----------

(引用再開)

 前に「一般の日本人の中にも、英語に対して感情的になる人は少なくないようだ」という話を取り上げた。

 この感情問題に関しては、まず、『英語達人列伝』 に、とても刺激的なところがあった。とりわけ、第Ⅲ章「斉藤秀三郎」の目玉とも思えるエピソードが面白い。

 「驚くべきことに一度も海外に出ることのなかった斉藤だが、・・・シェイクスピア劇を演じる英国人役者の英語がなっていないと罵声を浴びせるほど英語に自信を持っていた」(太字筆者)というエピソードなのだ。さらに詳しく説明すると、
 「・・・母国語話者と対等に渡り合うのは相当の自信がなければできない業だ。
 ところが、英米の英語がまだ絶対的な規範として仰がれていた時代に、『ロメオとジュリエット』 を演じる英国人の役者に向かって、『てめえたちの英語はなっちゃいねえ』 と英語で一喝した日本人がいた」
という話である。第Ⅲ章を読んでみた。この話が大きく取り上げられているのは、どうやら英語の上達に対する「諦念」をもってしまい、英米人に対する「劣等感」すら覚えてしまっている今日の日本人の士気を鼓舞するためのようである。私も自分の日本語の上達に対して諦めにも似たような気持ちと劣等感を覚えることが頻繁にあるのだが、それでも、この「自信を持っていた」というエピソードは、例として、きわめて不思議で無理があるように感じられる。もし、逆のケースであれば、どうだろう。たとえば、日本人の歌舞伎役者がアメリカ公演でいきなり「てめえたちの日本語はなっちゃいねえ」とアメリカ人の男に「罵声を浴びせられた」ような話であれば、日本人はただ「馬鹿なんじゃない」と思うだけではないだろうか。

 しかし、それはそれとして、斉藤秀三郎は「てめえたちの英語はなっちゃいねえ」を英語で言ったそうだが、私は、まず、そこで具体的にどういう英語を使って言ったのか、ぜひ知りたい、とりわけ、「てめえたち」と「なっちゃいねえ」に当たる英語表現は、具体的に何という英語だったのか。そして、なんといっても、「『ロメオとジュリエット』を演じる英国人の役者」の英語は具体的にどこがいけなかったのか言ってみろ、と追求したくなる。ところが、この章をもう少し読みすすめてみると、そこまでは考えなくてもよいことがわかる。

 「斉藤伝説を彩るさまざまな名台詞は、単なるはったりではなく、外国語としての英語を究めた人間の自信に裏打ちされたものであった。冒頭で紹介した、シェイクスピア劇の英国人役者に対する『てめえたちの英語はなっちゃいねえ』の罵声も、酔って発せられたものとはいえ、・・・」
ときたら、なんだ、酔っ払いの妄言だったのか、最初からそう言えよ、と腹を立てるどころかあきれてものも言えなくなる。

 とはいえ、たとえこんな説得力のないエピソードがあったとしても、英語学習法に関する著者の確固たる持論がいろいろ展開されており、この本は、実は、面白く勉強になるところがいっぱいある。

(引用終了)

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ここは、マークさん、ちょっと熱くなっているような感じですね。マークさんは、「日本人が書いた英語学習書や参考書にまじめに目を通してコメントするネイティヴ」として貴重な存在です。

日本語や日本人の英語や日本人の英語学習の現状に精通している方が、自分の正直な感情をまじえて語る「日本人の英語論」は傾聴に値します。

それでも、私は思います。

斉藤秀三郎はやっぱりすごい! マークさんには「てめえたちの英語は・・・」 のエピソードは逆効果だったけれど(私もひどい酔っ払いアレルギーです)、斉藤秀三郎という現象は、斉藤が独力で書き上げた 『斉藤和英大辞典』 をみるだけでも、いかにすごい現象であったかがわかります。斉藤の日本語だって私など足元にも及ばない!豊穣にして瑞々(みじみず)しく、ときにしなやか、ときに凛(りん)として品格がただよい、ときに優美な、日本語です。

これほど力量のある人は、今、正直言って、100%皆無です。

続く...

