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何かを成すには時間がかかる

私は、いつも、英語を学習する際に「時間」をもっともっと意識すべきだと考えています。

「毎日何時間も勉強するより、10分ずつでも毎日勉強するほうがいい」というようなことばをよく耳にします。

他方で、たとえば英語で「どうにかこうにか」読書できる実力を養うためには3000時間程度の勉強が必要です。

3000時間を10分で割り算すると18000日=約50年! 

1日10分は極端にしても、「毎日何時間も勉強するより、少しずつでも毎日勉強するほうがいい」というような表現は、「○○時間勉強すればだいたい△△の力がつく」という観点を無視したことば。

心地よく響く表現ではありますが、実効性は海外旅行の足しになる程度(もちろん、それが承知であれば他の人がとやかく言うことではまったくありません)。

1日10分より、1日1時間、できたら1日3~5時間毎日勉強するほうがいい」に決まっています。

日経の夕刊に、「キャリアの軌跡」という連載 ( http://job.nikkei.co.jp/2007/contents/work/career/ ) があり、私の好きなコラムのひとつです。

2006年1月23日の記事は、「原点はフリーター(石原洋子さん)」。

厳しいけれど豊かな人生を生き抜く女性の物語。その1部を転記しておきます↓。

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 大卒後、就職せず通訳になった。留学で就職準備が不足、入社試験がすべて失敗に終わったからだ。

 いきなりの独り立ち。身分も収入も不安定。でも「会社員の世界を知らないから不安はなかった」。後に会社員になり、働かずに給料がもらえる有給休暇の存在に驚いたくらいだ。

 大企業の社長からエルトン・ジョンまで。「大物」「一流」と評される人間に二十代で多く出会った。「プロは親切で偉ぶらず、誰に対しても対等。そして完成度の高い仕事をする」。いいかげんな仕事をすれば明日から路頭に迷う。厳しいフリーの世界に早くから身を置き、プロ意識の高い人々と接することで、手を抜かない、自ら仕事を開拓するといった基本を学んだ。「フリーター時代が仕事観の原点」と振り返る。

 学者への道を拓(ひら)いた転機は、二十八歳での米バージニア大ビジネススクールへの留学。通訳の仕事は天井が見えた気がした。結婚の予定もない。タイミングよくハーバード大の関係者に出会い、留学を勧められた。「チャンスをつかむには、それをチャンスと見抜けるか、そして生かすかどうか」。七年後、結果は吉と出る。日本人女性で初めてハーバード大の経営学博士号を取得した。

 集中してとことんやった結果、向いていないとわかれば、しがみつかずに方向転換する。理由は明快。「何かを成すには時間がかかるから」。自分が得意なものを早く見つければ、時間を無駄にせずに済む

 ついたあだ名が「見切りの洋子」。通訳、留学、コンサルタント。青山学院大教授を経て現在の職場へ。ほぼ七年周期で新天地に繰り出している。「飽きっぽいのとは違う。完結させてから飛び出すから達成感は大きいし、未練を残すこともない」。新しい物事が好きでマンネリは大嫌い。「だって成長がないもの」

 若い世代には「外に一歩踏み出せ」とハッパをかける。「やらない理由はいくらでも見つかるが、それでは何も始まらない。行動すれば面白い人々に必ず会えるし、世界も広がるわよ」

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傑物で普通の人だとは思いませんがおっしゃることはよく分かります。

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