« 2重言語生活 | Main | もにもに さんへ。 »

学習用英英辞典とネイティヴ用英英辞典(1)

①学習用の辞書と②ネイティヴ用の辞書はまったく異なる。

「アンチ・バベルの塔」で暗記の対象にするのはあくまで①であって②ではない

ところが、①と②を混同しているあるいは区別していない人が案外多いようである。

「広辞苑」を暗記する人などいないでしょうといって辞書暗記に反対する人たちは、前にも述べたように、①と②をまったく区別していない。広辞苑は②の辞書だということに気づいていない。

日本(語)には①に属する辞書がないから、辞書だときくと②の辞書しか頭に浮かばないからだろうと思う。

①と②はどのように違うのか、典型的な例として英英辞典の場合を念頭において、検討してみよう。

(1) まず掲載されている語彙数が、①は②に比較して圧倒的に少ない。①は現在普通に用いられている語彙だけを掲載しているのに対して②にそんな制限はいっさいない。この点については以前から何度も言及しているのでここでは触れない。

(2) ①の場合各語彙の定義に用いられる語彙数は2000~3000語に制限されているが、②の場合そんな制限はない。したがって、①と②では、各語彙の定義の仕方がまったく違う。

(3) ①にはいくつかの役割があって、そのひとつは、非ネイティヴ・スピーカーの学習者が②を使えるように準備するという役割である。つまり、①は、ネイティヴ・スピーカーにとっては、本来の意味での辞書ではない。

続く...


|

« 2重言語生活 | Main | もにもに さんへ。 »

Comments

もう、更新は無いのでしょうか?
お元気でしょうか、管理人さん。

自分は、まだ大学受験Lvの単語の暗記ですが、
大学入学後にはアンチバベルの塔を作ってみたいと思います。

Posted by: もにもに | May 10, 2006 at 10:30 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/9735872

Listed below are links to weblogs that reference 学習用英英辞典とネイティヴ用英英辞典(1):

« 2重言語生活 | Main | もにもに さんへ。 »