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絶対必要な英単語6000語(350/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5597 underdog

5598 undergo

5599 undergone

5600 undergraduate (発音に注意)

5601 underground

5602 underhanded

5603 underline

5604 undermine

5605 underneath

5606 understand

5607 understood

5608 undertake

5609 undertaker

5610 underworld

5611 unforeseen

5612 uniform

5613 unify

5614 union

5615 unique

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その234

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

It is very noticeable in children before they are a year old, and has to be treated with the most tender respect by every educator.

それは非常に顕著である in 子供たち ← 1歳未満の、 and 扱われなければならない with 最も用心深い尊重 by 各教育者

( 妬みは、1歳に満たない幼児にも非常に顕著に認められ、各教育者が充分に注意を払わなければならない感情である )

続く.

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コメントにお答えする(1/2006)

sd さんへ。

私は、英語は「具体的な語彙数と実質的な学習時間」を意識して勉強しないと意味がないことを「アンチ・バベルの塔」で常に強調してきました。

そして英語の各作品を鑑賞(ただの類推読みではない)するのに必要な語彙数を、具体的な数字で、表示するという sd さんの発想がたいへん新鮮で「おもしろいなあ!」と思いました。

語彙数を意識せざるを得ない「分かりやすい根拠」を提示できると考えるからです。

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「① 読書を楽しむにためは ― 95%の語彙把握ではまったく不十分で ― 98%の語彙把握が必要である」という事実さえあまり知られていないのが現実です。

さらに、その「② 95%や98%の認識率が各テキストに即してどれくらいの語彙数に相当するのかを計る客観的な基準・ツール」は未だ公表されていないはずです。

だから、① を念頭において ② を提示された sd さんの取り組みは、今までになくユニークな英文語彙評価の方法でしょう。

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他方、sd さんのツールが完成すれば、たとえば、児童書や各分野の入門書や専門書や文学書や文芸批評や大衆紙や高級紙など、各ジャンル別のテクストを読むのに必要な語彙数も具体的に把握できるようになりますから、各自の必要に応じた語彙数がはっきりわかります。

「アンチ・バベルの塔」を読んで「私は今の語彙力で十分満足していて不便はほとんど感じていない。そんなに語彙ばかり増やして何の意味があるのか?」と感じておられる方も少なくないでしょう。そんな方に対しても「sd 式語彙カウンター」は説得力のある必要語彙数をはじき出せるはずです。また、「あなたの場合はもっぱらこんなジャンルを読んでおられるから○○数以上の語彙の必要性を痛感しないんですよ」 と説明することもできるし、ご自身で納得することもできます。実際、1万未満の語彙数でほとんど不足を感じないジャンルも、児童書に限らず、あります。

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いずれにしても、具体的な「目標語彙水準」を、各自の必要度に応じて、意識して勉強に励むことが肝要です

「sd 式語彙カウンター」は、そんな「目標語彙水準」を示すことのできる楽しいツールになるはずです。

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sd さんは、『赤毛のアン』 についても見事な指摘をされました。

『赤毛のアン』 を鑑賞するためには、随所にちりばめられた「文学作品からの引用」や惜しみなくはめ込まれた「言葉の遊戯」 に通じている必要があります。だから、潤沢な語彙力がなければ、実は、味読できない作品であることは確かですね。

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これからもよろしくお願いします。

Thank you.

k.y.


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斉藤秀三郎という現象(その2)

前回の引用した文章の中に ― 日本公演中のシェークスピア劇団の俳優の発音が間違っているのを見て「お前らの英語はなっちゃいねぇ!」と英語で野次を飛ばしたという逸話がある ― という件(くだり)があります。

この逸話に対して、マーク・ピーターセンさんが自著の 『英語の壁(文芸春秋)』 で反応しています。なかなかおもしろいコメントなので、やや脱線してしまいますが、引用しておきます。

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(引用開始)

