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辞書の威力(3)

辞書は、語彙強化の面からみても、特別な威力を持っています

私が、辞書暗記を主体とする「アンチ・バベルの塔」を主張するのは、そのためです。

辞書暗記で最大の威力を発揮するのは、英語以外の言語を母語とする英語学習者のための辞書である「①上級学習英英辞典」です。「②大人のネイティヴ・スピーカー用の英英辞典」 ではありません。① を暗記することは可能ですが、② の暗記は膨大すぎて不可能・不必要です。

は20世紀末に出現した画期的な学習辞書でそれ以前には考えられなかった傑作です。

IT技術を駆使した巨大なコーパスに基づいているという点で画期的なわけです。

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統計処理をした語彙の選択に過不足や偏りがなく語法の記述はその道の複数のプロによるチェックを経たもので普遍性がある

普通に生活しものを読むのに必要な語彙だけが精選され、それを超える語彙は含まれていない。この語彙レヴェルは、それなりのネイティヴ・スピーカーが ② なしに理解できる語彙レヴェルに相当する

だから、A : ① を暗記することは、通常の(知的)生活に充分なサイズの語彙を獲得することを意味する。

また、収録語彙のサイズは「普通の雑誌やペーパーバックに使われる語彙の98%」に達していて、ただし、それを超えるレヴェルではない。

ネイティヴ・スピーカーを対象とした調査によると、楽に読書ができて同時に新たな語彙を獲得可能な語彙サイズはこの98%以上であることが分かっている。読書をしながら語彙強化が可能なサイズである。

だから、B : ① を暗記することは、多読による語彙強化という日本語では可能な途(みち)を英語でも開くことになり、「アンチ・バベルの塔」のような特別に意識した語彙強化はもはや必須ではなくなる(専門用語などは別)。

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A 及び B こそ、辞書( ① )が語彙強化の面からみても、特別な威力を発揮する理由なのです。

追記: 本文とはあまり関係ないですが http://aoitani.net/aotani/English/English_Study_Group_2006.html はおもしろいです。全部読まれたし。なお、たとえば京大(法)の平均的な英語のレヴェルは英検準1級ぐらいでしょう。

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