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現実的な語彙強化(16)

インターネットが普及し、辞書にディジタル・テクノロジーが導入されるようになって利便性が飛躍的に向上し、ここ2~3年来オンラインの情報がどんどん多様化し厚みを増し、辞書・百科事典その他の情報集積媒体の改定が、今までの数年~10年単位ではなく、月単位で行われるようになってから、英語を取り巻く環境も急激に変化を遂げてきています。

私が若かったころ音声(最初はカセットテープ後にCD)が完備した英語学習雑誌は研究社の 『時事英語研究』 しかなかったのですが、その雑誌も数年前に廃刊になりました。30年間にわたってたゆまず購入し続けた 『時事英語研究』 の大量のバックナンバーも、今年の大整理の際に他の部屋に移されて私の周りから姿を消しました。ずいぶんお世話になった雑誌でしたが、もはや常に身辺に備えておくほどの実用性はなくなっていました。

今主に使っているのはHDD上の各種の英英・英和・国語辞書と『KOD(研究社のオンラインディクショナリー)』 と 『ジャパンナレッジ(Japan knowledge)』 などです。紙の辞書は、もちろん愛用していますが、今はむしろ脇役です。

最近はMITやスタンフォード大学などの授業その他をよく見聞きするようになりました。こんなにおもしろいものまで無料で公開されているのですからうれしい限りです。たとえば、イマニュエル・カントの「もの・もの自体」といったようなことについて有名な教授たちのレクチャーや討論を自室にすわりながら無料で聴ける! なんとも優雅でぜいたくなひとときです。

若いみなさんは、ディジタルのデータや学習素材・機器をもっと幅広く活用されているはずです。

英語・日本語の活字媒体もそれこそ汗牛充棟! 

学習者にとっても、これほど手段や素材が完備され月単位で更新されるような環境は理想に近いでしょう。

そこで思うのです。

これからは英語を(英語に限ったことではまったくありませんが)学習する人たちの世間がもっと広くなるのではないか? 1万語前後しか語彙力のない人たちが、専門家も含めて、「英語は語彙力ではない」などといっておられる時代ではなくなってくるのではないか? 目の前にすばらしく美味なものが並んでいるのに、無意味に禁欲して、食べようとしない変な風潮は徐々に退潮するのではないか? 「児童食」を偏食する人も減ってくるのではないか? 多忙などの理由で禁欲せざるを得ないとしても、少なくとも自分のポジションを自覚・痛感する人が増えるのではないか? そしたら「アンチ・バベルの塔」もあちこちに建つようになるのではないか(^^;)!? そういうふうに思っているわけです。

みなさんはどう思われますか?

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そして今日(2006年3月21日)は、何よりも:

Japan shines brightest on Classic's top stage !!

おめでとう、ございます。

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いよいよ春ですね。

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