 「てめえたちの英語は・・・」

 これまで、日本のラジオやテレビに出演する機会が何度かあったのだが、毎回酸欠状態になるくらい上がってしまったため、普段なら話せるはずのごく簡単なレベルの日本語でも、どうしても口からスムーズに出ず、出演は結局どれも失敗に終わった。やはり、自分は性格的にそういった仕事には向いていない、と割り切ってあきらめるしかなかった。まあ、とくに憧れている世界でもなく、たとえその後、格好悪く放送された自分を恥ずかしくは思っても、「俺はダメな男だ」などと深刻に落ち込まずに済んだ。ただ、もし日本語ではなく英語であれば、きっと上がったにせよ、だいぶ話せただろうに、というようないささか悔しい気持ちは確かに残った。

 こんな話を思い出したきっかけになったのは、先日見たニュース番組での短いインタビューである日本人と結婚していて、滞日20年に及ぶアメリカ人の女性がレポーターに「住んでいる家はあるから、できる仕事はたくさんです」という、言いたいことがつかみにくい日本語でコメントしていた。それを観て彼女は私と同じようにちょっと悔しい思いをしたのだろう、と想像した。外国語のことだから、悔しがってもしょうがないのだが、人間ならたいていそのくらいの感情は覚えるものだろう。

 似たような問題だが、アメリカの大学院で日本文学を勉強していた頃、院生同士のライバル意識を強く感じた。たとえば、自分の喋った日本語の誤りや、読んでいる日本語の文章の意味に対する勘違いなどをみんなの前で先生に指摘されると、誰もが、まるで人間性を傷つけられたような気持ちになり、ひどい場合、自分の”尊厳”を無理にでも守ろうとして、先生の指摘のほうが間違っていて自分は正しい、というような愚かな反論まで持ち出さずにはいられないほど感情的になってしまうこともあった。

(引用中断)

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 英語を学習している私も、日本語を学習しているマークさんが経験したのと同じようなことを、経験してきました。「誰でも同じような場面で同じような感情を抱くものだなあ」と思いました。しかし、間違いを悔しく感じたり自分の尊厳を無理にでも守ろうとする人のほうがよく勉強するし力がつくことも事実でしょう。顔から火が出るような恥ずかしい思いやなんとも惨めな悪あがきをしながらしかも続けられる人のほうが可能性は大きい。

斉藤秀三郎も実はそんな人だったのではないか。ただし、常人とは目指すレヴェルが二桁も三桁も違っていた。あるいは、ひょっとしたら、恥をかいたり悪あがきをする間もないほど勉強していたのかもしれません。

続く...

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Cambridge Advanced Learner's Dictionary で探る類義語(1 - 1/12)

「アンチ・バベルの塔」のベースにしている 「学習用英英辞典」 Cambridge Advanced Learner's Dictionary(CD-ROM) の thesaurus 機能を利用して類義語を掲載していきます。

なお、語義に 1や 2 などの番号がついている語彙は、他にも意味があって、その内1番目あるいは2番目の意味だということを示します。

(1) 「stupid and silly people = マヌケ」

「間抜け」を表す語彙の数、何と119個! 毎回10個ずつ掲載します。

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1 airhead noun [C] SLANG
a stupid person:
She's such an airhead.

2 arsehole (UNPLEASANT PERSON) UK noun [C] (US asshole) OFFENSIVE
an unpleasant or stupid person:
Some arsehole had parked so I couldn't get out.

3 ass (STUPID PERSON) noun [C] INFORMAL
a stupid person:
a pompous ass

4 asshole noun [C] MAINLY US
arsehole

5 berk, burk noun [C] UK SLANG
a stupid person:
I felt a right berk when I couldn't remember where I'd parked the car.

6 birdbrain noun [C usually singular] MAINLY US INFORMAL
a stupid person

7 blithering idiot noun [C] OLD-FASHIONED INFORMAL
an extremely stupid person

8 blockhead noun [C] OLD-FASHIONED INFORMAL
a stupid person

9 blunderer noun [C]
(k.y.注:blunder = to move in a awkward way の名詞形)

10 bonehead noun [C] SLANG
a stupid person

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続く...

