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そもそも、なぜ、単語集さらには辞書の暗記が必要なのか(3)

従来、「そもそも、なぜ、単語集さらには辞書の暗記が必要なのか? 」という発想はなかった。

さらに、どれくらいの語彙を覚えたらいいのかという明確な基準や上限もまったく示されていなかった。

したがって、何をどのように覚えたらいいのかという方法論もなかった。

「なぜ、語彙の暗記が必要なのか?」という真の理由が明らかにされないままであったから、真の語彙暗記の基準・上限・方法論も検討されなかった。

「大学受験があるから」とか「英検やTOEICやTOEFLなどの資格試験をうけるから」というのは、目先の理由であって真の理由ではない。

真の理由は、「英語のノン・ネイティヴ・スピーカーとして英語を習うため」である。

目先の理由がいつの間にか真の理由と混同され、大学受験や資格試験という目先の目標が英語習得という真の目標と混同されている。

現実は、混同どころではない。同一視である。ややもすると、資格試験のトップレヴェルと必要充分なレヴェルを同一視している。語彙レヴェルについても同様である。

その結果、暗記すべき語彙数の真の上限(5万語超)や真の方法論(5万語超達成可能な方法論)に関する議論が皆無であった。

真の方法を用いても真の上限達成は不可能な人がほとんどかもしれない。

それでも、目先のことがらと真のことがらはまったく別だという自覚はあったほうがいい。同一視しないほうがいい。そうした自覚があったほうが、上限到達はできなくても、「自分の現在のレヴェル・必要なレヴェル・到達可能なレヴェル」が認識できるし、そうなれば作戦も立てやすいし、時間の浪費も防ぐことができる。留学などして資格試験成功などの自負とは裏腹の失望感におちいることもない。

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