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現実的な語彙強化(11)

前回に、語彙強化に反対する人には二つのグループがあるという話をしました。

ひとつのグループは日本語でも控えめな語彙数で生活してほとんど不便を感じていない、ましてや外国語の英語の熱心な語彙強化などなぜやるのか実感がわかない、片言でも楽しめれば御の字だと思っている、いや、語彙強化などには元来興味がない人たちです。英語などまるで必要でない日常であればむしろ当たり前のスタンスだろうと思います。

2つ目のグループは、語彙強化に猛烈に反対する、しかしTIMEと暇があれば格闘し、市販の内外の単語帳にも熱心な興味を示すような人たちです。自分の日本語の語彙力に英語の語彙力がはるかに及ばないことを知っていながら過去に何度も語彙暗記に失敗して、「辞書暗記」の主張を聞いたりすると、「そんなことは無駄だ、やさしいものをたくさんがいい」と言ったりする、矛盾に満ちた、語彙難民とでも言える人たち。

語彙難民の中にはもうあきらめた人たちもいます。そんな人たちは、語彙強化に反対も賛成もしません。

そして、反対するグループとあきらめたグループを除いたその他のグループは、英語を熱心に学習している、語彙難民にはなっていない希望に満ちた人たちです。あれこれと工夫を凝らして、できるだけ語彙を増やしたいとそれなりの努力をし、実際効果も感じている、まだ頭打ちになっていない人たちです。

私は、そうした人たちすべてに、まず辞書を読むおもしろさを知って欲しい。理由を聞かずにまず読んでみて欲しい。必ず「辞書って案外おもしろいなあ!」と感じる人が出てきます。中学生用の英和辞典でもニューヴィクトリーアンカーでもいいです。だれだって単語帳をかじった経験があるはずですから、それに比べて辞書の内容の豊かさに驚く、わかりやすさや実用性を発見する、人が、必ず出てきます。

まだ語彙難民にはなっていない希望に満ちた人たちであれば、ほとんどの場合、学習用辞書のおもしろさに気づきます。市販の単語帳をはしごするより1冊お気に入りの辞書に取り組むほうが比較にならず有益なことに気づきます。そうなれば、ある段階で足踏みして空回りし、やがて語彙難民に至る道を歩まないですむチャンスにめぐり合えたことになります。見通しがつくようになります。これだけを、こういうふうにやれば、ここに達することができるという見通しがつく船と航路とコンパスを手に入れることになります。

そのあとで、長い航海の計画を充分な余裕をもたせて検討すればいい。

途中で何度も軌道修正してもかまわない、いや、当然そうなる。それは誤差の範囲に収まる。

やがて、設定した目標がはっきり見えくる

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