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斉藤秀三郎という現象(その1)

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不世出の英語の巨人・斉藤秀三郎のエピソード (  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%A7%80%E4%B8%89%E9%83%8E の記事より1部転写・太字k.y. ) 

エピソード

斎藤には、幾つものエピソードがあり、斎藤に人間的魅力を与えている。有名なものとしては、頑固一徹、自ら恃むところ篤い性格で、大正年間のある時酔って帝劇に行き、日本公演中のシェークスピア劇団の俳優の発音が間違っているのを見て「お前らの英語はなっちゃいねぇ!」と英語で野次を飛ばしたという逸話がある。

また、岐阜中学時代、英語教員の資格試験が実施された際、当時の校長から受験を求められた事に対し、「誰が私を試験するのですか」と言って辞職したというエピソードや、自らの学校に外国人教員を採用する際、自らが試験官となって採否を決めた、というエピソードは、斎藤の自らの英語能力に対する自信を見て取ることができる。

他にも、学生の訳を見ては「ばか!なんだその訳は!」と始終怒鳴りつけていたり、「俺の研究は戦争だ」と語り壁と天井一面に単語を墨書した新聞紙を貼り付けて寝ても覚めても暗記に努めたというものがある。

なお、斎藤は努力の人であり、勉強の人であった。上記のエピソードは、皆、彼の勉強に裏付けられた自信の現れでもある。

斎藤の著作には、斎藤自身のエピソードがふんだんに織り込まれており、斎藤の著作(辞書や文法書の例文等)を読むことにより、斎藤の人となりを知ることができる。

[編集]

斎藤の生活

斎藤の生活は「勉強すること」を軸に回っていた。例えば、斎藤家では「現状維持」と斎藤の勉強を邪魔しない、が斎藤家の基本ルールであった。このため、斎藤の生活は、子供たちの生活から画然と分けられ、家政一般は、妻とらが行った(子供が斎藤に相談事をする際も、書生を通じて予定を組む必要があったという)。

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前にも述べましたが、斉藤秀三郎の生涯の英語学習時間は15万時間前後になると思われます。

こんな巨人を前にすると、私の「アンチ・バベルの塔」など「手軽なオモチャ」ぐらいにしか見えません。

世の中にはとんでもない現象が発生するものです。

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英語学習法(29)その4

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(引用再開)

But if the computer is indispensable, so too is the sensitive, highly trained professional skill of the lexicographers.
Indeed, their subtle judgment is all the more needed as the speed, power, and vast capacity of the computer reveal as never before the lexical complexity of a living language.

 しかし、コンピュータが必需品だとしたら、練達辞書編集者の研ぎ澄まされたプロの技(わざ)もまた欠かせないものである。 実際、その微妙な判断は ― 生きた語彙の複雑さが高速・高性能・大容量のコンピュータによって画期的に解明されつつある今こそ ― ますます重要になっている。

(引用中断)

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自動化が極度に進んだ超ハイテク製品でも、最終的な微調整(これが必須)は人間の手によらなければならないことは周知の事実である。コンピュータはどこまでも人間の脳の僕(しもべ)だと言える。

だから、至高のハイテク製品(脳活動そのもの)である言語(語彙)の解明に人間(辞書編集者)の介在が必須であることはむしろ当然のことだと思える。

そして、そんな練達のプロ編集者の作品(学習用英英辞典)を十分に活用しないとしたら他にどんなものを活用すべきなのか?

プロの辞書職人が高性能なコンピュータを駆使して完成させた学習用英英辞典より優れた単語帳があるのか?

そんなものがあるはずもない!

続く...


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英語の語彙:雑談(26)

イーディックより

one of those days

ついてない日,何をやってもだめな日,厄日(やくび)」

I'm afraid it's one of those days.(なんだか,きょうはついてない日みたいだ)

When I woke up late and then burned the toast, I knew it was going to be one of those days.(朝寝坊した上にトーストを焦がしてしまったとき,きょうは何をやってもだめな日になると分かった)


That'll be the day!

