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英語学習法(29)その2

マーク・ピーターセンさんの日本語学習歴を参考にしながら話を続けます。

前回の記事で、「マークさんは読みまくることで日本語の読み書き・語彙・会話を覚えていった」ことがわかりました。

読むといっても「日本語版のSSS多読法」ではありません

そんな便利なものがあるはずもない。

マークさんが読んだのは(最初は英訳で後に日本語で)、川端康成・夏目漱石・永井荷風・谷崎潤一郎などの日本文学の巨匠たちです。

うろ覚えですが「サザエさん」の漫画も熱心に読んでいたようです。

映画であれば小津安二郎など。

いずれも、リメイクされたものではなく、フルサイズの語彙を備えた原作に、辞書を引きつつあらゆる努力をしながら、取り組んでいたわけです。

語彙カードなどは作成したかどうか、機会はあれば確認してみたいのですが、わかりません。しかし、読みっぱなしではなく丁寧に語彙を覚えていったことは間違いないでしょう。

やさしい読み物をしかもわからない語彙はすっ飛ばしてあるいは適当に意味を類推しながら読む進めるというような学習法ではなかったことも確かです。

そして、マークさんの他の著書で読んだことですが、もっとも頼りにしたのが辞書だったし今もそれは変わらない。

その辞書がどんな辞書だったかというと典型的な例は 『広辞苑』 です。20~30年前に、私たちが今利用しているような「学習用英英辞典」に相当する 「学習用日日辞典」 などありません。今だって、そんなすばらしいノンネイティヴ専用の日本語学習用辞書などありません。ましてや、CD-ROM判で見出し語や例文の標準的な音声を確認したりすることなど夢のまた夢です。

「アンチ・バベルの塔」の建設でも大変なのに、マークさんが「自分の中にオリジナルの日本語データベースを構築」したプロセスはそれこそすさまじい作業だったと思います。

続く...

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