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チャンクについて・続

前回に:

「連語認識」あるいは「 chunk = 連語 (決まり文句)が言語の自然な運用に大きな役割を果たしているという自覚」が、日本の英語学習者にまだまだ弱い感じがします。

また、市販の単語帳は山ほどありますが連語の教材はずっと少ないし、スラングに至ってはほとんどない状態です。

リスニングのトレーニングに関しても、chunk = 連語 (決まり文句) の類推が決定的な役割を果たす場合も多いことを明確に指摘した教材は少ない。

発音やリエゾンその他の音声現象になれることも必須事項ですが、chunk = 連語 (決まり文句)の知識がないあるいは十分ではないために ― 音が聞こえないと ― とたんについていけなくなる事実にも注目すべきです。chunk = 連語 (決まり文句)に習熟していたら、聞こえない言葉でも瞬時に類推できることがあるわけですから楽です。

だから、「私達はいつも連語の知識による予測をしながら言葉によるコミュニケーションをとっているので、次になんという言葉が続くのかを容易に言い当てることができるのです」という事実をしっかり自覚して語彙強化に励む必要があります。

さらに、活用語彙を強化する際にも ― 語彙のレヴェルにかかわりなく ― この chunk = 連語 (決まり文句) を強く意識しなければなりません。

自然な英語を身につけるためには chunk = 連語 (決まり文句)の充実が欠かせない。

だから、当然のこと、「アンチ・バベルの塔」のかなりの部分も chunk = 連語 (決まり文句) で占められています。

と書きました。


chunk は学校ではほとんど学習しないし、入試・資格試験の勉強の範囲外でもあるために、教材も稀で学習する機会がない。

他方、ネイティヴ・スピーカーは日常の生活のなかであたりまえのように身に着け頻繁に使っている。

だから、チャンクは、特に日常の意思疎通のためには、なくてはならないものです。

そんなチャンクは、英和辞典より学習用英英辞典の方に数多く収録されていて、語義の説明・例文もこなれていると思います。

たとえば ( Oxford Advanced Learner's Dictionary より )

gone

1 ( of a thing ) used up:‘Where’s the coffee?’ ‘It’s all gone.’

2 ( of a person ) having left a place; away from a place:‘Is Tom here?’ ‘No, he was gone before I arrived’.

3 ( formal ) used to say that a particular situation no longer exists:The days are gone when you could leave your door unlocked at night.

4 (BrE, informal ) having been pregnant for the length of time mentioned: She’s seven months gone. How far gone are you?

チャンクは、「聞いたらさっと了解できて、自分でも適宜に使えるかどうか」がポイントですね。

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