まさか(そんなことになりっこない)!このthe dayは「すばらしい日」。文字どおりには、「それがその日だ」「それはさぞかしすばらしい日だろう!」の意である。

Only one more year until I get out of the army. Ahh, that'll be the day!(除隊までわずかあと1年。ああ待ち遠しい!)のように、実現することが確実なことについては、本来の意味で使うこともある。

ただし、この表現のこうした肯定的な使い方はむしろまれである。

ふつうは、A: Goro says he's decided to get up at five o'clock every morning and study English. B: Hah! That'll be the day!(A「ゴローは毎朝5時に起きて英語を勉強することに決めたと言っているよ」B「ふん、まさか!」)のように、「(それはさぞかしすばらしい日だろう、だが)そんな日は来るはずがない」と、反語的に痛烈な皮肉として用いる

A: Maybe the boss will give you a big raise. B: Ha! That'll be the day!(A「ひょっとすると、社長はきみに大幅な昇給をしてくれるかもね」B「へっ! まさか!」)。

A: I hear that Japan is going to lift all import restrictions. B: That'll be the day!(A「日本はすべての輸入規制を撤廃すると聞いているけど」B「まさか、そうなるはずがないよ!」)。[言い換え]I'll believe that only when I see it [when it happens]./It'll never happen./Impossible!

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英語学習法(29)その3

前回に ― 20~30年前に、私たちが今利用しているような「学習用英英辞典」に相当する 「学習用日日辞典」 などありません。今だって、そんなすばらしいノンネイティヴ専用の日本語学習用辞書などありません。ましてや、CD-ROM判で見出し語や例文の標準的な音声を確認したりすることなど夢のまた夢です ― と書きました。

それで、「学習用上級英英辞典」の利点を、代表的な「学習用英英辞典」のひとつである 『Longman Dictionary of Contemporary English 4訂増補版 』 序文から探ってみます(翻訳k.y.)。

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その序文でRANDOLF QUIRK 教授が次のように述べています。

(引用開始)

Remarkably, in only a few recent years, the computer has become a powerful and increasingly indispensable tool in every conceivable aspect of our daily lives. That most certainly includes the daily lives of lexicographers ! They can now not only conveniently store many millions of sentences from authentic spoken and written language, but also manipulate, display, and study the components of these sentences - the words and word partnerships ( collocations ) along with contextual factors that come into play as different meanings are expressed.

 コンピュータは、強力な生活必需品として、わずか数年のうちに急速に普及した。 辞書編集者にとってもコンピュータはまさに必需品である! 今や、その機能は、膨大な量の生きた会話やテクストの用例保存に留まらず、その用例の、処理や表示、さらには構成要素の研究 ― 各語彙、単語の連結(コロケーション)、文脈的要因が関与する意味の相違 ― にまで及んでいる。

(引用中断)

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続く

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絶対必要な英単語6000語(349/365)

どこから始めてもかまいませんが、1/365 とか 2/365 とかいう番号だけはどこかに記入しておきましょう。どの部分をやったかあとで分からなくなるからです。

あれこれ覚え方を工夫する暇があるなら、とりあえず「アンチ・バベルの塔方式」で、ひとつでも単語を覚えた方が早いです。

知っていると思っていても、こんな超基本語にはいろいろな、あるいは、意外な意味があることが多いですから ― 時間がある人は ― この際ていねいにチェックした方がいいです。

いやになったら、やった分だけでも無駄にしたくないですから、復習だけすればいいですよ! 

なお、派生語 / 熟語 / 連語、その他関連語も辞書に記載がある限り、チェックしておきましょう。

さあ、今日の語彙です。

5584 typewriter

5585 typical

5586 typist

5587 tyrant

5588 ugly

5589 ulterior

5590 ultimate

5591 umbrella

5592 umpire

5593 unanimous

5594 uncle

5595 under

5596 undercover

もし知らない単語があれば英和辞典で調べて必ず―できるだけアンチ・バベルの塔方式で―覚えていきましょう。

超常識単語ですから、屁理屈をつけず無条件に覚えることが肝心です。

(番号等についてご注意ください: 注意はしますが、スペルや番号その他のミスをしてもチェックする時間がありませんのでご容赦ください。お手数ですがお知らせいただければ訂正いたします。)


バートランドラッセルの幸福論 その233

(下記のように区切りながら確認すると文章の構文がはっきりして文全体を覚えやすくなります)

Envy is, I should say, one of the most universal and deep-seated of human passions.

