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小学生を元気にする達人・陰山英男先生(5)

広島県尾道市立土堂小学校・校長(2006年より立命館教育開発支援センター教授に就任予定)の陰山英男さんは、漫画 『ドラゴン桜11』 に寄稿して次のように書いておられます(タイトル以外の太字k.y.)。

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(引用再開)

ものさしが一つ

 土堂小学校の強みは、ものさしが一つしかないということです。そのものさしとは、「子供を伸ばす」ということです。

 特に学力のことだけを学校が気にしていていいのかという批判をよく受けます。けれども、そもそも学力とは何なのか? 学力とは総合力です。生活習慣の改善を主張したのもそういう理由です。すごく汚い環境とか、いつも友達とケンカをしているような環境で学力が伸びると思いますか? どうすれば子供は伸びるかということの軸一本に絞って考えることで、環境も整ってくるし、環境が整えば学力も上がります。教育に関しては、それぞれの人がそれぞれの意見を持っています。そのようなときに、ものさしが一つしかないということは、逆に強みになるんです。私自身が迷うことがありませんしね。

 学校には、親からの色々な要望があります。もっと宿題を増やしてくれとか、減らしてくれとか、人によってそれぞれです。そのときに何を優先するのか。こちらのものさしが一つだと、何を優先すべきか迷うことがありません。子供を伸ばすためには、このようにしたほうがいいと、軸がぶれることなく保護者に説明ができます。そうすると、みんな納得してくれるのです。子供が伸びるのであれば、常識外のことであっても貪欲にするつもりです!!

(引用中断)

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学力とは総合力」だというのは至言でしょう。子供を、その生活習慣を食事も含めて改善することによって、元気にし、その結果学力も向上するのであれば文句の言いようがありません。

私の経験からしても、元気のない生徒は一様に成績も停滞・後退しています。そんな生徒でも、元気になれば、勉強の能率が数倍アップし、ふてくされたりブツブツと文句をいったりすることが徐々になくなって、生き生きしてきます

勉強や塾ばかり強制されて睡眠不足になっている子などは、ちゃんと寝させてあげるだけでえらく違います。あとは ― その元気に乗じて― あせらずに時間をかけて指導してあげたらいい。体と頭は一体です。
 
学力とは総合力」だということはあたりまえのように思えるのに、それを念頭においた教育を実践する学校が少ない。だから、陰山先生の業績が目立つ。

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