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辞書の威力(1)

書店の英語教材コーナーにはありとあらゆる参考書が並んでいます。

「これが生の英語」という趣旨の、つまり、「現地に留学や移住しないかぎり分からない英語」という趣旨の本もかなりあります。

ネイティヴ・スピーカーが書いた「本当の英語」という趣旨の表現集などもたくさん出版されています。

同じようなことがあちこちの本に表紙のデザインとタイトルと趣向を変えて書いてあります。

ところが、実は、そんな本に書いてあることの大半が1冊の英語の辞書の中に収められています。

たとえば、『これが本場の英語だ イギリス留学で発見した「日本では見えなかった英語」』という本がありますが、何と、その本に書いてあることはすべて学習用英英辞典に書いてあります。著者がいかに辞書を利用していないかがよく分かります。

だから、辞書は、まだまだ未開の宝庫、知る人ぞ知る宝庫のままに放置されているのが現状です。

もちろん、辞書に載っていなくて現地に行かなければ分からないことは無数にあるでしょう。それは、日本語に関してもまったく同じです。私の母語・生活用語は、関西弁で、東北弁などは理解できませんし沖縄弁などもさっぱりわかりません。用語自体・語法・間の取り方などなど標準語とはかなり違います。標準語しか使わない人から見たら関西人は(東北の人や沖縄などの人も)バイリングアルです。テレビのバラエティー番組もまったく趣が違います。

また、同じ地域に住んでいても人それぞれです。普段使われる語彙がまったく違うために互いに交流がほとんどない場合もあります。棲み分けがあるのです。業種によっても生活環境によっても違います。
すべて、周知の通りです。

しかし、国内外を問わず、何かの必要に迫られて異言語環境に置かれても、数ヶ月~1~2年暮らしていれば、必要な範囲での適応は充分可能でしょう。ただし、(日本語であれ英語であれ)ある程度以上の、できれば5万語前後の、言語コーパス上出現頻度の高い語彙を知っているという前提があります。

英語の場合、「アンチ・バベルの塔」の塔主になれば、その前提をしっかり満たすことが可能です。

私? 当面、この居心地のすこぶるよろしい、今の環境を離れる気はまったくありません。また、英語を使ってしたいことは、仕事以外に、和書と同程度に洋書を読むのを楽しむことだけですから、あえて外国に住む必要もありません。

みなさん、(もう聞き飽きた人もおおいでしょうが)辞書を読みましょう

できたら、覚えましょう

そして、おおいに和書・洋書を ― 時には声を出して(音声は絶対に無視しないこと!)― 読みましょう

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