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語彙獲得の度合(1)

語彙獲得の度合は、およそ5つぐらいに整理することができます。

参考資料としては、たとえば、http://www1.harenet.ne.jp/~waring/papers/scales.htm などがあり、その中のひとつ(The Vocabulary Knowledge Scale from Wesche and Paribakht (1993) は、語彙獲得の段階を次のように既述しています。こうした既述に対していろいろ細かい批判もありますが、自らの経験に照らしてみても、概ね妥当なものだと思います。

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1 I don't remember having seen this word before

2 I have seen this word before but I don't know what it means

3 I have seen this word before and I think it means ________ (synonym or translation)

4 I know this word. It means __________ (synonym or translation)

5 I can use this word in a sentence. e.g.: ___________________ (if you do this section, please also do section IV)


私なりに日本語に翻訳すれば(英語の語彙獲得を想定する):

1(1点) 見たことがない

2(2点) 見たことはあるが、意味は分からない

3(3点) 見たことがあって、意味は~だと思う ( 英語の同意語あるいは和訳の見当がつく)

4(4点) 既知で、意味が分かる ( 英語の同意語あるいは和訳を示すことができる)

5(5点・満点) 実際に文章のなかで使うことができる ( その文章を書くことができる。もちろん、英語の同意語あるいは和訳を示すことができる)

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1の段階でも1点を与えることに意味があります。

見たことのあるなしを識別できることは、記憶の第1段階と言えるからです。

一挙に満点を獲得できることもあるが、たいていの場合は、1~5の段階を徐々にあるいは行きつ戻りつしながら登ることになります。

そのプロセスを確実にするために欠かせないのが(何回とは定め得ない)復習(目標語彙の試用も含む)です。

そのための最高のツールが、「上級学習英英辞典」を利用する「アンチ・バベルの塔」なのです。

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