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語彙強化の前提(1)

語彙強化を実行する際に、①目標語彙数(自分はいくつの語彙を覚えるのか?)と②目標達成に要する時間数をちゃんと意識しておくことが大事です。

①は容易に決めることができます。その際に、「英検○級単語集」とか「TOEIC○点単語集」とかいうような他人(=教材マーケット)が決めた基準ではなくて、ネイティヴの「小学低学年レヴェル、小学高学年レヴェル、中学生レヴェル、高校生レヴェル、大学生レヴェル、標準的な社会人のレヴェル、高度な知的活動が可能なレヴェル」というような基準に沿って目標語彙数を定めることがポイントです。

分かりにくければ、日本語の「小学低学年レヴェル、小学高学年レヴェル、中学生レヴェル、高校生レヴェル、大学生レヴェル、標準的な社会人のレヴェル、高度な知的活動が可能なレヴェル」を考えてみて、自分や周囲の人たち、小説家、言論人、その他の人たちの言語活動を観察したら、具体的なイメージがわくでしょう。

また、小学生でも、3年生ぐらいからたとえばハリーポッターを楽しんで読むことができるし、上級生なら大人の小説を読む子もいます。

そんな現実のレヴェルを基準にするべきです。

②も自分なりに計算できますが、これは計算どおりには決していかないでしょう。計画の2~数倍かかるのは常態です。しかし、これだけの時間やれば何年何月には終了するという意識は常に持っておかねばなりません。時間無視のボキャビルは実はボキャビルではない

語彙強化は、芸術などとは異なり、必ず終わらせないと意味がないからです。

換言すれば、永遠にやる必要はない作業です。「上級学習英英辞典」にある語彙以上の語彙は(いわゆるボキャビルの対象にする)必要がないからです。

ネイティヴ・スピーカーでもそれ以上の語彙を習得していない(高度な語彙パズルの語彙や専門語彙などは除く)。

「上級学習英英辞典」以上の語彙は、必要に応じて、それこそ(学習辞典ではない普通の)辞書を引いて確かめたらいいわけです。

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