妬みは、私なら言う、ひとつ of 最も普遍的で深く根ざしたもの of 人間の強い感情

( 妬みは、私なりに言えば、どんな人にもある強固な感情のひとつである )

続く.

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英語学習法(29)その2

マーク・ピーターセンさんの日本語学習歴を参考にしながら話を続けます。

前回の記事で、「マークさんは読みまくることで日本語の読み書き・語彙・会話を覚えていった」ことがわかりました。

読むといっても「日本語版のSSS多読法」ではありません

そんな便利なものがあるはずもない。

マークさんが読んだのは(最初は英訳で後に日本語で)、川端康成・夏目漱石・永井荷風・谷崎潤一郎などの日本文学の巨匠たちです。

うろ覚えですが「サザエさん」の漫画も熱心に読んでいたようです。

映画であれば小津安二郎など。

いずれも、リメイクされたものではなく、フルサイズの語彙を備えた原作に、辞書を引きつつあらゆる努力をしながら、取り組んでいたわけです。

語彙カードなどは作成したかどうか、機会はあれば確認してみたいのですが、わかりません。しかし、読みっぱなしではなく丁寧に語彙を覚えていったことは間違いないでしょう。

やさしい読み物をしかもわからない語彙はすっ飛ばしてあるいは適当に意味を類推しながら読む進めるというような学習法ではなかったことも確かです。

そして、マークさんの他の著書で読んだことですが、もっとも頼りにしたのが辞書だったし今もそれは変わらない。

その辞書がどんな辞書だったかというと典型的な例は 『広辞苑』 です。20~30年前に、私たちが今利用しているような「学習用英英辞典」に相当する 「学習用日日辞典」 などありません。今だって、そんなすばらしいノンネイティヴ専用の日本語学習用辞書などありません。ましてや、CD-ROM判で見出し語や例文の標準的な音声を確認したりすることなど夢のまた夢です。

「アンチ・バベルの塔」の建設でも大変なのに、マークさんが「自分の中にオリジナルの日本語データベースを構築」したプロセスはそれこそすさまじい作業だったと思います。

続く...

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英語の語彙:雑談(25)

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『イーディック』 より

count one's blessings

「(不満を言うより)恵まれている面に目を向ける」。

字義どおりには「恵まれていることを数える」。

"Look at my car! A total wreck!" "You should count your blessings. You're lucky to still be alive."
(「見てくれよ,おれの車! 完全におしゃかになっちまった」「不幸中の幸いと考えるべきだよ。生きてるだけでもラッキーだもの」)

Life hasn't been easy, but I count my blessings. A loving family, a job, a house--there are so many.

(人生はけっして楽ではなかったけど,私は恵まれていることのほうを考えるんです。愛する家族,仕事,家。たくさんありますからね)

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これは大事なことですね!

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英語学習法(29)その1

このブログでは、マーク・ピーターセンさんのアドヴァイスやご本人の日本語学習について何度か言及させていただきました。

今回は、 『英語野郎 Vol.2』 に掲載されている「英語ができるようになりたいなら、英語ができないと困る環境に身を置くことが一番です」 という 記事からマークさんのことを引用して、英語学習法の参考にしたいと思います。なお、引用はすべて部分的なものです(太字k.y.)。

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(引用開始) 

