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現実的な語彙強化(5)

前回に、sd さんからのコメントに関連して、「記憶の保持作業は生涯続ける」と書きました。

私は、過去に、完全に暗記したつもりの脳内語彙リストが半年もするとあちこち破損してしまって落胆したことが何回もあります。それを繰り返したくないという気持ちが強くあります。記憶状態を常にモニターして劣化を食い止めなければなりません。「あれもこれも暗記したことがあるけれども思い出せない」というあまりうれしくない現象の発生を防がなければなりません。

忘れて覚えまた忘れて覚えしながらも徐々に語彙を増やしてきたことも事実だし、語彙の意味を、単独で見た場合には思い出せなくても、コンテクストの中ならすぐに思い出すことができる場合も多々あった。半永久的に忘れないだろうと思える語彙も増えていった。

しかし、そのような過去の推移と「アンチ・バベルの塔」の完成が近い今とでは、つまり、「塔」の前と後ではまったく事情が違うのです。

なぜ違うのか?

私の「アンチ・バベルの塔」は最終ヴァージョンだからです。もう、今までのように、新たな未知語彙のリストを作成し続けなくてもいいわけです。

私は、英語の語彙を無限に覚える必要はないと考えています。私の日本語の語彙数は6万語前後ですが、一般的な語彙に関する限り、これ以上の語彙を意識的・計画的に強化する必要を感じません。現行の語彙力で充分事足りているからです。

英語の場合も、同様に、最高限度まで語彙を蓄積すればそれ以上の語彙強化は必要ではないと思っています。その最高限度=最終ヴァージョンとは、もう何度か言及しましたように、「上級学習英英辞典」の語彙のことです。

私の「アンチ・バベルの塔」は「上級学習英英辞典」から未知語彙を選択したという意味で最終ヴァージョンです。

何が違うのか?

気持ちが違います。「塔の前」に比較して、今は大きな安心感があります。いったいどれくらい覚えたら充分なのか分からないままに呻吟していた「塔の前」とは違って、必要なもののすべてがすでに視野に収まっているという安堵感があります。「普通の人間」がひとつの言語について ― 読書の認識語彙に冠する限り ― 習得すべき際限に近づいているという満足感があります。

もちろん、「アンチ・バベルの塔」をしっかりメンテナンスしたからと言って、未知語彙が消失するわけではありません。

しかし、これからは、英語の未知語彙に対しても、日本語の未知語彙に対処するのと同じように接していけばいい。使われない語彙は忘れるし長く使われる語彙は頭に残っていく。それでいいと思っています。

併行して、「塔語彙」の深化と活用語彙化を促進する

続く...

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