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辞書の威力(5)

辞書の威力(3&4)で、「上級学習英英辞典」は、非ネイティヴ・スピーカーの英語学習者に対して、「どれだけの質・量の単語及びチャンク表現を習得すればいいのか」という最終目標を客観的に明示してくれるという話をしました。

今回は、その「上級学習英英辞典」が英語学習に必要な時間を大幅に短縮させる威力も持つことに言及します。

しかし、その前に、ことばには大別して次の2つのカテゴリーがあることを確認しておきます。

① 教科の学習を通じて習得することば

② 日常生活を通じて習得することば

まず、① について考えて見ましょう。

英語のネイティヴ・スピーカーは、英語の語彙を ―「英語」という教科だけではなく、数学や理科や社会や音楽や美術や体育その他の多様な教科の学習を通じて ― を蓄積していきます。

その間小学校から大学にいたるまで16年間、学校+予習復習で毎日5時間ぐらい勉強するとして、およそ3万時間を費やして英語でものを理解・記憶・思考・表現する能力を養っていくわけです。毎日の学習時間がもっと多かったり大学院その他で学んだりすると4万時間前後になるかもしれません。

そんなネイティヴ・スピーカーの語彙力に迫る最良の方法は何でしょう?

16年間以上(3万~4万時間)にわたって再教育を受ける必要がないことは明らかです。大人の日本人なら、既に、同程度以上の知識や語彙を日本語で獲得しているからです。

多様な科目・項目に及ぶ概念(知識や語彙)は既に学習しているわけですから、後はその概念を ― 必要な範囲内で ― 英語に翻案すればいいだけです。

その必要な範囲を客観的に示してくれるのが「上級学習英英辞典」です。これだけを英語で習得すればいいという項目を設定してくれるわけです。

その結果、「上級学習英英辞典」の活用によって3~4万時間を5000~1万時間(個人差大!)に縮めることができる。

最低限必要とされる義務教育の範囲に限定すれば、上記の ② も含めて3000~5000時間で習得可能でしょう。

「辞書を覚えるなんて効率の悪いこと!」という声が圧倒的ですが、それ以上に効率よく過不足なく必要な語彙を習得する実証済みの方法がありますか? 

だいいち、膨大な語彙の中から必要な語彙を、自分で、過不足なく、どのようにして選び出すのですか?

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