 日本人にとって英語の習得が困難なように、アメリカ人が日本語を、それも近代日本文学を専攻するとなれば、日本語を理解できないことから生じるストレスは想像を絶するものだったに違いない。ピーターセンさんはとにかく「読みまくる」ことで日本と日本語へ少しでも近づこうと、猛烈な努力を続けた。「ひたすら read, read, read でしたね。ボキャブラリを広げるのも、日常会話を覚えるのも、文章の書き方を学ぶのも、すべてベースにあったのは”読むこと”でした。とくに文章を書くときは、読んで実につけた表現をよく使いました」 ― 覚えた日本語はすぐに文章や会話で使ってみる。場にそぐわない日本語を口にして「何度も恥をかいた」と言う。試行錯誤を続けながら膨大なインプットを続け、自分の中にオリジナルの「日本語データベース」が構築されつつあるころ、留学の期間が終わろうとしていた。「普通ならそこで学位論文を書き上げて、帰国して、アメリカのどこかの大学に就職するのが一定のコースなんですが・・・日本語に触れれば触れるほど、自分の日本語力のなさを強く感じるようになってしまっていたんですね。それに日本で暮らすことがすごく楽しくなってしまって(笑い)」

(引用中断)

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上記のエピソードの期間はマークさんがフルブライト奨学生として日本に来た1980年から明治大学に専任教員として採用された1986年までの5~6年間です。

マークさんのその間の勉強時間が書かれていないのでわからないのですが、毎日5時間とすると5~6年間で1万時間ぐらい。

猛烈な努力ということですから毎日10時間であっても不思議ではありませんね。その場合は2万時間ぐらいになります。

まず、この学習量を念頭に置いておく必要があります。

続く...

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みなさん、2006年あけましておめでとうございます。

私がこのブログ 「アンチ・バベルの塔」 を書き始めてもう1年4ヶ月が経過しました。

この塔に来てくださる方、この塔に関心を持ってくださるかた、昨年はたいへんお世話になりました。

ほんとうにありがとうございました。

毎年のことですが、振り返って1年の過ぎ去ること矢の如し。

しかし、早く過ぎ去りはしましたが、昨年はまことに充実した1年でした。

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まず、① 2005年度年頭に立てた予定を達成することができました。

私は、2005年度の元旦に、「今年は最後の目標である17万語に向けて「アンチ・バベルの塔」の建設を続行し、遅くとも2006年度中には完成させる予定です。その後もさらに―私にとっては輝かしい―新たなヴィジョンに取り組むべく、目下、鋭意青写真を作成中です」と書きましたが、総語彙数17万語は、どうやら、2006年の3~4月には達成できそうです。

また、「アンチ・バベルの塔」については書籍化のオファーもいただいています。もし出版が実現すれば非常にうれしいことです。執筆その他の作業は「塔の落成」後に腰をすえて取りかかりたいと思っています。

さらに、②新たな「時間とその活用法」を開拓しました。

「アンチ・バベルの塔」の建設は、特に「カード作成終了」までは、文字通りハードな作業でした。少しでも気がたるんでしまうとそのままお釈迦になりそうな緊張をはらんでいました。なんといっても作業時間の捻出が大変でした。仕事も、「塔」建設のために減らしたとはいえ、ありますし、雑用や多少の世間の義理も欠かせません。

そのたいへんな時間のやりくりの中で、早起きが習慣になりました。午前5時20分に起きて6時半には作業にかかれるようにしました。従来より2時間も早くなりました。脳の活動に関するいろいろな本も読みずいぶん参考になりました。たとえば、眠気をさますためには、脳幹網様体を刺激すればいいことを知りました。もっと具体的に言うと、顔をパシパシとたたいたり伸びをしたりすればほんとうに頭がすっきりすることがわかったのです。仮眠も半時間ぐらいが最適であることも発見しました。こうした工夫は、少なくとも私の場合は、著しい脳の活性化に貢献しました。それから、隙間時間も決してばかにならない量になることを今更ながら実感しました。また、その日にやったことの復習は寝入る前に1度やると定着率がかなり高くなることもわかりました。

この「新たな時間とその活用法の開拓」は、これからの生活にも大いに生かすことができます。「アンチ・バベルの塔」の貴重な副産物です。

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早速、今日の元旦から予定の作業をこなしていきます。

今、鐘の音が鳴り響いています。いよいよ2006年です。

今年もまた、みなさまも私も健康でありますように。願いが実現できますように。いい年でありますように。

本年もどうかよろしくお願いいたします。

Thank you.

k.y.

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