« 現実的な語彙強化(3) | Main | 現実的な語彙強化(4) »

コメントにお答えする(6/2006)

marino さんへ。

実にていねいなコメントをいただきました。ありがとうございます。

すぐにお返事をと思いながら、あれやこれやと用事が重なり、書くこともまとまらないうちに時間が打ちすぎてしまい、失礼しました。

さて、辞書暗記ですが、お察しのように容易な作業ではありません。

しかし、私は ― 実にいろいろな試行錯誤を繰り返してきた結果 ― 他の方法で辞書暗記と同じ成果をあげることは不可能だと考えています。もっといい方法があればぜひ知りたいのですが、今のところまだそんな情報はありません。情報がないというより、ネイティヴ・スピーカーなみの語彙力養成など真剣に考えている人はほとんどだれもいないというのが実情かもしれません。

> 今ではすっかり私も挑戦しようという、そういう気持ちで、はやくも辞書暗記の一歩を踏み出したいばかりです。

「そのお気持ちがどうか持続しますように」と願っています。断念される方は非常に多い。いや、ほとんど断念される。「早くあきらめてよかった!」とおっしゃる方さえいます。

「蓼食う虫も好き好き=辛いタデを好んで食う虫があるように人の好みはさまざまである」というしかないのかもしれません。

私は、もちろん、「あきらめないでよかった!!」と思っています。

> ハリウッドなどの映画がとても大好きです。日本映画にはみられないスケールの大きさには映画を感じてしまいます・・・私の場合は映画を字幕なしで、楽しみたい。映画を見ているときに、よくそう思います。

よく分かります。

> 私は欲張りで、英語を自分の言葉として話したいという漠然とした目標も、ホントに輪郭がぼんやりとしたものではありますが、持っています。自分が映画が(英語の音楽も)好きでそれを字幕に頼ることなく理解し、理解できることができるのなら、いろんな思いを自分の言葉にして話したい。そう思います。

ほんとうによくわかります。私だって同じです。外国語に興味のある人は、実はだれでも、「母語では表せない気持ちを外国語で表現したい(ドナルド・キーン)」という潜在意識を持っているのかも知れませんね。

> とにかくはじめることです、それに尽きるなと思います。

そうですよ! やってみたら、何かが見つかる。やらなくては、何もわかりません。評論家ほどくだらない存在はない!「この今が、大きなチャンス」です。mario 式が誕生する可能性もあります。

> 正直言ってコツコツというのは、あまり得意ではありません。

得意不得意というよりも、私などにはそれしかないのです。もっとも、語学の天才といわれる人たちのコツコツ度は桁外れのすごさです。

> 単語帳より辞書のほうが一番の近道だということ・・・

ところが、見かけはおそろしく遠回りのように見えてしまうのです。だから、ほとんどだれも通りません。

> このコラムを惜しげもなく公開してしまっていいんですか?

こんなことを言っていただくと実に恐縮してしまいます。私も諸先輩の勉強法からずいぶん学ばせていただきました。ほんとうに感謝しています。私のブログも、ほんのちょっとだけでも参考になればうれしいです。

また、「辞書暗記」ではなく「辞書読み」だけでも大いに有益なことだと言っておきたいです。

> ・・・塔として5万語という数の語彙を目標に・・・当面は小さな目標として1万語、そのしたに基本語彙の6000語を設定したいと思います。

それが一番いいです。まず、6000語が目標です!

> 私が一番初めに使うに適した辞書を紹介して欲しい・・・

私がこのブログで紹介している辞書はすべていいと思いますが、今回はそのうち次の2点を、あげておきます。あとは、おっしゃるように、書店に出向いてじっくり吟味なさることをお勧めします。

① 『ジュニア・アンカー英和辞典(学研)』→ 6000語用
見出し語:約7900 
名詞の複数形、動詞・形容詞・副詞の変化形:約3500
イディオム:約1400
総計:約12800の単語・イディオム
中学生用の辞書ですがじっくり覚えて決して損にはならない辞書です。このレヴェルの辞書は軽視されがちですが、もっと注目すべきだと思っています。辞書暗記のコツをつかむためにも絶好の機会を提供してくれます。やり通すのも比較的容易でしょう

② 『ニューヴィクトリーアンカー 英和辞典(第2版 学研)』→ 1万~中期の目標(あるいは最終目標)
見出し語:約2万5300 
成句:約5500
語形変化・派生語など:約1万5200
総計:約46000の単語・成句
すばらしい、辞書です。ぜひ、検討してください。

> 私は辞書の転写をはじめに一度すましてからそのあと暗記に取り掛かるのが自分にあっているかなと思います。

私も大賛成です。精神的にもそのほうが負担が軽くなりますし、辞書を読むというたいへん価値のある副産物を得ることもできます。

以上、何かのヒントにしていただければS幸いです。

これからもよろしくお願いします。

Thank you.

k.y.

|

« 現実的な語彙強化(3) | Main | 現実的な語彙強化(4) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/8885622

Listed below are links to weblogs that reference コメントにお答えする(6/2006):

« 現実的な語彙強化(3) | Main | 現実的な語彙強化(4) »