« 現実的な語彙強化(12) | Main | 現実的な語彙強化(14) »

現実的な語彙強化(13)

認識語彙が2~3倍になったら、読書力はそれ以上に伸びます。また、読書力だけではなく、リスニング力もまったく違ってくる。

読書とリスニングはよく似ている。似ていて当然でしょう。読書に音をを付与したらリスニングになるからです。

『The Da Vinci Code』 を日本語と同じように楽しめるようになったらそのCD版も日本語の朗読を聞いているように楽しめるようになります。

ただし、「文法・構文をマスターしていること」及び「音声を伴った語彙強化をしていること」という条件があります。

また、音声をマスターするためには、「発音記号」を完全に習得し、つまり発音記号だけで文章を記述できるようにし、未知の語彙は完全な音声を添えて覚える必要があります。

各語彙(単語及びチャンク表現)だけではなく、その語彙が含まれる句や節や文章も正しく音声化できる必要があります。

我流の発音はいただけません。せっかく覚えてもリスニング力はあまり伸びないし、読書のリズムも不自然なものになって時には意味を取り違えてしまう可能性もあります。

だから、「学習用英和辞典」 で「アンチ・バベルの塔」を立てるときは、音声が充実した「学習用英英辞典」の併用をお勧めしたい。『ワードパワー英英和辞典』 などもたいへんいい辞書ですが音声のバックアップがないので同様な配慮が望まれます。『Longman Dictionary of Contemporary English』 は各例文にも音声がついていますから大いに助かります。何度も言いますが、私が若かったころとは隔世の感があります。

他方で、やさしいものを多読・多聴し、ハイブローなものも多読・多聴し、ハイブローなものは時に精読・精聴する ― というのはあくまで理想ですから、各自の状況に応じてできるだけのことをする。

2~3年で爆発的に語彙を増やしたいのであれば、その期間は、大勢、「アンチ・バベルの塔」に傾倒しても一向にかまわない。ただこれはなかなかしんどいことでしょう。そんなことが可能な環境にいる人も極めて少ない。ひとつの選択肢ではあるということです。


|

« 現実的な語彙強化(12) | Main | 現実的な語彙強化(14) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/9152250

Listed below are links to weblogs that reference 現実的な語彙強化(13):

« 現実的な語彙強化(12) | Main | 現実的な語彙強化(14) »