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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(2)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

徹底反復

 学校では多様なことを教えます。だから、、あることを生徒に教えたとき、その事柄を生徒が理解して結果を出す頃には、もう次のことを教え始めています

 土堂小学校でも、もちろん多様なことを教えていますが、読み書き計算は徹底反復させています

 同じことを徹底反復させる理由の一つに、生徒に自信をつけさせるということがあります。一つの文章を徹底的に、音読します。あるとき、急にスラスラと読めるようになり、暗証ができるようになると、子供は自信を持ちます

 100マス計算でも、急に20秒くらいタイムが早くなることがあります。私たちは、それを「突き抜け」と呼んでいるのですが、毎日やっていると時期の早さに差はありますが、「突き抜け」がやってきます。意外なことに、子ども自身は急に早くできても、まぐれかなぁと思ってしまいます。そのようなときに、教師がしっかり気づき、「すごい伸びたねー!」と子供に成長を気づかせてあげます。そうすると、子供にとってすごい自信となります。子供が、もっと難しいものが欲しいと言いだしたら、確実に子供は成長し出しています。そのようなときに、「今までは、こんなに難しいの嫌だって言っていたのに、今はこんなに簡単なのじゃ嫌だと言っているよ」と、その成長を指摘してあげることも大切です。

 勉強ができるかできないかは、実のところ、多くがメンタルによると思います。子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切なのです。

(引用中断)

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陰山先生はすごいことをこんなに短い文章の中に見事に要約しておられる。達人たる所以(ゆえん)ですね。

子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切」という指摘は何と的を得たことばであることか!

英語の文法・構文の授業のことを考えてください。生徒が未消化なまま次から次に新たな事項を教えていきます。反復と言えるような反復はまったく行わずにどんどん前に進みます。生徒は嫌になってしまいます。「子供が、次から次へと新しい課題を欲しがるようなシステムを作ることが大切という理想とは程遠い教育が行われています。

その結果、大人になってから「文法など何の役にもたたない。かえって弊害だ」などという暴論がまかり通ることになります。

文法が役に立たないのではなくて、習ったものを未消化のままに放置してその結果何も身についていない、だから役に立ちようがないというのが真実です。

なぜそうなるのか?

その理由は反復練習の欠如に尽きるでしょう。

そうだとしたら、どんな風に反復練習させたらいいのか? そんな時間はあるのか?

続く...

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