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限定・単純・徹底反復 ・続

陰山先生のの 「限定・単純・徹底反復」  「早寝・早起き・朝ごはん」 教育が過疎の小学校で画期的な成果をあげ、陰山先生著 『本当の学力をつける本』 は全国で注目を集めた。

他方、「売名行為」などという非難も受け、出るくいはひどくたたかれた。

しかし、3年前に校長公募で採用されて赴いた「文科省指定研究校・尾道市立土堂小学校」でも、圧倒的な成果を達成し、授業は常時公開し、著名な人士を招いて特別授業も実施した。

もはや、容易にたたけるほど非力なくいではなくなっていた。

児童は塾に通わず、7時過ぎに登校 → 清掃やドッジボール(脳のウオーミングアップ) → 授業 という毎日を過ごす。

限定・単純・徹底反復」を軸とするリズミカルな繰り返し学習が、子どもの脳の発達を加速させ、学力の目立った向上につながる。

児童の潜在能力が ― 公開授業で注目され、成績向上で学校や家庭で褒められ ― どんどん引き出される

幼稚園や小学校から塾漬けにされてストレスをためこむ「お受験児童」の対極にある子どもたちの成長ぶり。

私は、特に幼い児童には、抽象的な知識を詰め込むより、単純で熱中できるものを与えてやるほうが、よほど効果が大きいと思う。

何か単純なことに夢中になることで、脳がフル回転する。たとえば、幼稚園児なら ― 「英語や図形」 など教えるより ― 我を忘れて泥んこになって遊ばせてやるほうがよほど脳の刺激になる。体も元気になる。

陰山先生は学科教育でその原理を応用し、心身共に元気な子どもの育成に成功された。

知能指数で見た場合、尾道市立土堂小学校の児童の42%が120以上だという。

120以上のIQ保持者が全人口に占める比率は通常7%内外であることを勘案すると、陰山先生指導下の児童たちの脳がいかにパワフルであるか明らかである。

そして、そんなことより何よりも、児童が生き生きしていることに注目したい。

脳が活性化すると、人は輝く

学力向上は、そんな輝きの数字に表れる一側面である。

限定・単純・徹底反復」  「早寝・早起き・朝ごはん」 が、児童の数値化できない側面についても、大きなプラス効果を及ぼしているだろうことは想像に難くない。

陰山先生は 「児童は純粋で、注目されるのが大好きです。土堂小学校にきた人はみな児童が元気だと褒めてくれますが、褒め言葉に一層学習の磨きが掛かる。子どもは家庭でいつも見て褒められる環境にあれば非行になど走らない。それは初等教育の原点」 と語っておられます。


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